名刺を忘れた場合の対処法4つ|名刺交換のマナーと名刺忘れ対策

ビジネスマナー

名刺を忘れたことありますか?

名刺とは、自分を相手方に紹介するために職業・住所・氏名・電話番号・メールアドレスなどが記入してある小型の名札です。初対面の人に自分という存在を覚えてもらうためのコミュニケーションツールとして用います。

社会人経験が長くなってくると、名刺を忘れたことも何度かあるのではないでしょうか。本記事では名刺を忘れた場合の対処法4つ、名刺交換のマナーと名刺忘れ対策について紹介していきます。

自分を相手方に紹介するために職業,住所,氏名,電話番号などを記入した小型の名札。一般に縦 9cm,横 5.5cmの大きさであるが,女性用には小型のものも多い。用紙は堅めのものが用いられ,配字にも縦書,横書,裏面にも記入したもののほか,顔写真を入れたものもある。他人を紹介するための紹介名刺や用件を記入して他人に依頼するための伝言名刺もあるが,一般にはそのすべてを兼ねる。

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名刺を忘れたと言うのはマナー違反

名刺は社会人にとって「自分はこういう者です」と示す、いわば自分の顔であり相手との信頼関係を作る際に非常に重要なアイテムになります。名刺を渡し、相手から受け取ることによって、多くの人が存在を示していくことになります。

初対面など名刺交換が必要な場面で名刺を忘れることは、信頼関係を作る第一歩を乱していることになり、相手に対して失礼な行為でありマナー違反となります。

名刺を忘れた場合の対処法4つ

マナー違反となってしまう名刺を忘れる行為ですが、実際ミスをしない完璧な人間はいないので名刺を忘れた事態もあるでしょう。そんなときどうすれば相手の信頼を損なうことがないのでしょうか。

次は名刺を忘れた場合の対処法4つについて紹介していきます。今は名刺を忘れる行動がないという人もいざ忘れた時に必要な行動なのでチェックしておきましょう。

1:まずは謝罪

名刺を忘れた場合の対処法としてまずは謝罪です。相手との信頼関係を築くアイテムでもある名刺を忘れたことはとても失礼なことにあたるので謝りましょう。

そして、名刺を忘れた場合でも「名刺を切らした」という風に告げるのがビジネスマナーです。「申し訳ございません。ただいま名刺を切らしてまして」など、名刺交換の冒頭で謝罪の言葉を必ず伝えるようにしましょう。

2:口頭で会社名所属部署と氏名を述べる

名刺を忘れた場合の対処法として、口頭で会社名所属部署と氏名を述べることが必要です。名刺を交換一つで、会社名・部署名・氏名は簡単に相手に伝えることはできますが、名刺を忘れてしまうとこれらの情報は伝わらないので必ず口頭で伝えましょう。

メールや電話などやりとりが発生する可能性がある場合は、自分の仕事用メールアドレス・電話番号を紙に書いて渡すか、相手の名刺に書いてあるメールアドレスに送るようにしましょう。

3:後日お詫び状とともに郵送する

名刺を忘れた場合の対処法として、後日お詫び状とともに郵送しましょう。名刺だけを封筒に入れて送るのはビジネスマナー違反です。先日のお礼から名刺を送付する旨、お詫びの一言・などを書いて名刺を送りましょう。

「名刺を忘れてしまったが次回に会ったときに渡せばいい」と考える人も多いでしょう。時間が空いてしまった場合は誠意が感じられない行動ととられたり、その時も名刺を忘れてしまう可能性もなきにしもあらずです。

4:後日再度お会いしてお渡しする

名刺を忘れた場合の対処法として、後日再度お会いしてお渡しするという方法があります。

名刺を忘れた場合「次回お会いしたときで構いません」など、先方から別の機会で良いと言われた場合は、後日送る形ではなく次にお会いした際、名刺を渡すようにしましょう。

ただ、次回で良いといわれても相手と会う機会がすぐにあれば良いですが、大きく日が開いてしまうときは後日お詫び状とともに郵送したほうが良いでしょう。

忘れたら仕事にならない名刺を忘れないためにできること4つ

名刺を忘れてしまうことはマナー違反であり、悪い印象が少なからずついてしまう可能性があります。後日お詫び状と郵送する対処法もありますが、自分のミスで仕事を増やしていることになるので、自分にとってもマイナスであり気を付けていきたい部分でしょう。

些細なことでもこのようなミスはなくしていくのがスマートな仕事のやり方です。次は忘れたら仕事にならない名刺を忘れないためにできること4つを紹介していきます。

1:常に予備の名刺を名刺入れと別に持っておく

忘れたら仕事にならない名刺を忘れないためにできること1つ目は常に予備の名刺を名刺入れと別に持っておくことです。

例えば、先方が上司や新人を連れてきた場合や、打ち合わせ中急に人を呼んで紹介されるということもありえます。このときに名刺が不足していると印象が悪くなったり、後日送付するという手間が生まれます。

名刺は常に予備を用意しておくと複数渡す相手がいる場合にも備えることができるでしょう。

汚れたり折れたりしないようにする対策は?

