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2019年11月16日

就活で有利なのは文系?理系?エントリー数/内定数での比較

就活をする際に最初に行うのが希望する企業へのエントリーシートとなります。就活において理系のエントリー数は少なく文系は多いと言われています。何故、理系と文系のエントリー数に差があり、有利なのはどちらかいう就活する上で誰もが気になる部分ではないでしょうか。

就活で有利なのは文系?理系?エントリー数/内定数での比較
就活の平均エントリー数+理系・文系別の就活エントリー数+就活エントリー数が少ない場合+就活エントリー数と内定数

就活において有利なのは、理系か文系か?

親族経営への就職や、家業を継ぐといった特殊な事情が無い限り、多くの学生は卒業前に就活(就職活動)をすることとなります。就活に当たって情報を収集していくと、色んな噂が実しやかに語られるものです。「就職は理系が有利である」「専門知識を持っている方が有利だ」「○○会社は▲▲の資格持っていないとエントリーが通らない」など。

先輩や知り合いの経験則を元に語られているこれらの噂に信憑性があるのか、実際に検討した訳ではないので定かではありません。特に文系、理系の優劣に関しては、各方面で語られているにも関わらず、その真偽は未だに不明な状況となります。実際の採用状況を見比べてみると、どの程度差があるのでしょうか。

大卒の内定率は増加

意外と思われるかもしれませんが就職氷河期と言われていた時代でも大卒の就職内定率が90%を割ったことがありません。直近で低かった2011年においても91%となります。以降は6年連続で就職内定率は上昇しており、2017年度の新卒に至っては97.3%と直近20年で最も高い数値となっております。
不景気と呼ばれる様になってからは「学歴社会は崩壊した」「これからは手に職を」といった言葉をしばしば聞く様になりましたが、上記の数値を見る限り、未だに大卒という資格を重要視している企業が多いという証でしょう。

内定率増加の理由は?

背景としてあるのは景気回復により、企業が積極的に採用活動を行った為と考えられます。特に就職氷河期の頃、採用活動を見送った企業は社内の中堅層がすっぽり抜け落ちており、将来的な視点からも新卒採用が急務であると考えたものと推測致します。この頃は希望していない業種でもとにかくエントリー数を増やし、内定を取りに行った様です。

2017年新卒者から採用面接の時期が6月に前倒しされたことで、就活を行う学生は希望の企業に就職する為に就活自体を前倒した為と考えられます。そうすることで早期に内定を取る学生が増え、内定を取れなかった学生も時間的余裕が以前よりあったことで、第二希望以下ではありますが内定を取ることが出来たのではないでしょうか。それがエントリー数増加に繋がり、内定率の上昇に繋がった要因と考えられます。

就活における文系と理系

血液型占いからも分かる通り日本人は一部の現象や傾向を一般論化するのが好きな人種です。文系と理系の差は大学で学んだ内容でしかないのですが、文系と理系はまるで別の生き物の様に語られたりします。実際に就活をする際、文系か理系かでエントリーする企業は異なります。エントリーすることは自由であるにも関わらず、学生自身で線引きをし、エントリーに制限を掛けてしまうのです。

しかし、大学で学んだ知識が、社会に出てそのまま通用するケースが非常に稀です。採用する企業側からすると、大学で何を専攻したかよりも大学生活で何を学び、就職先で何を活かせるのか、その姿勢を重要視することが多い様に感じます。専攻した学問と異なるからといって、エントリーを制限し選択肢を減らしてしまうのは勿体ないと思います。

エントリー数提出ランキング

1位: 1~5社 23.5%
2位: 11~20社 17.8%
3位: 6~10社 15.0%
4位: 21~30社 14.2%
5位: 41~50社 8.0%
6位: 31~40社 6.9%
7位: 51~75社 5.4%
8位: 76~100社 3.9%
9位: 101社以上 1.8%

※0社 3.5%

エントリー数通過ランキング

1位: 1~5社 34.3%
2位: 11~20社 22.9%
3位: 6~10社 19.1%
4位: 11~20% 11.8%
5位: 31~40社 5.1%
6位: 41~50社 2.5%
7位: 51社以上 1.7%

※0社 2.6%
上記の通りエントリー数の平均値26.4社となります。ちなみに文系と理系の差は約1.5倍となり、理系のエントリー数が20.5社に対し、文系のエントリー数は29.6社となります。よく言われる「文系は理系よりもエントリー数が多い」というのはこの数値を見る限り事実の様です。

文系の就活

文系の学問の殆どは実際に会社で役に立つことは少なく、就職してから仕事内容をイチから学ばなければなりません。つまりエントリー段階で大学で学んだ内容をアピールすることは出来ません。法学部や経済学部など学生時代に資格を取得していることは、学生時代の努力は評価されるかもしれませんが、その資格単体が内定に直結するのはごく一部でしょう。

文系のエントリー数が増える理由

文系が就活をする際にエントリー数が多くなる一因として、前述した通り仕事に関わるスキルを身につけていない為となります。企業側が文系に求めるものは、前向きな姿勢、熱意といった非常に曖昧な評価基準になりがちです。良く言えば将来性のありそうな人材を採用している訳ですが、面接者の主観が大きく必ずしも優秀であるから採用されるという訳ではありません。必然的にエントリー数が増加することとなります。

