「ご連絡いただきありがとうございます」の使い方
連絡をもらったあとでお礼を伝えることがあります。「ご連絡いただきありがとうございます」と丁寧に伝えると、相手も嬉しい気分になることでしょう。礼儀としてもお礼の言葉は忘れないようにしたいです。
すぐに電話に出られなかったときや、メールなどに後から気付いた場合にもきちんとお礼を伝えたいです。 「ご連絡いただきありがとうございます」をメールで伝える場合と、ビジネスで使う場合の例文も見てみましょう。
メール
メールで連絡のお礼を伝える場合、どのような文にすると良いのでしょう。いくつか例文をご紹介します。連絡に対してのお礼の言葉と、連絡に対しての返事を返せると良いでしょう。
頻繁にメールのやりとりをする相手なら、「ご連絡いただきありがとうございます」を使いすぎるのは不自然になります。頻度を考えて使えば自然なメールになるでしょう。
「ご連絡いただきありがとうございます」という文なら、冒頭に持ってくると自然で読みやすくなります。題名にも書くと分かりやすいでしょう。文末に書くときは「ご連絡いただきありがとうございました」で締めくくると自然です。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文1
先ほどは、ご連絡いただきありがとうございます。承知いたしましたので、よろしくお願いいたします。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文2
先日は、ご連絡いただきありがとうございます。電話に出られず申し訳ございませんでした。またあらためてご連絡いたします。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文3
ご連絡いただきありがとうございます。お元気そうな声が聞けて嬉しくなりました。ぜひ、近いうちにお会いしたいです。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文4
早速ご連絡いただきありがとうございます。珍しいものではございませんが、皆様でお召し上がりいただければ幸いです。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文5
先ほどはお世話になりました。忘れ物に気付かず帰ってしまい、慌てるところでした。お忙しい中、ご連絡いただきありがとうございました。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文6
昨日は、おじゃまいたしました。久々に楽しい一時を過ごすことができ、家族共々喜んでおります。夜遅くに無事に帰宅しておりますので、ご安心下さいませ。朝早くにもかかわりませず、ご連絡いただきありがとうございました。
ビジネス
ビジネスで「ご連絡いただきありがとうございます」と伝えることは多いでしょう。ビジネスだからこそ、ちょっとした一言を忘れないようにしたいです。いくつか例文をご紹介します。
ビジネスの場合、相手の忙しさや忙しそうな時間帯などにも配慮し、文の中に言葉を入れることで気持ちが伝わるでしょう。連絡に対してのお礼の言葉と、連絡に対しての返事などを明確にできればきちんとした対応に繋がります。
お礼を伝えることで、感謝の気持ちと連絡を受け取ったという確認にもなります。相手にも安心感を与えられるでしょう。
冒頭に使うことが多い文ですが、最後に使うこともあるでしょう。文末に使う場合は「ご連絡いただきありがとうございました」に変えて締めくくると良いでしょう。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文1
先ほどはお忙しい中、ご連絡いただきありがとうございます。すぐに上司にお伝えいたしましたので、後日お返事いたします。よろしくお願いいたします。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文2
先日は、ご連絡いただきありがとうございます。大変貴重なご意見を受け、感謝いたしております。これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文3
ご多用中にもかかわりませず、ご連絡いただきありがとうございます。ご提案いただいた件に関しましては検討中でございます。正式に案が決まりましたら、こちらからご連絡させていただきたくおもっております。何卒よろしくお願いいたします。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文4
