- お客様に年賀状を出す意味
- 年賀状の基本マナー5つ
- お客様向けの年賀状に使える例文3選
- 日頃の感謝を伝える例文
- 日頃の感謝を伝える例文1:格別のご愛顧を賜り
- 日頃の感謝を伝える例文2:格別のご厚情にあずかり
- 日頃の感謝を伝える例文3:格別のお引き立てを賜り
- 相手を気遣う例文
- 相手を気遣う例文1:皆様のご健康とご繁栄を心からお祈り申し上げます
- 相手を気遣う例文2:貴社の益々のご発展を祈念いたします
- 相手を気遣う例文3:寒い日が続きますがくれぐれもご自愛ください
- 今後の関係継続をお願いする例文
- 今後の関係継続例文1:本年もご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます
- 今後の関係継続例文2:本年も変わらぬお引き立てのほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
- 今後の関係継続例文3:本年もご期待に添えるよう精進いたします
- あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
- 印刷と手書きの違い
- お客様へ心を込めて年賀状を書こう
お客様に年賀状を出す意味
年賀状はお客様との良好な関係を維持したり進めていくための効果的な手段とも言えます。
送らなくても問題になることはないですが、受け取って嫌な気持ちになる人もいないのではないでしょうか。年賀状で年始にご挨拶をしていると、年が明けてから気持ち的にもビジネスが進めやすくなることもあります。
特にサービス業や営業担当の方は重要な販促ツールにもなるので有効に活用するのはいかがでしょう。
日頃の感謝の気持ちを伝える
お客様宛てに、印刷された定型文だけが書かれた年賀状を送るよりも、お客様の印象に残る年賀状を書いてみるのはいかがでしょう。
定型文の横に日頃の感謝の気持ちを伝える文章を一筆添えるだけで印象が全く違ってきます。字を書くのが苦手だたという方も丁寧に書けば気持ちが伝わるので、今年は一筆気持ちを添えてみるのはいかがでしょう。
デジタル時代だからこそ、ひと手間かけた年賀状はお客様にいい印象を残します。
年賀状の基本マナー5つ
お客様に年賀状を送る場合、やはり基本的なマナーを抑えておく必要はあります。基本的なマナーをきっちり抑えた年賀状を送るだけで印象もまた違ってくるので、ここでしっかりマスターしましょう。
一度、基本的な年賀状のマナーを覚えておくと、これから先もいろいろな場面で応用が効くのでとても便利です。
- 誤字脱字はNG
- 丁寧な言葉遣い
- 賀詞の使い方
- 句読点は付けない
- 忌み言葉を使わない
年賀状の基本マナー1:誤字脱字はNG
年始のご挨拶なので、お客様に送る年賀状には誤字脱字はNGです。誤字脱字があるだけで、しっかりチェックできていない人だと印象に残ります。ここはしっかり誤字脱字がないかチェックしましょう。手書き部分はもちろんのこと、印刷された文章もしっかりチェックしましょう。
間違えた場所に修正ペンを使用したり、二重線を引いて訂正するのはマナー違反となっているので、書き損じた場合は新しい年賀状に書き直しましょう。
年賀状の基本マナー2:丁寧な言葉遣い
お客様に宛てた年賀状なので、丁寧な言葉遣いで書きましょう。家族や友人宛ての年賀状なら親しみをこめて自由に書いても失礼に当たりませんが、ビジネス上のお客様なので、仮に親しい間柄だとしても年賀状は丁寧な言葉遣いで書きましょう。
お客様宛ての丁寧な言葉遣いでの書き方がわからない方は、ビジネス用の定型文もあるので、それを参考に文章を考えてみましょう。
年賀状の基本マナー3:賀詞の使い方
賀詞とは、年賀状の文頭に書く、お祝いの言葉です。賀詞は何種類もあり、それぞれ意味があって異なります。年賀状を送る相手によって選ぶようにしましょう。友人や親しい間柄には「賀正」や「迎春」などを使用できますが、お客様に送るビジネス用の年賀状には使用しないようにしましょう。
1から2文字の賀詞は、ビジネス用の年賀状や目上の方には敬意に欠けるため、「謹賀新年」のような4文字以上か文章で送るようにしましょう。
年賀状の基本マナー4:句読点は付けない