文系はどんな会社にも入社可能

ポジティブに捉えれば、文系は将来性さえ評価されればどんな会社にも入社出来る可能性があります。必要なものがスキルでない以上、文系でも理系の会社に入社出来る、というのは文系のメリットとなります。その代り求人倍率は文系の方が高く、狭き門になりがちです。結局は方向性を決め、同じタイプの企業のエントリー数を増やす方が、採用率は上がるでしょう。

理系の就活

理系の就活は文系と少し異なります。会社説明会に参加してみると理系専用の説明会があったり、面接段階で技術的な知識を問われたりする会社もある様です。会社が求める能力や知識を身に付けているかどうかが重要という訳です。

理系のエントリー数が少ない理由

理系の就活に将来性が必要ないとは言いませんが、会社が求めている能力が無ければ話しになりません。理系が、文系の様にエントリー数を増やしたからといって、必ずしも採用数が上がらない理由となります。会社が求める水準以上の能力を身に付けていれば、エントリー数が少なくても複数の採用を取ることが出来るでしょう。

理系の就活は文系よりもシビア

前述した通り理系学生の就活は文系と違い、企業が求める知識、能力を身に付けている必要があります。それでは企業はどの様にして学生のスキルを確認するのでしょうか。
理系の就活の場合、研究所に推薦や求人票が届くことがあります。これらは有名な大学程多く届きますので、必然的に学歴の高い学生程、望んだ企業へ就職出来る可能性が高くなるでしょう。

勿論、推薦を受けたからと言って優秀でないことも往々にしてあると思います。そういったことを防ぐ為に、最低限の知識確認としてペーパーテストを実施している訳です。

推薦を貰えない理系でも大丈夫

理系の強みは「ある程度の戦力として採用出来ること」となります。つまり文系と比較した場合、人材育成の手間や費用が少なくて済む、ということです。必ずしも理系が文系よりも優秀という訳ではありませんが、企業側としては理系の方が採用し易いというのは、こういう事情があるようです。
有名大学の様に企業から直接アプローチしてくる、といったことは無くても、理系であればある程度のスキルを身に付けているであろうと見越し、採用することは十分あり得ます。

就活は文系と理系、どちらが大変か

エントリー数さえ増やせば何処かしらに採用が見込める文系の方が楽なのではないか、と考える方もいると思います。実際に就活をしてみると、恐らく労力として大変なのは文系なのではないかと予想されます。

理系は研究内容や大学で学んだ知識などが採用に繋がるケースが多いですが、文系の場合、大学で学んだことが就活で活かされることは殆どありません。エントリー数を増やしたところで、実際に面接まで辿り着けないケースも多くあります。やっと面接まで辿り着いても、「熱意」や「真剣み」、「将来性」といったアバウトな理由で落とされ続けることは就活生にとって大きなストレスであることは容易に想像することが出来ます。

理系の優位性

文系は理系企業に就職することも可能、と前述しましたが、現実問題としてスキルが求められる理系企業に理系学生以上の能力を見せることは非常に難しいと言えます。

逆に理系が文系企業に採用されることはそれ程難しくありません。理系の持つスキルを活かすことが出来ない文系企業に就職することは勿体ない、という考えもありますが、そういったことに拘らなければ理系でも熱意や将来性を示せば採用されることは可能でしょう。文系にとって、内定を勝ち取る為のライバルは文系のみではないのです。

文系学生の最大の弱点

就活にしろ受験にしろ、推薦を使ったことのある者なら分かると思いますが、推薦という武器は非常に強いです。それこそ採用だけに拘るならば、本人の実際の能力とは関係なく内定を掴み取ることが出来ます。
これだけ強い武器となる推薦を使えない文系は、とにかく努力するしかありません。エントリー数を増やすのが文系なのではなく、エントリー数を増やさざるを得ないのが文系なのです。

エントリー数は少ない方が良いのか?

内定率という視点で見れば、理系の方が文系より優れていることになります。しかし企業の求めている学生層が違う以上、比較することはナンセンスと言えます。
ではエントリー数は少ない方が良いのでしょうか?就活する学生にとって、就活というのは非常にストレスとなりますので、エントリー数が少ない方が確かに楽と言えます。しかしエントリー数を増やし、より理想に近い企業に就職する方が将来的にはプラスではないか、という考え方もあります。学生によっては「この会社しか入りたくない」という考えを持っている人であれば、その会社の内定を取った時点で就活を辞めることは正解かもしれません。

これは理系か文系かというよりも、就活を行う学生の考え方次第となりますので、将来的に後悔の少ない方を選択して下さい、としか言えません。

特性を理解して就活を行いましょう

就活だけを切り取れば、文系よりも理系の方が容易かもしれません。しかし大学生活で必要なスキルを身に付ける為の努力といった点では、文系よりも理系の方が努力しているケースが多い様に感じます。エントリー数に対しての内定率だけを見て、「理系は楽だ」と判断するのはフェアではないと思います。勿論、これらに個人差がありますので、一般論化することは間違っているのかもしれませんが、採用活動する企業側にはそういった印象を持っているのではないでしょうか。

文系、理系、どちらの方向に進むか決めたのは自分である、ということを忘れてはいけません。相手を羨むよりも、自身の特性、学部の特性を理解した上で就活することが重要となります。そして何より希望企業が就活生に何を求めているのかをしっかり分析する必要があります。ただ闇雲にエントリー数を増やすのではなく、それらの特性を理解した上で就活し、より効率的な就活を行ってみましょう。

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