バイトをクビになる理由|クビになったら法律上給料はどうなる?

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アルバイトをクビになる理由

アルバイトでクビになったことがある人もいるのではないのでしょうか?一番アルバイトでクビになる理由は、欠勤が一番おおいそうです。バイトだからといって、ぶっち(無断欠勤)する方が多いそうです。そのほかにクビになるにはどのような理由があるのか見ていきましょう。

①人間関係

クビの決定を握るのは店長もしくは管理人といったことが大半です。このキーパーソンが何を望んでいるのかを押さえる事が大事です。多少失敗をしてもシフトに多く入れる人であれば大変重宝されますし、逆に仕事が有能でもシフトに思ったように入れないと使いづらいとしてクビにされる可能性もあります。クビになる理由は店長との関係性も大いに影響します。人間関係はクビには大きく関係してきます。

店長と関係を悪化させると、それだけでクビの理由になってきます。また、同僚や先輩との人間関係も大事で、これを強化しておくと店長もクビにしづらくなります。上手くアルバイトで手抜きをしている人ほど、こういった人間関係で保っている人が多いのです。クビにされたくない場合は、アルバイト先での人間関係を良好に保ちましょう。

②試用期間でのクビ

アルバイトをクビになるケースとして多いのが試用期間中のクビです。大抵のアルバイトの雇用契約書には試用期間というものが定めてあり、この期間中であればクビもしやすくなっているのです。期間は3ヶ月が標準的ですが、明示的にこの期間が示されない事もあるので、契約書を確認する時には注意が必要です。このアルバイトの試用期間は、あなたが使えるかどうかを試す時期ですから、この試用期間さえ乗り切ればクビの可能性はグッと低くなってくるのは確かです。試用期間中は評価の目も厳しいです。ここが正念場と思ってやる気を見せて下さい。また仕事を覚えるために精一杯努力して下さい。こうした姿はアルバイト先でも評価されるのでクビも免れるはずです。

入社2週間の場合解雇通知はいらない?

雇用が14日以上となった従業員に対しては「解雇予告」と呼ばれる手続きが必要ですが、入社して14日以内なら解雇予告なしで解雇できることとなっています(労働基準法第21条)手順としては、従業員と個人面談を行い、その場で理由と処分を伝えるという流れになります。その際、いつ解雇する、ということ明確にするために、試用期間満了をもって解雇するという趣旨の「試用期間満了通知書」「解雇予告通知書」など、書面を作成して渡しても良いでしょう

クビになったら給料はどうなる?(法律)

労働基準法の中では、「労働者」は簡単に言うと「使用関係にあって賃金をもらっている人」と定義されています。そのため、アルバイトであっても正社員であっても労働基準法上では同じ「労働者」という扱いになります。そうすると、たとえアルバイトであっても解雇することについては、正当な理由が必要になります。解雇するためには、社会通念上「解雇が相当だ」と認めらるような客観的・合理的な理由がないといけなく、使用者には解雇するための理由を労働者に対して伝える義務も当然あります。

また、突然の解雇ということに関して、原則、使用者は解雇する場合の30日前に労働者に対して解雇することを予告しなければならなく、予告なしに解雇した場合には、30日分以上の平均賃金を支払わなければいけません。

ただし、解雇の30日前に予告しなければいけないことについては次の4つの例外があります。
1つ目は、日雇い労働者の場合。
2つ目は、2か月以内と期間を定めて使用される者の場合。
3つ目は、季節労働者で4か月以内の期間を定めて使用されている者の場合。
4つ目は、試用期間の者の場合。
この4つの場合に当てはまる場合は、解雇の30日前の予告は必要ありません。

不当解雇

不当解雇とは文字通り、不当な理由でクビにされるということです。その不当な理由には、様々なものがあります。例えば、国籍や信条、社会的身分を理由にクビになるということは、不当解雇に当たります。

国籍が日本以外の各国であること自体を理由として解雇するということは、差別になりますよね。これは不当解雇に当たります。「信条」は、例えば信仰している宗教や、自らが掲げているポリシーです。「自分の信仰していない宗教を信仰している事がわかったから解雇」「街で行われたデモに参加していたからクビにする」というようなことはできないということです。「社会的身分」は、わかりやすく説明すると「実家が大金持ちであんなに大きな家に住んでいるのだからウチで働く必要はないはずだ」というようなことは認められないということです。

向き不向きでバイトはクビになる?

