彼女の親に挨拶に行く時の配慮とNGなマナー・ポイント

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彼女の親に挨拶に行くことになった!どうしたらいい?

彼女の親に挨拶に行くことは男性にとって一度は通る道ですが、「何を準備していけばいいのか」「どう振舞えばいいのか」などたくさん悩むことが出てきます。挨拶に行く理由は、「付き合っている人がいるなら紹介しなさい、と彼女の親に言われた」「同棲をすることになった」「結婚することになった」などのタイミングがあります。

親に挨拶に行くくらいですから、お相手の女性とも真剣に交際しているということでしょう。いずれの場合でもまず大事なことは、「彼女と誠実にお付き合いをさせていただいています」という気持ちを伝えることです。

今回は、親御さんに挨拶に行くときに気を付けるべきこと、NGマナーなどについてご紹介いたします。挨拶に行く前に、ぜひ参考にしてください。

「礼儀正しい子」と思われたら好印象!

第一印象というのはずっと残りますので、細心の注意を払いましょう。特に彼女の家に挨拶に場合、礼儀やマナーは十分に意識したいです。「礼儀正しくていい彼氏じゃない」と好印象を持ってもらえたら、そのあとの話もスムーズに進みます。

脱線しますが就職活動で企業に面接に行くときは、好印象を持たれるようにスーツを着たり身だしなみを整えたりして準備しますが、それと同じ感覚で捉えるといいでしょう。以下は、彼女の家に訪問するとき、最低限押さえておきたい礼儀です。

遅刻はだめ!でも早すぎるのも考えもの

仕事をするときでも、時間を守るのは最低限のマナーです。そのため訪問時間に遅れてしまうのはいけませんが、かといって約束の時間より早すぎるのもよくありません。

彼女の親御さんも、「どんな子が来るんだろう」とそわそわしながら家をきれいにして準備しています。あまりに早く着くということは、その片付けのスケジュールを大きく乱してしまうことになります。最寄り駅には早めに着いたほうが精神的に落ち着きますが、家のチャイムを鳴らすのは約束時間の2分~5分ほど前がちょうどいいでしょう。

出迎えてくれたら爽やかに挨拶しましょう

親御さんが出迎えてくれた場合は、「はじめまして。お邪魔いたします」とにこやかに挨拶しましょう。大声を出す必要はありません。緊張しますが、ここで「どうも」などともごもご挨拶しては、第一印象がよくありません。

脱いだ靴はそろえる

親御さんが玄関まで出迎えてくれた時は挨拶に気を取られがちですが、脱いだ靴はきちんと揃えて並べましょう。脱ぎっぱなしはNGです。

適度な笑顔は好印象!

常にニコニコ笑ったり、愛想笑いばかりする必要はありません。「爽やかな笑顔」を意識しましょう。「はじめまして」と挨拶をする時やお茶を出してもらったときなど、要所要所でにこっと笑顔になりましょう。自分の緊張もほぐせます。

服装で誠実さをアピール!スーツが無難!

「どんな服を着ていこう」と迷ったら、スーツが一番無難です。2回目以降の会う時は私服でかまいません。「挨拶」という改まった訪問なら、服装もそれなりに改めて行ったほうがいいです。

親御さんは、あなたがどんな人物かまだ理解していません。その状態であまりにカジュアルな服装で行ってしまうと、実際そんなことはないのに「真面目さに欠ける」などと誤解を受けることにもなりかねません。

私服で挨拶にいく場合は?

彼女の親御さんが、「そんなにきちんとしなくていいから、私服でおいで」と言ってくださった場合や、前から彼女の親御さんと面識があってそんなに改める必要がないという場合はスーツでなくてかまいません。

だからといってジーパンなどカジュアルすぎる服装は避けましょう。夏だからと言ってサンダルもNGです。人の家に裸足で上がってはいけません。

チノパンにジャケットを羽織り、靴はボロボロではないものを履きましょう。「清潔に見える服装」を意識します。

髪型も気を抜かない!寝ぐせはだめ!

おしゃれを意識する必要はありませんが、ボサボサの寝ぐせはやめましょう。朝起きてあまりに寝ぐせがひどいときは、ドライヤーやワックスできちんと整えておきましょう。

手土産は必ず持っていこう!

