転職して初出勤の日にすべきこと|初出勤の日の服装・持ち物

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転職して初出勤の日にすべきこと+初出勤の日の服装+挨拶の仕方+緊張をほぐす方法+初出勤の日の持ち物

転職後の初出勤は緊張の連続

悩みに悩んで転職を決心た人もいれば、思い立ったが吉日と、わりと気軽に転職を決めた人もおられるでしょう。どちらにしても、転職後の初出勤は、とても大切な日になりますし、緊張の連続だという人が多いのではないでしょうか?

よい緊張感はもっていてしかるべきですが、緊張しすぎるのも良くありません。転職後の初出勤で、やるべきことや、ふさわしい挨拶、緊張をほぐす方法などをチェックして、気持ちの良い再スタートができるようにしておきましょう。

第一印象が大切! 転職後の初出勤日の服装

転職後の初出勤で気になるのが、服装ではないでしょうか? たとえいままでの職場でOKだった服装でも、転職後の職場ではNGということもあり得ます。以前の職場と同じように、「カジュアルな服装でOKです」と言われていたとしても、カジュアルの範囲が違うかもしれません。転職後の初出勤日は、どのような基準で服装を選ぶのがベストでしょうか?

事前のサーチや質問をしておく

情報は、ものごとを予測する助けになります。転職先の雰囲気や傾向を正確に読み取るためにも、仕事の内容や、スケジュール、関わる相手など、収集できる情報はしっかり集めておくのがよいでしょう。ある程度の質問や確認を事前にしておきましょう。

そのようにしておけば、「カジュアルでもOK」という曖昧な服装の基準を伝えられたとしても、「〇〇をする職場だから、これがいいだろう」という予測も立てやすくなります。

基準がわからないときはスーツでOK

スーツだと少し硬すぎる印象を与えてしまう職場もありますが、転職後の初出勤であれば、スーツでも大丈夫です。初出勤を終えて、ある程度周りの雰囲気や、周りの人の服装がわかれば、次の日から合わせていけばOKです。

もし、カジュアルな雰囲気をスーツでも出したいなら、色つきのシャツや、明るい色のネクタイ、グレーのスーツなどであれば、硬すぎる印象を軽減することができるでしょう。

色は派手すぎずに

たとえカジュアルな服装がOKだとしても、自分の基準で選ばないようにしましょう。初出勤の日は、なるべく派手な服装はさけ、慎みが感じられる色を選びましょう。赤など攻撃的な色は避け、ビビットなカラーも避けたほうが良いでしょう。

無難な色としては、グレー、ベージュ、モスグリーンなど、中間色で合わせやすい色がベターです。派手な柄モノも避けておきましょう。もし、初出勤後に、もう少し個性を出しても良さそうなら、慎みを忘れない程度に服を選んでいっても良いでしょう。

初出勤の日に持っていきたい物

初出勤の日は、どのような持ち物を持参していけばよいのかも、少し不安になるかもしれません。「あ、すいません、今持ってなくて……」なんてことが重なると、かなり気まずく失礼にもなりかねません。どのような職場であっても、これだけは持っておきたいものをおさえておきましょう。

筆記用具

どのような職場でも、筆記用具は持っておきましょう。以前の職場で久しく使うこともなく、ついつい「なくても大丈夫かな」と思ってしまうかもしれませんが、転職後の初出勤日は、覚えることや説明も多く、まずは研修があるかもしれません。

シャープペンシルと、3,4色のボールペン、メモ帳や、スケージュールを書き込める手帳などもあったほうが無難です。普段はスマホでスケジュール管理をしているという方も、転職先の初出勤で、スマホをいじりながらのぞめるかどうかはわかりませんので、まずは手軽なメモ帳を用意しておけば安心です。

現金の入った財布

近年は電子マネーも普及していますし、現金を使う機会も減ってきていますが、転職先で現金しかつかえないようなケースも想定しておきましょう。新しく働くことになる仲間とランチに出かけたり、歓迎会も兼ねて食事や飲み会などがあるかもしれません。割り勘でということになれば、現金が必要になるケースが多いでしょう。

転職後の初出勤日は、財布の中に現金がしっかり入っているかチェックしておきましょう。なるべく千円札数枚と、いくらかの小銭を揃えておきましょう。

ハンカチやティッシュ

身だしなみにも注意が必要です。転職してきた人に、清潔さが感じられないと、あまり受け入れたくはないですよね。ハンカチやティッシュは最低限用意しておきましょう。もし、暑い日などであれば、ハンドタオルや小さな制汗剤などを用意しておくのもおすすめです。

印鑑

初出勤日は、なにかと書類にサインしたりする機会も多いかもしれません。特に指示されていなくても、印鑑を一つ持っていれば困りませんし、信頼できる社会人のイメージも与えることができます。シャチハタではなく、印鑑を持っておきましょう。

