挨拶をしよう!
職場で皆さんは、挨拶をしていますか。職場の仲間や上司、部下など周りの人たちはきもちよく挨拶してくれますか。
社会人において「挨拶」は、マナーの基本です。挨拶ができる人は、仕事もできると言われています。挨拶ができる人がいる職場は雰囲気が良いです。挨拶をきちんと行うことは、誰でもすぐにはじめられます。気持ちの良い挨拶をしましょう。また職場にいる挨拶ができる人の真似をしましょう。
職場での挨拶は、お互いに顔を合わせて行うものだけではなく、メールや会議の進行など、多岐にわたります。実際どんな言葉を使い、挨拶を行っているのでしょうか。
「よろしくお願いいたします」という言葉を聞いたことはありますか。「よろしくお願いいたします」は職場でよく使われる挨拶の言葉です。言葉を味方につけると、コミュニケーションをはかる事ができ、言葉や挨拶を通して仕事の大切さを改めて感じることができます。
仕事での挨拶
職場での挨拶は、お客様をはじめ、上司や部下など大勢の人と接するうえでとても重要です。
挨拶を行う上で、とても大切なことは、積極的に自分から挨拶を行うこと、相手の眼を見て挨拶をすること、相手の気持ちになって挨拶をこなうことです。その中でも、相手の気持ちになって挨拶を行うことは最も大切です。挨拶は、職場の雰囲気を良くする効果があるので、その場に合った挨拶を心がけましょう。
また、相手によって挨拶をするときに心がけることは違ってきます。職場の上司や先輩など挨拶を使い分けましょう。
挨拶で心がけたい態度
挨拶は、言葉だけではなく態度で示すことができます。これは、職場では、不特定多数の人と接しますが、言葉と態度を組み合わせて、挨拶をすることは、相手に敬意や気持ちを伝えることができます。
それは、お辞儀です。では、挨拶をする時は、どんなお辞儀を心がけたらいいでしょうか。お伝えします。
会釈
会釈は、えしゃくと読みます。会釈は、直属の上司や先輩にお行ないます。会釈は上体を下げる角度が、15度となっていますので、軽い挨拶になります。自分には関係のないお客さまにも会釈は行いましょう。
敬礼
敬礼は、けいれいと読みます。帰宅する際の挨拶や初めて会う方に対して行う挨拶です。敬礼は、上体を下げる角度は30度です。少しかしこまった挨拶になります。
最敬礼
最敬礼は、さいけいれいと読みます。最敬礼は、上体を下げる角度が45度で、謝罪や無理なお願いをする際、重要なお客様を送迎する時に行います。
お辞儀の注意点
お辞儀には、視線に気を付けるという注意する事があります。相手を真っ直ぐ見る事、挨拶をする時に視線を下げる事、最後に頭をあげた後にも相手を真っ直ぐ見る事が大切です。
言霊
言葉には、魂が宿ると言われています。それが「言霊」です。「言霊」は、「ことだま」と読みます。発する言葉には結果を表す力があると信じられています。良い事を話せば、良い事が起こり悪い事を話せば、悪い事が起こると言われています。
職場でも言霊を意識すると雰囲気が良くなるのではないでしょうか。悪気地や愚痴を話していては、独りよがりになります。ありがとうの気持ちや仕事や指導をお願いしたい気持ち、また一緒に仕事をしていきたいという前向きな気持ちは、次に繋がり、環境もよくなるのではないでしょうか。
では、前向きな気持ちを相手に伝える言葉はあるのでしょうか。それは、「よろしくお願いいたします」です。
「よろしくお願いいたします」の例文
みなさんは、普段「よろしくお願いいたします」を使う時に、どのような言葉の使い方をしますか。
「よろしくお願いいたします」は、「何卒」や「引き続き」、「今後とも」、「また」というような言葉と一緒に使うと、意味や言葉を使う場面が変わってきます。どの言葉も素敵な意味になりますので、言葉の意味や使う場面などを考えて使いましょう。
「何卒よろしくお願いいたします」や「引き続きよろしくお願いいたします」、「今後ともよろしくお願いいたします」、「またよろしくお願いいたします」の意味や使用方法をお伝えします。
何卒よろしくお願いいたします
「何卒」は「なにとぞ」と読みます。「何卒よろしくお願いいたします」は、「どうぞ」や「どうか」の丁寧語になります。意味は、「どうかよろしくお願いいたします」となり、「何卒よろしくお願いいたします」は、挨拶文になります。
