家族
結婚式のエンドロールコメントの基本構成とは!?
新郎新婦が退場した後も、ゲストに楽しんでもらえる結婚式のエンドロールコメント。では、どのように構成したら良いのでしょうか。
こちらでは新郎新婦が、ゲストにエンドロールコメントをお願いするパターンについてご紹介します。決めることがたくさんあるのに、エンドロールコメントにばかり時間を割いていられないと言う新郎新婦さんはぜひ準備の参考にしてみてください。
1.結婚式のエンドロールコメントを頼む相手
2.結婚式のエンドロールコメントの例文
3.結婚式のエンドロールコメントの順番
4.先輩に聞く結婚式のエンドロールコメントエピソード
1.結婚式のエンドロールコメントを頼むゲストは?
両親
やはり今日まで育ててくれた両親からは、エンドロールコメントを貰いましょう。自由な結婚式が増えているとは言え、形式を重んじるご年配の方もいますので、両親からエンドロールコメントをもらっておく方が無難でしょう。
兄弟
新郎新婦どちらかに兄弟がいないなどの場合は、無理にエンドロールコメントをもらわなくても良いでしょう。それでもコメントをもらいたい場合は、両親と同じ枠にするなど、新郎新婦でエンドロールコメントをもらう人数に、差が出ないようにバランスを取りましょう。
親族/親戚
子供の頃はお爺ちゃん、お婆ちゃん子だった方は祖父母から、エンドロールコメントをもらうのはどうでしょうか。幼い頃を知る二人から、両親とは違った目線でエンドロールに相応しいコメントをくれるでしょう。
またせっかく新郎新婦の親族・親戚が集まっているのですから、お互いの家族の紹介も兼ねて、両家のいとこや、叔父さん叔母さんにエンドロールコメント頼んでみるのも良いでしょう。両家の距離がグッと縮まるかも知れません。
主賓
結婚式の主賓と言うことは、お客様の中でのメインゲストです。一般的には新郎新婦の会社の上司や、学生時代の恩師などが多いのではないでしょうか。祝辞を頼んでいる事が多いでしょうが、祝辞の時のような改まった感じではなく、少し砕けたような感じで、エンドロールコメントをもらうのもいいのではないでしょうか。
恩師
新郎新婦の恩師が結婚式に出席しているのであれば、ぜひお世話になった先生に、エンドロールコメントをお願いしてみましょう。新郎新婦が同級生であれば、学生時代を知る先生にお願いしてみると、出席している友人達も盛り上がるのではないでしょうか。
上司
ゲストが多い結婚式になると、上司も複数人出席している場合もあるでしょう。普段仲の良い上司や、一緒に大きなプロジェクトをやり遂げた事がある上司など、エンドロールコメントをお願いしたい上司はたくさんいることでしょう。
しかし、仕事上の付き合いで招待した。なんて人もいるでしょうから、自分の意思だけでコメントをもらう相手を決めてしまっては、今後の仕事に大きく差し支えるかも知れません。上司が複数出席していて、全員からエンドロールコメントをもらうのが難しい場合には、仲の良さではなく、あくまでも仕事を考慮してコメントをお願いする人を決めましょう。
友人
最後に友人です。やはり一番盛り上がるのは、仲の良い友人からのエンドロールコメントではないでしょうか。たくさんのゲストを招待している場合であれば、中学生時代の友人、高校生時代の部活仲間、大学のサークル仲間と言ったようにグループ分けをして、コメントを頼むのが良いでしょう。
いくら友人のエンドロールコメントが盛り上がるとは言え、打ち合わせで決まった時間もありますし、流しすぎるとマンネリ化してしまいますので注意しましょう。
2.結婚式のエンドロールコメント例文
では次に出席してくれたゲストからのコメントの例文を見てみましょう。
両親『両親から新婦へ』
○○、○○くん結婚おめでとう!!まだまだ子供だと思っていた○○が結婚だなんて、嬉しくも、少し寂しい気持ちもあります。今日と言う日をお祝いしてくださった皆様や、今までお世話になった方々への感謝の気持ちを忘れず、幸せいっぱいの明るい家庭を築いてください。○○くん!!○○をよろしくお願いします!!
親族/親戚『祖父・祖母から新婦へ』
○○、○○くん、本日は本当におめでとうございます。○○は、いつもおじいちゃんと、おばあちゃんの事を気にかけてくれる優しい子でした。これからもお互い優しい気持ちを忘れず、お互いを思い合って、生活してくださいね。たまに、おじいちゃんとおばあちゃんの所に遊びに来てくれたら嬉しいです。
主賓『部長から新郎へ』
○○くん、○○さん本日は誠におめでとうございます。人望の厚い○○くんなら、仕事と家庭の双方を大切にし、必ず○○さんを幸せにしてくれると信じています。末永くお幸せに!!
恩師『先生から同級生の新郎新婦へ』
○○くん、○○さん本日はおめでとうございます。同級生だった二人の、このような晴れに日に立ち会う事ができ、大変嬉しく思います。○○くんは、学生時代掃除をサボってよく○○さんに怒られていましたね。これからは家事も手伝って、2人で協力して素晴らしい家庭を築いてくださいね。応援しています。
上司『会社の先輩から新郎へ』
○○くん、○○さん結婚おめでとう!お互いいつまでも、相手を思いやる気持ちを忘れず、何でも話し合える素敵なご夫婦でいてください。奥さんの許可をもらってまた飲みにいきましょう!末永くお幸せに!
