【シチュエーション別】退職関連事項と併せた年賀状例文6つ|注意点

ビジネスマナー

退職済み予定でも年賀状は出すべき

退職済みの場合や退職予定の場合、退職をもって縁が切れますが、お世話になった方々だからこそ、年賀状を出した方がより丁寧で良いです。

さらには昔の職場が縁で、また新たな良い環境の職場を得られる可能性があります。人づてに仕事の紹介がなされるケースは多いゆえに、人脈が大切です。もう縁がなくなるであろう職場であっても、礼を欠かさず、年賀状を出すなど義理は果たすようにしましょう。

上司へ送る年賀状基本構成

同僚の方や部下の方であればまだしも、上司へ送る年賀状は構成なども気を使う必要があります。

基本構成としては、氏名など構成を正しくする必要があります。特に賀詞に間違いがあると失礼になってしまうこともありますのできをつけましょう。どのような年賀状の構成にするかはよく考えるべきです。

さらには、お名前の間違いは失礼に当たりますので、年賀状を印刷する際もお名前の確認は怠らないようにしましょう。

構成1:氏名

まず、氏名は重要ですので、位置に気を付けましょう。

最近は、自分の氏名や住所などを表に書くのではなく、裏に書くというのが主流になっています。もし、裏に書くのであれば縦書きであれば、左下横書きであっても下に書くのが望ましいです。

さらには差出人の氏名のところは、表に書くのも決して間違いではありません。裏面では差出人を省略しても全く問題はないので、年賀状のスタイルで決めるようにしましょう。

構成2:賀詞

年賀状においては、賀詞をある程度決めておく必要がありますが、目上の方に使われる昔はある程度決まっていますので注意が必要です。

例としては「謹んで新年のお慶びを申し上げます」などです。「迎春」「賀正」などもよく使われますが、上司の方に送るには相応しくありません。「謹んで」「恭しく」などが入っていたら間違いないでしょう。

同僚であれば、「謹んで」「恭しく」などが入っていなくても失礼には当たりません。

構成3:添え書き

添え書きにおいても指導してくださった上司に対する感謝の気持ちなどを書くと間違いありません。

印刷のものでも良いですができれば、さらに手書きの添え書きがあると、心情が良いです。できれば全て手書きであった方が、心がこもっているように見える一面がありますが、今やビジネスマンの方は年賀状を出す数も多いでしょう。

ある程度印刷した年賀状を使用しても失礼には当たりません。

シチュエーション別の退職関連事項と併せた年賀状例文6つ

退職する前か後、誰に出すかによって、年賀状の書き方は異なってきます。

上司や先輩であれば、同僚のように文章を書くのは失礼にあたってしまいます。退職するのでしたら、最後の挨拶としてきちんとしたいものです。そして、もしかしたらご縁でまた新しい職場を紹介して頂ける可能性もあります。

だからこそ、正しい年賀状の書き方を抑えましょう。その為にも例文を参考に文章を考えると失敗のリスクが減って良いです。

退職済み年賀状の例文3つ

退職した後に、年賀状で挨拶をする際には、お世話になった事に関する感謝の気持ちをまとめるようにしましょう。

退職済みの年賀状を出すときの例文もさまざまなものがありますが、多くの例文では、在職時のお世話になった感謝の気持ちが書かれています。また、どなたに出すかによって文面を変える必要があります。退職済みである場合の文章はどのようにしたら良いでしょうか。

例文を見ていきましょう。

退職済み年賀状例文1:上司宛の場合

上司宛の場合は、下記の例文のような文章に現在のご自身の様子や相手の方を気遣う文章などを入れると良いでしょう。

上司は目上の方ですので、くれぐれも失礼がないように気を付けましょう。

「謹賀新年

旧年中は公私ともにご指導をいただきありがとうございました
新たな環境に慣れ 日々精進しております
新しい年が良き年でありますようお祈り申し上げます

令和〇〇年元旦」

退職済み年賀状例文2:先輩の場合

先輩の場合は上司ほどかしこまる必要はありませんが、やはりある程度丁寧に書く必要があります。

ただ、仲が良かった先輩であれば、例文も書かれているように「また機会があったらお話しましょう」と素直な気持ちを文章に入れても良いでしょう。

「新年おめでとうございます
在職中は先輩には公私ともに色々とお世話になり ありがとうございました
また機会があったらお話しましょう

令和〇〇年元旦」

退職済み年賀状例文3:同僚や関係者の場合

同僚の場合は、気楽に話せるところもあるでしょうし、年賀状においても素直な気持ちを書きやすい一面があります。

敬語にしたほうが良いですが、思いのたけを伝えるのは良いでしょう。例文は少々硬いですが、仲の良さにより崩しても問題ありません。

「新年あけましておめでとうございます
○月○日をもちまして退職いたしました
無事勤め上げる事ができたことを感謝申し上げます
皆様のご活躍をお祈り申し上げます

令和〇〇年元旦」

退職予定の年賀状例文3つ

退職予定の場合であれば、少し年賀状の内容は変わります。

ただ、新年の挨拶、日々の感謝の気持ち、〆の言葉という構成は変わりません。ほとんどの例文ではこのような構成になっていますので、例文を参考に書くと間違いないでしょう。では、退職予定の年賀状の例文を見ていきましょう。

