空気が読めない人とは?
空気が読めない人とは、周りの状況を見ることができず、今の状況に合わせることができません。一人だけ違う世界に行っているようで、人からは嫌われてしまいますが、本人はそれすら気付いていないことがあります。
空気が読めない人の特徴とは?
空気が読めない人は自我が強い
とても自我が強いのが、空気が読めない人の特徴です。自分の個性を前面に出してくるところが厄介です。「あたしを見て、知って」と人にグイグイアピールしてくるのが煩く、鬱陶しいと嫌われてしまいます。
その自我を理解しないと「なんで分からない」と強い口調で言ってくるのですから、言われた方は嫌になってしまいます。そんな嫌がっている気持ちも気付かないのが、空気が読めない人の特徴です。
空気が読めないことに気づいていない
空気が読めないことに気づいていない特徴があります。自分では今の状況を理解し、笑っているつもりですが、周りは「わざとらしい」と感じてしまいます。どこかズレた笑いをしますし、笑うタイミングもズレているところが、よりがっかりさせます。
そして、隣の人が指されているというのに自分が指されていると勘違いをし「あの、こう感じます」と、隣の人が今から言うことを言ってしまうところも人を不快にさせます。
誕生会では主役のコが今から挨拶をするという大事な時なのに「あ、今日は呼んでくれてありがとう」と、みんなの前で元気よく言います。これで主役のコは挨拶をするタイミングを逃してしまいますが、それすら気づかず、「よし、素敵に挨拶できたぞ」と嬉しそうに笑う空気が読めない人です。
真面目だから前しか見えず空気が読めない
真面目すぎてがっかりな空気が読めない人は、「ここはこうしなくちゃ」と感じるあまり、緊張してしまう特徴があります。ハメを外したり、個性的なことをすることが苦手ですから、「真面目にやらなくちゃ」と考えます。
その考えが周りをがっかりさせますし、シラけさせますが、本人は気付いていません。「これが普通でしょ」と真面目にしている自分を責める周りに対し、敵意を見せるイタいところも見られます。
性格が真面目ですから前しか見えません。目の前で起こっていることを見るだけで精一杯ですから、後ろや隣で起きていることが把握できず、空気が読めない人になってしまいます。
冗談が通じないところが痛い
冗談がまるでつうじない特徴がある空気が読めない人は、冗談を言われると自分を馬鹿にされたようだと怒り出します。「嘘だよ」と言っても真に受けてしまうので、なかなか機嫌が直りません。
「冷静になって」となだめても「煩い」と受け入れてくれません。機嫌がなかなか直らないだけに、人が困っていても「許さないから」と本気で怒っては睨んでくる空気が読めない人の特徴です。
人が泣いているのにはしゃぐ
この空気が読めない人は、目の前に泣いている子がいるというのに、はしゃいでしまうところがあります。虐められて悲しんでいるというのに、「アハハハ、今日の帰りにカフェに行こう」と明るい表情で声を掛けてしまいます。
どこか子供っぽいノリなところがあり、今の状況をまったく把握していません。大人なら泣いている子の気持ちを読んであげては「大丈夫」と心配してあげるべきです。それでいて自分が悲しい気持ちで落ち込んでいるのに人が慰めてくれないと、イラッとして「なんなのムカつく」と怒り出すところがあります。
こんな空気の読めない人は、誰かに心配されたり、同情されることが好きです。だから、わざと悲しそうにしたり、泣いてみたりします。でも、人が同情してくれないのなら、パッと気持ちを切り替えることができる器用さがあります。
自分には甘いが人には厳しい
自分のことにたいしては甘いですが、他人に対しては厳しい傾向が見られます。人の失敗には「どうしてできないの」と厳しく追求しますが、自分が失敗しても「できないんだから仕方がないでしょ」と開き直るところがあります。
こういった空気の読めない人は、周りの目など気にしません。逆に自分が見られているのは興味や好意があるからだろうと考え、「ああ、アイドルになった気分」とイタいところが見られます。
こんな人は、30代になっても40代になっても変わりません。職場では仕事は失敗ばかり、誰かがやってくれるからとの勘違いから一生懸命に仕事はしないです。
プライドが高いから馬鹿にされたと勘違いする
周りの人が凄く楽しいから笑っているというのに、「なんで笑うの」といきなり大声を出すところがある空気が読めない人です。楽しいから、面白いから笑っているのに、その意味を理解しようとしないので、自分のことを馬鹿にして笑っているんだと考えてしまいます。
