送別会の送る側の挨拶例・心を動かす送別会の挨拶をするコツ

ビジネススキル

送別会の挨拶・司会をする人の一覧

送別会では様々な社員が挨拶をする事になります。大規模・中規模の企業になるとホテルなどのホールを借りて送別会を行う事もあります。そうなると挨拶をする人だけではなく、司会進行役も必要になってきますよね。ここではそんな送別会の挨拶や司会をする人の一覧を載せておきます。

①主賓(送られる人)

送別会で忘れていけないのがこの主賓、送られる人ですね。人事異動で転勤したり、退職をする事が決まっている人がこの主賓になります。送別会では短いながら挨拶をする事になります。

②会社や部署での役職が一番偉い人

大規模・中規模な送別会の場合、会社の偉い人達が出席する事もあります。会長や社長、副社長、専務偉い方が参加する事があります。こうした役職の中で一番偉い人が主賓のために挨拶をしてくれます。小規模な部署毎で行うような送別会の場合はその部署で役職の地位が高い人が挨拶をする事になります。

③二番目に偉い役職の方

大規模・中規模の送別会の場合、会社の中での役職の地位が二番目の人に乾杯の挨拶をお願いする事があります。

小規模の場合は部署の中で地位が二番目に高い人にお願いしましょう。

④主賓の直属の上司

送別会では主賓の直属の上司にも挨拶する順番が回ってきます。直属の上司とは直接の指揮命令を取る人、つまりいつも仕事の指示や命令をする上司の事ですね。部長から指示や命令を受けて仕事をしているのなら部長が直属の上司です。係長がいて係長から指示や命令されていたら係長が直属の上司という事です。

⑤主賓と親しく関りが多かった社員

送別会では主賓と親しい人、仕事で関りのある社員も送別の挨拶をする順番が回ってきます。

⑥主賓の後任の社員(業務を引き継ぐ社員)

送別会では主賓の後任者の社員も挨拶をする事になります。

⑦司会進行役の社員(主に幹事)

挨拶ではありませんが、送別会の規模によっては司会進行を挟まむ事でスムーズに送別会の進行ができる場合もあります。そうした場合は司会をする社員が必要になります。司会進行をする事になるのは主に送別会の幹事の役割になる事が多いです。

送別会の挨拶のマナー(乾杯・挨拶の順番など)

送別会の挨拶の乾杯や挨拶の順番に決まりなどはあるのでしょうか。ここではそんな送別会の挨拶のマナーや乾杯や挨拶の順番について解説していきます。

送別会の乾杯・挨拶の順番と一例

乾杯や挨拶の順番に必ずしもこうしなくてはいけないという事はありませんが、大まかな流れと挨拶の一例をご紹介します。大規模・中規模の送別会の場合は司会進行役も間に挟むような形で進行していきます。小規模な送別会の場合はそうした形式的な物は無いので挨拶や乾杯の順番や流れを守ると良いでしょう。

以下に乾杯の挨拶の順番と一例を順番に分けて解説していきますので参考にしてみましょう。

①司会進行役「開会宣言」

司会進行役により開会の宣言をして司会を進めましょう。

例:これより株式会社〇〇 △△部 田中太郎の送別会を執り行います。

②司会進行役「山田部長の挨拶」

例:まずは営業部の山田部長ご挨拶をお願いします。

③役職で一番偉い方の「送別の言葉」挨拶

乾杯の前の挨拶なので長くならないように送別する主賓を紹介するような挨拶を心がけると良いでしょう。


田中太郎君は平成22年に当支店に赴任してきました。来月で退職する事となりました。

本日はそんな田中太郎君のこれまでのご功労に敬意を表し、今後のご健勝とご発展をお祈りするために、ささやかな会を用意し、同じ職場の皆さんにお集りいただきました。どうか皆さん、時間の許す限り、ご歓談下さい。

④司会進行役

例:山田部長のご挨拶でした。山田部長ありがとうございました。

⑤司会進行役「二番目に偉い役職の方による乾杯の挨拶」

例:それでは平田次長による乾杯の挨拶をお願いします。

⑥二番目に偉い役職の方「乾杯の挨拶」

田中太郎さん、お疲れさまでした。今後もお身体に気をつけてご活躍下さい。

それでは、田中太郎さんのご健勝とご活躍をお祈りし、ここにお集りの皆さんのご多幸と株式会社〇○のますますの発展を祈念いたしまして、乾杯!

