「お疲れ様でした」の敬語
「お疲れ様」を敬語で表した場合は「お疲れ様です」という表現になります。「お疲れ様」という言葉は最近では会社や学校、日常会話などさまざまなシーンで使用されることの多い言葉になりました。「お疲れ様」のどの部分が敬語なのか、「お疲れ様」とはどういう意味なのかがあやふやになっていることが多いです。
「お疲れ様」の敬語で最上級なのが「お疲れ様でございます」という表現になります。 このように相手を労う言葉ですので敬語で使う場合が多いです。敬語と聞くと普段使いなれない言葉なので身構えてしまうことも多いですが、使い方の意味を考えると難しいことではありません。
どのような相手にどのようなタイミングで使ったらよいかを知ることで敬語を使いこなせていきます。適切に敬語が使えると周囲からの評価も格段にあがりますので、ビジネスマナーだけではなく普段の会話の中でも敬語を使えるようにしましょう。
「お疲れ様でした」の丁寧語
敬語表現の1つで、話し手や聞き手に対して直接敬意を表したり、言葉づかいを丁寧にするときに用いられます。主に「です・ます調」で伝えられる敬語表現のことを言います。「お疲れ様でした」という言葉にはすでに「でした」という「です・ます調」の表現が含まれているので丁寧語の敬語表現です。
言葉の語尾を「でございます」にすることで言葉の表現が最上級の丁寧語になります。この場合「お疲れ様」は名詞句ですから「で」という助詞は名詞に接続します。最上級の丁寧語にすると「お疲れ様でございます」という表現になります。
「お疲れ様でした」の表現も「お疲れ様でございました」となりますが普段聞きなれない表現なのでかえってかしこまり過ぎてしまう場合があり、相手は距離を置かれたと感じてしまう人もいますので、むやみに丁寧な言葉にする必要はありません。まず敬語に慣れて言葉の幅を広げていけたら徐々にチャレンジしてください。
「お疲れ様でした」の尊敬語
尊敬語というのはそのままの言葉の意味を持ち相手を立てて尊敬の意思、感謝の意思を伝えたい時に使われる言葉です。相手にきちんと敬意を払い、尊重しているという気持ちを表す時に使います。ただ「お疲れ様」というだけではなくそこに自分の思った感謝の気持ちを伝えましょう。
会社などでは用紙が大切な案件やプレゼンテーションが終わった後に「凄く勉強になりました。お疲れ様でした」や上司の就業時に自分がまだ社内に残っているときでも、「本日もありがとうございました。お疲れ様でした。」などひと言を添えるだけで相手には自分に対する心遣いが伝わります。
自分のために添えてくれた言葉というのはとても嬉しいものなので、とくに尊敬語というのは意識せずに感謝の言葉を添えてください。
「お疲れ様でした」の目上の人への使い方
普段何気なく使われる「お疲れ様」という言葉ですが、「お疲れ様でした」には文法的に「お」という接頭辞と「でした」という丁寧語が含まれているので用語としては尊敬語と丁寧語の活用になります。なので同僚や目下の人に対して「お疲れ様でした」と言うのは認められるのですが上司に対する場合はあまり適切ではないと言われていました。
しかし最近では「疲れた人を敬う気遣いのあいさつ」という労いの言葉という意味があるので、上司から部下へはもちろん部下から上司へのあいさつとしても問題ないという認識に変わってきています。
上司に対しては「お疲れ様」という言葉と一緒に「ありがとうございました」や「ご自愛ください」という感謝の気持ちや、「ご助力感謝いたします」、「頭が下がる想いです」などあります。相手を敬う気持ちを添える気遣いを見せると人間性や信頼度も上がるので一言の思いやりがとても大切になります。
上司・役職に対しての使い方
役職とは社会に出て会社員になってからじゃないとなかなかなじみがありませんが、役職というのは、係長・主任・課長・部長・次長・社長などといった、会社内での重要なポストに就いた人のいわゆる地位を示す言葉です。会社の経営を分かりやすくして責任を持たせるために欠かせない存在の人達のことを指します。
