会社の先輩へ年賀状は出すべきか
昨今では新年の挨拶はメールやLINEで済ませ、年賀状はわざわざ送らないという人が増えてきています。
年賀状の販売部数も激減し、「年賀状離れ」という言葉さえ頻繁に聞かれるようになりました。
とは言え、ビジネスパーソンにとって取引先やお世話になった上司や先輩に年賀状を送るのはいまだにマナーとして重視されています。
今後も円滑な関係を維持するために、できる限り会社の先輩に年賀状を送った方が無難でしょう。
年賀状の内容は?
特に若い世代の間では、「年賀状を書いたのは小学生の頃以来で、いったい何を書けばよいのかわからない」という方も少なくないことでしょう。
会社の先輩に送る年賀状では、旧年中にお世話になったことへの感謝や新年の目標などを短いメッセージにしたためるのが一般的です。
この記事では会社の先輩に送る年賀状の例文をご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
会社の先輩に送る年賀状の例文4選
わざわざ年賀状を書く人が少なくなった昨今だからこそ、会社の先輩に年賀状を送れば好印象を持ってもらいやすくなります。
しかし、年賀状を送ればそれでいいというわけではなく、そこに書くメッセージも大切です。では、いったいどのような内容を書けばよいのでしょうか。
ここからは、会社の先輩に送る年賀状の例文を4つピックアップしてご紹介していきます。
先輩宛の年賀状の例文1:日頃のお礼
会社の先輩宛ての年賀状の例文としてまずご紹介したいのが、日頃のお礼のメッセージです。
お礼の例文としては、「旧年中は大変お世話になりました」「昨年はご指導賜り、誠にありがとうございました」といったものが一般的です。
ちなみに、年賀状では「去年」という言葉を使うのはマナー的にNGとされているので、代わりに「旧年」もしくは「昨年」という言葉を使ってお世話になったことのお礼を伝えましょう。
先輩宛の年賀状の例文2:新年の決意表明
新年の決意表明も、会社の先輩に送る年賀状の例文として挙げられるでしょう。たとえば、「先輩に教わったことをもとに、今年はビジネスパーソンとして成長できるよう頑張りたいと思います」といった例文がおすすめです。
あるいは、より堅苦しい例文にはなりますが、「先輩からのご期待に沿えるよう、今年はより一層精進してまいります」というフレーズもよく使われます。
先輩宛の年賀状の例文3:指導のお願い
会社の先輩に送る年賀状に何を書こうか迷っているならば、指導のお願いに関する例文を参考にしてみてはいかがでしょうか。
例文としては、「旧年は大変お世話になりました」と前置きした上で、「今年もご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」といったメッセージがおすすめです。
先輩宛の年賀状の例文4:健康を気遣う言葉
健康を気遣う言葉を含んだ例文を参考にしながら、先輩に年賀状をしたためてみるのはどうでしょうか。
たとえば、「寒さの厳しい日々が続きますが、どうぞご自愛くださいませ」「お風邪などめされぬようくれぐれもご自愛ください」といった例文が挙げられます。
ちなみに、このような例文は年賀状のメッセージの最後に沿えるのが一般的です。他にも、「この1年のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」といった例文もおすすめです。
環境が変わった先輩宛の年賀状の例文
杓子定規な例文をもとに年賀状を書いてしまうと、受けてである先輩はビジネスライクな印象しか感じないでしょう。
定型文のような例文を参考にして年賀状を書くのダメではありませんが、せっかく年賀状を書くならば先輩の状況に合わせて書くメッセージを変えたいものです。
ここからは、結婚や出産などによって環境が変わった先輩に宛てる年賀状の例文についてご紹介していきます。
結婚した先輩への一言メッセージ
結婚した先輩には、結婚のお祝いの例文を参考にしながら年賀状にメッセージをしたためたいものでしょう。
例文としてはストレートに「ご結婚おめでとうございます」と伝えるのもよいですが、よりフォーマルな例文としては「新しい年がご家族様にとって幸せな一年でありますように」といったものも挙げられます。