挨拶に行く場合、手土産を準備します。高価である必要はありません。3千円から5千円程度が一般的です。何を持っていくかについては、彼女と事前に打ち合わせしておきましょう。親御さんがお好きなものを持っていくケースが多いので、何が好きかも聞いておきましょう。地元の名産を持っていくのも好ましいです。この場合も、親御さんが食べられるかどうか事前に彼女に確認します。

家に訪問する際に菓子折りやお酒などの食品を手土産にすると、「じゃあ、みんなで頂きましょう」と親御さんが仰ってくださるケースもよくあります。その場合は、むやみに断る必要はありません。みんなで仲良くいただいて親睦を深めましょう。

家以外の、飲食店などの施設で挨拶する場合はこのような流れにはなりません。「お口に合えば幸いです。お受け取りください。」とお渡ししましょう。

これはだめ!挨拶のNGマナー

初めて彼女の親御さんへの挨拶する場合どうしたらいいかわからないことも多いですが、気を付けるポイントがいくつかあります。

相手の親御さんは何て呼べばいい?

いきなり「お父さん」と呼ぶと、厳しい方なら「まだ君のお父さんになったわけではない」と冷たく言われ、その場が静まり返ってしまうケースも考えられます。堅苦しさはありますが、最初は「○○(彼女)さんのお父さん、お母さん」と呼びましょう。

誰から挨拶したらいいの?

挨拶は、目上の人から順番にしていきます。彼女のお父さんがいれば、お父さんから挨拶します。もしそこにお祖父さんがいた場合は、お祖父さん→お父さん→お母さんと挨拶していきましょう。

これはだめ!彼女の親の前で避けるべきポイント

緊張が高まったり、逆に場が和んで気がゆるんできた時についいつもの癖が出てしまうことがあります。彼女の親御さんの前ということを忘れず、以下の行動は避けるようにしましょう。

適度な距離感を保つ

親御さんも歓迎モードで緊張がほぐれてきても、気を抜いて横にいる彼女とスキンシップしてはいけません。もし彼女が誘ってきても乗ってはいけません。「ご両親の前だよ」と優しくかわしましょう。逆にあなたの株が上がることでしょう。

親御さんの前で彼女を呼び捨てにしない!「さん」づけが無難

普段彼女を呼び捨てで呼んでいる場合でも、親御さんの前ではやめておくのが無難です。2人の間では自然なことでも、「高圧的な彼氏」と誤解されかねません。ちょっと難しい親御さんなら「うちの娘を呼び捨てで呼ぶなんて」と大きなマイナスポイントになることもあります。

呼び捨てではないからといって、普段二人きりの時に呼び合っている特別なあだ名でもいけません。改まった場ですから、「○○さん」と呼びましょう。

出された食事は残しちゃだめ!満腹での訪問は避ける

家に挨拶に行った場合、「せっかくだからご飯を食べて行ってね」と親御さんが手料理を作ったり出前を取ってくれるケースもあります。「挨拶にきた」という改まった場で緊張しているときに食欲は沸かないものですが、ここは残さず食べましょう。

食事についても、事前に彼女と打ち合わせをしておくのがいいでしょう。彼女を経由して、「お昼ご飯を食べて行って、と親が言っている」などの情報が入れば準備もしやすいです。

お昼の時間や夕食の時間に行くと高確率でご飯をいただくことになりますので、訪問の直前はある程度お腹を空かせた状態のほうが楽です。もし「緊張しているし、ご飯は避けたいな」という場合ならお昼過ぎ(15:00~16:00の間くらい)の時間を狙うのがいいでしょう。

「素敵な彼ね」と思ってもらえるように振舞おう

いかがでしたか。「彼女の親御さんに挨拶に行く」というはそれだけでも緊張してしまいます。どう振舞ったらいいか戸惑いがちですが、親御さんに「誠実な彼」「うちの娘を大事にしてくれている」と思ってもらえれば、今後のお付き合いがずっと楽になります。

彼女にしてみても、「普段はそんなことなくても、大事な場面ではきちんと大人の振る舞いをしてくれる彼」とあなたを見直すことでしょう。しっかり準備して当日に備えましょう。

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