ハローワークでの持ち物と服装|企業説明会/履歴書/ジーンズ

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ハローワークに行く時の服装と注意点とは?

ハローワークは(公共職業安定所)、大量の求人情報を見ることができたり、失業保険の申請ができるなど、非常に便利なところです。ところが、就職・転職活動のために初めてハローワークに行くときはちょっと不安になる方も多いでしょう。

ここではハローワークに行く時の服装と注意点についてご紹介いたします。

初めてハローワークにいくときは?

仕事を探したいけど、どうやって探したらいいかわからない方は、まず家の近くにあるハローワークの場所を調べて行ってみましょう。

ハローワークの利用時間は、月~金曜日 8時30分~17時15分、もしくは~19時00分まで開いているところもあります。また地域によって土曜日に利用できるところもあります。全国ハローワークの所在案内で身近にあるハローワークを確かめてみましょう。

日曜日や祝日は休みで年末年始も長期の休みとなりますが、夏のお盆休みのときは利用できます。「お盆休みの間はハローワークは開いていない」と思っている方も多いですが、公共の機関ですので通常通りに利用できます。会社が休みのお盆休みに、ハローワークに行ってみてもいいです。

わからないことは受付に聞きましょう

どこのハローワークも、中に入れば、まず「受付」があります。その受付にいる職員の方に初めてきたことを伝えると、いろいろと丁寧に教えてくれます。初めてで、何もわからない、ということを正直に言っても恥ずかしくないので安心してください。

ハローワークがどういうところなのか、分からない方もたくさん来ますので、受付や職員の方も初心者の対応に慣れています。登録や手続きの仕方や仕事の探し方などは、職員の方が順を追って説明してくれるはずです。

恥ずかしがらずにハローワークの職員の方に確認しましょう

もともとハローワークは誰でも自由に出入りできる場所ですので就業できる方は誰でも利用できますし、仕事の探し方がよくわからないときは職員の方に聞けば一から教えてもらえます。

みんながみんな、就職活動の仕方を詳しく知っているわけではありません。ずっと一つの会社で長年勤めてきた人などは、「初めてハローワークに来た」という人もいるでしょう。就職活動を支援するための施設ですから、丁寧に教えてくれます。

「仕事の探し方も知らずに、ちょっと恥ずかしい」と思う気持ちもあるでしょうが、わからないことはしっかりと聞いておきましょう。

模擬面接

ハローワークでは模擬面接と言って、面接の練習ができます。大学では就活の時期になると就職課などで模擬面接をしてくれるところもありますが、社会人だとそういう機会はありません。

ハローワークではそのような方に向けて模擬面接を行っていますが、場所によって内容や実施日が異なるため、ハローワークを利用していても詳しく知らないという方も少なくないです。参加費無料でマナーや身だしなみ、企業へのアピール方法などもレクチャーしてもらえるので、うまく活用してみると良いでしょう。

また、ハローワークでは面接対策のほかにも書類対策や就活の基本に関する各種のセミナーが開催されています。参加者を募集するセミナーを探し、就職活動に役立ててみると良いでしょう。

就職支援セミナー

模擬面接の他にも、各種就職支援セミナーと呼ばれる再就職に役立つ各種セミナーが開催されています。セミナーの形態については、講義による座学コースや、グループワークなどの実習も交えた演習コースもあります。参加費無料で学べるチャンスなので、ぜひ参加してみてください。

なお、就職支援セミナーの内容としては、効果的な応募書類と面接対策として、応募先の研究の仕方、自己分析とセールスポイントの見つけ方、履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策・就職の心得など教えてもらうことができます。

企業説明会

ハローワークでは、合同企業説明会や面接説明会、就職面接会など、多様な説明会を開催しています。これらの説明会はハローワーク内で開催されるものとは違い、直接企業の人たちに質問をしたり、面接を行ったりする機会があるので、服装は慎重に選ばなければなりません。

服装の規定が明確に書かれていない場合でも、企業へ面接に行くのと同じフォーマルな服装を着用し、爪を切ったり髪を結ったり、ヒゲを剃るなど、身だしなみにも気を使うことが大切となります。