日本語は元々、毛筆を使用する国だったので、句読点を使用しなかったこと、また、お祝い事や喜ばしい事には区切りをつけないということから、「、」や「。」などの句読点は使用しない方が良いとされています。
特にビジネス用の年賀状には区切りの意味である句読点を使用することは失礼であると以前から言われているので使用しないようにしましょう。
年賀状の基本マナー5:忌み言葉を使わない
年賀状は新年を迎える慶びやお祝いを相手に伝えるものなので、新年にふさわしくない、暗くて不吉なものを連想させる言葉は使用しないようにしましょう。
【忌み言葉例】
去年 去る 終わる 落ちる 切れる 離れる 病む 衰える 枯れる 失う 倒れる 消える 壊れる 崩れる 壊れる など
「去年」は使用しがちですが、「昨年」、「旧年」を使用するようにしましょう。
お客様向けの年賀状に使える例文3選
お客様に向けての年賀状に使用できる例文を、基本マナーに気をつけながら考えていきましょう。
「日頃の感謝を伝える例文」「相手を気遣う例文」「今後の関係継続をお願いする例文」それぞれ例文を3つあげたので参考にしながら年賀状を書いてみましょう。
普段使用しないような言葉も出てきますが、年賀状以外でもビジネス用語として使用できるので、この機会に覚えておきましょう。
- 日頃の感謝を伝える例文
- 相手を気遣う例文
- 今後の関係継続をお願いする例文
日頃の感謝を伝える例文
お客様に送る年賀状には日頃の感謝を伝える言葉を文頭の賀詞と言われる年始のご挨拶の後に書きましょう。
「旧年中は」「昨年は」で始まる言葉から書き始め、感謝を伝える文章を書くと良いでしょう。「去年は」と書くと、忌み言葉となるので注意が必要です。
代表的な3つの例文をあげたので、みていきましょう。
日頃の感謝を伝える例文1:格別のご愛顧を賜り
「ご愛顧」とは「ごあいこ」と読み、「目をかけて、贔屓すること」という意味になります。主に、企業側がいつも贔屓していただいているお客様に向かって感謝を述べる時に使用する言葉です。
「格別のご愛顧を賜り」の例文を使用して、「旧年中は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます」「昨年は格別のご愛顧を賜り心より感謝申し上げます」という文にして、賀詞の後に書くといいでしょう。
日頃の感謝を伝える例文2:格別のご厚情にあずかり
「ご厚情」とは「ごこうじょう」と読み、「厚いなさけ」「心からの深い思いやりの気持ち」という意味です。お客様に対して感謝の気持ちを述べる時に使う言葉となっています。
「格別のご厚情にあずかり」の例文を使用して、「旧年中は格別のご厚情にあずかり心より御礼申し上げます」「昨年は格別のご厚情にあずかり誠にありがとうございます」という文にして、賀詞の後に書くといいでしょう。
日頃の感謝を伝える例文3:格別のお引き立てを賜り
「お引き立て」は「贔屓する」という意味で、「格別のお引き立てを賜り」という言葉でお客様に感謝を述べます。
「格別のお引き立てを賜り」の例文を使用して、「旧年中は格別のお引き立てを賜り心より御礼申し上げます」「昨年は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます」という文章にして、賀詞の後に書くといいでしょう。
相手を気遣う例文
年賀状ですので、お世話になったお礼ばかりでなく、お客様を気遣う文章も必要となってきます。中にはお礼と「又今年もよろしくお願いいたします」というようなお願いしか書かれていない年賀状も多くあります。
やはり送っていただいて嬉しいと思われる年賀状にはお客様を気遣う文章が含まれています。自分自身が受け取り手と考えて文章を考えると、気遣う文章も必要だということがわかります。
相手を気遣う例文1:皆様のご健康とご繁栄を心からお祈り申し上げます
お客様に出す年賀状には、お礼とお願いだけでなく、相手を気遣う文章も入れるようにしましょう。入れる場所は、賀詞を最初に書き、昨年のお礼を言い、その後に相手を気遣う文章を書くといいでしょう。
例文
皆様のご健康とご繁栄を心からお祈り申し上げます
この例文は年賀状以外でも使用できるものなので、よく覚えておきましょう。
相手を気遣う例文2:貴社の益々のご発展を祈念いたします
