寝落ちしやすい状況
あなたは寝落ちしてしまったことがありますか。何か用事をしているうちに次第にウトウトとしてきて、いつの間にか寝てしまうのが寝落ちです。だいたいは、しばらくしからて八ッと目を覚まします。
では人はどんな時に寝落ちしてしまうのでしょうか。寝落ちしやすい状況をご紹介します。
電話
短い電話の最中に寝落ちすることはほとんどありません。例えば、会社に仕事内容の報告をするときや歯医者に診療予約するとき、こんなときに寝落ちすることはまずないでしょう。寝落ちする可能性が高いのは長電話のときです。特に恋人と話していると、寝落ちしてしまうことは珍しくありません。
恋人との電話で寝落ちするのは、安心感によるものが大きいです。その日にあったたわいもないことをつらつらと語り合っているうちに、睡魔が忍び寄ってきます。恋人の声が耳ざわり良く響き、リラックスしてしまうからです。恋人との電話中に少しでも眠気を感じたら、「ちょっと眠くなってきた」と伝ておきましょう。もし寝落ちしてしまっても、相手を電話越しで困らせることがありません。
LINE
LINE中に寝落ちする方も少なくありません。LINEは気軽なツールですので、それゆえに切り上げにくいという特徴があります。それまでテンポよくトークしていたのに、突然既読マークがついたまま返信がない、中には相手を怒らせてしまったのかも、と不安になる方もいるでしょう。
自分が寝落ちしてしまった場合は、目覚めたときに詫びをいれ、「おやすみ」とメッセージしておきましょう。そのまま朝まで眠ってしまった場合は、朝に「おはよう、昨日はごめんね」とメッセージすればOKです。
相手が寝落ちした場合しばらくしてから「寝ちゃったかな?お疲れさま。おやすみ」と笑顔の絵文字と一緒にメッセージを送っておきましょう。寝落ちしてしまった相手の罪悪感を軽くすることができます。
スカイプ
スカイプ中に寝落ちしてしまうこともあります。親しい間柄での通話の場合、どうしてもリラックスしてしまうからです。また最近は、スカイプでの寝落ち通話なるものが流行っています。寝落ち通話とは、どちらか一方が寝落ちするまで会話することです。恋人や友人と行うのが一般的ですが、中には寝落ち通話の相手を募集し、見知らぬ人と寝るまで会話するというつわものも存在しています。
メール
メール中に寝落ちしてしまうのはよくあることです。メールの細かい文字を読んでいるうちにウトウトとしてきたり、相手の返信を待っている数分の間に眠ってしまうことはよくあります。相手が寝落ちしてしまった場合はいつまでも連絡を待たず、「寝てしまったかな?おやすみ」とだけ送っておきましょう。自分が寝落ちしてしまった場合は、翌日に詫びを入れればOKです。
メールの最中に寝落ちしてしまうのは男性の方が多い傾向にあります。男性の多くはもともとメールが苦手で、「メールするくらいなら電話した方が早い」と考えています。あまりメールに重きを置いていない男性が、メール中に眠くなってしまうのと当然のことと言えます。彼氏の頻繁な寝落ちにイライラしている女性は、そのあたりのことを理解してあげるようにしましょう。
マッサージ
全身をマッサージされると気持ちよくて寝落ちしてしまうことがよくあります。特にプロの凄腕のマッサージ師の手にかかれば、施術開始から数分で夢の中ということも珍しくありません。
マッサージで寝落ちしてしまう方は、かなり肉体的にも精神的にも疲れていると言えるでしょう。普段緊張で体がこわばってしまってるため、筋肉が解きほぐされると気持ちよくて眠ってしまいます。定期的にマッサージを受け、自分を癒す習慣を持ちましょう。施術を受ける時間がないという方は家族や恋人に揉んでもらったり、セルフマッサージでもOKです。筋肉のこわばりを取り、体をリラックスさせてください。
音楽
音楽を聴いているうちに寝落ちしてしまった経験のある方は少なくないでしょう。音楽にはリラックス効果があるため、自然と眠気を誘います。赤ちゃんに子守唄を聞かせながら寝かしつけるのと同じ仕組みです。
ただしどんな音楽でも眠くなるというわけではありません。脳が心地よく感じ、リラックス状態に入る音楽を聞くと寝落ちの可能性が高まります。ハードロックや歌詞の多い音楽は脳を覚醒させてしまうことがあるので、寝る前に聴くのにはおすすめできません。
ゆっくりしたテンポのクラシックやヒーリングミュージック、また野鳥や川のせせらぎなど自然の音楽を聴きながら眠ると、熟睡効果が得られます。気持ちよく眠りたい方はぜひ試してみてください。
ヘッドスパ
ヘッドスパとは頭部のマッサージのことです。髪に艶を与えたり頭皮の汚れを取り去ったりするだけでなく、リラックスやリフレッシュ効果にも優れています。したがってヘッドスパを受けながら寝落ちしてしまうのも珍しいことではありません。他人に頭を触られたり、温められたりするのは本当に気持ちいいです。
