会社を休みたいと思うことは誰でもある
会社を休みたいと思うこと、誰だってあると思います。会社に入って最初のころは何でも新鮮で興味をもっていても、そのうち時間が過ぎ、仕事にもあまり新鮮さがなく、毎日が平凡の繰り返しです。そのような状況から脱出すためにも、会社を休んでみましょう。
どんな理由であれば会社を休むことができるのか考えてみます。会社を休むにはそれなりの正当な理由があったほうがいいです。
もちろん、有給休暇を取得にあたっては、労働基準法に決められた内容なので、年間10日間は取得可能です。
しかし、職場は人間関係が重要です。上司や部下や同僚との関係が複雑です。自分勝手に「休みたいから休みます」と言うのは社会人としての常識に欠けると判断されます。
そのように会社勤めをしていたら、休みたくても休めないことは多いですよね。
では、どんな理由で休むのがいいのでしょうか。
会社を休みたいときの理由
では、会社を休みたいとき、どのような理由で休むのがいいでしょう。
長期と短期がありますが、常識の範囲で、日本では1週間連続休むのが長期休暇で短期休暇はせいぜい1日から2日間ではないでしょうか。
会社によっては土日休暇がある会社は週日の5日間と合わせて最高9日間休みが取れます。これだと年間10日間のうち5日間の有給休暇の消化ができます。
長期休暇が欲しい場合の理由
休みたい時には旅行が最もいい理由です。お正月やお盆に使うか、本当に好きな時期に旅行も行けます。
部署によっては年間計画の中で、仕事の忙しくない時期に前もっての申請するよう指示のある会社もあります。これを利用して会社を休みたいときに休めるのです。
また、ある程度寛容な会社であれば、業務の引き継ぎさえきちんと行っていれば、長期日数旅行で休んでも許される会社もあります。
では、旅行をしたくてもできない、休めないといった場合にはにはどうしたらいいのでしょうか。
業務に従事するのが困難な場合を除いて、かつ、事前の調整がない場合に休むのはやはり困難と言えます。
長期休暇、つまり、休職する場合というのは、自身が病気になったり、家庭の事情で実家に戻らなければならない場合は、もちろん取得が可能です。
本当に長年の会社での疲れがたまり、「会社を休みたい」と思っている場合、会社の産業医と面談するのをお勧めします。もしかすると、本人も気付いていない間に本当に病気になっている可能性もありえます。会社を休みたいと思った時、自分だけで判断するのではなく、専門的な医師に診てもらうことが優先です。
短期休暇が欲しい場合の理由
反対に短期休暇は、それなりの理由があれば、すぐに取得できるでしょう。
例えば、市役所に住民票や戸籍謄本などの書類を取りにいかなければならないとか、銀行に住宅ローンの申請をするために書類を提出するなどの用事があるとか、運転免許証の更新に警察に行かなければならないなど様々な理由があげられます。
また、冠婚葬祭で休むこともできます。結婚式は会社が土日休みであれば、有休を取得しなくてもいいですが、お葬式はいつ起きるかわからないので、有休を使って会社を休むことになります。午後からお葬式に参加する場合でも会社を休みたいと思えば、一日休むこともできます。また、近くであれば、半休を取って、その後、自分の時間として過ごすことができます。
家族がいれば、子供に熱が出て病院に連れていくとか、両親がいれば、病院に連れて行かなければなりません。そのような時に有休を利用して、会社を休むことができます。
学校の行事もあります。PTAだったり、学校での面談だったり、家庭をないがしろにして会社人間になると後で家族からひどいしっぺ返しを受けることになります。
仕事も大事ですが、それと同様に家族も大切にしないと、子供が独り立ちしたり退職したりした瞬間に熟年離婚ということも考えらます。会社の周りに遠慮して、会社を休みたいときに休めないのは日本人の悪い癖です。
体を壊すほどなら休もう
ワークホリック(仕事中毒)と言われ、過労死までする日本の労働者は、会社をやすみたいと思う時に休めないのが社会的問題になっています。
しかし、会社を休みたいからと言って嘘をついてまで休むのはお勧めできません。例えば、親や親せきが死亡したのでお葬式にいくと嘘を言って会社を休んだ場合、会社から弔電や香典が送られる場合があり、その時に嘘だとばれると信用問題にかかわり、「嘘を平気でつく人」とレッテルがはられます。そのようなことがないように嘘でも親が死んだとは言わないようにしましょう。
会社を休みたいときの連絡方法
次に会社への連絡方法について考えていきましょう。
長期休暇の場合
これも長期休暇と短期休暇に分けてみます。会社を休みたいとき、長期になる場合は、明日からということは、事故や緊急の病気でない限り難しいでしょう。交通事故で入院とか盲腸で入院ならば仕方ありませが、一般的には前もって有給休暇の取得申請をしなければなりません。
上司又は人事課へ「年次有給休暇取得申請書」を提出することになります。
書式は以下の通りです。
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年次有給休暇取得申請書
年月日
所属
氏名 印
下記のとおり年次有給休暇を取得しますのでお届けします。
1.取得日 月 日( 曜日) から 月 日( 曜日)まで( 日間)
2.理由
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そして、申請が通ったら引継ぎができるよう準備をしておきます。そして、休暇が終わったらお土産や感謝の気持ちを述べてスムーズな人間関係を築きましょう。
メールで記入する内容も同様です。会社の上司や同僚に有給休暇を取得の内容のメールを送り、仕事が滞らないよう根回しをして、会社を休みましょう。
これで会社を休みたいときに後ろめたくなく正々堂々と会社を休むことができます。
短期休暇の場合
事前に有給休暇を取得の申請ができればいいのですが、そうでない場合があります。当日になって会社を休みたいまたは休まなければならない時があります。それは、頭痛や発熱、腹痛といった症状が出てきて会社に行けなくなった時です。
風邪かもしれませんし、感染症のインフルエンザかもしれません。インフルエンザなら数日会社に行かないほうが周りに移さなくて済むので会社を休むほうがいいです。女性ならば、生理痛で会社を休みたい思うことがあります。
電話連絡する場合
いずれにせよ、休みたい時には会社には連絡を入れなければなりせん。電話でするときは、会社の始業時間の前、ちょうど会社の上司が会社のデスクに到着する時間に電話するのが望ましいです。
始業時間が始まって、出勤していなければ、無断欠勤と判断されるからです。そして、電話で告げるときもただ、「会社を休みたい。」だけではなく、「頭痛がひどく、病院に行きますので休ませてください。」と病気の症状とどうするのかきちんと伝える必要があります。また業務を頼む人がいれば、その人にも連絡する必要があります。
休んでも悪く思われないような信頼関係を築いておこう
体調管理も必要ですが、突破的な病気にもかかる時がありますので、会社の方々の理解を得ることが重要です。
もし、それほど重症でなくても体調不調であれば、「頭痛がして会社に行けそうにありません。病院に行ってきます」と言って休みたい旨を理解してもらう必要があるでしょう。
そして、翌日病気が快復してくれば、会社に出勤して、病気がよくなったことや会社を休んだことをもうしわけなかった挨拶するのがいいでしょう。
突発的にせよ、事前に決まっているにせよ、仕事は複数の人との関わりの中で成り立ってるため、日頃から信頼関係を築けているかが重要です。
休みたい旨を快く聞いてもらうには、日頃の業務を誠実にしていくことも重要です。