説得力のある話し方のコツ・プレゼンのコツ・説得力を学べる本3つ

ビジネススキル

説得力の重要性

「説得力」って日頃から生活していると耳に入ってくることが多いです。みなさんはこの「説得力」の重要性をしっかり理解していますか?

よく聞くワードではあるものの、その重要性についてはあまり考えずに終わってしまうことが多いと思います。おそらく大事なものだという認識はあるものの、「自分にもあったらいいのに」程度にしか思わない人が多いことでしょう。

今回はこの「説得力」というものがどれだけ重要なものなのかをみなさんにお伝えし、よく「説得力があるね」と言わている人に実際にどんな特徴があるのか、またプレゼンで「説得力」を発揮するコツなどをご紹介していきたいと思います。

「説得力」はリーダーシップを生み出す

まず「説得力」を身につけることのいい点は、リーダーシップがある人になれるということです。

リーダーシップがあれば、どんなコミュニティーに属していたとしてもその時のコミュニティーのなかで中心的な存在になれますし、みんながあなたを頼りにするようになります。つまり「説得力」を身につけて、リーダーシップを身につけることで周りからの信頼感を得ることができます。

もし、例えばあなたが勤めている会社の上司になんの説明もなしに「とにかくこれやっといて」と言われてもやる気は出ませんよね?

また何かしらのミスをしてしまったときに、「何をしているんだ!しっかりやれ!!」といった風に、なんの根拠づけもせずに指摘されたとしても納得はできませんよね?

その根拠を指摘してくれる人がリーダーシップのある人であり、しっかり根拠づけた話には誰しもが信頼感を抱きやすいのです。

「説得力」があればストレスなく自分の思いや考えを相手に伝えることができる

「説得力」を身につけることでプラスになることは他にもあごります。

それは、「説得力」を利用して自分の思いや考えを相手に自分の思うように伝えることができるので日頃からのストレスが説得力のない人と比べると、少ないということです。

自分の思いや考えを相手に伝えるという機会は、歳を重ねれば重ねるほど増えてきます。そのため、その時々でいつも発揮できる「説得力」を身につけていれば、無駄なストレスを感じることも少なくなります。

「説得力」は歳を重ねるごとに、それに比例して重要性が高まっていくのです。

グローバル化と共に主張性とプレゼン力は重大さを増す

先ほども言ったように、日本では「説得力」というものの重要性はいまいち理解されていません。日本だと日本特有の協調すること、空気を読んで周りと合わす力が重要とされる傾向がいまだにあるため、なかなか理解されるのが難しいというのが現状です。

しかし世界のグローバル化が進む今となっては、日本でも「説得力」が重視される時代です。

世界的には、自分の考えを主張することは基本的なスキルという認識があります。まずコミュニティーの中で自分を主張し、自分の存在を知ってもらわないと話にならないのです。世界では日本と違ってコミュニティーの中で主張し、自分は「こんな人間で、こう思っています」とプレゼンし自分を売り込まないことには、周りからはただやる気のない人間だとしか思われないのです。

ですから、グローバル化が進むことで今後はますます重要視されるようになるでしょう。

主張性・説得力・プレゼン力は密接な関係

しかし、ただ主張するだけでは自分の考えは正しく伝わりません。特に会議や話合いの場では、根拠もなく主張する人は相手からすると頑固で自分の考えに対して否定的なことしか言わないというマイナスのイメージがついてしまいます。

自分の考えを主張した後に必要になってくる力が「説得力」と「プレゼン力」この2つです。

最初、考えがどんなものであるのかを主張します。次になんでそう考えたのか、その考え方がコミュニティーの中でどのようにプラスに働くのかを根拠づけながら相手に伝え、説得する。そのためにどうしたら相手にわかってもらえるのか、自分の考えが正しく伝わるのかを考え、工夫し、プレゼンする。

