プレゼン資料の作り方のコツ・表紙に記す事項・理想のデザイン

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プレゼン資料は見た目を重視しよう

この記事では、プレゼン資料作成のコツが書いてあります。表紙に記載すべき内容とデザイン、作り方のコツ、配色、フォント、参考になる本を見て行きましょうね。おまけで流行りのプレゼンスタイルも紹介します。

プレゼン資料の表紙に記載する項目は、2つ

プレゼン資料表紙に記載するべき項目は、「タイトル」と「日付」です。タイトルはプレゼンする内容を要約したものにしましょう。初めて見る人でも、「今からこの内容の話が聞けるんだ」と感じられるものにします。日付はプレゼンを行う日を記載しましょう。後から見直しても「この日にプレゼンが行われたんだな」と読み取ることができます。

プレゼン資料:表紙のデザインについて

気にしたいことは、フォント(書体)とフォントサイズ(文字の大きさ)と、その二項目の配置です。表紙に記載することは、タイトルと日付です。

フォント

和文(日本語)フォントには、2タイプあります。ゴシック体と明朝体です。また英文フォントにはサンセリフ体とローマン体(セリフ体)があります。可読性(読みやすさ)が高いものはゴシック体とサンセリフ体です。和文フォントのゴシック体と明朝体の違いは、「止め」「ハネ」「はらい」があるかどうかです。ゴシック体にはありません。例えば、インターネットの記事などはほとんどがゴシック体です。文字の量が多くても読みやすく、プレゼンで言えば、遠くからでも見やすいフォントです。また英文フォントのサンセリフ体とローマン体(セリフ体)の違いは「セリフ」と呼ばれる文字のストロークの端にある「小さな飾り」があるかないかの違いです。サンセリフ体にはセリフがありません。明朝体が読みにくい理由の「止め」「ハネ」「はらい」があることと同じ意味で、セリフ体は読みにくいです。

フィントサイズ

タイトルのフォントサイズは全体の4分の1〜5分の1ほどにしましょう。長いタイトルの場合は、文字の大きさを小さくするのではなく、配置を変えましょう。これは次の項目でご説明します。日付はタイトルの文字の大きさの4分の1〜5分の1にしましょう。タイトルと日付の書体は和文の場合はゴシック、英文の場合は、サンセリフです。

配置

タイトルの配置は中心より少し上側、もしくは中心にします。タイトルを中心にした場合、日付の配置は右下が理想です。タイトルを少し上にした場合は日付はその下に入れます。タイトルはプレゼンの内容を要約したものがいいですが、長くなってしまった場合は2段に分けます。2段に分けるときは、単語の途中で切らないようにしましょう。意味が通じにくくなります。2段に分けた場合は、このように文字揃えを設定します。「左揃え」「中央揃え」「右揃え」があり、2段に分けた1段目が2段目より長い場合は「左揃え」にします。2段の文字数がほぼ同じであれば「中央揃え」にします。2段に分けた1段目が2段目より短い場合は「右揃え」にしましょう。

タイトルと文字の配置を行った後、二つのバランスを整えるために文字揃えをするかしないか判断します。タイトルを中心より少し上に置き、日付をその下に入れた場合は「中央揃え」もしくは「右揃え」が読み易いです。タイトルを中心に置いた時の右下の日付の揃えですが「右揃え」にしましょう。

文字の配置は、人が文字を読んでいく癖を把握して考えます。大体左上からアルファベットの「Z」の形で読んでいきます。なので、配置と文字揃えはご説明した方法が読みやすく感じられるのです。

プレゼン資料:わかりやすく読み易くするコツと配色

発表したい内容が決まったら、まとめていきましょう。1ページに内容を詰め込みすぎないようにしましょう。プレゼンの資料で理想的な1ページあたりの文字数は「600字未満」です。全体を通して文字の大きさは、なるべく変えないようにします。配色に関しては多く使って3色までにします。「背景色」「通常の文字色」「強調色」を決めていきましょう。

