災害時に必要なものリストとは
地震や大雨などの災害はいつ襲ってくるか分かりません。そのために災害時に必要なものリストを知っておけば事前に用意することができ、安心することもできます。
最低限必要なものは必ず用意しておく
災害時に必要なもの、まずは生きていくために欠かせない水と食料です。水は、ペットボトルで用意し、食料は長い間持つ缶詰で用意します。塩昆布やカリカリ梅も手軽に塩分を摂ることができおすすめです。
すぐに食べられるお菓子もあるとベストです。お菓子の中でもチョコレートがおすすめです。エネルギーの元となる脂質や糖質だけでなく、ミネラルなども含み非常食にとても適しています。災害時には精神的に不安定になりがちですが、チョコレートには精神を安定させる効果がある成分が含まれているのもおすすめの要素の一つです。
ただし、暑い時期には溶けてしまいますので、マーブルチョコレートなどの溶けにくいものにしましょう。そして、次に災害時に必要なものは靴や懐中電灯です。災害時は、ガラスが飛び散って裸足や靴下では道路を歩くことは非常に危険です。
災害が起きたらすぐに避難することは大事ですが、慌てて裸足で飛び出してしまいケガをしたなんてことのないように、あらかじめ靴を用意しておくことは大事です。すぐに履けるタイプの靴が便利です。
災害時には電気が使えないことが多いので、懐中電灯も必要なものの1つです。中でもLEDタイプのものが消費電力が少なく、長持ちするのでおすすめです。非常時に使うものなので、いざというときに使えないなんてことのないように、信頼できる製品を選ぶことも大事です。
また、家庭にあるラップも必要なものの1つです。災害時には水が使えないことが多いので、食器にラップをまいて食事をとることで、汚れてもラップを替えればまた使えます。また、冬などの寒い時期には体にまずは新聞紙を巻き、その上ににラップを巻くことで保温効果があり、大変重宝します。ケガをした場所にラップを巻くという使い方もできます。
アルミホイルもあると便利な必要なものの一つです。アルミホイルで形を作って食器の代わりに使うこともできます。また、アルミホイルで簡単なコンロや非常ランプを作ることもできるので便利です。災害が起こる前に、すぐに使えるようにコンロや非常ランプの作り方を知っておくのがおすすめです。
ビニール袋は、大きいものや小さいものなど二つ以上のサイズがあるといいです。大きいビニール袋は、穴を開ければレインコートの代わりに、バケツや段ボールなどにかぶせれば簡易のトイレとして使用することができます。
小さいビニール袋は、新聞紙などにかぶせて食器の代わりに使うことができます。また、腕などを骨折した場合に包帯の代わりに使うこともできます。
あれば良いもの
災害時には、建物に閉じ込められることもあります。そのような時に、ホイッスルや笛を持っていると役に立ちます。自分で大声を出すのには限界があるのと、災害時には体力温存が大事なので、ホイッスルや笛を吹く方が音も大きく気づいてもらいやすいです。すぐに使えるようにポケットに入れておいたり、携帯のストラップにすると便利です。
また、ヘルメットも自分を守るのに必要なものです。自転車用のものでもいいですし、折り畳み式のものは場所も取らず備えておくのに便利です。地震で頭上に物などが落ちてくることがありますから、頭を守るのは非常に大事なことです。
災害時赤ちゃんや子供に必要なもの
必要性
災害時、赤ちゃんや子供は大人よりも生きていくために必要なものが多くあります。命を守るため、清潔にするため、ストレスをためないためなど、それぞれに必要性があります。
必要なもの
まずは、生きていくために必要なものの離乳食やミルクです。ミルクを作るためには、お湯を沸かしたりと手間がかかりますが、その手間のいらない乳児用液体ミルクというものがあります。日本では売られていないのですが、通販サイトで買うことができますので、準備しておくといいです。
離乳食は、そのままで食べられるものがドラッグストアなどで売られていますので便利です。赤ちゃんには紙おむつが特に重要で、必要なものなので必ず準備しておきましょう。清潔にするため、セットでおしりふきも忘れないようにしましょう。
災害時に便利な使い方
