新幹線の予約のキャンセルの仕方|電話/インターネット・注意点

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新幹線の予約のキャンセルの仕方は?

新幹線の予約のキャンセルの仕方は色々あります。①電話でのキャンセル②インターネットでのキャンセル③窓口でのキャンセルといった3つの方法があります。今からその3つの方法について詳しく説明します。

電話でのキャンセル

新幹線のチケットを電話でご予約される場合、基本的に電話予約センターにて承っております。

電話でご予約された方に限り、「チケットの予約をしてしまったが、まだ購入前」という方でしたら、電話予約センターにて変更・キャンセルができます。「チケットの予約をして、既に購入した」という方は電話での変更・キャンセル(払い戻しを含む)はできません。その場合、直接窓口に行きキャンセルの手続きを行ってください。

ただし、一度購入したチケットの払い戻しは払い戻し手数料がかかりますのでご注意ください。詳しくは下記の「払い戻し手数料」をご覧ください。

インターネットでのキャンセル

新幹線の予約は”インターネットで”という方が多いでしょう。今の時代は簡単に空席確認など調べることができ、席の予約・チケットの購入・キャンセルまでできます。「電話をする時間がない」「窓口まで行くのは面倒くさいし時間がかかる」そういった手間も、携帯もしくはパソコンひとつあるだけで省けてしまいます。

インターネットでのキャンセルは至って簡単です。インターネットでご予約された方は、チケット受け取り前であれば新幹線予約サイトの「変更・取消・払戻」のページにて変更キャンセルの手続きができます。

受け取り後の場合は直接窓口へ行き手続きを行ってください。その際、一度購入したチケットの払い戻しには、払い戻し手数料がかかってしまうのでご注意ください。詳しくは下記の「払い戻し手数料」をご覧ください。

窓口でのキャンセル

みなさんが特に多く使われる窓口。バス、電車、新幹線などのチケットの予約から購入キャンセルまで気軽におこなうことができ、困った際も分からないことがあればすぐに窓口の方が教えてくださるので大変便利です。

もちろん、新幹線の予約の変更・キャンセルも駅の窓口(みどりの窓口)にて行うことができます。使用前で有効期間内であればいつでも変更・キャンセルができ、払い戻しが可能です。

ここで重要な点は、団体乗車券、特割きっぷなどをご購入された方です。これらのきっぷ、乗車券は電話やインターネットでは払い戻しができず、”窓口のみ”となっていますので注意が必要です。その際、払い戻し手数料がかかります。詳しくは下記の「払い戻し手数料」をご覧ください。

新幹線のキャンセルでの注意点

クレジットカードで購入の場合

クレジットカードで支払いを行った場合、購入した際に使用したクレジットカードと購入した際に受け取ったすべての控えを持参し、直接窓口へ行って払い戻し手続きを行ってください。

クレジットカードで決済した際、ほとんどの場合いは払い戻し可能ですが、あなたが持っているそのクレジットカードの締日とクレジットカード会社によって変わってきます。なので、前もって自分の持っているカードの締日など、よく確認しておきましょう。

学割でチケットを購入した場合

学割でチケットを購入した場合、購入時に窓口で学割証を提示したはずですが、払い戻しの際は一度提示した学割証は戻ってきませんのでご注意ください。

払い戻し可能ですが、戻ってくる金額は、元のチケットの割引(学割)から手数料などを差し引いた額となっていますのでこちらもご注意ください。

新しく乗車する際は、再度学割証を取得してからご購入ください。

エクスプレス予約、スマートEXの場合

新幹線の新ネット予約サービス、「エクスプレス」や「スマートEX」でも新幹線の予約からキャンセルまでおこなうことができます。

払い戻し操作が可能なお時間は5:30〜23:30までとなっております。夜間受付サービス時間帯(23:30〜5:30)は予約照会可能ですが払い戻しはできませんのでご注意ください。

必ず、時間内に払い戻し操作を行いましょう。操作完了しないと、手数料が高くなる恐れがあります。

株主優待券、その他割引チケットを利用した場合

学割と同様、”割引券”は返ってきませんのでご注意ください。

新幹線の切符のキャンセルはいつまでなの?