資料の文字の大きさと文字数

表紙以外の中身でも文字の大きさに工夫をしてみましょう。ページを要約したタイトルは本文の文字より少し大きめにします。本文の内容の一塊が長い場合は全体のバランスに合わせるため、部分的に文字の大きさを小さくします。文字数は「600字未満」が遠目でも手元でも把握できる文字数になります。

フォント

表紙の部分で使ったフォントを使いましょう。ゴシック体やサンセリフ体は文字の太さ(幅)の変更に対応しているので、強調したい部分などは色を変えずに太くするのもありです。

余白

ページいっぱいに文字を入れずに上部下部左右に同じ幅の余白をつけましょう。手元の資料ではページをめくる時や、手を置く位置として必要です。また、ギリギリまで文字があると端に来た時、資料に戻りにくくなります。画面に映す際も同じ理由です。

資料の配色(背景色と文字色)

「背景色」「通常の文字色」「強調色」を決めていきましょう。背景色は印刷する場合は、「白」にしましょう。印刷せず、インパクト重視の場面では「灰色」や「クリーム色」、「黒」にします。この3色であれば、可読性や視認性を損なわずインパクトのある資料ができます。

「通常の文字色」ですが背景色が白、もしくはクリーム色にしたの場合「黒」もしくは「青よりの黒」もしくは「黒よりの灰色」にします。真っ黒だとプリンターやプロジェクターによっては見にくい場合があります。基本は、黒に設定しておいて準備の段階で確認できると良いです。背景を灰色・黒にした場合の文字色は、「白」もしくは「クリーム色」もしくは「青みがかった白」にします。「細かく設定するの時間ないな」という人は、背景色「白」通常の文字色「黒」で間違いありません。

「強調色」ですが、話のポイントとなる文章の部分の背景色や文字色を変えるのに使います。背景の色を部分的に変える場合、基本の背景色が白かクリームの場合「うす赤」にします。黒の場合、「白よりの灰色」灰色の場合。背景の灰色よりも白よりの灰色にしましょう。文字色を変える時は、背景が白クリームの場合「赤」にします。黒灰色の背景の場合は文字色を変えずに部分色を変えましょう!

文字の配置

文字の配置は全ページ揃えましょう。見出しは同じ位置に、本文は内容に合わせて変えても結構です。視聴者が、ページを捲っていくごとに頭を使わずに済みます。

内容

プレゼンの中で話す予定の内容の全ては資料にのせません。頭に留めておいてほしい結果や、図や表を資料に載せます。そして、文字は体言止めが良いです。「ですます」は口頭で話す時につけるので十分。また、資料の中身自体に日付は不要です。配る資料であれば、ページ番号をつけましょう。画面に映すものは、ページ番号は不要です。

プレゼン資料作り:参考になる本

もっと詳しく知りたい人は、こちらの2冊が良さそうです!1冊目、タイトルは「図解 話さず決める!プレゼン 」著者は「天野 暢子」さん。

2冊目、「プレゼン資料作成のツボとコツがゼッタイにわかる本 Kindle版」著者は「奥秋和歌子」さん。

おまけ:2017年流行りのスタイル

先ほどまで、お伝えしたものがプレゼン資料の基礎なのですが、他社に差をつけたい場合や、デザインにこだわる取引先の場合、流行りのプレゼンスタイルを抑えておくのも良いでしょう。

【流行りのスタイル】

1.重要な事や進んだ内容を話す時、マイクを持って移動する(ヘッドマイクも可)
2.フォントは細字で倒置法を使う
3.笑うタイミングをプレゼンの内容に含める

以上がプレゼン資料作成のコツです。
いかがでしたでしょうか。見やすい資料は、分かりやすいにつながります。簡略化のしすぎで情報不足になり結局「分かりづらい」ということにならないよう。資料にかける時間と口頭で言う内容をまとめる時間をキッチリと意識して、社内外問わず納得してもらえるプレゼンにしましょう!

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