法事のお布施の渡し方のマナー|ふくさ・添える言葉・渡すタイミング

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法事のお布施の渡し方のマナーを正しく理解している?

あなたは、法事でお布施を渡し方のマナーを正しく理解できていますか。法事は突然行わないといけない場合もあります。お布施の渡し方について正しい知識を身に付けておけば、当日慌てなくても大丈夫です。

お布施の渡し方をマスターして、いざという時に備えておきましょう。

そもそもお布施って何?

正しい渡し方をマスターしたいお布施とは、 お坊さんにお経を読んでもらったことや戒名を付けてもらった時に支払うお礼のことです。お布施の金額は、地域によっても異なります。気になる人は、地元の人や両親、葬儀会社などに聞いておくと良いでしょう。

お坊さんにお布施の金額を聞くことは。マナー違反なのでやめておきましょう。

おふさの正しい渡し方はふくさ・台付き袱紗にお金を入れる

お布施の正しい渡し方として知っておきたいことは、お金は「布施」など書いた白い封筒入れてます。そしてその封筒をふくさや台付き袱紗に包むのがマナーです。紫色のふくさであれば、法事でも慶事でも使うことができるので持っていない人は用意しましょう。

ケースタイプのふくさもあるので、ふくさを包むことが難しそうだと感じる人はそちらを利用してみても良いでしょう。法事でふくさを包む場合は、左側につめがくるようにしておきます。

そしてふくさの中央に白い封筒を乗せ、右側を折ります。そして下、上と順番に折っていきます。最後に残ったふくさの左側を折り、つめをさせば完成です。

台付き袱紗の場合は、左開きになるように折ります。切手盆などに乗せて渡すのが正しい渡し方ですが、無い場合にはふくさの上に置いてお坊さんに渡します。

おすすめのふくさをご紹介!

赤城 ふくさ 紫 慶弔両用 ハ21

紫のふくさは、慶事にも法事にも使えるので便利です。老若男女問わずに使うことができるので、一家に1つは置いておくと良いでしょう。こちたのふくさはお財布式になっているので、そのままお金を入れるだけで良いという点が魅力的です。

法事の場合には、左開きとして利用することがマナーです。オーソドックスなふくさなので、独立する時に親からの子供へのプレゼントにしても良いでしょう。

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金封ふくさ 慶弔セット ちりめん金彩 刺繍入 エンジ/グレー

慶事用と法事用とふくさを分けたいという場合には、セットになっているふくさを選ぶと良いでしょう。慶事用は大きめなので、飾りが付いた祝儀袋を入れる際に重宝します。法事用は、小さいサイズです。どりらも上品さを感じるデザインがおすすめポイントです。

金封ふくさタイプになっているので、お金のやり取りもスムーズに行うことができます。

ふくさに入れるだけで見映えがよくなります。飽きのこないデザインですので、重宝しそうです。

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お布施の水引の色はどうするの?

お布施の正しい渡し方をする場合に、避けては通れないのが水引の色です。法事関連で使う水引には、黒白、双銀、黄白の3パターンがあります。お住まいの地域や宗派によって異なりますが、黒白の水引を使うことが多いです。

地域によっては1周忌までは黒白の水引を使い、それ以降は黄白の水引を使う渡し方が一般的である場合もあります。

双銀の水引は、仏事全般に使えます。5万円以上の高額なお布施を渡す際に使うことが多いです。高額なお布施を渡す予定がある人は、双銀の水引を用意しておきましょう。

お布施に金額は記入するのか?

お布施に金額を記入するのかも気になる所です。一般的には、金額は記載しません。今回の法事で初めてお寺とやり取りする場合には、喪主の名前や住所、電話番号を記載しておくと良いでしょう。何度もやり取りをして入り場合には、名前だけで大丈夫です。

お布施の表書きには、「御布施」と記載するのが一般的です。僧侶へのお礼なので、薄墨では書きません。黒い墨ではっきりと書くようにしましょう。

お布施を渡す向きはお坊さんから見て考えよう

正しいお布施の渡し方は、お坊さんからみてお布施の文字が正面に来るように渡します。お布施を渡す人にとっては、文字が反対になるようにすると良いでしょう。お盆やふくさの上に置いて渡します。

正しいお布施を渡す時に添える言葉や挨拶は?

