初めての方必見!不動産賃貸契約の流れとタイミングは?
引越しを検討しているのならまずは不動産会社に行かなければなりませんが、初めて引越しをする場合、不動産会社に行ってどのような流れで賃貸契約を行うのか分からず尻込みしてしまう、という方もいるのではないでしょうか。
不動産会社へ行ったらどのような流れで進むのか、どんなことがあるのかなどを見ていきましょう。
申し込みをしよう!
不動産会社で紹介された物件の内覧が終わり、住みたいと思った物件が決まったら、入居申込書に記入し申し込みを行わなければなりません。では、申込書にはどんなことを記入するのでしょうか。
入居申込書とは、どのような人が部屋を借りようとしているのかを貸主、つまり大家となる人に知らせる書類です。この入居申込書を見ながら貸主は、部屋を貸してもいいのかどうかを判断していきます。
入居申込書には氏名や現住所の他に、勤務先や年収、同居人の有無や連帯保証人についても記入しなければならないため、必ず先に連帯保証人の確認をしてから申し込みをするようにしましょう。
入居申込書はあくまで申し込みを行うものなので、後で気になる物件が見つかったなどの理由でキャンセルを行うことは可能です。ただし、不動産会社にも貸主にも迷惑をかけることになるので、軽い気持ちで申し込みを行わないようにしましょう。
入居審査を待つ
入居審査とは、貸主が部屋を貸してほしいと希望している人に部屋を貸せるのかどうかを、入居申込書をもとに審査することをいいます。
入居審査では、希望者が支払い能力がある年収なのか、安定した職業に就いているのかなどを見ながら判断されます。そのため、場合によっては審査に通らないということもあります。入居審査について不安がある場合は、不動産会社を通して伝えておくようにしましょう。
重要事項説明を受けよう
入居審査を通過すればいよいよ賃貸借契約に移りますが、このときに重要事項説明を不動産会社で受けなければいけません。
重要事項説明とは、契約の前に重要事項を纏めた「重要事項説明書」を交付して宅地建物取引士が説明を行います。重要事項説明で分からないことなどあれば、その場で質問することも可能なので、しっかりと聞いておきましょう。
また重要事項説明と契約の内容が合っているのかも、しっかり確認するようにしましょう。
入金をしよう
重要事項説明と賃貸借契約をしたら、初期費用の入金を行いましょう。
初期費用には敷金や礼金の他に、仲介手数料や一か月分の前払い家賃、火災保険なども含まれます。事前にどれだけの費用がかかるかを不動産会社に確認しておきましょう。
初期費用の入金は直接不動産会社で支払うこともできますが、会社によっては銀行振込もできるため、どのように支払えばいいのかも確認しておくようにしましょう。
賃貸契約にはどれくらい時間がかかる?
賃貸契約の流れを見ると、行わなければいけないことがたくさんあるように感じますが、不動産会社を訪れてから賃貸契約の締結までどれくらいの時間がかかるのでしょうか。
それぞれの時間で見ていくと、物件の内見は何件くらい物件を見るのかによって変わってきますが、ほとんどの場合は一日で終了します。その中から申し込みを行う物件を決めて申込書を記入していきますが、連帯保証人などが決まっている場合、その場ですぐに記入・申し込みを行うことができます。
入居申込書を提出した後に入居審査が行われますが、早ければ1日~3日ほど、長くて1週間ほどで終了します。その後は契約に関する書類の提出や入金などがありますが、契約締結までは2週間ほどあれば完了することが多いでしょう。
先に気になる物件をネットなどで調べておいたり、書類や入金の準備もあらかじめ確認して用意しておけば、賃貸契約にかかる時間も短く済むでしょう。
こんなとき賃貸契約の流れはどうなる?
賃貸契約を行う際、借りる側の状況によって賃貸契約の流れが変わってくることがありますが、それはどういった状況で変わってくるのでしょうか。状況別に見ていきましょう。
未成年や学生の場合
学生や未成年者が賃貸契約をする場合、管理会社や貸主によっては保護者を契約者に指定することがあります。
学生である場合保護者と遠く離れて暮らしていることもあるため、契約に必要な書類を郵送でやり取りすることになります。これを踏まえて契約を進めていくようにしましょう。
同棲する場合
彼氏・彼女と一緒に暮らすために部屋を借りる場合、どういう流れで賃貸契約が進むのでしょうか。
同棲で賃貸契約をする場合、契約者を収入の高い方一人にするか、二人とも契約者にするのかを決めていかなければなりません。また一人暮らしや家族で賃貸契約をするときと異なり、連帯保証人をそれぞれ一人ずつの二人たてることを多くの不動産会社で求められます。
もし同棲を解消して一人が部屋を出て行った場合、部屋を出た地点で保証人は解除されることになるので、他人の保証人になることを避けることもできます。
物件によって賃貸契約に違いはある?