昇級や転勤・移転・定年退職などで今いる立場から別の会社・役職に変わるとき、長い間その役職に就いて働いてきた上司に使いたい労いの言い回しとしては、「長い間の役職を守っていただき、誠にお疲れ様でした。」「長期間に渡る役職のご継続、本当にお疲れ様でした。」「これまでのご指導していただき、誠に感謝いたします。本当にお疲れ様でした。」
その役職を守りぬいてきたこと、お世話になってことに対する感謝をきちんと伝えるようにしましょう。
定年退職する人に対しての使い方
お世話になった上司へ、定年退職をされる感謝の気持ちとともに労いの言葉を伝えましょう。最後まで失礼の無いように丁寧な言葉をかけることに気をつけてください。今までのように同じ職場で仕事ができなくなる事に対しての寂しさなどを添えると相手も嬉しいでしょう。
定年で退職をするということは目上の方の場合が多いので、目上の方に対する労いの言葉が適切です。加えて今までお世話になった感謝の言葉やいなくなってしまう寂しさ、定年後の新生活を充実して過ごせるように、今後も健康的な生活が送れるように、などを祈る旨を伝えましょう。
「本当に長い間お疲れ様でした。今後ともどうぞご健康を大切になさってください。」「定年を迎えられ本当にお疲れ様でした。今後の人生にご多幸がありますようにお祈り申し上げます。」「長きに渡るご指導ありがとうございました。誠にお疲れ様でございました。」などを参考にしてください。
「お疲れ様でした」の例文
最近では「お疲れ様」という表現はビジネスシーンや日常会話などで使用されています。きちんとした敬語から気軽な挨拶までさまざまな表現で使われますが、気軽に使われる「お疲れ様」の中にもきちんとしたマナーはあります。特にビジネスシーンでは気軽に使用できる言葉なだけにマナーを心得ていないと印象を悪くしてしまうので注意をしてください。
「お疲れ様」というのは本来相手をねぎらう意味があるので、マナーや使い方を間違えているとだいなしになってしまいます。こちらではさまざまな場面で使用される「お疲れ様」の例文を紹介していますのでぜひ参考にしてください。
社内での目上の人に対する例文
最近では上司や目上の人にたいしても使われることが許容されている「お疲れ様」という言葉です。目下から目上の人に対して使用する時にはそれなりの礼儀をもって使うようにしてください。もとは目上に人が目下の人に労をねぎらう時に使用する言葉なので、上司が部下に「お疲れさん」と使用するのは大丈夫です。
目下の人が目上の人に使うときには「お疲れ」を必ず敬語にした「お疲れ様でした」として使用します。使用例としましては、社内の廊下で上司とすれ違う時や打ち合わせなどで午後一番で直帰する上司に対して、社内メールの冒頭の挨拶などには「お疲れ様です(でした)」と使用するのが通常になっています。
社内で上司に対して使用するときは「お疲れさまでした。教えていただきありがとうございました。」「大変助かりました。ありがとうございました。お疲れさまでした。」という感謝の言葉をきちんと添えて伝えるようにしてください。
社外や取引先に対する例文
最近では目上に人に「お疲れ様でした」を使用するのは許容されてきていますが、それはあくまでも社内用語としてです。「お疲れ様です」は通常上司や同僚に仕事をねぎらって使う言葉ですので、社外の人に対して使うのはビジネスマナーでは失礼にあたるので注意してください。
社外の方へは「お世話になります」「お世話になっております」とするのが失礼に当たらない使い方になります。そのため、社外の方や取引先に対してはあいさつでもメールでも文章でも「いつもお世話になっております。」などの挨拶を使うようにしてください。
「ご苦労様でした」という言葉はもとは目上に人が目下の人に対して使用する言葉なので、「ご苦労様」は社内外問わず目上の方には絶対使わないように気をつけてください。そして社外の方には「お疲れ様」という挨拶はしないように気をつけてください。
「長旅」を使用した例文
会社内の上司や同僚、知り合いの目上の人に対して仕事やプライベートで長期の旅行をしていた場合にもねぎらいの言葉を伝えたい時はあります。長旅を終えた人に「お疲れ様」という言葉はあまり使われているイメージはありません。しかし「長旅、お疲れ様でございました。」と伝えても違和感はありませんので相手へのねぎらいの言葉として使用してください。