転職後の初出勤日にすべきこと

服装も持ち物もバッチリだとしても、転職後の初出勤でやるべきことがいくつかあります。転職先の新しい仲間に受け入れてもらうためにも、初日からしっかり仕事をこなすためにも、やるべきことをしっかりチェックしておきましょう。

余裕をもって出勤する

転職後の初出勤で遅刻してしまうようなことは絶対に避けましょう。実際に職場に到着するまでの時間や、用意、確認、さまざまなことが初めてのはずです。予想していたよりも時間がかかってしまうことや、事前に言われていたのに、うっかり忘れていたことがあるかもしれません。少しトラブルがあっても、時間通り職場に出れるよう、余裕をもって準備し、余裕をもって出勤しましょう。

自己紹介とあいさつ

不安は、壁や敵意を作りやすい原因になります。自分が何者で、どういう気持ちでここにいるのかをしっかり伝えられるよう準備しておきましょう。気持ちの良いあいさつも基本中の基本です。第一声のあいさつで印象が決まってしまうと言っても過言ではありません。笑顔で、はきはきとしたあいさつが基本です。

加えて、転職してきたことや、年齢や好きなもの、意気込みなども簡単に紹介できるようにしておけば、新しい仲間とも打ち解けやすいですし、他の転職者がいた場合も、会話のきっかけにすることができます。

わからないことは質問をする

初出勤の日は、様々な説明があるでしょう。まずは研修がある職場もありますし、わからないことはなんでも質問しておきましょう。ただ、説明してもらっている最中に言葉をさえぎるようなことは避けてください。しっかりと説明を聞いてから、わからないことはないか尋ねられたリ、一通り説明に区切りがついたタイミングで質問してみましょう。

一つ一つしっかり聞いて、理解しつつ質問することが大切です。話をよく聞いていなかったことがわかるような質問は印象を悪くします。

職場の人間関係を把握しておく

職場の上下関係はもちろんですが、それ以外にも人間関係やコミュニティが形成されている職場が少なくありません。また、仕事の内容によっては、誰に指示をあおげばいよいのかも把握しておく必要があるでしょう。

肩書だけではわからない人間関係もあります。もちろん、全員が仲の良い職場が理想ではありますが、そう単純な人間関係ではない職場もあります。表には出ないことですが、周りをよく観察して、雰囲気をしっかり読み取ることも大切です。

緊張をほぐしてリラックスする方法

転職後の初出勤は、どうしても緊張してしまうという方も多いでしょう。ある程度の緊張感は持っておくべきですが、緊張しすぎると、硬い印象を与えますし、浮足立って失敗も多くなります。緊張しすぎている場合、どんな方法でリラックスできるでしょうか?

生活リズムを整えておく

緊張していると、なかなか寝付けないかもしれませんが、睡眠不足は不安を余計に煽ります。1週間、2週間前から、規則正しい生活・睡眠時間を心掛け、心身ともにすっきりとした状態で、転職後の初出勤を迎えられるようにしておきましょう。良く寝たという感覚は、リラックスする土台になります。

完璧にこなそうとしない

初出勤は初めてのことだらけですし、周りが知らない人ばかりです。当然、失敗してしまったり、気が付かないことがあるものです。その現実を受け入れて、失敗してしまうこともあって当然だと考えるようにしましょう。周りの印象を気にして、初日だから完璧にこなさないといけない! っと意気込みすぎると、緊張してしまいます。

明るい挨拶ができればOK

人と会話するのが苦手。特に初対面の人とはうまく話せない。人見知りだという方もおられるでしょう。おもしろい会話なんてできないし…、と不安だとしても、明るい挨拶だけは忘れないようにしましょう。あいさつさえ気持ちよければ、多少話すのが苦手でも問題ありません。少しずつ打ち解けて、自然な会話もできるようになります。まずは、明るいあいさつができればOKだと考えておきましょう。

退勤後の楽しみを用意しておく

転職後の初出勤は、精神的にもとても疲れますし、さまざまな努力もしたことでしょう。そんな自分にご褒美を用意しておくのも、リラックスする助けになります。なにかおいしいものを食べてもいいですし、ほしかったものを買ったり、好きな映画を見てもいいでしょう。

しばらく緊張が続いてしまう人は、一週間、一カ月がんばったご褒美を、前もって決めておくのも良いでしょう。ちょっと硬くなってるな、と感じたら、プライベートの楽しみを少し思い出してみましょう。

慎ましく大胆でいましょう

転職後の服装などは、慎ましさや真面目さが感じられるものがよいですが、謙虚になりすぎて、元気のない印象や、頼りない印象を与えてしまうのもよくありません。意欲的に仕事に取り組む姿勢や、元気な挨拶で打ち解けようとする積極さはもっておきましょう。笑顔を忘れず、よく確認をしながら、肩の力を抜いてがんばっていきましょう。

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