イライラすると椅子を蹴ったり、ドアをバタンと力強く閉めては怒りを表します。こういった空気が読めない人は、プライドがやたらと高いところがあり、馬鹿にされたなと勝手に勘違いすると行動で反撃します。
プライドが高いので、一度馬鹿にされれば根に持ち、「いつかはし返しをしてやる」と感じて嫌がらせをすることもあります。物を隠したり、足を引っ掛けたりと、陰湿で地味な嫌がらせをする特徴が見られます。
空気が読めない人は好き嫌いが激しい
好き嫌いが激しいのが、この空気が読めない人の特徴です。パッと会った人を見て「この人は好き」「この人は嫌い」と分けます。分けることで表情も対応も変わります。
好きな人には自分のお気に入りの物を平気で貸したり、あげることができますし、「悩みがあったら相談にのる」「なにがあっても守ってあげる」と言います。
しかし、嫌いな人にはちょっと腕に触れられれば「触らないで」と強い口調で言います。物を貸すことも触られることも嫌い、怒ります。
こんな空気が読めない人は表情に好き、嫌いを出す特徴があります。好きだとニコニコしますが、嫌いだと遠くの方から睨んだり、上から見下すような顔をします。そこが人を精神的に傷つけてしまうところです。
お節介をする空気が読めない人
お節介な人が多いのも空気が読めない人の特徴です。何かと人のことが気になるタイプで、とにかくジッとしていられません。だから、「ねっね何してるの」と自分から首を突っ込んできます。
そして、「あたしがやってあげる」といらぬお節介をしては「やってあげた」と満足げな顔をします。やってもらった人は、本当に余計なお世話と感じているのに「良かったね」と万遍の笑みを見せてくるイタい特徴があります。
この空気が読めない人は、人から好かれたいと感じれば感じるほど「なんでも言って力になるから」「一人で悩まないで。ついているから」と言ってくるところが面倒です。
本人は良かれと感じてやっていますから、軽く断ってもまた「大丈夫なのかな」と言ってくるのが厄介です。
違う方向を見て話を聞かない
人の話を聞かないのも空気が読めない人の特徴です。人が話しているというのにちっとも関心がなく、違う方向に目をやっては聞きません。そこが人をイラッとさせるところでもあり、話している人は話す気力もなくなってしまいます。
話を聞いていないから、「ね、どう感じる」と聞かれたとしても「分かんない」と言う始末。ここが友人を無くし、人の信用までも無くすところです。こういった空気が読めない人は、人の話には関心がありません。聞いてもつまらないという表情をするところが可愛くないと感じます。
でも、自分が興味があることに対してはとても関心を示し、「そうそう」と食いついていくところが「都合がいい人」と感じられるところです。
人から聞いた話をすぐに話してしまう
とっても口が軽い特徴がある空気が読めない人は、「絶対他の人に言わないで」と口止めされたのに、すぐに他の人に「あのね、聞いて」と話してしまいます。それも、誇張して言うところがあり、聞いている人を驚かせます。
また、人に聞いた話ではなく、あたかも自分のことのように話します。聞いている人に自慢したいし、何でも知っていると感じさせたいからです。言い終えると凄く嬉しそうで満足げな顔をします。
自分のことばかり考えているぼっち
空気が読めない人の特徴は、自分のことばかり考えています。人のことなどどうでもよく、自分がいかに得をするか、いかに楽しめるかを考えます。楽しくなければその場からサッと離れてしまうところが、空気が読めない人という印象に見えてしまいます。
自己中心的な行動をしがちで周りから嫌われますが、たいして友達などいなくても平気というところもあり、その自己中心な性格を直そうとも考えません。
もっと自分だけが楽しめることを考え、行動します。ですから、友達も少なく、休日はいつも一人ぼっちで過ごすことが多いです。会社でも学校でも距離をおかれ、孤立します。
デートで恋人がムードを出しているのに気付かない
恋愛をしているときに空気が読めない人は、恋人が今キスをしてほしいと感じていても知らんぷりです。夜景を見ていてムードが高まったからキスをしたいというのに、まったくその空気が読めないから「昨日の夜カレーライス食べてさ」とズレた話を一人でしています。
キレイな夜景を二人で眺めているのだから、普通なら恋人と見つめ合うとか、腕を組んで楽しい時間を過ごせばいいのに、この空気の読めない人は、それができません。だから、恋愛も長続きはせず、すぐに振られてしまいます。
でも、気が多いので、振られればまた次を探せばいいしと考えるので、たいして振られても落ち込まない特徴があります。恋人を振っても悪気もなく、「もういい」と話し合いをすることもないところが、人から薄情だと感じられてしまいます。
空気が読めない人の対処法は?