名刺が汚れたり折れたりしないようにする対策として、名刺入れを用意しておくことが望ましいでしょう。

名刺入れは、仕事をしているなら必ず持っているビジネスアイテムともいえますが、名刺入れまで気が回らず、適当に名刺を持っているという人も多いのではないでしょうか。

第一印象を左右する名刺は、汚れていたり折れているものを相手に渡してはいけません。名刺入れを使っていない人は今すぐ名刺入れを用意しましょう。

2:名刺入れを必ず持ち歩くものと一緒にしておく

忘れたら仕事にならない名刺を忘れないためにできることとして、名刺入れを必ず持ち歩くものと一緒にしておくというのもポイントになるでしょう。

カバンの中に常に入れて置くなど、常に仕事で持ち歩く持ち物と一緒にしておくと名刺を忘れてしまうことがなくなるでしょう。

普段名刺を会社のデスクの引き出しに名刺入れを閉まっているという方は、今すぐ仕事で普段持ち歩いている持ち物に名刺入れを入れるようにしましょう。

3:出張で名刺を忘れた場合即日プリントで名刺を作る

出張で名刺を忘れた場合即日プリントで名刺を作るという方法があります。実際名刺を忘れてしまっても、ネット注文・店頭注文でその日のうちに名刺を用意ができれば、名刺交換に差し支えがなくなります。

当日出荷できる名刺印刷サービスとして、平日12時までに注文で当日お届け・店頭受け取りができるACCEA(アクセア)や、土日祝日も営業、最短15分で作成してくれるPrintMate(プリントメイト)などがあります。

4:クラウド名刺の活用

忘れたら仕事にならない名刺を忘れないためにできることとしてクラウド名刺の活用があります。クラウド名刺の活用すれば、クラウドの名刺情報を参照してスマートフォンでデジタル名刺を作成し名刺交換・名刺管理ができます。

Zap・iBeacon・Cofame・2bs・Haloなど名刺交換用アプリが出ています。とはいえ紙の名刺交換を大事にしているという先方もいるので基本は紙の名刺を持っておくことをおすすめします。

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名刺交換のマナー違反6つ

名刺を忘れた、以外にもマナー違反となってしまう行動はあるのでしょうか。実は、名刺には忘れたこと以外にもいくつか気を付けるポイントがあります。

最後に名刺交換のマナー違反6つについて紹介していきます。名刺を忘れたことがないだけが名刺についてマナーが完璧とはいえないので、そのほかのマナー違反についてもしっかり頭にいれておきましょう。

1:座ったままやテーブルをはさんでの名刺交換

名刺交換のマナー違反として座ったままやテーブルをはさんでの名刺交換するという行為があります。

名刺交換とは、相手の目の前で向き合って行うため、相手との距離として隔たりとなるテーブル越しに手を伸ばして名刺交換するのは失礼にあたります。必ずテーブルを回り込み、相手の正面に立って交換しましょう。

2:受け取った名刺をすぐにしまう

受け取った名刺をすぐにしまう行動も名刺交換のマナー違反です。相手から名刺を受け取ってすぐにしまってしまう人も多いのではないでしょうか。

名刺をしまう動作は「打ち合わせがそろそろ終わる」という合図でもありすぐにしまってはいけません。打ち合わせの最中にしまうこともマナー違反です。

受け取った名刺は、名刺入れの上に置き、テーブルの上に出しておきます。打ち合わせなどが終わるころタイミングを見てしまいます。

3:受け取った名刺に相手の前でメモをする

名刺交換のマナー違反として受け取った名刺に相手の前でメモをする行動があります。話の間に急いでメモをとりたいとき、メモ書きとして丁度よいサイズだということで名刺に書き込みたくなるということもあるでしょう。

相手の目の前で相手の名刺にメモをするのは失礼に当たるので、もしも名刺に書き込む場合は名刺をもらった相手がいない場で行いましょう。相手の見えないところなら、名刺にメモしても伝わらないので大丈夫です。

4:テーブルに出してある名刺の上に物を置く

テーブルに出してある名刺の上に物を置くことは名刺交換のマナー違反です。名刺はその人自身、その人の顔でもあるので、名刺の上に物を置いてしまう行為は大変失礼な行動にあたります。

しかし、商談や打ち合わせでは場合によって資料がたくさん必要になることもあります。このような場合は一言「お名刺をしまわせていただきます」といって名刺をしまいましょう。

5:汚れたり折れたりしている名刺を渡すこと

汚れたり折れたりしている名刺を渡すことも名刺交換のマナー違反です。人に会うときは身だしなみを整えたりするのと同じように、名刺も汚い名刺を渡すという行動は誠意が感じられず失礼な挨拶になります。

とはいえ、名刺を渡す前に「名刺が汚れていないか」と確認するのもスムーズではないので、名刺入れの中の名刺は、常に全て綺麗な状態を保てている必要があるでしょう。打ち合わせ、商談前は確認しておきましょう。

6:名刺入れを使っていない

名刺交換のマナー違反として名刺入れを使っていない事も挙げられます。名刺は名刺入れから取り出すのがマナーです。

実際に名刺入れをいれることが多いものとして財布がありますが、財布から出すこともマナー違反になります。

相手に、自分が渡した名刺の管理も財布など適当な場所にしまわれてしまうのだろうか、と不信感を抱かせることにもつながります。名刺入れがない人は今すぐ名刺入れを購入しましょう。

名刺を忘れた場合の対処法を知ろう

名刺を忘れた場合の対処法4つ、名刺交換のマナーと名刺忘れ対策について紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。

名刺交換とは、はじめて会った相手に仕事の一番初めに行う行動でもあり、自分の第一印象が決まってしまいます。

名刺にまつわる行動は自分の印象を悪くしてしまい、仕事にも支障をきたしてしまうので、名刺のマナー、忘れた場合などの対処法はしっかりと抑えておきましょう。

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