結婚式返信はがきの書き方マナー|切手/宛名・メッセージ例文

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結婚式返信はがきの書き方マナー

結婚式へ招待されたときに、最初に送られてくるのが、結婚式の招待状です。招待状には、出席・欠席を書く返信はがきが同封されています。お祝いごとですので、きちんとしたマナーを守って書かなければ失礼にあたります。

結婚式の返信はがきで大切なことは、返信期限内に返信することです。返信はがきには、返信期限が記載されています。その期限に間に合わないということは、あってはなりません。招待状が届いたら、一週間以内に返信はがきを出すようにしましょう。以下に、その他の結婚式の返信はがきの書き方のマナーを紹介します。

切手

まずは、結婚式の返信はがきの切手についてです。基本的には、返信はがきの切手は、結婚式の招待状を出した人が事前に返信はがきに貼っておくのがマナーです。

結婚式の招待状に貼る切手に指定はありませんが、慶事用の「寿切手」もありますので、そちらを使用すると相手に喜ばれるでしょう。返信はがきに貼る切手は、寿切手にこだわる必要はありません。

招待状が届いて、返信用はがきに切手を貼り忘れているような場合は、相手の好みに合わせた切手を貼って送っても喜ばれるでしょう。

宛名

次に宛名についてです。返信はがきに書かれている宛名の「行」を「様」に書き直します。「行」の文字を、二本線か斜線で消すようにしてください。また、この線は、必ず定規を使って書きましょう。定規を使うことで、見た目も美しく、丁寧に書くことができます。

連名

氏名の欄には、結婚式に招待された人数分の名前を記載します。招待状は1枚でも、宛名の欄が連名で来ている場合は、招待されているのは、招待状の宛名に書かれた名前の人たちです。複数で招待された場合は、返信はがきの氏名の欄にも出席する人の名前を連名で書きます。

子供を結婚式に、連れて行きたい場合は、まずは新郎新婦に確認を取ることがマナーです。確認を取ったうえで、問題のなさそうな場合は名前の欄に追記しましょう。ある程度の大きさになると席や料理などの手配が必要になりますので、必ず忘れずに記載してください。

横書き

結婚式の返信はがきの様式はさまざまです。縦書きの様式のものもあれば、横書きの様式のものもあります。ここでは、返信はがきが横書きの場合の注意点をみていきます。

縦書き、横書き共に注意しなければならない点は共通しているのですが、宛名の「行」は「様」に二重線を使って修正します。住所欄のお「ご住所」の「ご」、氏名欄の「ご芳名」の「ご」も、共に二重線で修正してください。

また、返信はがきが横書きの場合には、基本的には算用数字を使用します。相手が返信はがきの切手を貼り忘れている場合は、表面(宛名側)の右上に切手を貼りましょう。

縦書き

次に返信はがきが縦書きの場合です。縦書きの場合も横書き同じように、宛名の「行」は「様」に直します。住所欄、氏名欄の「ご」も二重線で消してください。返信はがきが縦書きの場合、住所などの記載で数字を使用するときには、漢数字を使用するのが一般的です。

住所については、漢数字ではバランスが取りにくいと感じる方もいらっしゃいます。しかし、マナーとしては縦書きには漢数字を使用しますので、覚えていてください。

結婚式の返信はがきに書くメッセージ例文

結婚式の返信はがきでは、出席・欠席の記載、住所、名前の記載のほかにメッセージを書く欄が付いています。2、3行のメッセージ欄に、どのようなメッセージを書けばよいか、迷った方もいらっしゃるでしょう。ここでは、結婚式の返信はがきのメッセージ欄に書く例文を、出席する場合、欠席する場合に分けてみていきましょう。

出席する場合のメッセージ

結婚式の返信はがきのメッセージ欄は、2~3行ほどで、あまり長文すぎてもバランスが悪くなってしまいます。相手の関係性によって、心のこもったメッセージを送るように心がけてください。以下に、相手の関係性別にみた例文を紹介します。

<新郎新婦が親しい友人の場合>
ご結婚おめでとう。喜んで出席させていただきます。
今から当日の2人がとても楽しみです。

この度は結婚おめでとう。(新婦)のウェディングドレス姿が今から楽しみです。

<新郎新婦より目上の方の場合>
この度はご結婚おめでとうございます。
ご招待いただきまして、大変嬉しく思っています。
お二人の晴れの門出を心よりお喜び申し上げます。