聞き手にまわってみる
どうしても空気が読めない人が話したいという雰囲気なら、聞き手にまわってみましょう。人の話よりも自分から話してみたいとの空気を出してきたなら、「ねえ、話して」と言ってみれば、空気が読めない人も「うん、だから」と話してくるでしょう。
話の内容が分からない時でも「おお、凄いね」「それでどうなったの」と、もっと話をしてくれるように雰囲気を作ってあげてみて下さい。そうすれば、空気が読めない人でも嬉しい気持ちになり、いい雰囲気になるでしょう。
そんないい雰囲気になれば、「人と話すのは楽しい」と感じますから、「今度は自分が聞き手にまわってみよう」と感じます。
あえて発言をしないようにする
あえて発言をしないようにしましょう。発言をしてしまうと空気を読まない人でも「大丈夫だな」と勘違いをして、自分を見直しません。空気が読まない人が「それでね」と言ってきても「うん」と返事をするだけにして、あとは聞いているようにしてみれば、一人で話してくれるでしょう。
「ねえ、どう感じる」と聞いてきても「分からない」と言ってみれば、「そう」と諦めます。それ以上は一緒にいないようにして、距離をおいてみることが大事です。
イラッとしたらその場を離れる
ずっと一緒に居ると疲れてしまうので、イラッとしたらその場からサッと離れましょう。そして、遠くから静かに見守ること。いちいち相手にしているとよりイラッとしてしまいますので気をつけて下さい。
空気が読めない人は嫌っていてもその気持ちが読めませんから、普通に接してみても無理です。イライラっとする前に早く離れ、冷静になることが大事でしょう。
冷静になれば空気が読めない人に接してもイラッとせずに済みますから、穏やかに対応できるでしょう。
激しく愛してあげる
空気が読めない人と恋愛をする時には、激しく愛してあげましょう。中途半端な恋愛ですと、なかなか恋人の愛情に気付きません。しっかり気付かせてあげるには「好きだよ」「誰よりも愛してる」としっかり言葉にして言うことが大事です。
男性の場合はギュッと彼女を抱きしめて気持ちを伝えましょう。女性の場合はしっかり彼氏に抱きつき「愛して」と言ってみれば、彼氏にしっかり自分の気持ちを伝えることができます。
すると、空気が読めない恋人であっても「愛されている」と強く感じますから、楽しく付き合うことができるでしょう。
楽しくなる面白い話しをする
つまらない話だと感じて空気が読めない人が話を聞くことに飽きてしまうなら、楽しくなる話や面白い話をしてみましょう。その人が好きだな、楽しいなと感じる話を持ち出し、オーバーに話してみることがポイントです。
興味が持てるなと感じれば、空気が読めない人でも「もっと教えて」と食いついてきます。食いついてきたら笑いながら話してみたり、ジェスチャーを付けては話してみるといいでしょう。
大人になって付き合うことが大事
空気が読めない人に悪い人は多くないのですが、どうしても周りのことに気を配らないだの、話を聞いていないところが自己中心に見えてしまいます。
そんな空気が読めない人と上手く付き合うなら、大人になりましょう。いちいち突っかかっていると嫌な気分になりますし、イラッとしてしまいますから。「この人はこんなタイプの人なんだな」と理解し、前向きに付き合えば、上手く付き合えるでしょう。