お布施をお坊さんに渡す際には、無言で渡すのではなく一言挨拶を添えるとよいでしょう。読経の前に手渡す場合には、「本日はどうぞよろしくお願いします」などとお願いする言葉を開けておけば大丈夫です。

読経後にお布施を渡す場合には、「本日のお勤め、誠にありがとうございました」などとねぎらいの言葉を掛けるようにします。

どちらの場合も「どうぞお納めくださいませ。」という言葉で締めくくると良いでしょう。挨拶掛けを丁寧することで、お坊さんとは初対面という場合にもしっかりお勤めをしてくれることでしょう。

お布施を渡す場所と渡し方の注意点とは?

お布施を渡す場所は、何処が良いのかと悩んでしまいそうという人も多いことでしょう。渡す場所によって、注意点もことなるので押さえておくべきポイントをご紹介します。

自宅でお布施を渡す場合の正しい渡し方

自宅でお葬式や法事を行う際には、お布施を自宅で渡す場合もあります。自宅で僧侶を招く場合には、お布施の他にお車代を用意することが一般的です。切手盆を使って渡すのが、正式な渡し方です。

切手盆は掛袱紗や袷帛紗とセットにして使うことが、最も正式な渡し方です。ただし、近年では切手盆だけを用意するというご家庭も増えてきています。自宅で法事をする可能性がある人は、事前に切手盆を購入しておくと良いでしょう。

お寺でお布施を渡す場合の正しい渡し方

お寺で法事を行う場合には、切手盆ではなくふくさに包んで持っていくと良いでしょう。お彼岸などの法事の場合、どうしてもお寺に直接行くことができない人は、郵送でお布施を渡すということも問題ありません。お寺に事前に連絡しておくとスムーズでしょう。

郵送する場合には、現金書留封筒を利用するとトラブルになったときにも安心できます。

お布施を渡すタイミングと相場

お布施の用意ができているのに、いつお坊さんにお布施を渡すと良いのか分からないケースがあります。正しい渡し方をしたい人にとっては、お布施のタイミングは重要です。それぞれの行事によってもベストのタイミングが異なるので、注意しましょう。

お布施の相場も併せてご紹介していきます。お布施を用意する際の参考にしてみて下さい。ただし、お布施は地域性や宗派によって大きく異なる場合があるのでご注意ください。

お盆でお布施を渡したい!正しい渡し方はこれだ!

お盆の法事で、お坊さんが家に来るという人も多いでしょう。お盆では自宅で読経をしてもらうことが多いので、お車代忘れずに用意しましょう。お盆でのお布施のスムーズな渡し方は、読経が終わる前後に用意して手渡すということが一般的です。

ただし、地方や檀家の中のローカルルールなども存在しています。不安な人は同じ檀家の人に質問してみるか、渡し方を教えて下さいとお坊さんに頼むこともおすすめです。

お盆のお布施の料金の相場ですが、亡くなってから初めてお盆を迎える「新盆」での相場は30,000円~50,000円程度です。それ以外のお盆では、5,000円~20,000円が相場と言われています。

水子供養でお布施を渡すタイミングと相場は?

水子供養で法事を依頼した場合のお布施の正しい渡し方は、お勤めが終わった後がベストなタイミングです。水子供養の場合には、お勤めが始まる前やお寺に挨拶に行った段階でも大丈夫です。合同で行われる場合には、お寺の受付でお布施を渡すと良いでしょう。

水子供養の場合のお布施の相場は、10,000円程度です。金額は奇数で用意する人が多いです。水子供養を行うお寺に相場を聞いてみても良いでしょう。

納骨式でのお布施の正しい渡し方が知りたい!

ここからは、お墓に骨を入れる儀式「納骨式」における正しいお布施の渡し方をご紹介していきます。まずお布施を渡すタイミングですが、納骨法要の場合で受付があるのならば受付で渡します。納骨式前に時間がある場合は、先にお坊さんに渡しておくと良いでしょう。

時間が無い場合には、納骨式の後に渡しても大丈夫です。納骨式のお布施の相場は、30,000円~50,000円程度です。石のお墓に納骨する際には、納骨作業費にお布施も含まれている場合もあるので注意しましょう。

納骨式後の後に食事会を開く場合には、お坊さんの分も忘れずに用意しておきます。

49日でお布施を渡すタイミングや相場って?

49日におけるお布施を正しい渡し方をご紹介してきます。お布施を渡すタイミングは、寺に挨拶に行ったときが最も丁寧な渡し方と言われています。事前打ち合わせなどでお寺に足を運ぶという人は、前もってお布施を用意しておきましょう。

お寺に行くタイミングが無かったという人は、当日の挨拶のタイミングでお布施を渡すと良いでしょう。お布施は、僧侶控室などに行って渡すとスマートです。法要後に手渡しをしても、問題はありません。

49日のお布施の相場は、30,000円~50,000円です。お車代やお膳料などは、お布施とは別に用意する必要があるので注意しましょう。

葬儀でのお布施に関するマナーは?