早速ご連絡いただきありがとうございます。早速、対応に移らせていただきます。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文5
お世話になっております。先ほどの案件ですが、当社で検討していきたいと考えております。詳しいことが決まりましたら、またよろしくお願いいたします。ご連絡いただきありがとうございました。
「ご連絡いただきありがとうございます」例文6
昨夜は手配をしていただき、ありがとうございました。天候により急遽予定を変えざるをえない状況でした。迅速な対応をしていただき、夜遅くにもかかわりませずご連絡いただきありがとうございました。
ご連絡いただきありがとうございますは間違いなのか
「ご連絡いただきありがとうございます」は間違いなのか、ふと気になります。丁寧な言い方として間違いではないでしょう。相手にも、きちんと伝わる言葉だと言えます。
二重敬語で少し言いづらい、伝えにくい場合は「いただき」を省いても良いでしょう。「ご連絡ありがとうございます」なら、自然な感じがしますし失礼にもなりません。
ご連絡いただきありがとうございます上司への使い方
「ご連絡いただきありがとうございます」を上司に使う場合、どんな使い方があるのでしょう。「ご連絡いただきありがとうございます」は敬語になっていますので、そのまま使っても失礼ではありません。
上司ですので、一言思いやりの言葉を付け加えるとさらに丁寧に感じられるでしょう。朝早くの連絡なら「お忙しい中、ご連絡いただきありがとうございます。」や、仕事終わりの時間帯の連絡なら「お疲れのところ、ご連絡いただきありがとうございます。」など時間帯によって言葉を選ぶと良いでしょう。
折り返しで早い連絡なら「早速の」を付け加えると良いでしょう。ほんの一言ですが、あるのと無いのではずいぶん印象が変わります。その一言で、上司にもしっかりと伝わるでしょう。
ご連絡いただきありがとうございますの言い換え表現
「ご連絡いただきありがとうございます」を他の言葉で言い換えることはできるのか気になります。言い換えできる言葉で表現してみるのも良いでしょう。
ご連絡いただき誠にありがとうございます
相手の連絡に対して丁寧にお礼が伝わります。親しい間柄で使うのは不自然ですが、あらたまった場面などに適した言葉です。
早速のご連絡に感謝申し上げます
相手の早い対応に感謝していることが伝わります。より感謝を伝えたいときや、あらたまった場面などに活用できるでしょう。
ご連絡くださりありがとうございます
意味は同じですが、「くださり」にすることで尊敬語になります。「いただき」は謙譲語になります。その違いはありますが、程度が変わることはなく同じように感謝を伝えられる言葉です。
迅速なご連絡ありがとうございます
急いで連絡が欲しいときに連絡を受けると助かります。こちらの要望を察知して、迅速な対応をしてくれた相手に使うと良いでしょう。相手の気遣いが、こちらに伝わっていることも分かります。
「ご連絡いただきありがとうございます」の敬語
「ご連絡いただきありがとうございます」の敬語はどうなるのでしょう。すでに敬語として成り立っていますので、変換などせずにそのまま使えます。
「ご連絡」と「いただき」が使われており、2つの敬語が入っているので二重敬語でもあります。二重敬語は正しくないと言われていますが、近年ではよく使われています。
気になる場合は「ご連絡ありがとうございます」と、シンプルな言葉でも失礼にはなりません。「お忙しい中」・「早速」など付け加えるのも良いでしょう。相手や時間帯・状況などによって、付け加える言葉を選べば丁寧に気持ちが伝わります。
「ご連絡」に感謝しよう
連絡に対してお礼を伝えることは面倒だったり忘れがちでもあります。しかし、確認の意味でも早めに連絡のお礼を伝えたいです。
すぐに電話に出られなかったり、連絡に気付くのが遅かったときなどもお詫びの言葉と共にお礼を伝えましょう。あまりにも長い間返事が無いと、伝わっていなかったのではないかと相手に心配させてしまいます。
連絡をいただいたことに感謝して、一言付け加えるとさらに気持ちが伝わるでしょう。相手も忙しい中、わざわざ連絡をしてくれたんだと感じると自然に言葉が出てきます。
日頃の何気ないやりとりではありますが、その小さな積み重ねによって信頼感系を築けたり、信用にも繋がります。絆も強くなることでしょう。小さな連絡にも「ご連絡いただきありがとうございます」と伝えられると良いでしょう。