バスや飛行機などで長時間移動していたお客さまに対しても添乗員や客室乗務員の人は「お疲れ様でございました」と言っているので、「お帰りなさいませ」より労いを感じさせる言葉です。「お帰りなさいませ」を使い場合は「お帰りなさいませ。長旅でしたのでお疲れになりませんでしたか」などと伝えるとより相手への配慮は伝わります。
「長い間」を使用した例文
「長い間お疲れ様でした」という表現は時間や日数、年月に使われます。数時間のプレゼンテーションや数日の研修、移動や転職や定年などさまざまなシーンで使われますが、これだけでは、ねぎらいの気持ちが伝わりづらいので、何に対する「長い間」か何に対する「お疲れ様」かをきちんと伝えてください。
研修やプレゼンテーションなどのに使用する場合は「今回の企画もようやく終盤を迎えることができました。長い間本当にお疲れ様でした。」「長期間の研修、本当にお疲れ様でした。」「お付き合いいただき誠にありがとうございました。長い間お疲れ様でございました。」などと仕事が終盤に差しかかったときに使用します。
長い間お世話になった人や、長い期間を一緒に働いた上司や同僚に対しては「長きに渡るお仕事、本当にお疲れ様でした。」「長い間の役職を守っていただき、本当にお疲れ様でした。」など感謝の気持ちとともに伝えましょう。
「昨日は」を使用した例文
前の日に分からない事を教えてもらったり、残業に付き合ってお仕事を手伝ってもらった時や、職場の忘年会があった次の日など前日のお礼を言う機会はたくさんあります。お世話になった人や課の人達にお礼を言うときに「昨日は」に「お疲れ様」という一言つけ加えると印象がよくなります。
「昨日はありがとうございました。」だけでもじゅうぶん伝わりますがやはり「昨日はお疲れ様でした。ありがとうございました。」と伝える方が感謝の気持ちが伝わります。「おはようございます、昨日はお世話になりました。」でも伝わります。自分のために何かをしてくれたのであればプラスの言葉を添えることをおすすめします。
「お先に失礼します」を使用した例文
一般的には自分が先に帰る場合には残っている人へ「お先に失礼いたします」、自分が残って先に帰る人に対しては「お疲れ様でした」と声をかけます。「お疲れ様」というのは、仕事が終わった人に対して使う言葉になりますので、先に変える場合には注意してください。会社内にルールがない場合には「お疲れ様」を使用しても大丈夫です。
その場合には、社会人としての礼儀をもったあいさつをするようにしてください。相手との立場によって少しずつ表現をアレンジすると違和感がなくあいさつができるようになります。上司に対しては「本日もありがとうございました。お疲れ様でした。」と一日を守っていただいた感謝の気持ちを込めて伝えるようにしてください。
同僚や部下に対しては「お疲れ様です。お先に失礼します」「本日は先に帰ります。お疲れ様です」と相手に対してねぎらいの言葉をかけることで、先に帰る場合にもあまり失礼にならないあいさつができます。
閉店・閉店の場合の例文
取引先のお店やお気に入りのお店、通っていたお店が閉店するとき寂しいですが感謝やねぎらいの言葉をかけたいですが、お店をたたむ事情はそれぞれあります。失礼にならないようにするために、その事情に合わせたねぎらいの言葉を伝えるましょう。加えてお店がなくなってしまう事への寂しさや閉店後の新たな道への応援などを添えてください。
どのような事情があるにしろ、今までのお店を継続、維持してきたことに対してのねぎらいの言葉として「お疲れ様でした」や「お世話になりました」はとても適しています。その後に閉店への無念や今後の生活への応援の言葉を添える事が大切です。
「今まで本当にお疲れさまでした。閉店のお知らせ残念ですが、お体に十分注意して新たな人生を歩んでください。」「長い間お疲れさまでした。閉店は本当に寂しい事ですがいつまでも忘れません。お世話になりました。」と感謝とこれからの発展を祈る言葉を伝えてください。
メールでの例文