新幹線の切符を購入したということは既にその分のお金を払ってしまったということになります。なので、キャンセルしたい場合は「払い戻し」というかたちで手続きをおこなっていきます。

そのキャンセルはいつまでにすればいいのでしょうか。それは、2つ重要ポイントがあります。1つ目は新幹線の切符が使用開始前であることです。使用後での払い戻しは一切できません。2つ目は、新幹線の切符に記載されている使用期間内であることです。使用期間を過ぎてしまった場合は払い戻しができません。

この2つの重要ポイントに注意して、払い戻しが可能かどうか確認してみてください。何かの理由により、キャンセルしなければいけなくなったと分かったら、なるべく早めに払い戻しの手続きを行いましょう。

当日の新幹線のキャンセルはできる?

乗車当日になって突然キャンセルしなくてはいけなくなったという方も少なくありません。そんな方に、当日の新幹線のキャンセルは可能かどうかを説明していきます。

当日の新幹線のチケットのキャンセルは可能です。しかし、条件によってキャンセル料が異なってきますのでよく確認しましょう。

新幹線指定席の特急券の場合、発車時刻前であればキャンセル(払い戻し)可能です。その際、払い戻し手数料が特急料金の30%(320円)となります。詳しくは下記の「払い戻し手数料」をご覧ください。発車時刻が過ぎてしまえば、一切払い戻しができなくなってしまいます。

乗車券の場合は、切符に記載されている使用期間内であれば、払い戻し可能です。その際、払い戻し手数料は210円です。

払い戻しではなく、変更であるならば、手数料はかかりません。ただし、1回限りの変更のみとなります。

証明書や領収書はもらえるの?

新幹線の予約をキャンセル(払い戻し)した場合の領収書はもらえるのでしょうか。

払い戻しには手数料がかかります。その場合の領収書は発行してもらうことが可能です。その際、窓口に申し出ればすぐに受け取ることができます。

手数料はJRに対しての支払いとなるため、キャンセル手数料(払い戻し)分の領収書も発行可能となっています。

新幹線のキャンセルにかかる料金はいくらなの?

払い戻し手数料

では、新幹線のチケットの払い戻し手数料はどのくらいかかるのでしょうか。

払い戻し手数料は、乗車券・自由席特急券が220円、指定席特急券が320円となっています。指定席特急券は、乗車日前日から手数料が上がり、330円となります。発車時刻を過ぎてしまうと払い戻しはできませんので注意してください。

状況によっては料金が異なる場合がございます。下に詳しく記載されている図をご覧ください。

手数料は以下のとおりです。ただし、JR各社によって料金が異なります。

(キャンセルする際の)新幹線使用条件普通乗車券、回数乗車券、自由席特急券、自由席グリーン券指定席特急券、指定席券、指定席グリーン券
使用開始前で有効期間内220円330円
乗車日2日前まで220円330円
乗車日前日から当日の出発時刻まで220円料金の30%(最低330円)

新幹線のチケットの変更はできるのか?

新幹線のチケットの変更はできるのか説明していきます。よく起こりうるのが、チケットの買い間違いです。新幹線片道乗車券・指定席券・自由席券を買い間違えた場合、購入直後であれば手数料なしで払い戻しができます。

ただし、一部払い戻しができない場合もございます。払い戻しは購入した駅に限ります。困ったことがありましたら、駅の窓口にて係員に尋ねましょう。

新幹線のチケットの変更キャンセルは駅の窓口、旅行センター、主な旅行会社の窓口でお取り扱いできます。JRの駅の窓口でしたらほとんどの場合変更可能ですが、旅行代理店で購入したチケットの変更キャンセルは駅でできない場合がございます。

一番高確率で変更可能なのが、チケットを購入した会社の窓口で手続きをおこなうことです。キャンセル変更の際はご自身でよく確認してからうかがいましょう。

使用開始前のチケットはできる?