ヘッドスパは美容院などでも行っていますので、髪を切りに行く際に一緒に受けてみてはどうでしょうか。極上の時間を得ることができるでしょう。寝落ちしても恥ずかしく思う必要はありません。寝落ちさせるほどのテクニックを有していると、施術者も誇りに思うはずです。
ヘッドスパを受ける余裕のない方は、自分でやるのもおすすめです。セルフヘッドスパの場合、寝落ちすることはあり得ませんが、リラックス効果を得、日ごろの疲れを取り去ることは可能でしょう。
ソファ
ソファでごろごろとくつろいでいるうちに寝てしまったという経験は誰にでもあるでしょう。弾力がありクッション性が良いほど寝落ちの可能性は高まります。一日の仕事を終え、お気に入りのソファに寝転びながらスマホをいじるのが最高のリラックス方法、という方も少なくありません。寝心地の良さが寝落ちにつながります。
寝落ちする時に注意すべきこと
寝る準備をしてからベッドに入る就寝とは違い、寝落ちは意識してするものではありません。何かの作業中にいつの間にか眠ってしまっている状態ですので、少なからずリスクが存在します。寝落ちするときに注意すべきこととは何でしょうか。
イヤホン
イヤホンで音楽を聴いているうちにウトウトしいつの間にか寝落ちしてしまった、そんな経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。音楽にはリラックス効果があり、特に疲れているときなどは音楽を聴くやいなや寝落ちしてしまうことも少なくありません。しかしイヤホンをしたままの寝落ちには注意が必要です。
音楽を聴いたまま眠ってしまうと難聴を引き起こす可能性があります。難聴になると耳が聞こえにくなるだけでなく、耳鳴りやめまいなどの症状に発展する場合もあります。
大音量で聴いていないから大丈夫、と安心するのは間違いです。難聴は大音量で聴くだけでなく、長時間聞くことによっても発症する危険性があります。もし寝落ちしてしまってなかなか目が覚めなければ、耳は長時間騒音にさらされることになります。これは耳に大きなダメージを与え、難聴を引き起こす原因となります。
イヤホンをつけて音楽を聴くときは必ずタイマー機能を使いましょう。もしくは目覚まし時計ややアラームをセットしておくのも良いでしょう。長時間耳を酷使させないようにしてください。
メガネ
目の悪い方にとってメガネは必須アイテムですが、メガネをかけたまま寝ることは危険を伴います。頬杖をついたまま寝落ちしてしまうのなら問題はありませんが、机に向かった状態で寝落ちしてしまった場合、顔面を机に強打するということもありえます。メガネが割れその破片で傷を負ってしまった方もいるのではないでしょうか。
またメガネが破損することで日常生活に差し支えが生じる可能性もあります。メガネはコンビ二などで手軽に買える代物ではありません。予備のメガネがない場合は数日は不自由な生活を強いられることになるはずです。
作業中に少しでも睡魔を感じたら、メガネをはずすようにしましょう。また万一のために予備のメガネを準備しておくことも重要です。
いびき
「電話中に寝落ちをして相手にいびきを聞かれた」と恥ずかしがる方がいますが、恥ずかしいことよりもむしろ健康面を気にかける方が良いでしょう。いびきは病気の予兆であったりストレスやホルモンバランスの乱れによることもあります。
いびきをかくことで気道が通常より狭くなり、酸素不足が生じます。それによって高血圧や糖尿病、重篤な場合は心臓疾患や脳疾患を引き起こすこともあります。
またいびきをかいている間は深い睡眠がとれないため脳が睡眠不足になります。それによって慢性的な疲労感や倦怠感、ストレスに苦しめられることも少なくないでしょう。
寝落ちが習慣になっている方は早めの就寝を心がけ、いびきを頻繁にかく方は自身の健康面に留意するようにしてください。
寝落ちを防ぐ対処法
寝落ちを防ぐにはどうすれば良いでしょうか。どうしても寝落ちしてはいけない状況、例えば納期ぎりぎりの仕事や受験勉強などの際は栄養ドリンクや濃い目のコーヒーを飲むのがおすすめです。カフェインの覚醒効果で寝落ちを防ぐことができるでしょう。また身体を動かすのも有効です。軽いストレッチなどを行えば眠気を取り払うことができます。
ついつい寝落ちが習慣になっている方は、少しでも眠気を感じたらベッドに直行するようにしましょう。寝落ちするのは時間の問題ですので、すぐに対処することが重要です。最も良いのは夜更かしの習慣を改め、朝早く起床することです。規則正しい生活リズムを持てば、寝落ちすることはなくなるでしょう。
寝落ちが続くなら休息を心がけて
寝落ちは身体に良くありません。すぐに起きるならそれほどの支障はありませんが、長時間眠ってしまうと不自然は姿勢がずっと続くため、関節など身体の端々に痛みが生じるでしょう。また良質な睡眠を取れないので脳が十分に休息できず、疲労感や倦怠感を感じることになります。
寝落ちが続く方は、十分な休息を取るようにしてください。早めにベッドに入って深い眠りにつきましょう。質の良い睡眠によって人生が変わると言っても過言ではありません。