賃貸物件と一言でいっても、マンションやアパート、一軒家などさまざまな物件があります。それぞれの物件によって、賃貸契約の違いはあるのでしょうか。物件別に見ていきましょう。
マンションやアパートの場合
賃貸マンションやアパートの場合、どのように賃貸契約は進んでいくのでしょう。
マンションやアパートの部屋を借りるとしても、賃貸契約の流れとしては基本的に同じです。内見を行って気にいった物件に申し込みをし、審査を通過すれば契約へと進んでいきます。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合、同じ建物内で複数の物件の募集をしていることもあるので、自分の条件に合った部屋がどのタイプなのかを確認してから契約に進んでいくようにしましょう。
一戸建ての場合
一戸建ての賃貸物件を借りる場合は、どのように契約が進んでいくのでしょうか。
一戸建ての場合も賃貸契約の流れは同じように進みます。ただし一戸建ての賃貸契約では、定期借家契約であることも稀にありますので、しっかり契約内容を確認するようにしましょう。
新築物件の賃貸契約とは?
賃貸物件の中には新築の物件もありますが、築年数を経ている物件と賃貸契約に違いはあるのでしょうか。
新築物件の場合であっても契約の流れは同じです。ただし、不動産会社で物件の紹介はされていてもまだ建築途中ということもあるので、その場合内見できない可能性があります。
月極駐車場の契約の流れとは?
賃貸契約をした物件に駐車場がないときなど駐車場を借りなければいけませんが、月極駐車場を借りるときには、どのような流れで賃貸契約をしていけばいいのでしょう。
月極駐車場を借りるとき不動産会社を通して賃貸契約をすることもできますが、管理会社や個人で駐車場の経営をしている場合には、直接問い合わせて契約をすることもできます。問い合わせの際に必要なものや費用などを聞いておけば、賃貸契約もスムーズな流れで進んでいきます。
物件によっては住居用の賃貸契約と同じように、保証人や敷金・礼金が必要な場合もあるので、しっかりと確認するようにしましょう。
業者別賃貸契約の流れとは?
大手から個人まで、不動産会社はいくつもあります。そのため、賃貸契約の流れも会社によってそれぞれに異なる部分があります。数多くある不動産会社から、3つの企業の流れを見ていきましょう。
ミニミニでの賃貸契約の流れ
ミニミニで賃貸契約をする場合、どのような流れで進んでいくのでしょう。
ミニミニでの賃貸契約をスムーズに進めるには、ネットで検索して気に入った物件を絞ってから行くといいでしょう。ミニミニには公式サイトがあるので、そこで検索をしてから最寄りのミニミニ店舗に問い合わせを行いましょう。
公式サイトで物件を検索することで内見までにかかる時間を短縮することができ、内見で心が決まれば、すぐに申し込みをすることができます。ミニミニで賃貸契約を考えているのなら、公式サイトで検索をしてから店舗を訪れてみましょう。
エイブルでの流れとは
エイブルで賃貸契約をするときは、どのような流れで進んでいくのでしょう。
エイブルで賃貸契約を考えているのなら、店舗をいきなり訪れるのではなく、予約をしてから行くことをおすすめします。店舗に行く前に予約をしておくことで、希望する物件の条件をスタッフ伝えることができ、その後の流れもスムーズに進みます。
エイブルでの賃貸契約の流れは基本的な賃貸契約の流れと同じように進みますが、申し込みを行う際に申込金としてお金を預ける場合もあるので、先に用意しておくといいでしょう。
アパマンショップの場合
アパマンショップでの賃貸契約の流れはどのように進んでいくのでしょうか。アパマンショップで賃貸契約をする場合も、基本的な賃貸契約の流れと特に異なるところはありません。内見で気に入った物件の申し込みを行い、審査を受けて通過すれば契約へと進んでいきます。
アパマンショップでも、申し込みを行うと同時に申込金を預ける場合があるため、申込金が必要かどうかを確認しておくようにしましょう。
流れを知って契約をしよう
賃貸契約の流れについてご紹介しました。賃貸契約の流れには、内見や申し込みなどさまざまな手続きを行っていかなければなりませんが、一般的な賃貸契約であれば2週間ほどで契約をすることができます。しかし、引っ越しをする人の状況によっては、それよりも短い期間で引越しをしなければいけないこともあります。
引越しまでの期間に余裕がある人も、短期間で引越しをしなければいけない人でも、先に賃貸契約の流れを知り、スムーズに契約が進むようにしていくようにしましょう。