企業が参加する説明会かどうかは、説明会のパンフレットに書いてあるはずなので、見落とさないよう隅々まで目を通しておきましょう。

雇用保険説明会

ハローワークで開催される説明会のひとつに、「雇用保険受給説明会」があります。

雇用保険とは、失業して収入がない期間の生活費を保証してくれる保険で、失業した人を救うセーフティネットでもあります。名前の通り、働いている間に少しずつ給料から差し引かれてかけられた「保険」なので、失業してしまった場合はためらわずに申請をしましょう。

雇用保険を受給するためには、雇用保険受給説明会に必ず参加をしなければなりません。初回説明会に参加すると、「雇用保険受給資格者証」および「失業認定申告書」のふたつの雇用保険受給に必要な書類を手に入れることができます。

雇用保険受給説明会が開催される場所はほとんどがハローワーク内のため、説明をする人はハローワーク職員となります。そのため、当日説明会に着ていく服装は、フォーマルな服装ではなくても基本的には構いません。

どうやって申し込みをすればいいの?

上記のような各種セミナー、説明会は、多くの場合、ハローワーク内の掲示板にポスターが張り出されていたり、パンフレットやチラシが置かれていたり、インターネットサイトに詳細が記載されています。そこに申込方法についても詳しく記載されています。定員が決まっていることもあるので、気になる内容は早めに行動することがおすすめです。

申し込み方法が良く分からないという方は、ハローワークの受付の方や、担当者に直接問い合わせてみましょう。ハローワークに行く時間がないという方は、電話での問い合わせも可能です。

ハローワークに行く時の持ち物は?

ハローワークに求人を探しにいく時に最低限あった方がいいものは、履歴書、メモ帳、筆記用具です。

履歴書

はじめてハローワークを利用する場合には、求職申込書という書類に記入をして求職登録を行います。 この書類には、氏名、生年月日、現住所などの個人情報、連絡先のほか、今までの職務経歴、学歴、資格など、また希望職種や希望年収を記入する欄があります。履歴書を持参していくと、これらの情報を記入するときにスムーズに書くことができるでしょう。

メモ帳

メモ帳は、求人について問い合わせる場合や、面接練習時のアドバイスをもらう際に、すぐにメモができると便利なのであったほうがいいでしょう。

ハローワークでは求職者を支援するためのさまざまな種類の講習やセミナーが開催されています。講習やセミナーは数多くあり、女性の就職を支援するものや、企業の人事担当者と直接話をできるものもあります。ハローワークの講習やセミナーは、基本的には非常にフランクで、服装も私服で構いません。

ただ、ハローワーク主催の講習やセミナーに出席するときにも、最低限の持ち物として、メモ帳は持参した方が良いでしょう。

筆記用具

基本的には各種手続きにおいては、備え付けの鉛筆などが用意してあるでしょうが、念のため、筆記用具を持っていったほうがいいでしょう。筆記用具の内容としては、鉛筆(シャープペンシル)・消しゴム・ボールペンなどを持っていくと安心です。

ハローワークに行く時の服装は?

ハローワークに行く人の服装は普段どおりの私服で行く人が多いです。ジーンズにサンダルという服装の人もいますし、上下ジャージという人もいます。仕事帰りのためネクタイを締めたスーツ姿の人もいます。ハローワークに行く時の服装は自由です。

理由は、ハローワークの職員の方に服装のチェックを受けるわけではないですし、就職には何も影響しません。ただし、服装が自由といっても、ほかの利用者や職員の目もあるので、だらしない服装や汚い身なりをしていくのはやめたほうがいいでしょう。

求人検索や仕事の紹介、雇用保険の受給などの場合は私服で十分ですが、模擬面接を受けに行くときは、面接に着ていくスーツを着ていった方がいいでしょう。

急に「今から面接にいけますか?」と聞かれることも

また、求人の問い合わせをした際に、急募の案件の場合、その場で「今から面接にいけますか」と聞かれることがまれにあります。この場合、改めて日程調整することもできますが、なるべく早く仕事を決めたいという方は、その日の予定を空けておいたうえで、念のためスーツやフォーマルな服装で求人を探しにいくのもひとつの方法でしょう。

ハローワークに行く時に避けた方が良い服装は?