ビジネスで、普段「何卒よろしくお願いいたします」と使う事は、違和感を感じません。それだけ「何卒よろしくお願いいたします」が、ビジネスでは普通の挨拶になります。しかし意味を意識して使わないと、自分にも影響を与える事になります。意味をしっかりと考えて使いましょう。
ビジネスでは、「ご多忙の中、お越しいただきありがとうございます。明日の会議では、何卒よろしくお願いいたします」と使うと挨拶を聞いた人は、積極的に会議に参加しようと意欲がわきます。使用する時は聞く側の事も意識して使用しましょう。多用すると、口先だけの挨拶に聞こえたり事務的な挨拶になってしまいます。
引き続きよろしくお願いいたします
「引き続きよろしくお願いいたします」は、普段使われる事がないので、聞きなれない方や言葉の使い方に違和感を覚える方もいます。「引き続きよろしくお願いいたします」は、取引先からの回答をする時や、仕事の経過報告を行う時に使います。今までの関係性をこれからも継続したい意思がある時に使われる言葉です。
仕事を行う時は、一人では無理です。相手とこれからも仕事を行いたい意思がある場合は、自分自身が相手からの質問に答えた際や仕事の経過報告を受けた際に、「引き続きよろしくお願いいたします」とメールでの末文や挨拶の最後などに書いたり、話すことが良いでしょう。
今後ともよろしくお願いいたします
「今後ともよろしくお願いいたします」は職場で使っても違和感はありません。それだけ言葉が浸透しています。しかしこの言葉を聞いてどんな印象を受けますか。
目上の人に対する言葉遣いで気をつけたいのが、敬語です。「今後ともよろしくお願いいたします」は、上から物を話しているように感じるでしょう。
「今後ともよろしくお願いいたします」を使う時に気をつけたいのが、目上の人に対する敬語の使い方です。「今後ともよろしくお願いいたします」だけではなく、「今後とも御指導御鞭撻の程よろしくお願いいたします」」など言葉遣いに気をつけましょう。
職場での敬語遣いはきちんと使うことができなければ、相手に不快な思いをさせるだけではなく、自分の評価もマイナスになってしまいます。評価に左右されなくてもよいですが、自分で努力できるところはきちんと努力しましょう。
またよろしくお願いいたします
「またよろしくお願いいたします」は、「よろしくお願いいたします」を多用してしまう時に、バリエーションを持たせてくれます。
「よろしくお願いいたします」ばかり使用していると義務的な挨拶に聞こえる事もあるので、「また」とつける事で、義務的に感じさせることを避ける事ができます。
どうぞよろしくお願いいたします
「どうぞよろしくお願いいたします」は軽くお願いする時に使う言葉です。
取引先の人から確認や返答をする際に使用する言葉です。「こちらの棚にございます。どうぞよろしくお願いいたします。」などと言葉を添える事ができます。
ワンパターンは避けましょう
「よろしくお願いいたします」は、挨拶として多用してしまいますが、「よろしくお願いいたします」だけではなく、「引き続き」をつけたり、「今後とも」をつけたり、ワンパターンを避けましょう。
それだけ「よろしくお願いいたします」が、身近な挨拶であり、職場ではなくてはならない言葉ですが、同じように挨拶をしていては、どうしても義務的に感じてしまいます。
「よろしくお願いいたします」は、おはようございますやおやすみなさいなどとは違い、決まった挨拶でありません。素敵な挨拶ですが、その場その場で適用を考え、使用する事が大切です。
挨拶の中でも特殊な挨拶ですが、意味や使う相手を考えて、言葉を自分の味方にしましょう。使いこなせたら、仕事のコミュニケーションがスムーズにいき、人間関係もきっと良い方向へ繋がっていくでしょう。
「よろしくお願いいたします」の使い方
必ずと言ってもいいほど職場で使われる言葉が、「よろしくお願いいたします」です。
「お願いいたします」はどのような使い方があるのでしょうか。言葉は、時代と共に変化していきます。また今はメールだけに頼らず、連絡方法は、多様化しています。メールは、連絡のやり取りを記録できるからこそ、相手に不快の内容な心遣いや言葉使いを心がけていきたいです。
今回は、「よろしくお願いいたします」がメールやビジネスでどのような役割や意味があるのかをお伝えします。
メール
仕事でのメールは、とても重要です顔が見えない相手でも実際にお会いする事もありますし、会社での責任もあります。連絡方法が多様化されてもなおメールでの連絡はとても重要です。正しい日本語を心がけいきましょう。