この3つがすべてが備わっていて初めて人を納得させることができ、相手から信頼感を得ることができるのです。

「説得力」と「プレゼン力」の違い

一見、「説得力」と「プレゼン力」の違いがなんなのか良くわからないかと思います。

まず「説得力」とは、自分の考えや案が相手にとってどれだけプラスになるのかということを相手が納得するような理由や根拠を見つけたりする力のことです。もちろん根拠を見つけて、それをもとにして相手を納得させることすべてまとめて「説得力」ですが、その中で一番重要なのが自分の主張がプラスに働く根拠を発掘する力です。

そして、主張と根拠の両方が用意できた後に必要になるのが「プレゼン力」です。

自分の頭の中で考えたことを忠実に再現しつつ、それを聞いて相手が抱く疑問や反論をうまく解消することのできる根拠を強調し、相手を納得させる力のことです。

プレゼンするときは「抽象→具体」の順に話す

ここからは実際にプレゼンをするときに、どんなことに注意すれば良いのか、そのコツをいくつかご紹介していきたいと思います。

まずプレゼンをするうえで最初に考えなければいけないのが、プレゼンの構成ですよね?プレゼンテーションをどんな流れで進めていくかによって、相手が自分の考えをどのように受け取るか、どこまで理解してくれるかに影響してきます。

では、どんな構成でプレゼンを進めて行けば良いのでしょうか?

基本的には、全体を通して「抽象→具体」の順番になるように心がけることが大切です。
自分の意見を大まかに説明した後に、具体例を出しながら説明することで相手はイメージしやすくなります。

いきなり具体例を出しても、相手にとってその具体例がどんな意味を持っているのか分からず、自分のプレゼンを聞こうという気持ちが湧いてこないのです。

さらに、最初に自分の主張をあまり具体的に説明せずに大まかに相手に伝えておくことで、相手はそれに対する疑問をいくつか抱くはずです。その疑問を具体的な説明で解消
してあげることで、相手が反論する余地のない説得にもつながります。

 

プレゼンをするうえで、一番言いたいことは「力強く」・「端的に」

だいたいの構成ができたら、プレゼン内で実際に使用するコツをお伝えしたいと思います。

注意する点は、自分の主張・考え・結論にあたる部分は長々と言わないこと。一番伝えたい部分は端的に、かつ力強く言ってその部分を強調することが大切です。

具体的には、強調したい部分のときだけ「声のトーンを上げる」・「ジェスチャーを入れる」・「言った後に少し間をおく」などやり方は様々です。

プレゼン力を上げるための参考書

最後に、プレゼン力を上げるためにおすすめの本をいくつかご紹介していきたいと思います。

~TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則~

著者:カーマイン ガロ  翻訳:土方 奈美  出版:日経BP社

世界屈指のプレゼンテーターが送るプレゼンを「カーマイン ガロ」が分析し、どのように印象に残るような、人を魅了するようなプレゼンをすることができるのか。そのコツを紹介した30万部のベストセラー本。

~スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン~

著者:カーマイン ガロ  翻訳: 井口 耕二  解説:外村仁 出版社:日経BP社

ビジネスにおけるプレゼンテーションを学ぶのであれば、この一冊がおすすめ。社長として社員をまとめる説得力やプレゼンテーターとして人々を魅了するプレゼン力を紹介した一冊です。

~学生・研究者のための 使える!PowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術~

著者:宮野 公樹 出版社: 化学同人

最後は、プレゼンテーション自体のコツを紹介したものではありませんが、プレゼンをする際により相手の理解を深めるためのわかりやすいスライド資料の作り方を紹介した本になっています。見やすい文字やイラスト、グラフ。そして見る人を引き込むスライドのデザインをこの本から学べます。

説得力をつけることで生活の幅が広がる

いかがでしたでしょうか? 今回は、説得力やプレゼンについて考察してみました。

説得力やプレゼン力をつけることによって、相手に自分の考えや思いを理解してもらえる機会が増えます。相手に自分の考えや思いを理解してもらえる機会が増えれば、ビジネスにおいても人間関係においてもあらゆる可能性を広げることができます。

説得力を身につけて、生活の幅をより広げて充実な生活を送くっていきましょう。

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