「公務員への転職」で後悔したこと
皆さんは、「転職」について考えたことはありますか?最近では、収入の安定さや福利厚生の充実さを求めて、「公務員」へ転職を行う人が増えているようです。確かにこの「公務員への転職」によって日々の仕事に満足感を感じている人は多いです。しかしその中にも、「公務員への転職」が原因で後悔したという人も少なくないようです。
今回は、そんな「公務員への転職」に注目し、それが原因で起こりうる後悔や公務員の給料事情について見ていきたいと思います。
「公務員への転職」による後悔の原因やパターン
では早速ですが、「公務員への転職」による後悔について見ていきたいと思います。まずは、「公務員への転職」によって起こりうる後悔の原因や後悔する場合のパターンについて見ていきましょう。
地味な作業が多い
では早速ですが、「公務員への転職」によって起こりうる後悔の原因や後悔する場合のパターンについて見ていきたいと思います。
まず、「公務員への転職」によって起こりうる後悔の原因や後悔する場合のパターンの一つ目はというと、「公務員の主な業務には地味な作業が多い」という点が挙げられます。
公務員の主な仕事というのは、「書類」に始まって「書類」に終わると言っても過言ではありません。確かに「公務員」と一概に言っても、様々な職種があります。しかし、「警察」や「自衛隊」、「先生」、「行政」などに勤めている人すべてに共通して言えるのがその書類の多さです。
なぜ書類を扱う仕事が増えてしまうのかというと、とにかく何かあればすぐに「報告」するというのが「公務員」の基本だからです。「公務員」とは国民の生活の中枢を担う役割を果たしているため、大きなミスは許されません。そのため、ことあるごとに一つ一つのことを間違っていないか「チェック」します。
また、民間は「結果」や「利益」が目に見える仕事が多いのですが、「公務員」は前任者がやっていたのと同じように、変わりなくミスなく繰り返すことが一番大切になってきます。
そのため、自分何か目標を設してそれに向かって日々仕事をこなすというこは少なくなってしまいます。そのため、一般企業と比べて達成感というのはどうしても少なくなりますし、特に「公務員」は個人の実力というよりも、年功序列の風潮が強いため、いくらあなたが仕事が出来る人間であったとしても、他の人と差を付けるような仕事自体がないため、それを生かしきれず、昇進などははっきり言って難しいです。
つまり、「公務員」という仕事は日頃から自分なりの目標を持っていて、常に向上心が高いような人には少し向かない仕事かもしれません。そういったことをしっかりと把握せずに「公務員への転職」を行うと、後悔する可能性が高まります。
民衆からの苦情に悩まされる
続いて、「公務員への転職」によって起こりうる後悔の原因や後悔する場合のパターンの二つ目はというと、「民衆からの苦情が殺到する」という点が挙げられます。
先ほども言ったように、「公務員」というのは国民の生活に密着した仕事です。そのため、ちょっとした問題であっても、職場にすぐに苦情が届く職業なのです。職場に届く苦情というのは、様々な観点から捉えた苦情なので、それらすべての苦情に応えることは不可能です。
しかし、全ての苦情に応えることができないからといって、それらを適当に処理することは許されません。なぜなら先ほどから何度も言っていますが、「公務員」とは民衆の生活をより良いものにすることを主な業務としています。
つまり、民衆の苦情を無視するということは、国民の意思に背くことになるからです。また、そういった苦情一つ一つに対応するがために、すでに進んでいた事業を中断したり、中止になってしまうという事態が起こるのもそんなに珍しいことではありません。そのため、日頃から思い通りに仕事を進めることができないというのも「公務員」の仕事の特徴です。
こういったことをしっかりと把握せずに「公務員への転職」を行うと、後悔する可能性が高くなります。
サービス残業が多い
続いて、「公務員への転職」によって起こりうる後悔の原因や後悔する場合のパターンの三つ目はというと、「サービス残業が多い」という点が挙げられます。
「公務員」の仕事には、ノルマというものがあまりない代わりに、締め切りが非常に厳しいことが多いです。
「公務員」の数ある職場の中でも特に「役所」なんかは、色々な機関と連携して日頃から業務を行っていることが多いです。そのため、ことあるごとに書類提出の締め切りがあったりするものです。意外にも、「公務員」は一般企業と比べて残業が少ないと思い込んでる人も多いようですが、そういった締め切りに間に合わない仕事が多い時期なんかはサービズ残業が非常に多くなる傾向にあります。
また、国民の生活に大きく関わってくる仕事なので、締め切りを過ぎてしまうと、予想もつかないくらいの多くの人に影響を与えてしまうことになってしまうため、そうならないためにもやはり残業が多くなってしまいがちです。
とは言っても、残業手当の計算方法は自治体によっても違うので一概には言えないけど、ブラック企業に比べればきちんと残業代はつく傾向にはあることは事実です。しかし勤務先によっては、サービズ残業が多いです。
こういったことをしっかりと把握せずに「公務員への転職」を行うと、後悔する可能性が高くなります。
「公務員への転職」で後悔すること ~給料・収入編~
ここまで、「公務員への転職」によって起こりうる後悔の原因や後悔する場合のパターンについて見てきましたが、今度は「公務員への転職」によって起こりうる収入・給料面での後悔について見ていきたいと思います。
年功序列で給料や収入が決まる
では早速ですが、「公務員への転職」によって起こりうる収入・給料面での後悔について見ていきたいと思います。まず、「公務員への転職」によって起こりうる収入・給料面での後悔は何かというと「年功序列で給料や収入が決まってくる」ということです。
先ほども言ったように、「公務員」というのは、一般企業と違って年功序列の世界です。つまり、収入や給料も自分の実力でどうこうできるわけではないのです。給料や収入面で満足いかず、「公務員への転職」を考えているのであれば、それは後悔する原因になる可能性が高くなります。
「公務員」の平均年収
ここまで、「公務員への転職」によって起こりうる後悔について見てきましたが、最後に皆さんが最も気になるであろう「公務員」の平均年収について見ていきたいと思います。
国家公務員は660万円前後 地方公務員は730万円前後
では早速ですが、「公務員」の平均年収について見ていきたいと思います。
まず、国家公務員の平均年収はというとだいたい660万円前後程度になります。一方で地方公務員はというとだいたい730万円前後程度になります。日本の給与所得者全体の平均年収がだいたい440万円前後程度なので、それと比べると一見「公務員」の収入は非常に高いように思えますが、実際には年功序列なので、平均以上の年収を得ることができるのは、40代・50代でやっとという感じです。
自分にあった職業選びを
いかがでしたでしょうか?今回は、「公務員への転職」で起こりうる後悔について様々な観点からご紹介してきました。転職というのは、失敗するとその後の人生に大きく関わってきます。そのため、転職をする際はあらかじめ自分を見つめなおし、自分に本当にあっている職業とは何なのかというのを見極めておくというのが最も需要になってきます。「公務員なら収入も安定していてよさそう」などといった軽い気持ちで転職するのは避けて、慎重に長い時間をかけて考えるのが大切です。