メールは、文末がとても重要です。文末を「締めの言葉」や「結びの言葉」とも言い換える事ができます。今回紹介している「よろしくお願いいたします」以外でも締めの言葉や、結びの言葉があります。これでなくてはいけないという決まりはありませんので、自分にあった事言葉を選び、相手と良好なコミュニケーションを心がけましょう。
「よろしくお願いいたします」はメールでどのような意味を持つのでしょうか。
文章の結び
メールを相手に送る際は、要件や仕事の内容など連絡内容は多岐にわたります。どんなメールの内容でも、文末に「よろしくお願いいたします」と言葉を添える事があります。「よろしくお願いいたします」は、文末に文章の結びとして使われます。
頻繁に使うものではない
「よろしくお願いいたします」は、メールでの文章の結びとして使われます。相手に大切なことを伝えた後に、「よろしくお願いいたします」という言葉で締める事は、社会人として大切な挨拶のマナーにきちんと沿ったやり方ですので、相手に失礼には当たりませんむしろきちんとメールで連絡されているんだと好印象を受けます。
あまりに頻繁に「よろしくお願いいたします」を使うと、義務的な印象を受けることもあります。
ビジネス
よろしくお願いいたしますはビジネスでよく使われています。ではどんな使い方をされているのでしょうか。メールやビジネスでの使い方を紹介します。
距離を感じる使い方
「よろしくお願いいたします」のビジネスでの使い方やメールでの使い方をお伝えしてきました。しかし、「よろしくお願いいたします」の「いたします」を漢字に変換すると、相手が読みやすいという利点があります。しかし実際に「よろしくお願いいたします」の「いたします」を漢字に変換して、メールや文章などで挨拶をしたらどうでしょうか。
「よろしくお願いいたします」を漢字に変換させて、「致します」と書いたり、メールで相手にお伝えする事は、相手に自分との距離を感じさせることになります。
あまりにも丁寧なあいさつや言葉遣いは、仲良くなりたいと感じている相手に使うと、丁寧すぎて距離を感じてしまうそうです。丁寧な挨拶や言葉遣いを心がけることはとても大切ですが、適切な相手との距離を心がける事も大切です。バランスよく仕事を進めていきましょう。
敬意を感じない
小学生の時に、はじめて漢字を習う際、先生から「習った漢字は、使いましょう」と言われたことはありませんか。そのことを実践すると、実際「よろしくお願いいたします」を書いた時に、違和感を覚える方もいます。「いたします」が漢字で表記されます。
「致します」は、動詞の用法になり、よくない方向へ進むという意味になります。
「よろしくお願いいたします」の敬語での使い方
「よろしくお願いいたします」は、「よろしくお願いします」の敬語のいい方になります。「よろしくお願いします」よりも「よろしくお願いいたします」は、相手により丁寧な印象を与えます。
何かをお願いする時は、「お願いします」よりも「よろしくお願いいたします」と相手に伝えると、とてもソフトに相手にお願いしたいことを伝える事ができます。ただ「いたします」と伝えると、相手との距離を感じる方もいます。多用して使う事は控えましょう。
丁寧語
「お願いいたします」を丁寧語を間違って使っていると考える方もいます。何事も疑問を抱くことは大切です。物事に疑問を抱くことは、うまくやりたいという前向きな気持ちを表しています。よろしくお願いいたしますは、丁寧語になります。
コミュニケーションをはかりましょう
いかがでしたでしょうか。今回は、ビジネスでよく使う「よろしくお願いいたします」について紹介しました。「よろしくお願いいたします」のメールでの使い方やビジネスでの使い方、などを紹介しました。
職場では、コミュニケーションがとても大切です。職場のコミュニケーションは、上司や部下、同僚やお客様など仕事に関わる方たくさんの方がいます。職場でのコミュニケーションは、話すだけではなく、メールも大切なコミュニケーションですので、お互いにきちんとしたコミュニケーションをはかりましょう。
今までコミュニケーションをはかってこなかった、職場でのコミュニケーションは意識してはかってきたなどあります。今までコミュニケーションをはかることを意識してこなかった人はこれから大切にできますし、意識してきた人は、よりコミュニケーションに磨きをかける事ができます。周りの人と意識的にコミュニケーションをはかっていきましょう。