葬儀では、突然行った悲しみにお布施のことまで気が回らないことでしょう。しかし正しい渡し方のマナーを事前に理解しておけば、心が動転している場合でもスムーズな渡し方をすることができます。

葬儀でのお布施の正しい渡し方は、葬儀が始まる前でも葬儀後でもどちらでも大丈夫です。僧侶が葬式後の食事にも参加する場合には、食事の後でも構いません。

葬儀でのお布施の相場は、15,000円~500,000万円です。地域によって大きく異なるので、地域の知り合いや家族、葬儀会社に聞いた方が無難です。葬儀のお布施には、戒名や読経に対するお礼が含まれています。

三回忌でのお布施のタイミングや相場は?

三回忌におけるお布施の正しい渡し方は、他の法事と似ています。自宅で行う場合には、読経が終わった後が程よい渡すタイミングです。お寺などで行う場合には、お寺に挨拶に行った時や受付、始まる前にお坊さんにお願いの挨拶をする渡し方がおすすめです。

三回忌のお布施の相場は、10,000円から50,000円が相場です。別に車代も渡すのがスマートな渡し方です。三回忌になってくると、お布施の渡し方にも慣れてくるのではないでしょうか。

初七日のお布施を渡すタイミングや相場が気になる

初七日とは、亡くなってから7日目に行われる法事のことです。最近では、告別式があった日に同時に行うことが多くなってきました。お布施は、葬儀と同じ日に初七日を取り扱った場合でも別に用意するのが正しい渡し方です。

初七日のお布施を渡すタイミングとしては、初七日が行われる前後がおすすめです。お葬式などの法事法要のお布施は、初七日の法要までに僧侶に支払えば大丈夫という渡し方をする地域もあります。

お住まいの地域によって、葬式から初七日までの渡すタイミングが異なります。心配な人は、葬儀社やお寺に渡すタイミングを聞いていると正しい渡し方ができるでしょう。

初七日のお布施の相場は、30,000円からという地域や宗派が多いです。他の法事でのお布施と同じ金額にすると良いでしょう。

七回忌でのお布施を渡すタイミングや相場は?

七回忌の法事では、お布施の正しい渡し方は他の法事と変わりありません。自宅に招く際には、お勤めの後で車代や御膳料と一緒にお布施を渡すと良いでしょう。七回忌にもなると、法事の規模を小さくしていくというご家庭も増えてきています。

お寺で七回忌を執り行う場合は、受付があればそちらで渡すのが正しい渡し方です。お坊さんに直接渡す場合には、お勤めの前後がおすすめです。

七回忌の法事におけるお布施の相場は、10,000円から50,000円という場合が多いです。七回忌になると、以前いくらお布施として渡したのか覚えていない可能性もあります。お坊さんに聞いても、お気持ちなのでと教えてもらえないケースも多いです。

以前にいくらお坊さんに手渡したのか、メモしておくと節目の法事で正しい渡し方ができることでしょう。

法事をスムーズに行うために読みたい本

葬儀・法事がわかる本―式の流れとよく聞くお経

宗派によって法事の内容が異なるので、どうしたらよいか戸惑う場合もあることでしょう。こちらの本では、各宗派別に流れを説明してくれているので、いざという時に役立つ知識が手に入ります。

神道やキリスト教の式などの説明もあるので、自分が取り仕切る法事だけでなく法事に招かれた場合にも安心です。

家庭でできる法事法要

お布施の金額が、高いと感じた人もいることでしょう。こちらの本では、自宅でお坊さんなどを呼ばずにハンドメイドの法事を家で行う方法が書かれています。お布施などを気にせず、自宅で故人を偲ぶ方法が知りたいと考えている人におすすめです。

仏教の基本的な知識も説明されているので、仏教とは何かということを見つめ返すこともできます。普段はお寺とは縁が無い人も、まずはこちらの本を読んでみましょう。法事についての知識を深めておけば、突然法事を取り仕切らなければならない場面でも落ち着けます。

お布施をスマートに手渡そう!

お布施の渡し方やタイミングは、慣れればスムーズに行えます。正しい渡し方を頭に入れておけば、お布施を渡すタイミングを失ってしまったと悩む心配もいりません。お布施の金額も、事前に親などに聞いておくといざという時に慌てなくて済みます。

正しい渡し方をするためにも、お布施についての知識を深めておきましょう。

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