なお、「赤ちゃんが待ち遠しいですね」といった妊娠に関する話題はとてもデリケートですので絶対に控えましょう。
出産した先輩への一言メッセージ
では、出産した先輩に宛てる年賀状のメッセージとして、どのような例文があるのでしょうか。
最もポピュラーな例文としては「ご出産おめでとうございます」「赤ちゃんのご誕生、おめでとうございます」が挙げられますが、それだけでは味気ないので「赤ちゃんの健やかな成長を心よりお祈り申し上げます」といった例文を付け加えるのもおすすめです。
会社の先輩へ年賀状を出すのが遅れてしまった場合
基本的には1月1日に先輩が年賀状を受け取れるように余裕を持って郵便ポストに年賀状を投函するのがマナーですが、うっかり年賀状を出し忘れることもあるでしょう。この場合、どうすればよいのでしょうか。
年賀状を出すのが遅くなってしまった時には、「新年のご挨拶が遅れましたこと大変失礼いたしました」「新年のご挨拶が遅れまして、誠に恐れ入ります」といったメッセージを一言添えるのがマナーです。
あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
名刺が多すぎて管理できない…社員が個人で管理していて有効活用ができていない…そんな悩みは「連絡とれるくん」で解決しましょう!まずはこちらからお気軽に資料請求してみてください。
会社の先輩へ年賀状を送る際に気をつけたいマナー
一対一のやりとりであるメールやLINEと違い、年賀状は送った相手のご家族にも見られる可能性が高いでしょう。
だからこそ余計に、たとえ親しい間柄の先輩であったとしても、きちんとマナーを守って年賀状を送りたいものです。
ここからは会社の先輩に年賀状を送る際のマナーについてチェックしていきましょう。
先輩宛の年賀状マナー1:元旦に届くようにする
先輩宛ての年賀状のマナーとしてまずご紹介したいのが、元旦に届くようにするということです。
年賀状は1月1日の元旦に相手のもとに届くようにしておくのがマナーですので、年末ぎりぎりに年賀状を書いてしまうのではなく、余裕をもって計画的に書き、投函しましょう。
先輩宛の年賀状マナー2:賀詞は4文字が良い
賀詞はできるだけ4文字にするというのも、先輩に宛てる年賀状のマナーのひとつとして挙げられるでしょう。
「迎春」や「初春」、「賀春」といった2文字の賀詞は目上の人が目下の人に年賀状を宛てる時に使うものですので、先輩という目上の人に年賀状を書く際には、丁寧でフォーマルな4文字の賀詞を使うべきです。
たとえば、「謹賀新年」や「恭賀新年」が一般的です。
先輩宛の年賀状マナー3:句読点は使用しない
先輩に年賀状を書く際に知っておきたいマナーのひとつとして、句読点は使用しないということも挙げられるでしょう。
句読点を使用するのは本来的にはカジュアルな意味合いを持つことですので、年賀状のようにフォーマルなものの中では句読点を使用しないのがベターです。
先輩宛の年賀状マナー4:忌み言葉を使用しない
忌み言葉を使用しないというのも、先輩宛ての年賀状を書く際に当然知っておくべいマナーのひとつでしょう。
年賀状は新年を祝うためのおめでたいものですので、「死」「痛」「壊」といった縁起の悪い忌み言葉を使うのはマナー違反です。
先輩宛の年賀状マナー5:派手なデザインや写真入り年賀状は避けたほうが無難
先輩に年賀状を送るならば、派手なデザインや写真入りのカジュアルな年賀状は避けたほうがベターだと言えるでしょう。
親しい間柄であっても先輩は目上の人にあたりますので、友達に送るようなカラフルでカジュアルなデザインの年賀状は避け、シンプルでオーソドックスなデザインのものをチョイスするのがおすすめです。
年賀状で先輩への日頃の感謝を伝えよう
今回は会社の先輩に送る年賀状の例文や知っておきたいマナーについて特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。
「年賀状離れ」という言葉がよく聞かれるようになった昨今だからこそ、年賀状を先輩に宛ててしたためることで、日頃の感謝をより伝えられるはずです。
普段はLINEやメールで新年の挨拶をするという方も、ぜひこの機会に年賀状を書いてみてはいかがでしょうか。