GPAと就職活動の関係・企業が成績を見る理由3つ

ビジネスマナー

GPAとは?

GPAとは、大学の成績を簡単な数値で表したものになります。そもそも、大学の成績は0~100の点数で決まります。

この点数は、主に「テストの点数」、「出席点」、「レポートの点数」の3つの合計で決まります。中には、テストの点数だけの教授もいれば、レポートの点数と出席点で決める教授もいます。

また、大学は点数によって「秀」や「優」の漢字か「S」や「A」の英語で評価します。

提出を求める企業は少ない

現状では、就活において企業側が開示している採用選考情報をみてみると、GPAの提出を必須としているところはほぼありません。

つまり、就活でGPAが必要になることは、今のところほぼありません。

その理由の一つとして、GPAの成績だけで学力の判断を統一することができない点が挙げられます。極端な話ですが、偏差値80の人と、偏差値30の人では、GPAが同じ4.0だとしても、学力は同じとは言えません。

成績を採用に活用する企業の増加傾向

しかし、GPAに限らず、採用に成績を活用している企業も存在しています。「人物重視」を採用選考の軸としている企業が多い中、成績を活用すると発表したことは、就活において大きな変化とも言えます。

公表した企業を見てみると、「三菱商事」や「KADOKAWA」、「大塚製薬」などの大手企業が目立ちます。

GPAはアピールポイントの一つ

そもそも大学の勉強は、就職活動で良い会社に入るためにするものではありませんし、真面目に大学で勉強して、良い成績をとることは、例えそれが就職活動に活かせなかったとしても良いことです。

真面目に勉強してきたことは、一つの重要なアピールポイントになることは間違いありません。

大学推薦の場合は、GPAが高い学生が優遇されますし、奨学金や海外の大学院への進学の時などにも、GPAの数値は見られます。

成績(GPA)を見る企業/見ない企業

成績(GPA)を見る企業と見ない企業がありますが、企業の種類によって大まかな傾向があります。成績(GPA)を見る企業と見ない企業ではどのような違いがあるのでしょうか。以下では成績を見る企業と見ない企業に分けて紹介していきます。

ぜひ自分の目指す職種に応じて参考にして見てください。

外資企業は成績を見る

外資企業は一般に、かなり成績を重視するという傾向があります。初期段階で成績を見て、成績がよくない学生はその時点で落とされたりもします。

よって、外資企業を目指す方は、大学生の頃から良い成績が取れるように意識して勉強する方がいいと言えます。

大手日系企業はあまり加味しない

大手日系企業も成績を見ない訳ではありませんが、外資企業よりは成績を重視することはないという傾向があります。

成績が悪いと即座に落とされるというよりは、採用するか否かを考える上での一判断材料になるというイメージでしょう。

企業の社風がお堅い企業ですと、成績を見て、成績がよく真面目な学生をとるという風に使われています。

病院や公務員への就職

病院や公務員への就職の場合も、大学の成績(GPA)は基本的に就職活動には関係ありません。専用の試験などがある場合が多いため、その成績の方が見られる確率は高いでしょう。

しかし、GPAが高くて損することはありません。成績がいいということは一つの重要なアピールポイントになるでしょう。

企業が成績(GPA)を見る理由とは?

大学の成績からではその人の人柄を知ることができないため成績をあまり重視しない企業が多いのが現状です。しかし、最終確認で成績を見たり、中には成績をある程度加味する企業もあります。

ではなぜ企業は成績(GPA)を見るのでしょうか。以下ではその理由をいくつか探っていきます。

理由1:卒業できるかどうかの確認

就活では大学の在学証明書とともに、成績証明書の提出を求められますが、それは最終面接の当日であることが多くそれは選考にはほぼ関係ないということを意味します。

なぜ選考に使わないのに提出させられるのかというと、卒業できるかどうかの確認です。留年されると内定の取消の手続きや欠員補充をしなくてはなりませんし、人事の査定にも響きます。

留年せず卒業できるか見るために成績を要求するというのが一般的な企業です。

理由2:履歴書との違いがないかの確認

成績を見る理由の一つに、履歴書との違いがないかを確認するためというのが挙げられます。履歴書は初期段階に自ら提出するものですから、それが正しい情報であるかはなかなか確認が簡単ではありません。

そのため、大学の成績という情報を通してその履歴書の情報を裏付けしようという意図があると言えます。

理由3:人物像の把握

大学の成績を見ることで、わかる人物像というものもあります。

一般的に企業は大学の成績からは人物像はわからないということで成績をあまり見ない企業が多いですが、成績を見るとこでわかる人物像ももちろんあります。

きちんと大学の勉強をすることができることは、会社に入ってからもプラスに働く人物像でしょう。

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成績(GPA)よりも大切なこと

全ての企業が大学の成績を見るわけでもありませんし、成績だけでは採用しません。成績よりも大切なことはあります。

大学の成績がいい人だけがほしい、または逆に成績が良くない人はいらないという考えではありません。大学の成績について聞かれた場合は、きちんと説明できれば問題ありません。

では、就職活動において成績よりも大切なこととは何でしょうか。ここからは成績よりも就職活動において大切なことを見ていきましょう。

学生時代に何を成し遂げたか

会社の採用担当者がほしいのは会社に貢献してくれる人ですから、成績に限らず、学生時代に自分が何を成し遂げたかは就職活動において重視されます。

成績が悪くても、嘘はつくことはせずに学生時代に力を入れたことなどへつなげて、自分をアピールするのがいいのではないでしょうか。

その方が自分の人柄を見てもらうことができますし、成し遂げたことが大きければ成績面でのマイナスポイントは相殺されてしまいます。

就職活動の経験を積む

就職活動は経験がものをいうことが多くありますので、やはり一番大切なのはたくさん経験を積むことでしょう。

企業の採用担当者は素の部分の人柄を見ますし、急な出来事への対応力も見ます。

急に予想もしていないことについて聞かれると意地悪だなと思うこともあるでしょうが、たくさん経験を積むことでうまく回答することができます。

たとえ失敗しても、めげずに何度も就職活動をすることが、うまく就職活動を進めていくコツです。

就職活動に向けて有意義な対策を

以上ではGPAと就職活動の関係を見ていきました。GPAを見る企業も一部ありますが、ほとんどの企業ではみていません。

大切なのは成績がいいことよりも、有意義な対策をしているかどうかです。

成績が悪いからといって、そこまで落ち込む必要はありませんが、留年はしない程度の成績はとれるように気をつけましょう。

成績があまりよろしくない人は、課外活動に力を入れていたことをアピールできるようにしておきましょう。

就活に役立つ情報をチェック

就職活動に関する情報は毎年、いや日々めまぐるしく変化していきます。有意義な対策をするためには、就職活動に役立つ情報をこまめにチェックすることが大切です。

情報をたくさんチェックし、きちんと対策すれば満足いく就職活動になるはずです。満足して就職活動を終わることができるよう、ぜひこの記事の内容を参考にして、十分な準備を進めてください。

GAPをアピールして内定に繋げよう

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就活は今後の人生を決める重要な選択なので、納得の行く就職活動にするために「キャリアパークの自己PR作成マニュアル」を上手く利用しましょう。

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