メールでのねぎらいの言葉として「お疲れ様」を使用することも今では普通になりましたが、メールでも相手の苦労に対しての配慮の言葉や自分の気持ちや謝辞などをきちんと伝えてください。メールだからこそ相手に対する言葉の使い方が大切になりますのでねぎらいの言葉、配慮の言葉をきちんと伝えてください。
メールでの「お疲れ様」の例文としては「先日は大変お疲れさまでした。○○さんのおかげで内容を円滑に進める事ができました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」「この度は大変お疲れさまでした。とても感謝しております。今後ともよろしくお願い申し上げます。」など失礼がなく相手に感謝とねぎらいの気持ちが伝わります。
前述でも述べましたが、社外の人に「お疲れ様」は失礼にあたるので、「先日は大変お世話になりました。」「この度は大変お世話になりました。」などと「お世話に」を使うようにしてください。
手紙での例文
「お疲れ様」の言葉の内容としてはメールと変わりません。しかしメールに比べて相手に届くまで時間がかかりますので、その事を配慮した上で早めに送る事が大切になります。手紙には頭語や結語、時候の挨拶など書き方にもマナーがありますので、マナーに乗っ取った文章を書く事が大切になります。
頭語や結語で主に使用するのが「拝啓」「敬具」です。その時期の季節にあった時候の挨拶時期のを添えてから本文に入ります。社内の上司にあてる場合には「この度は○○の件、大変お疲れ様でした。」でも大丈夫です。
社外の人に対しての手紙には「この度は○○の件で大変お世話になりました。」を使い「誠にありがとうございました。」「今後ともお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。」という感謝の言葉を伝えます。基本的にマナーはメールと変わりませんが、手書きの手紙はとても気持ちがこもるので相手にちゃんと感謝が伝わるように気をつけてください。
「お疲れ様でした」と「お疲れ様です」の違い
「お疲れ様でした」と「お疲れ様です」の違いは文法的な意味合い・活用が大切になります。現在形か過去形であるかの違いが一目でわかるので、そこの違いに注意をして使用してください。「お疲れ様でした」の場合は過去形になるため「もうその仕事が終わっている状況」が明らかになります。「お疲れ様でした」は「仕事終わり」に使われるのが一般的です。
「お疲れ様です」と言う場合は現在形なので、「まだその仕事が終わっていない状況」が想定されます。のでまだ仕事をしている人に対して「お疲れ様です」という言葉を使用してください。また「お疲れ様です」は日頃の挨拶代わりの言葉としてもよく使われているので気軽に使用される場合があります。
「お疲れさまでした」のタイミング
最近では気軽に「お疲れ様でした」が使用されますが、この言葉は伝えるタイミングがとても大切です。相手の立場や時間などのタイミングを間違えて「お疲れ様でした」という言葉を使ってしまうと労いの意味どころか、かえって相手に対して悪い印象を与えてしまう場合があるので注意が必要です。
例えば会社に出勤してすぐに「お疲れ様でした」と言ってしまった場合、「これから働くのに」と相手からも疑問を持たれてしまいます。「お疲れ様です」という表現で使われることが多いので間違いやすいですが、「です」と「でした」で相手の受ける印象が大きく変わってしまうので気をつけてください。
挨拶代わりとして「お疲れ様でした」が認められている会社もあるため、一概に「絶対にダメな表現」とは言えませんが、基本的には仕事終わりに言うように心がけ、朝は「おはようございます」などにするほうが無難です。
英語でお疲れさまでした
英語には日本語の「お疲れ様」に該当する直接的な単語は存在しません。しかし、日本人には相手にたいする「おもてなし」や「気づかい」の精神が本質的にあるので、ビジネスの場や日常会話の場で日本語だけではなく英語でもお世話になった人にたいしてねぎらいの言葉を伝えたくなります。
その場合、英語にも「お疲れ様」に代わるフレーズはありますので、活用をして英語でもスマートに相手をねぎらえるようになってください。英語で直接的な言葉はなくても感謝の気持ちを伝えたいと思う気持ちが大切です。フレーズを少し間違えてもいいので相手に伝えたいという想いを一番に考えて使用してくだい。
