「お時間をいただき」の例文・使い方・敬語|メール/ありがとう

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「お時間をいただき」とは

「お時間をいただき」というフレーズを使ったことはありますか。「お時間をいただき」とは、自分のために時間を割いてもらったときに相手にお礼を言うときに使うフレーズです。

小さなことにしっかりとお礼の言えることは、相手から好印象を受けます。相手の貴重な時間を自分に使ってもらったことを心からありがたく思い、感謝の思いを伝えましょう。この記事では、「お時間をいただき」というフレーズの使い方を紹介していきます。

お礼の言葉

「お時間をいただき」というフレーズは、お礼を言うときに使う言葉です。感謝の気持ちを込めることを忘れないようにしましょう。

時間というのは誰にでも平等にあるものですが、その大切な時間をすべてあなたのために使ってくれたということはとても貴重なことです。相手と同じ時間を過ごして少しでもためになった、考え方が変わった、成長したなどポジティブなことがあればそのことも一緒に伝えてみましょう。

「お時間をいただき」の例文

「お時間をいただき」の例文を考えていきましょう。ここでは、「お時間をいただき」というフレーズに続く言葉をいくつかご紹介していきます。この例文はそのまま実践に使えるので、ぜひ参考にしてください。

同時に、どのような文を前後につければ自然にこの言葉を発せられるかを考えてみましょう。相手への感謝や敬意の気持ちを込めて考えてみると例文も作りやすいです。実際に目の前に目上の人がいることを想像してみましょう。

ありがとうございます

例文「お時間をいただき、ありがとうございます」

自分のために時間を作っていただいたことに感謝の気持ちを込めて、素直に伝えましょう。この文は相手とお会いした最初の段階で言うようにしましょう。「本日は」と文頭につけることでスムーズに言い出すことができます。

そして、すべての予定が終了した最後の時点で再び、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」と言って締めくくりましょう。

いただきたく存じます

例文「お時間をいただきたく存じます」

この例文は、「お時間をいただき」に続く文ですがお礼を言う文ではありません。時間を割いていただきたいことをお願いしている文です。

「存じます」は「思う」の謙譲語表現です。自分をへりくだって言うことで相手への敬意を示しています。「私のためにあなたの貴重な時間を割いていただきたいと思っています」ということを敬意を持って伝えている文章です。

いただきまして

例文「お時間をいただきまして、感謝しております」

この例文は、「お時間をいただき」のあとに「まして」とつなげることで文をもう一文付け加えることができます。「感謝しております」以外にも「大変嬉しく思います」「この上ないことです」など、喜びの気持ちを伝える文を作ってみましょう。

どんな文を構成しても、相手がポジティブに受け取れる文を作りましょう。あなたと同じ時間を過ごしてよかったと思える言葉を選びます。

恐縮です

例文「お時間をいただき、恐縮です」

この文は相手への敬意が伺える文です。「恐縮です」には「身も縮まるほど恐れ入ること」という意味があります。相手が時間を割いてくれたことに対して、恐れ多くて大変ありがたいという気持ちが伝わります。

「恐縮です」という言葉から、若干縮こまって小さく見せてしまいます。そのため、その後の文では「本日は貴重な時間になるよう務めてまいります」などと明るい気持ちで発しましょう。

光栄です

例文「お時間をいただき、光栄です」

この文は、一緒の時間を過ごせることに幸せを感じているという気持ちが伝わります。「光栄」には「名誉に思う」という意味があります。「あなたと同じ時間を過ごせることは名誉なことです」という喜びの気持ちを伝えましょう。

時間をとってほしかった相手に快く時間を過ごさせてもらった場合には、相手が嬉しく思うほど感謝の意を伝えることが大切です。

「お時間をいただき」の使い方

「お時間をいただき」の使い方を確認していきましょう。「お時間をいただき」というフレーズを使う場面に合わせて考えていきます。

「お時間をいただき」という言葉は直接言う場合もあれば、メールや手紙を通して言う場合もあります。それぞれの場面でどのようなことを気をつけて述べればいいのか、理解しておきましょう。早速見ていきます。

メール

「お時間をいただき」というフレーズをメールで伝える場合は、その日中にメールを送ることを意識しましょう。メールは送ったメールがすぐに届く便利なツールです。

お礼を送るメールは早いほどいいです。お礼の気持のこもったメールはその人と会って家や会社に戻ったあとすぐに送るようにしましょう。遅くともその日中に送るか、翌日の朝一番で送るようにしましょう。すぐに送ることで相手に伝わる感謝も倍にして伝わります。

挨拶

「お時間をいただき」というフレーズを挨拶のときに伝える場合は、最初に伝えるようにしましょう。その言葉を聞いた瞬間に、相手が今日は時間を割いてよかったと思えるような好印象を植え付けましょう。

お相手と会った瞬間に「本日は貴重な時間をいただきありがとうございます」と丁寧に伝えます。そうすることで相手も心地よい気持ちになり、会談も和やかなムードで進行することでしょう。

手紙

「お時間をいただき」というフレーズを手紙で伝える場合は、文頭で使うようにしましょう。そして、手紙もできるだけ早く送るようにしましょう。

手紙伝える場合は、どうしてもメールより時間があいてしまいます。その分、感謝の気持ちを文面に込めるようにしましょう。文頭でこのフレーズを使うことで、相手に有意義な時間が過ごせましたという気持ちが伝わります。

「お時間をいただき」の敬語

敬語を使う場面で、「お時間をいただき」というフレーズはどのようにして使うのか考えていきましょう。敬語を使う相手を上司や取引先と仮定します。

お礼を言う場面ですので、相手に対して失礼があってはいけません。敬語を適切に使って最大限の敬意を伝えましょう。敬語をきちんと使えなければ、自分が恥をかくことになってしまうので注意が必要です。

上司に言う場合

例文「本日はお時間をいただき、ありがとうございます」

上司は普段から関係が深いため、素直に伝わりやすい感謝を伝えましょう。上司としては堅苦しい挨拶を続けるのではなく、挨拶はすばやく済まして早く本題に入りたいという気持ちが強いです。

相手の気持を汲み取って、時間を有効に使うようにしましょう。「早速本題ですが」とすぐに切り替えることが大切です。

取引先に言う場合

例文「本日は貴重なお時間をいただき面談することができること、大変ありがたく思います。」

取引先相手に対しては、第一印象が重要です。ハキハキと言葉を発し、時間をとっていただいたことに大きな感謝を伝えましょう。第一印象を良くすることで、この後の面談の雰囲気や話の流れが決まってきます。最初が肝心であることを胸においておきましょう。

時間をとっていただいたお礼を言おう

いかがでしたでしょうか。「お時間をいただき」というフレーズの例文や使い方、敬語について説明してきましたが、理解することはできたでしょうか。

相手にとって貴重な時間を割いてもらっていることを意識し、素直なお礼の気持を伝えるように心がけましょう。

相手に感謝の気持ちを持ってお礼を言うことは大切なことです。口に出さなければ最大限のお礼を伝えることができません。何かお世話になったときはすぐに感謝の気持ちを伝える習慣をつけましょう。

「ありがとう」ということで自分も相手もあたたかい気持ちになります。人間関係を良くするためにも、まずは相手への感謝の気持ちを忘れずに、声に出して相手に伝えましょう。

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