ハローワークに行くときの服装は自由なので、ジーンズ、帽子、サンダル、ジャージなどの普段着でも基本的には問題ありません。ハローワークにどんな服装をしていっても怒られたり、注意されることはないでしょう。しかし、服装の選び方が原因で、ハローワークで損をすることはあります。

利用者は、年齢性別問わず、さまざまな人が利用しています。行政がおこなっている無料サービスのため、市役所に行くような軽い気持ちでラフな服装で訪れる人もいます。ただし、さまざまな人が利用するハローワークだからこそ、自分の利用目的を考えて、相応しい服装をすることが大切です。

気づかぬうちにチャンスを逃している場合も

ハローワークでの服装は自由ですが、就職を斡旋してもらう以上、窓口である職員に与える印象は大切です。履歴書を見ればこれまでの職歴などは分かりますが、それを見ただけではその人の性格や人となりを判断することはできません。

当日面接に来てほしい求人票があった場合、職員の方は、あなたの服装を見て、この格好だと面接に行くことは難しいだろうと勝手な判断をして、情報があることすら教えてくれない可能性もあります。

自由な服装で問題ないと思っていても、服装が良くなかったというだけで、知らないうちにチャンスを逃していることがあります。

清潔感がなく、無頓着な格好ではハローワークの職員からの印象が悪くなり、就職活動においてマイナスの影響を与えてしまう可能性もあるので、普段から見た目を意識した服装選びを心がけましょう。

避けた方が良い服装―ジーンズ

ジーンズを履くとカジュアルでラフな印象が付きやすいです。ジーパン、デニムは避けて、男性ならチノパン、女性なら短すぎないスカートなど、オフィスカジュアルでも着れるような服装にしましょう。

避けた方が良い服装―帽子

室内では帽子を脱ぐのがマナーです。ハローワークでは基本的に服装は自由ではありますが、最低限のマナーは守った方が周りの印象も良いでしょう。

避けた方が良い服装―サンダル

素足にサンダルはラフな恰好であるため、避けた方が良いでしょう。清潔感が伝わる恰好が良いです。

避けた方が良い服装―ジャージ

ジャージもラフな恰好であるため、避けた方が良いでしょう。清潔感が伝わる恰好が良いです。

清潔感を印象付けるポイントとしては、まずできるだけ体にフィットしたものを選ぶことです。ゆったりしてやわらかいデザインのファッションは楽ではありますが、どうしてもだらしない印象を与えてしまいがちです。ある程度は体のラインが見えるサイズの服を選ぶといいでしょう。

大人の服装を身につけましょう

社会人になると普段着に悩む人もよくいます。服装によって判断されることは多々あり、仕事や人間関係にも影響を与える場合があります。

中でも、TPOに合った服装ができないということは、仕事における能力としてマイナスポイントに見られる場合もあります。仕事ができて優秀な人は、私服も、程よくリラックス感のあるカジュアルスタイルで、清潔感があり、印象の良い恰好をしている方が多いです。

ハローワークに行く服装も、理想を言えばこのような好感のもてるスタイルであるとベストです。リクルートスーツでびしっと決めることも悪くないですが、TPOに合わせて、リラックスしすぎないきちんとした格好でいけると良いでしょう。

失礼のない服装で周りからの評価を上げましょう

学生までであれば、ダメージデニムやスタッズがたくさんついたロックなスタイル、イラストの描かれたTシャツなど、自分の好みでおしゃれをするのは楽しみのひとつです。でも、大人になると、正社員として会社の看板を背負っている責任感や、いつ、どんな出会いにも対応できる、失礼のない服装ができると素敵で、周りからの評価も上がります。

ハローワークでは目的に応じて最適な持ち物と服装を

ハローワークは、大量の求人情報を見ることができたり、失業保険の申請ができるなど、非常に便利なところです。職員の方も親身になって相談にのってくれます。また、求人情報だけではなく、セミナーや講習に関しても充実しています。

基本的には持ち物、服装ともに自由ではありますが、自分の目的に応じて最適な持ち物、服装で臨みましょう。

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