向き不向きでアルバイトをクビになることはもちろんあります。アルバイトとはいえお仕事である以上、人によって向き不向きがあります。飲食チェーン店等では、マニュアルが厳しく覚えることがたくさんあるお店も少なくありません。そのため、向き不向きを見るためにも飲食チェーン店では試用期間を設けられていることがよくあります。

試用期間は一般的に3か月前後です。回転率が高く常に忙しいお店などでは、物事をテキパキとこなせない方や、物覚えが悪い方は試用期間中にクビになってしまうことがあるようです。けれど、このようなことはやる気と努力でなんとかなることが多いです。やる気や努力は必ず相手に伝わります。自分が働きたいと思うのであれば試用期間は特に努力して精一杯働くことが、クビにならない秘訣です。

バイトの辞め方

<伝える時期・タイミング>
民法上では退職の2週間前となっているが、辞める1カ月前までとしている会社が多いです。バイト先によっては2カ月以上前に伝える必要があることもあります。コンビニやファストフード店など、1カ月前にシフトが決まるところは急なシフト変更には対応できないこともあるので、余裕をもって「辞めたい」と伝えるようにしましょう。

<伝える相手>
一緒に仕事している「一番偉い人」に伝えよう。お店ならば「店長」、オフィスワークなら「社長」や「部長」「課長」など。アルバイト仲間に先に話して、間接的に上司に伝わってしまうのはマナー違反なので気を付けよましょう。

<伝え方>
直接会って伝えるのが礼儀です。気まずいからといって電話やメール、LINEで伝えるのはマナー違反です。上司が忙しくてなかなか会えない場合は電話やメールで「大事な話があるのですが、お時間いただけないでしょうか」とアポイントを取り、対面で話しましょう。お世話になったバイト先を辞めるのだから、最後まで責任をもって対応しなければなりません。

バイトをやめる際に有効的な理由

<学業>
1、学校の単位が非常に厳しい状況なのでバイトを辞めさせてもらいたい。
2、公認会計士の資格を取る為に勉強をしており、進捗状況がよくない為、勉強に専念したいと思いますので、バイトを辞めさせてもらいたい。

<就職活動>
1、就職活動が始まるので、自己分析や企業分析などに専念し、この機会に自身を成長させたいと思うので、バイトを辞めさせて頂きたい。
2、インターンシップに参加するので、これを機会により多くの社会人に会いにいく為の時間をとろうと思いますので、バイトを辞めさせて頂きたい。

<サークルや部活動>
1、サークルの幹事を引き受ける事になりまして、これを機にサークル活動に専念したいと思いますので、バイトを辞めさせて頂きたい。
2、より筋肉トレーニングを集中して行い、日本で有数になりたいので、現在のバイトの時間を筋トレにあてる予定です。ですのでバイトを辞めさせて頂きたい。

<家庭の事情>
1、両親に内緒でバイトをしていたのがバレてしまい、辞めざるを得なくなりました。
2、父親のお店を手伝う事になりましたので、バイトを辞めさせて頂きたい。
3、祖母の介護を私がする事になってしまったので、バイトを辞めさせて頂きたい。

バイトであっても責任をもって働こう

いかがでしたか。

バイトは、気軽に始められることもあり、クビになってしまう方も多くいます。アルバイトといっても労働者の一人ですので、責任をもって仕事に取り組むようにしましょう。

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