⑦司会進行

例:次に主賓の後任である海釣二郎さんの挨拶です。

⑧主賓と関わる事が多かった人・主賓の業務を引き継ぐ人に「乾杯の挨拶・はなむけの挨拶」

主賓と関わる事が多かった人や主賓の業務を引き継ぐ人に「乾杯の挨拶・はなむけの挨拶」をしてもらいましょう。

例:
田中太郎さん、お疲れ様でした。
私は入社してから田中太郎さんに営業の仕事を一から教えていただきました。

職場では非常に厳しい先輩として、電話でのアポの取り方から一からすべてを教えてもらいました。

仕事以外では共通の趣味の海釣りに誘って頂き、お互いに大物を釣り、魚の大きさ自慢をしたりととても私にとって初めての釣り仲間でしたので楽しかったです。

今後営業部では、田中太郎さんから教わった事を活かし精進していきたいと思います。
高橋さんとの思い出は沢山あります。

本音を申しますと、このたび退職されることは実は非常に名残り惜しいのですが、どうか健康に留意され、お元気でご活躍ください。今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。

⑨司会進行役

例:海釣二郎さんの挨拶でした。ありがとうございました。

⑩司会進行役(花束等のプレゼントが無ければ省略)

例:〇〇部の皆さんより花束の贈呈です。
例;〇○部の皆さんより記念品の授与です。

⑪司会進行 主賓(送られる人)の挨拶

例:それでは田中太郎さんの挨拶です。

⑫主賓(送られる人)の送別の挨拶

本日は私のためにこのような会を開いていただき、本当にありがとうございます。また部長をはじめ皆様から身に余るお言葉を頂きましてありがとうございます。

ご紹介いただきましたとおり、私田中太郎は、◯月◯日で退職することになりました。
こちらで過ごした4年間は、アットホームな職場と、やりがいのある仕事に恵まれ、本当にあっという間でした。

素敵な職場と皆さんに巡り合えたことは、私にとって最高の幸せでした。

皆さんに助けていただいきありがとうございました。ここで教えていただいた4年間を忘れる事無く自分を磨いて参りたいと思います。

部長をはじめ、皆さんには、大変お世話になりました。

最後に皆様のご健勝とご活躍を、そして株式会社〇○、〇○部ご発展をお祈り申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。本当に ありがとうございました。

⑬司会進行役

例:主賓の田中太郎さんの送別の挨拶でした。ありがとうございました。

⑭司会進行役「閉会宣言」

司会進行役が閉会を宣言し会を閉めます。二次会予定があればそこで案内します。

例:これにて株式会社株式会社〇〇 △△部 田中太郎の送別会を閉会いたします。
ありがとうございました。

例:二次会は21時30分から〇〇屋で行いますので参加される方はそのままお待ちください。

心を動かす送別会の挨拶をするコツ

心を動かす送別会の挨拶をするコツを解説していきます。

①雰囲気が明るくなる挨拶を心がける

送別会となると寂しい気持ちになりがちですが、新しい門出なので応援するような明るい雰囲気を作るように挨拶も明るくなるように心がけると気持ちの良い送別会になるでしょう。

②長くても5分から3分程度に収める

挨拶やスピーチに長い時間をかける人がいますが、これだと話を聞いている人が飽きてしまいます。できるだけ出席者を飽きないようにするためには、挨拶やスピーチの時間を3分から5分程度に調整して話すと良いでしょう。

③感謝の気持ちを伝える

挨拶で大事な事の一つは感謝を伝える事です。主賓を出席者もお互いに気持ちの良い送別会にするためにはお互い感謝の気持ちを伝えあうのが一番です。仕事でライバル関係にある人でも、仕事で揉めて険悪な関係があった人でも、最後は笑って見送り、見送られましょう。

④これからの抱負を入れていく

主賓の挨拶の中にはこれからの抱負を交えて挨拶をすると良いでしょう。これからどのように頑張っていくのかの抱負を大いに語りましょう。

形式も大事だけど最も大事なのは送別会を良い思い出にする気持ち

送別会には主賓以外にもたくさんの人が挨拶をしたり、司会進行役を幹事がやる事になったりと色々と人にお願いする事が多くなります。送別会の順番も今回のはほんの一例でしかありません。こうした決まりきった形式に拘らず自分たちが考えたオリジナルの順番で挨拶する人たちもいます。

大事なのはこうした決まった順番や形式よりも心を込めて主賓を見送る事なんですよね。完璧な司会、完璧な挨拶に拘らずあなたの心がこもった送別会をして主賓が感激してくれるような素晴らしいものにしてみましょう。

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