新幹線のチケットの変更は可能です。

使用開始前で、有効期間内のチケット(定期券、回数券、トクトクきっぷは除く)1回に限り同じ種類のチケットが手数料なしで変更することができます。変更が2回目となる場合は、駅の窓口で払い戻しのうえご希望のチケットをお買い求めください。

指定券はご利用の列車の乗車駅発車時刻前に限り変更が可能です。発車後は無効になり、変更が一切できないのでご注意ください。

指定券の変更は窓口にておこなっております。指定券を販売している時間内にお申し出ください。

自由席特急券、急行券、自由席グリーン券は同じ種類のチケットのほか指定券への変更も可能です。ただし、指定券から座席未指定券への変更はできませんのでご注意ください。

クレジットカードを利用してチケットを購入された場合は購入先の会社により取扱いが異なりますので、係員に尋ねてみましょう。

使用開始後のチケットは変更できる?

新幹線のチケットの払い戻しは駅の窓口にて手続きをおこなってください。チケット使用開始後でも払い戻し可能な場合がございます。

チケット使用後の変更は、不足分の運賃をお支払いいただくことで可能となりますが、その後どんな場合でも払い戻しはいたしませんのでご注意ください。

普通乗車券をお持ちのお客様は、未使用区間の1券片が101キロメートルを超える場合のみ払い戻し可能です。

乗車券のみで乗り越しされる場合は、乗り越し区間の運賃をお支払いしてください。また、目的地の変更をされる場合は、変更される区間とお乗りにならない区間の運賃を比較してその差額をお支払いしてください。

普通乗車券

新幹線の普通乗車券は、有効期間内でお乗りにならない区間の1券片100キロメートルを超える場合のみ払い戻し可能です。この際の払い戻し額は、そのチケットの額から既にお乗りになった区間の普通運賃と払い戻し手数料220円を差し引いたものとなっています。

回数乗車券

不要となった新幹線回数乗車券の未使用の券片は、有効期間内に限り払い戻し可能です。この際の払い戻し額は、発売額から既にお使いになった枚数分の普通運賃と払い戻し手数料220円を差し引いたものとなっています。ただし、使用条件によっては払い戻し額がない場合もございます。

払い戻し額=回数乗車券販売額ー(使用済み枚数×普通運賃)ー払い戻し手数料220円

回数券タイプのトクトクきっぷ(新幹線回数券など)は、一部券片使用後の残りの券片の払い戻しはいたしません。

定期券

不要となった新幹線定期券は、有効期間が1ヶ月以上残っている場合に限り、払い戻しが可能です。この際の払い戻し額は、発売額から既にお使いになった月数分の定期運賃と払い戻し手数料220円を差し引いたものとなっています。ただし、使用条件によっては払い戻し額がない場合もございます。

払い戻し額=定期券発売額ー使用済み月数分の定期運賃ー払い戻し手数料220円

上記に関わらず、買い間違いなどのやむを得ない理由により定期券が不要となった場合は、有効期間の開始後7日以内に限り、発売額から既に経過した日数分の往復普通運賃と払い戻し手数料220円を差し引いたものを払い戻しできる場合がございます。

払い戻し額=定期券発売額ー(経過した日数×往復普通運賃)ー払い戻し手数料220円

その他のきっぷについて

新幹線のチケットを金券店でも購入することができます。一般的には金券店で販売している格安チケット新幹線回数券のバラ売りのことが多いので、その場合は”指定列車の出発前”に限り変更可能となっています。

いずれにしても格安チケットに関しては、商品や条件によってお取り扱いが異なりますので、詳しくは窓口にて係員にお尋ねください。場合によっては払い戻しができない商品もございます。

新幹線のキャンセルはお早めに!

今回は、新幹線の予約のキャンセルの仕方、変更の仕方について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。電話、インターネット、窓口などさまざまな方法で新幹線の予約をキャンセルすることができます。

上記で述べたとおり、新幹線切符の予約のキャンセルには必ず払い戻し手数料が必要となります。キャンセルするにあたって、注意点がたくさんあるので気をつけてください。

お客様がお持ちの切符条件によってそれぞれ手数料も変わってくるので、よく確認してから手続きしましょう。わからないことなどありましたら、先延ばしをせずに新幹線窓口に聞いてみましょう。

安心して新幹線を利用したいというのは、誰もが望んでいることです。1日でも早くキャンセルと分かった時点ですぐに払い戻しの手続きを行い、損のないように新幹線を利用するようにしましょう。

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