出産祝いのメッセージの書き方と例文・相手別の例文

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出産祝いのメッセージの書き方と例文

出産祝いを送るときにメッセージを添えたいと思う方は多いのではないでしょうか。ここでは、出産祝いに添えるメッセージとして気をつけることや例文をあげてご説明いたしますので、ご参照ください。

出産祝いのメッセージ-出産前

出産祝いを送るタイミングとしては、基本的に「生後7日後~1ヶ月」が一般的です。出産前に出産祝いを送るのはマナー違反です。なぜ、出産前に出産祝いを贈ってはいけないのかですが、出産には思いもかけないハプニングや事故、思いがけない不運などがあり得るからです。

出産前まで順調に来ていたとしても、母子に危険が及ぶことも考えられますし、子供に何かしらの障害が見つかることも考えられます。何より、無事に出産できないことさえも考えられるのです。それなのに、出産前に子供のおもちゃや洋服などをメッセージと共に送ってしまった場合に、贈られた方がかえって苦痛に感じるようになりかねません。

出産祝いは、「無事に出産したという報せ」や「産後の母子の健康状態が良好」であることを確認した上で贈りましょう。また、メッセージの送り方としては、以下の3パターンが考えられます。

1.出産祝いの贈り物に添えて送る
2.電子メールやLINEなどでメッセージを送る
3.電報を打つ

出産祝いをすぐに贈る予定の方は、1の贈り物に添える形が良いでしょうし、贈り物は後日改めてという場合は、電子メールやLINEなどで、まずはお祝いのメッセージを送るのも良いでしょう。

出産祝いのメッセージとして避けるべき言葉

出産祝いのメッセージを書くにあたって、使用しない方が良い言葉である「忌み語」をご説明します。特に使ってはいけない、気をつけるべき言葉が以下になります。

・「消える」赤ちゃんが消えてしまうことを連想させる 
・「薄い」幸が薄い=赤ちゃんの命が儚いと連想させる 
・「終わる」幸せが長く続かない、命の終わりなどを連想させる
・「流れる」流産や赤ちゃんとの別れを連想させる
・「苦しい」赤ちゃんやお母さんの体調悪化や、苦しみを連想させる

苦労、苦しみ、終わりなどを連想させる言葉は使用しないようにしましょう。もし、これらの言葉を使いたいと思っても、他の言葉に言い換えて使うようにした方が良いです。

出産祝いのメッセージの注意点

前述で、出産祝いには忌み語は使わないとご説明しましたが、その他にもいくつか注意する点があります。出産したお母さんは、慣れない育児でこころの余裕がなくナイーブになりがちです。そのため、以下の点に注意してメッセージを書くようにしましょう。

1.子育ての仕方を書いたり、押し付けがましいことを書かない。
2.ブラックジョークは避ける。冗談に取られないと嫌味や悪口になってしまう恐れがある。
3.赤ちゃんの性別を気にしている場合もあるので、性別には触れない。
4.赤ちゃんとお母さんの健康を確認の上で送る。

出産祝いのメッセージ-カード

出産祝いのプレゼントに添えるメッセージの場合は、カードに書く場合が多いでしょう。その場合に適した文例をご紹介します。

(例文1)
〇〇さん、ご出産おめでとう。頑張ったね。体調をくずさないようにしっかりと休養をとってくださいね。いつでもお手伝いに行くので遠慮なく連絡してください。ご家族みなさんの健康をお祈りしております。

(例文2)
かわいい〇〇ちゃんの誕生、おめでとうございます。これから素晴らしい未来が待っていますね。夫婦共に手を取り合い、協力して頑張ってください。落ち着いたらベイビーに会いに行かせてください。その日を楽しみに待っています。

(例文3)
母子共に無事出産おめでとうごさいます。ささやかですが、お祝いの品を贈らせていただきます。〇〇ちゃんと会える日を楽しみにしています。

出産祝いのメッセージ-英語

外国の方に出産祝いを送るときには、英語のお祝いメッセージが必要です。その場合の文例をご紹介します。
(例文1)
Welcome to the world, little baby! So happy that you are here.
(世界へようこそ、小さな赤ちゃん!生まれてきてくれて心から嬉しいです。)

(例文2)
Wishing you and the new born baby all the best for the future.
(あなたと赤ちゃんの素晴らしい未来を願っています。)

(例文3)
I’m really excited that your new baby arrived happy and healthy.
(私はあなたと赤ちゃんが無事生まれてきたと聞きとても嬉しいです。)

(例文4)
May the best things in life happen to your sweet little baby. Congratulations!
(あなたの小さなかわいい赤ちゃんに、多くの良いことが起こりますように、おめでとうございます!)