退職予定年賀状例文1:上司宛の場合

退職予定で、尚且つ上司に送る場合は「新年あけましておめでとうございます」や「新春」などではなく、「謹賀新年」などにする点に気を付けつつ年賀状を作成しましょう。

例文でも上司宛では「謹賀新年」になっている事が多いです。

「謹賀新年

旧年中は公私ともにご指導をいただきありがとうございました
本年○月○日をもって退職させていただくことになりました
本年がより良い年になりますようお祈り申し上げます

令和〇〇年元旦」

退職予定年賀状例文2:先輩の場合

先輩の場合、退職済みの場合とは少々違う文章にはなります。上司の時のように硬くしなくても良いですが、丁寧な印象にしたほうが良いです。

先輩へ退職予定を報告する年賀状を出す場合の例文を見ていきましょう。

「新年あけましておめでとうございます
本年○月○日をもって退職させていただくことになりました
長らくご指導いただき誠にありがとうございました
本年がより良い年になりますようお祈り申し上げます

令和〇〇年元旦」

退職予定年賀状例文3:同僚や関係者の場合

同僚や関係者の方に出す年賀状は、関係性によって変えると良いでしょう。

親しい同僚であれば、気持ちが伝わる文章にすると喜ばれます。敬語にするなどはもちろんですが、ある程度節度をもった文章にしたほうが良いでしょう。仲の良さ次第では例文の間に素直な気持ちを書いても良いです。

「新年あけましておめでとうございます
○月○日に退職することになりました
本年がより良い年になりますようお祈り申し上げます

令和〇〇年元旦」

年賀状と併せた退職関連事項の書き方4つ

退職をする事は、同じ職場にいる人や取引先の方にとって大きなことです。

退職をする際の挨拶はしっかりとしたいものです。後に触れますが、実際に対面して挨拶をしたほうが良いのはいうまでもありません。しかし、顔を合わせることができない人にはもちろんですが、顔を合わせていても書面での挨拶をしたいものです。

では、退職関連の書き方4つを見ていきましょう。

退職関連事項の書き方1:新年を祝う挨拶の賀詞

年賀状故に、新年を祝う挨拶の賀詞が必要ですが、上司の方でしたら「謹賀新年」などにしておくと間違いないでしょう。

同僚などであれば「あけましておめでとうございます」でも良いです。注意点としては上司に対して「A HAPPY NEW YEAR」という年賀状を送るのはふさわしくありませんので気を付けましょう。

例文も、上司宛であれば「謹賀新年」「謹んで新年ののお慶びを申し上げます」と書かれている例文を選びましょう。

退職関連事項の書き方2:自身の近況報告

年賀状での挨拶によって久々に接点ができるのであれば、ご自身の近況報告があると喜ばれます。

結婚を理由に退職されたのであれば、つつがなく結婚生活を送っている事や、妊娠が分かったのであればその報告も良いでしょう。転職を理由に退職をされたのであれば、新しい職場での事を報告する事も良いです。

その時は、詳しい事ではなく新しい仕事に慣れて勤められている様子をお伝えしましょう。例文も豊富ですので参考にしましょう。

退職関連事項の書き方3:在職中にお世話になった感謝

退職した職場の方に年賀状を出すからには、在職中にお世話になった感謝の気持ちを伝えましょう。

この言葉があったほうが喜ばれることが明らかです。年賀状の例文でも、複数のものが載っていますので、さまざまな種類がある例文から、ご自身により相応しい例文を選びましょう。

ある程度のルールを守る必要はありますが、例文を少しアレンジすることで、より気持ちが伝わる年賀状にすることも可能です。

退職関連事項の書き方4:締めくくりの言葉

色々な文章がありますが、基本的に今年が良い年になる事を祈るような文章で結びの言葉にすることが多いです。

「ご多幸をお祈り申し上げます」や「実り多き一年になりますように」などがそれにあたります。もしくは健康を祈るような文章で結ぶこともあります。多くの例文でも、締めくくりの言葉は、祈る言葉が多いのでより良いと考えられる例文を参考にして下さい。

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退職関連事項と併せて年賀状を書く際の注意点

退職関連の年賀状を出すときに気を付けるべき点があります。

退職の挨拶はお世話になった方々の重要なものですので、失礼がないようにしたいものです。では、退職関連の年賀状を書く際に気を付けるべき点とはどのようなところなのでしょうか。

年賀状と退職挨拶を兼ねない

年賀状と退職挨拶を兼ねても良いのではないかと考えられる傾向にあるでしょうが、退職挨拶は別にするべきです。

対面での挨拶のほうが望ましいですので、退職挨拶は対面でして、年賀状でさらに退職の事に触れて書くようにする事が、礼を欠かない良い方法です。

例文を参考に年賀状を書いてみよう

年賀状の書き方に頭を悩ませる方も多いでしょうけれど、数多くの例文がありますので、参考にして書いてみましょう。

ある程度の形式が決まっていますので、その形式に則ったうえで書きましょう。上司当ての場合は特に形式に則ったほうが良いです。後輩でしたら、少々砕けてでも心のこもった年賀状にすることで喜ばれるでしょう。

シチュエーション別に年賀状の例文を参考にしましょう。

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