紙おむつは吸水性にすぐれているので、ビニール袋に入れると災害時に簡易トイレとして使うのに便利です。毛布も必要なものの一つです。赤ちゃんを一日中ずっと抱っこしているわけにはいかないので、ふかふかの毛布でくるんでおくという使い方ができます。もちろん、寒さ対策にも使えます。
女性が災害時に実際に役立ったものランキング
実際に災害時に女性が役立ったものランキングの1位から10位を紹介します。とても必要なものですので準備しておきましょう。
第10位 消毒用アルコール
消毒用アルコールです。水を使用せずに手などをきれいにできるので便利という意見が多くありました。災害時には水は貴重なのであると便利ですし、ゴミが出ないのもいいです。
第9位 カイロ
寒い季節の災害時には特に必要なものです。体の中でもお腹を温めると特に効果的です。また、片付けなど指先を使う作業の前に温めておくと、作業がやりやすいです。他に赤ちゃんの離乳食を温めるためにも使え重宝します。ただし、ずっと肌につけておくと低温やけどの恐れもありますので、使用方法には注意してください。
第8位 ラップ
最低限必要なもののところでも書きましたが、食器を汚さないようにラップを使う他にも、臭いのあるものを捨てる時に使用することもできます。
第7位 マスク
避難所ではたくさんの人が集まりますので、衛生面も気になるところです。感染防止のためにも用意しておきましょう。東北の大震災時には、津波の影響で避難所でも臭いがしたということで、臭いを和らげるためにあると便利です。
また、女性にはすっぴん隠しとして使うこともできます。化粧ができても落とすことができないこともありますので、すっぴんで過ごす方が便利です。そのために使用したり、寒い時期には風邪防止にもなります。
第6位 スマホ・携帯電話
災害時には電話が繋がりにくくなりますが、固定電話よりも携帯電話の方が先に繋がるようになるので、連絡手段として必要です。ただ、スマホだけでなく予備のバッテリーがないと充電切れになることがあるので、セットで用意しておくといいです。
また、機種によってはワンセグでテレビを見ることもでき、情報収集にも活躍しますし、子供がぐずらないようにアプリを使って見せるという意見もありました。
第5位 生理用品
災害時には、下着を洗うことも難しくなります。その点、生理用ナプキンやおりものシートがあれば、下着を洗う回数を抑えることができます。おりものシートはナプキンより経済的で、また一枚で二回使えるおりものシートもあるので特に便利です。
第4位 お菓子
災害時には精神的ショックもあり、食欲が落ちることも多々あります。量の少ないお菓子なら食べやすく、甘いものを食べると精神的にほっとします。子供も喜びますし用意しておくといいです。
第3位 毛布・ひざ掛け
特に女性は冷え症の方が多いので、もちろん防寒対策としても必要なものでありますが、他にも使い方があります。避難所では多くの人がいますが、プライバシーは守りたいでしょう。そのような時に目隠しとして使えます。
また、災害時にはガラスや食器のかけらなどが飛び散り、家を片付ける時に危険ですが、歩く場所に毛布を敷くことで足を守ることができます。
第2位 水
やはり、生きていくために水はなくてはならないものです。食欲がなく食べれない場合でも水分は必ず摂りましょう。断水になると、給水車で配給されるようになりますが、時間がかかることがあります。自分で必要な分は備えておきましょう。給水時のために水用のポリタンクがあるととても便利です。
第1位 おしりふきやウェットティッシュ
災害時には、お風呂に入るのが難しくなります。顔や体を清潔にするために使用したり、特に赤ちゃんはおむつかぶれを防ぐためにとても必要なものです。
経験者が語る実際になくて困ったものとは?
災害時に必要なものは配給されて手に入ることがありますが、配給されにくいが必要なものがあります。例えばマスクです。サイズがあるので配給されにくいものの1つです。女性のみに必要なものの、生理用ナプキンやおりものシートも男性には分かりにくく言いずらいこともあり、困ったという意見がありました。
災害時に必要なものは事前に準備しておこう
東北の大震災や九州の震災があった教訓を生かして、災害時に必要なものはあらかじめ準備し備えておきましょう。家族で話し合い準備することでより絆も深まります。また、万が一に備え防災グッズなどを用意することで、気持ちに余裕をもって対応できるようにしましょう。