一般的な英語例文
初対面の人にはあまり使いませんが、日本語の「お疲れ様」のニュアンスに一番近い言葉が「You must be tired.」になります。親しい人が疲れていそうなときに声をかけてください。他に日本でもよく使われているのが「Good job」や「Well done」になります。こちらは直訳すると「よくできました」という意味になります。
これらの言葉はビジネスシーンや学校でもよく使われていますが基本的に目上の人が目下の人に向かって使用される言葉なので間違って目上の人に使ってしまうと失礼になるので注意して使用してください。
友人に対しての英語例文
「いま何してるの?」といった感じで気軽に声かけをときに使いたいフレーズが「What are you up to?」になります。調子はどうかを聞く意味もありますが、それよりも今何をしているのか、今は大丈夫かなどの意味合いが強いです。もしこのように聞かれた場合は「Not much」などと答えるのもいいですし具体的な予定を答えても大丈夫です。
自分が聞かれたときには相手にも「How about you?」と聞き返して相手の状況や予定を聞いてみるのも相手への気遣いや興味を示せるので試してみてください。
ビジネスに対しての英語例文
友達との会話やビジネスでもよく使われるのが「How are you doing?」や「How’s it going?」というフレーズです。直訳すると「調子はどう?」という意味ですが、英語圏では同僚や友人などとすれ違った場合に良くこのあいさつを使います。
同じような表現として、「Are you all right?」といった表現もありますがこちらはイギリス
では大丈夫ですが、アメリカなどで聞いてしまうと相手を不快にさせてしまうこともあるので気をつけてください。はじめに「Hey」や「Hello +ファーストネーム」を付け加えるのもいいでしょう。上司など目上の人をねぎらいたいときは「Thank you for ~」をつけてください。
英語で伝えるときの注意点
英語表現には同じ英語圏で同じフレーズを使っても相手にとって不快に感じさせてしまう言葉もあります。それを知ってしまうと日本人としては気を使ってなかなか声をかけづらい場合もありますが、間違ってもいいのでまずは声をかけることからはじめてください。間違えながら覚えていくと英語でのねぎらい表現がさらに広がります。
まずは相手に対して「お疲れ様」というねぎらいやいたわりの気持ちを伝えたいと思うことが大切になります。
相手への「お疲れさまでした」の気持ち
「お疲れ様」にはねぎらいの意味があります。「ねぎらい」と聞くと固いイメージがありますが「頑張っていますね」や「いつもありがとう」など、日本人は特に小さい時から家族や友人、先生などにねぎらいの言葉をかけたり、かけられてりして育ちました。「お疲れ様」は相手に対する思いやりの言葉と言えるでしょう。
人というのは大人になり社会人になってからも、自分が頑張ったこと、成し遂げたこと、やり遂げたことを誰かに認めてもらいたい、褒めてもらいたいという気持ちが常にあります。そんな時に「お疲れ様でした。よく頑張りましたね」と言ってもらえるととても嬉しいです。
「お疲れ様」というのはとても素敵な使い方のできる言葉なので、相手に対しても心に響くような伝え方をする事で人間関係も社会生活も円満になります。気軽に使える言葉だからこそきちんと思いを乗せて伝えることが大切です。
本来の「お疲れ様でした」の意味とは
今回は「お疲れ様でした」の目上の人への使い方や英語表現、さまざまなシーンで使える使用方法をご紹介しましたが、「お疲れ様」の先には必ず相手への配慮やねぎらいの意味があります。日本語の素敵なところは「お疲れ様」のように「相手に対する思いやり」を意味する言葉がたくさんあるところです。
「お疲れ様」という言葉はビジネスシーンでも日常生活の会話でも、とても多くの場面で使われている現代用語・日常用語になります。そのため、「正しいタイミングで使う」という基本的な所が次第におろそかになってきているので、本来の言葉の持つ意味を大切にしながら表現してください。