ご結婚おめでとうございます。
お二人の結婚式にお招きいただきまして、ありがとうございます。
お二人の幸せをお祈り申し上げます。
当時楽しみにしております。

<家族や夫婦で招待された場合>
この度はご結婚おめでとうございます。
家族そろってご招待いただきまして、ありがとうございます。
今からお二人の当日の姿が大変楽しみです。

ご結婚おめでとうございます。
この度は夫婦揃ってご招待いただき、ありがとうございます。
喜んで出席させていただきます。
これから明るく素敵な家庭を築いていってください。

欠席する場合のメッセージ

欠席する場合は、メッセージ欄にて理由を明確にするようにしましょう。しかし、理由にもさまざまあります。結婚式というお祝いごとですので、身内の不幸や病気などで欠席する場合は、欠席する理由は濁してよいでしょう。

<外せない用事で欠席する場合>
この度はご結婚おめでとうございます。
あいにく以前から予定しておりました、海外出張の予定がございまして、
残念ながら欠席させていただきます。
お二人の末長いお幸せをお祈りしております。

<身内の不幸で欠席する場合>
この度はご結婚おめでとうございます。
ご招待いただいたのですが、どうしても都合がつかず、欠席させていただきます。
ご招待いただきましてありがとうございました。
お二人の末長いお幸せをお祈りしております。

<他の結婚式と重なり欠席する場合>
この度はご結婚おめでとうございます。
あいにく先約がございまして、当日の結婚式には欠席させていただきます。
ぜひ、お二人の新居に遊びに行かせてください。

結婚式に欠席する場合の断りの文例

招待された結婚式には、他の特別な用事がある場合以外は出席するのがマナーです。しかし、上記のように、やむを得ず結婚式を欠席しなければならないこともあります。

仕事などの特別な用事、身内の不幸や病気、他の結婚式の先約があるなど、このような場合には、返信はがきは欠席で出します。このような理由の場合は、上記の「欠席する場合のメッセージ」と同じ断り方で大丈夫でしょう。

また、金銭的に結婚式に出席することができない場合は、新郎新婦の気持ちを害さないように、「どうしても都合がつかない」「残念ながら、先約があるので」という、当たり障りのない理由で断るのがマナーです。

返信はがきに描くイラスト例

めでたい結婚式の返信はがきなので、かわいいイラストなどを添えて返信したい、と考えてらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。結婚式の返信はがきの装飾については、決まった決まりはありません。

しかし、送り先が新郎新婦の実家になっている場合、返信はがきは新郎新婦の家族の目にふれます。このとき、新郎新婦のご両親がマナーやしきたりを重んじる方であれば、イラストに対して、また送り主に対して、嫌悪感を抱いてしまう可能性があります。

このようなケースも考えて、返信はがきにイラストを描くときには注意してください。それでは、以下に返信はがきに描くイラスト例を紹介します。

・フラワー
花が好きな新郎新婦でしたら、喜ばれるでしょう。出席の○をフラワーブーケ風にします。
・星
返信はがきの空いている部分に星を描くだけでも、豪華で華やかになります。
・アニメのキャラクター
絵が上手に描くことのできる人は、アニメのキャラクターにも挑戦してみてはいかがでしょうか。

返信はがきをかわいくデコるやり方

せっかくの結婚式の返信はがきですので、かわいくデコってみるのもよい方法です。しかし、新郎新婦のタイプも考えて、やりすぎには注意してください。

シール

返信はがきをかわいくデコる一番簡単な方法は、シールを使うことです。最近では、結婚式に使用できそうな華やかなシールや、返信用はがきでも貼ることのできる、小さなシールとさまざまなシールが売られています。ぜひ、結婚式の返信はがきに合ったシールを見つけて、かわいくデコってみてください。

マナーを学んで正しい結婚式の返信はがきを!

いかがでしたでしょうか。結婚式の招待状が届いたら、まず1週間以内に返信することが大切です。期限に間に合うように返送しましょう。結婚式の招待状には、いくつかのマナーがあります。そのマナーを学んでいれば、社会人としてのマナーも共に身に付きます。ぜひ、結婚式の返信はがきのマナーを学び、今後に活かしてみてください。

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