出産祝いのメッセージ-一言

出産祝いのメッセージを送る場合に、あまり長い文章は送りたくないという方向けに、短文のメッセージをご紹介します。

(例文1)元気な赤ちゃんの誕生おめでとうございます。無理しないで体を大事にしてね。
(例文2)〇〇さん、ご出産おめでとう!ご主人と力を合わせて子育て頑張ってください。 
(例文3)ご出産おめでとうございます。気持ちばかりですがプレゼント贈ります。今度ぜひ赤ちゃんに会わせてください。

出産祝いのメッセージ-テンプレート

出産祝いのメッセージカードのテンプレートをご紹介します。綺麗なメッセージカードは貰ったときに嬉しさが倍増します。カードにオリジナルでデコレーションしても素敵なメッセージカードになるでしょう。

相手別の例文

出産祝いと一言でいっても、友人に送るのか、同僚に送るのか、上司か、親戚かなど自分と相手の関係性によって、メッセージの内容も変わってきます。ここでは、相手別に適した出産祝いのメッセージをご紹介します。

相手別出産祝いメッセージ-友達・友人

友人の場合は、自分の気持ちをストレートに伝えた方が良いでしょう。変にかしこまったりした方が、相手に気を使わせてしまいますので、いつものように気さくなメッセージを心がけましょう。

(例文1)
出産おめでとう。〇〇ちゃんに似てかわいい赤ちゃんなんだろうなぁ。早く顔が見たいです。落ち着いたら、ぜひお邪魔させてね。
(例文2)
出産おめでとう。産後の体調はどうですか。ママ友として今後はいろいろな話をするのを楽しみにしてるね。子育て楽しんでいこうね。
(例文3)
待望の赤ちゃん、おめでとう。ここまでよく頑張ったね。旦那様と力を合わせて、暖かい家庭を築いていってね。

相手別出産祝いメッセージ-親戚

親戚の場合は、関係性が近い場合と遠い場合で変わってきます。近い関係性であれば、あまりかしこまらなくても大丈夫ですが、ほとんど会わないような親戚であれば、きちんとしたメッセージにしたほうが良いでしょう。

(例文1)
〇〇ちゃん、出産おめでとう。これから子育て大変だと思うけど頑張ってね。お正月に赤ちゃんに会えるのを楽しみにしています。
(例文2)
出産おめでとうございます。ママになってからの生活はどうですか?これからの成長が楽しみですね。何か困ったことがあったら連絡してね。

相手別出産祝いのメッセージ-兄弟

兄弟の場合は、親戚の中でも最も近い関係性なのでフレンドリーなメッセージでも良いでしょう。

(例文)
出産おめでとう。赤ちゃんは〇〇似かな?それとも〇〇さん似かな?おばちゃんって呼ばせないでね。今度babyの顔を見に行くね。

相手別出産祝いのメッセージ-先輩

会社の先輩向けであれば、失礼のないような無難なメッセージを送りましょう。お祝いの言葉と赤ちゃんと家族の幸せを願う言葉が最もふさわしいメッセージとなります。

(例文1)
ご出産おめでとうございます。お子さんの健やかな成長をお祈りしております。
(例文2)
赤ちゃんの誕生おめでとうございます。体調はいかがでしょうか。今度、かわいい赤ちゃんの顔を拝見させてください。
(例文3)
この度はご出産おめでとうございます。新しい家族が増えて、ますます充実した日々をお過ごしください。赤ちゃんとご家族の皆様の幸せを心よりお祈りしております。

相手別出産祝いのメッセージ-職場

職場の同僚の場合は、自分がママとして先輩の場合もあります。ねぎらいの言葉をかけるなどしても良いでしょう。

(例文1)
〇〇さん、ご出産おめでとうございます。この感激を忘れずに、旦那様と協力して2人の宝物を大切に育ててください。
(例文2)
〇〇さん、ご出産おめでとう!出産後はしばらくは大変だと思うけど、たくさん写真をとっておいた方がいいよ。後で見返すと本当にかわいいから。2人で力を合わせて赤ちゃんを育ててね。

相手別出産祝いのメッセージ-上司

上司に対する出産祝いメッセージは無難にして、失礼のないものにしましょう。上司が男性の場合は、パパになったことを喜び励ますようなものにしましょう。

(例文1)
ご出産おめでとうございます。体調はいかがですか?仕事のことは心配しないで、しっかりと休養してください。いつか、かわいい赤ちゃんに会わせてくださいね。
(例文2)
赤ちゃんの誕生おめでとうございます。新たな家族が増えて賑やかになりますね。

出産祝いメッセージはよく考えて送りましょう

いかがでしたか。出産祝いのメッセージは、相手によって違ったものにした方が良いこと、また出産祝いでは気をつけた方が良い点などがわかっていただけたのではないでしょうか。

赤ちゃんの誕生はとても喜ばしいことですので、出産祝いのメッセージにはいろいろ書いてしまいがちですが、相手のことをよく考えて失礼のない前向きなメッセージを書きましょう。また、渡す時期についてもマナーを守って送るようにすることが大切です。

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