定形外郵便の種類|規格内/規格外・定形外の送り方のポイント

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定形郵便物と定形外郵便物の違い

比較的新しく設置されたポストだと、定形郵便物と定形外郵便物に入口が分かれているポストを見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。まず初めにここでは定形郵便物と定形外郵便物とは何かというところから解説していきます。

定形郵便物と定形外郵便物と聞くと難しい専門用語のように聞こえますが、一体送り方はどうちがうのでしょうか。ここでは定形郵便物と定形郵便物の違いについて、重さとサイズというポイントからご紹介していきます。

普通の手紙のサイズに収まりきらないサイズのものでも、これからご紹介するルール内に収まれば、ポストへの投函で送ることができる可能性があります。

ただし中身が現金などの貴重品などになると送り方は異なってきますので、中身にはご注意ください。ここでは中身については述べませんので、特殊なものを送るという際には一度送り方を郵便局のホームページや窓口で確認しましょう。

重さ

定形郵便物と定形外郵便物の重さの違いですが、定形郵便物は重さが50グラム以内の郵便物です。定形郵便物は重さが最高50グラムまでとなりますので、重さが50グラムを超えるものは定形郵便物として送ることはできません。

そして定形外郵便物は重さだけの観点からいうと、重さが51グラム以上4キロ以内のものになります。

そして最大の重さは定形外郵便物の中でも規格内と規格外のものによって異なってきますので、「2種類の定形外郵便物」のところで詳しく送り方をご紹介していきます。

サイズ

定形郵便と定形外郵便のサイズの違いですが、定形郵便は最小サイズが縦14センチ×横9センチ、最大サイズが縦23.5センチ×横12センチ×厚さが1センチに収まるものが定形郵便です。これ以下やこれ以上のものは定形郵便物としては送れませんので送り方に注意が必要になります。

定形外郵便は最小が定形郵便と同様、縦14センチ×横9センチ、または直径3センチ×長さが14センチの円筒形や円筒形に似たような形のものになります。ただし特例として制限より小さなものでも送り方の規定を正しく守れば送ることができます。送り方としては6センチ×12センチ以上の耐久力のある厚紙または布製のあて名札を付けて送ると、差し出すことができます。

そして最大のサイズも定形外郵便物の中でも規格内と規格外のものによって異なってきますので、「2種類の定形外郵便物」のところで送り方を詳しくご紹介していきます。

2種類の定形外郵便物の送り方

定形郵便物と定形外郵便物の違いについて解説してきましたが、定形外郵便物の場合、定形外郵便物の中でも規格内と規格外の2種類に分かれます。定形外郵便物の規格内と規格外では最大のサイズや重さが異なってきますので送り方には注意をしましょう。

ここでは定形外郵便物の規格内と規格外はどう違うのかその違いを解説していきます。2つの違いを理解して、正しい切手の額を貼り、切手の料金不足でせっかく送った郵便物が自分の元に返ってきてしまうのを防ぎましょう。

規格内

ここではまず定形外郵便物の規格内とはどういうものなのかについて送り方を説明していきます。規格内のサイズですが、郵便物のサイズが縦34センチ×横25センチ×厚さ3センチ以内のものを指します。このサイズを超えるものは規格内として送ることはできません。

そして重さは1キロ以内のものが定形外郵便物の規格内の送り方となります。規格内の定形外郵便物として送るためには以上の条件を満たしている必要がありますので、最大のサイズや重さはしっかり確認しましょう。

規格外

続いて、定形外郵便物の規格外の送り方ですが、サイズが縦+横+厚さ=90センチ以内、つまり縦と横と厚さの3辺の長さを足してトータルをしたときにトータルが90センチ以内となること、また一番長い辺の1辺の長さが60センチ以内のものが、定形外郵便物の規格外のサイズです。

どれだけ他の2辺が小さくても1辺が60センチを超えてはいけません。かつ3辺の合計が90センチを超えないように送り方を工夫しましょう。

また定形外郵便物の規格外の重さの最大は4キロとなっています。送る際には必ず4キロを超えないようにしましょう。4キロを超えると定形外郵便物として送ること自体ができなくなりますので他の送り方を郵便局のホームページや窓口で確認してみてください。

送り方のポイント

送り方や梱包方法など、いざ定形外郵便物を送るとなると普段頻繁に送るものでもないため、どのように送っていいのか難しく感じてしまいがちです。ここでは送る際に出てくる疑問、梱包する梱包材はそもそも入れてもいいのか、宛先はどのように書けばいいのか、ポストに投函でいいのか、窓口に持って行って送ればいいのかなどを4つの項目別にご紹介していきます。

梱包材

梱包材ですが、送りたいサイズ内に収まるのであれば入れても大丈夫です。あくまでも定形郵便物や定形外郵便物などの送ろうとしているものの規定サイズ内であれば送ることができます。例えば定形外郵便物として薄めの本を送りたいという場合に通称プチプチといわれる梱包材にくるんで梱包しても問題ありません。