兄弟『兄から新郎へ』
○○!!結婚おめでとう!!小さい時、俺の後ろをちょこちょこと付いて来ていた、○○が結婚なんて、まだまだ小さな弟だと思っていたのに、今日のような日を迎えられて、兄ちゃんは本当に嬉しい気持ちでいっぱいです!○○さん!!頼りない弟ですがよろしくお願いします。
友人『友達から新婦へ』
結婚本当におめでとう!!運命の人の隣にいる○○は本当に綺麗だよ!一番は○○くんに譲るけど、たまには学生時代の頃のように、二人でランチしたり、ショッピングに行こうね!落ち着いたら新居にも遊びにいかせてね。これからもずっと親友だよ!
結婚式のエンドロールコメントの順番①
エンドロールコメントを誰にお願いするかも決まりましたが、流す順番はどのようにしたらよいのでしょうか。一番よく見られるパターンは、新郎側のゲストと新婦側のゲストを分けて流す構成です。順番を決める際に注意したいのが、1主賓のゲストから流す。2新郎新婦と血縁が濃いほど後にする。と言う2点です。
これさえ守ればそんなに難しい作業ではありませんし、年上の方にも受けの良いエンドロールになるでしょう。では先程、例文で出てきたゲストを例に、どのような順番でエンドロールコメントを流せば良いか見てみましょう。
新郎側ゲスト
①新郎主賓→②新郎上司→③新郎恩師→④新郎友人→⑤新郎親族/親戚→⑥新郎側兄弟→⑦新郎両親
新婦側ゲスト
①新婦主賓→②新婦上司→③新婦恩師→④新婦友人→⑤新婦親族/親戚→⑥新婦側姉妹→⑦新婦両親
結婚式のエンドロールコメントの順番②
2つ目のパターンとして、新郎側、新婦側と分けずに交互に流す構成があります。
①新郎側主賓→②新婦側主賓→③新郎側上司→④新婦側上司→⑤新郎側恩師→⑥新婦側恩師→⑦新郎側友人→⑧新婦側友人→⑨新郎側親族→⑩新婦側親族→⑪新郎側兄弟→⑫新婦側姉妹→⑬新郎側両親→⑭新婦側両親
ゲストを順番に並べましょう。
上司
新郎側新婦側で一名ずつの主賓は飛ばします。では上司から見ていきましょう。
上司(部長・課長)→先輩→元上司→会社の同僚
古い友人からか、新しい友人からか
こちらはどちらでも差し支えないので、人数によって選んでもいいでしょう。
・古い友人から流す(同じ年代の友人であれば、先輩を優先して流します。)
小学校の友人→中学校の友人→高校の先輩→高校の同級生→大学のサークル仲間
・新しい友人から流す
大学の友人→高校の部活仲間→中学生時代の先輩→幼馴染
親族/親戚
基本的に父方の親族から、順番を決めましょう。ご年配の出席者の方はやはり男性側優先と考える方が多いです。
新郎側の父方の親族 祖父→祖母→叔父→叔母→従姉妹 母方の親族 祖父→祖母→叔父→叔母→従兄弟
新婦側の父方の親族 祖父→祖母→叔父→叔母→従兄弟 母方の親族 祖父→祖母→叔父→叔母→従姉妹
家族
最後に家族ですが、エンドロールコメントの演出上、父と母は最後に持ってくるのが無難でしょう。またお兄さんが結婚しているような場合であれば、家族の順番は義理姉からと言う事になります。
新郎側家族 (兄と弟がすでに結婚している場合)義理姉→兄→義理妹→弟→父→母
新婦側家族 (姉と妹2人がすでに結婚している場合)義理兄→姉→義理弟→義理弟→妹→妹→父→母
先輩に聞く結婚式のエンドロールコメントエピソード
新郎側、新婦側と分けた構成
規模の大きい結婚式だったので、エンドロールコメントは新郎側と新婦側に分けて流しました。共通の知り合いも少なかったので、式に出席してくれていたゲストも、新郎側・新婦側でどのような出席者がいたか、分かりやすいでしょう。
時間的にも一人ずつ、コメントを流すわけにも行かなかったので主賓の方、上司、会社の同僚たちといった形でグループでエンドロールコメントを頼むなど、長くならないように配慮しました。
新郎側ゲストと新婦側ゲストを交互に流しました。
新郎新婦が会社の同僚だったので、新郎新婦のゲストを交互に構成するパターンでエンドロールコメントを流しました。主賓や、上司が共通だったので、新郎側、新婦側に分けてしまうと、新郎側は会社関係の人からエンドロールコメントが始まったのに、新婦側のコメントは友人から始まったなど、構成に均等さがなくなるのを防ぐことができました。
また長々した印象にならず最後まで楽しんで見てもらうことができました。新郎新婦が同じ会社だったり、共通の知り合いが多い場合は、交互に流すのがおすすめです。
ポイントを押さえて素敵な式に。
いかがでしたでしょうか。いくらコメントを頼みたい人が、たくさんいてもエンドロールは平均で5分くらいです。それ以上長くなると式のスケジュールにも支障をきたしますし、ゲストの方も飽きてしまいます。もう一度エンドロールコメントを頼む場合のポイントをおさらいしましょう。
1エンドロールは平均して5分くらいにする。
2エンドロールコメントを流す順番に注意する。
以上2点のポイントを押さえながらゲストの人数や、出席者との関係に見合ったエンドロールコメントを作成すれば、若い方から、ご年配のゲストにも見やすく最後まで楽しんでもらえるエンドロールになります。ぜひ参考にしていただいて、素敵な結婚式をお迎えください。