お客様が企業関係なら、「貴社の益々のご発展を祈念いたします」と書いてみましょう。この場合も文頭の賀詞、昨年のお世話になったお礼、そして相手企業を気遣う文章を続けて書くことにしましょう。
例文
貴社の益々のご発展を祈念いたします
お客様の会社のことを「御社」とも「貴社」とも言いますが、「御社」は話し言葉で「貴社」は書き言葉なので、年賀状の場合も例文のように「貴社」と書きましょう。
相手を気遣う例文3:寒い日が続きますがくれぐれもご自愛ください
お客様の中にも個人として気持ちが通いあったり、企業同士の繋がりでも個々として交渉などをしている場合は、体調などを気遣う文章を書くのもいいでしょう。
例文1
寒い日が続きますがくれぐれもご自愛ください
例文2
季節柄お身体に気を付けてお過ごしください
この例文のような体調を気遣う文章を書いていただければ、お客様は個人として嬉しく感じるのではないでしょうか。
今後の関係継続をお願いする例文
年賀状の締めとなる文章が今後の関係継続をお願いする文章となります。文頭に賀詞を書き、昨年のお礼を述べ、相手を気遣う文章を書き、そして今後の関係の継続をお願いする文章へとつないでいきます。
年賀状を送る上で、お客様に一番伝えたり気持ちです。忘れずに書くようにしましょう。3つの例文をあげたので、みていきましょう。
今後の関係継続例文1:本年もご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます
年賀状の最後の文章として書いておきたいのが、今後の関係継続をお願いする文章です。今年も昨年同様にお客様に支援していただきたいのなら、はっきりお願いするといいでしょう。
例文
本年もご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます
上の例文はシンプルですが、本年もの後に「倍旧の」や「より一層の」を付け加えて強調する場合もあります。
例文1
本年も倍旧のご支援のほど
例文2
本年もより一層のご支援のほど
今後の関係継続例文2:本年も変わらぬお引き立てのほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
お客様に年賀状を通して、一番の目的が、今年も同様いい関係を継続していただけるようお願いすることなので、これは忘れずに書くことにしましょう。
例文
本年も変わらぬお引き立てのほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
今後の関係継続例文3:本年もご期待に添えるよう精進いたします
今後の関係継続の文章としてお願いするばかりではなく、こちらが豊富を述べたり、意気込みを書いたりするのも、お客様に印象を強く与えたり、好印象を持っていただくにはいいのではないでしょうか。
例文
本年もご期待に添えるよう精進いたします
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印刷と手書きの違い
印刷と手書きの違いはなんでしょうか。受け手側からすると、印刷はその他大勢の方と同じ物が届いているのだなと親しければ親しいほど、失望感を感じ、手書きなら、自分のために時間を割いて書いてくれたのだなとありがたい気持ちと親近感が増す気持ちが沸いてくるのではないでしょうか。
お客様には、全部手書きができなくても、一言何か手書きを添える文を書くだけでもと少し気持ちが届くのではないでしょうか。
手書き年賀状は心が伝わりやすい
手書きの年賀状は印刷の年賀状より心が伝わりやすいのは確かです。自分自身が受け手側で考えるとよく理解できることです。
しかし、会社から出す年賀状は挨拶文も宛名も全て印刷ということは多いです。他の仕事もあり、お客様ひとりひとりに手書きで書く時間がなかったりもします。そういう場合は、短くても一言でもいいので、手書きでメッセージを添えることにしましょう。あなたの気持ちがきっと伝わります。
お客様へ心を込めて年賀状を書こう
お客様には心を込めて年賀状を書きましょう。
字が下手でも、丁寧に書けば心が通じるものもです。時間が取れるようであれば、印刷なしに全部手書きで送ってみるのも、熱意が通じて昨年よりも濃密な取引ができるかもしれません。