そして雨や雪が降っていて大切な郵便物が濡れてしまうこともあります。濡れて困るものを梱包する際には、ビニール袋に入れてから中身を入れたり、包むものとしてとしてビニール素材の封筒や袋のものを選ぶなど、送り方を工夫して大切な郵便物をしっかり梱包しましょう。

宛先の書き方

郵便物の送り方として絶対に書かないといけない大切な情報は宛先です。宛先を書くときの必須項目としては、郵便番号、住所、送る相手の名前、もし会社などの団体に送る場合は会社名も名前の前に記載します。また、料金が足りない、住所が確定できないなど何か問題があった時のためや郵便物を受け取った相手がすぐに誰から届いたのかわかるように、送り主の郵便物、住所、氏名も書いておきましょう。

宛先は表の中央辺りに相手の情報、裏の下の方に自分の情報を書くのが基本です。郵便物を配達する配達員さんのためにも、住所などの配達に必要な情報はしっかりと見やすい、大きめの字で書いておきます。また、雨などで郵便物が濡れてしまうこともありますので、書く際は水性ペンではなく、濡れても消えないように油性ペンで書きます。

ポスト投函

ポストに入るサイズの定形郵便物や定形外郵便物であれば投函して大丈夫です。ただし、ゆうパックなどで送らなければいけないものの場合はポストへの投函はできませんので送り方にはご注意くださいご注意ください.

またポストに投函する際はきちんと正しい料金の切手を貼らないと届けてもらえないので、事前にサイズをチェックしたり、重さをはかりで重さを測って正しい額の切手を貼って投函するようにしましょう。

もし速達を希望の場合はポストに投函する際に郵便物の側面、縦長のものなら右上、横長のものなら右側に赤の線を入れておきましょう。こうすることで集荷をするときにパッと区別がつき、他の郵便物に紛れることなく速達で届けてくれます。ポストに投函するだけで相手のもとに届けることができ、大変便利ですが送る前には送り方や条件をしっかりと確認をします。

窓口持ち込み

いくらの切手を貼っていいのか分からない、これで送り方は正しいのか分からない、郵便局に行って預けた方が安心できるなどポストに投函することが不安な場合は郵便局の窓口に持ち込んでも対応してもらえます。

持ち込む際は梱包までは済ませて持っていきましょう。持って行ってどのように送りたいのかまたはどのように送ればいいのか尋ねるとやってくれます。サイズや重さを測って料金をその場で支払うので、重さがギリギリで不安という場合や疑問点がある場合は窓口に持って行った方が確実ではあります。

ただ窓口が開いている時間は限られているので、お仕事のある方は日程調整が難しいときもあるでしょう。

定形外郵便物の送料を安くする送り方

定形外郵便物を送る際は、やはり誰でも少しでも安く送りたいと考えます。そこでここでは少しでも安く送るためにはどのような送り方をすればいいのかを解説していきます。

なるべく小さく軽い包装に

定形外郵便物は重くなるにつれて料金が上がっていきます。またサイズを規格内に収めるか、規格外になるかで料金は変わってきます。

例えば定形外郵便物の規格内で50グラム以内だと120円、100グラム以内で140円、150グラム以内で205円というようにグラム数が重くなるにつれて料金があがります。また定形外郵便物の規格内のサイズに収まらなかった場合は規格外となってしまい、50グラム以内で200円、100グラム以内で220円、150グラム以内で290円となります。

ですので郵便物の重さが重くなるにつれて料金は高くなりますし、郵便物が定形外郵便物の中でも規格内に収めることができるのか、超えてしまうのかで料金帯も変わってしまいます。定形外郵便物の送料を安くする送り方としてはなるべく小さくし規格内の大きさに収め、軽くするのが最も有効な送り方になります。

定形外郵便物の送り方は最新の情報確認を

今回は定形外郵便物を中心に送り方をご紹介してきました。普通の手紙サイズには収まらないものを誰かに送る機会のある方は結構多いのではないでしょうか。

今回ご紹介した内容は今現在の定形外郵便物の送り方を郵便局のホームページをもとにご紹介していますが、送り方の規定などは随時変わってしまう可能性があります。実際に定形外郵便物を送る際には送り方の規定を郵便局のホームページや窓口で最新の情報を再確認してください。また郵便局のホームページでは定形外郵便物の料金表も見ることができます。

定形外郵便物と聞くと難しく聞こえてしまいますが、送り方はいたってシンプルです。サイズと重さには注意して送れば、普通の手紙サイズに収まらないものもポストにさへ入れば、時間を問わずポストに投函するだけで、少し大きめのものを簡単に送ることのできる便利なサービスですので送り方のルールを知ってかしこく利用しましょう。

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