苦労人の特徴・性格・苦労人の芸能人や偉人|苦労人が成功するコツ

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苦労人とはどんな人のことを言うのか?

「苦労人」とは、文字通り、様々な苦労を経験してきている人のことを言います。人生において、仕事やプライベートなど、多様なシーンで多くのり苦労を人より経験してきている人のことを指すことが多いです。また、苦労をしてきた経験から、世の中の出来事や人情に通じている人のことを指して、「苦労人」と言い表すこともあります。

苦労人の特徴って?

心配性である

苦労をしている人の多くは、心配性な性格をしていることがあります。これは、様々な苦労をしやすい経験上、「もしかしたらこうってしまうのでは?」「これまでは失敗していたから、きっと今回も同じようにマイナスの結果になってしまう」といった、経験からくるネガティブなイメージにとらわれやすいことから来ていると言えるでしょう。もちろん、心配性であることは慎重派であることにも繋がるため、丁寧な仕事や綿密な準備が功を奏し、安定した結果や大きな成功を手にすることが出来るパターンも少なくありません。しかし、心配性であることは、結果よりも過程において、苦労人本人に多大なる負担が与えられてしまうケースが多いのも事実です。心配性が行き過ぎてしまい、落ち着かなさや暗い考え方、疲れやすさや多忙さに繋がってしまうパターンも多いでしょう。

ストレスを抱えやすい

苦労人の多くは、ストレスを抱えやすい傾向にあります。苦い経験や辛い思いでは、そのまま精神的なマイナス作用として働いてしまうことが多いからです。もちろん、苦労人は肉体的な拾も蓄積しやすく、大変な出来事をこなさなければいけない場面もたくさんあります。苦労する時間が長ければ長いほど、ストレスは大きくなりやすく、本人にのしかかってくるでしょう。肉体も精神も、定期的で的確なメンテナンスをしないと、体調を著しく崩してしまったり、精神的な限界が訪れてしまうことも少なくありません。

いつも我慢をしてしまいやすい

苦労人の多くは、我慢がクセになってしまっているパターンがあります。苦労をしている人は、成功を手にするまで様々な我慢をしてきています。忍耐力の強さは、やがて訪れる大きな利益の前では、時に必然的に重要になって来ることは珍しくありません。苦労人は、ただ苦労しているだけではなく、苦労の先の幸せを掴んでいる人のことも指していますから、我慢強いことはある意味必然的なことなのですが、それを差し引いても我慢がクセになってしまっていることが多く、時にそれで損をしているケースも少なくないのです。他人からしてみれば、もっと自分の気ままで行動して良く、我慢をせずに感情や意見を押し通しても良いような場面であっても、苦労人はつい我慢をしてしまいがちです。

制約上手でお金に厳しい

お金の保管や貯蓄方法、使い方に至るまで、苦労人はお金の扱いに長けていることが多いです。人との金銭のやり取りもうまく、ワリカンやおごりなども上手にやりくりできる人が多いでしょう。人間関係の構築の上で、より適切なお金のやりくり方法を知っている人も少なくありません。これは、私たち人間の成功において、お金は切っても切り離せない重要な位置に存在しているものだからです。我慢がクセになっている一方で、お金勘定はきちんと行い、線引きをしっかりして、節度ある人間関係を構築している苦労人は多いのです。

また、苦労人はお金の取り扱いがうまいので、節約上手な人も多いです。苦労を経験していると、節約しなければ生活が立ち行かなくなってしまうからという一面も理由になっているかもしれません。生活にゆとりがあれば、節約があまり上手でなくても問題なく日々の生活を送ることが出来ますが、苦労人は余裕のない状況をどうにかやりくりしなければいけない場面に立たされて来たことが多いので、仕事でもプライベートでも、節約がうまくなりやすいのです。

苦労することに対して否定的ではない

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言い回しがありますが、苦労人には、この言葉にうなずく人も少なくありません。他人に押し付けるかどうかは個々人の考え方の問題ですが、苦労人は傾向として、苦労することに否定的ではないことが多いのです。むしろ苦労することに対してプラスに受け取る人も少なくなく、困難な道を通って来たからこそ、スキルアップや経験値の獲得に繋がり、結果的に大きな成功に繋げることが出来たと受け止めている人も多いのです。苦労を知ることで人間が成長すると考え、乗り越えることで得たものの大きさを知っているのです。そのため、実は苦労をしないことをマイナスに感じ取る人も珍しくありません。自分が苦労して来た道に対して、決して悪いことばかりではなかったと考えている人もたくさんいると言えるでしょう。

自分の意見や考えを後回しにしやすい

苦労人の中には、自分の意見や考えを後回しにしやすい人もたくさんいます。苦労人は困っている人を見捨てることが出来ず、時に自分の利益を後回しにして、もし損をすることになってしまっても、誰かのために尽くしてしまうことがあります。お人よしの人が多い傾向にあるのです。
しかし、これが必ずしも善意だけから成立しているばかりではないのです。むしろ、相手にはっきり意見が言えなかったり、断ることが出来なかったりして、必然的に他者のためになることに従事してしまっていると言うケースも非常に多いです。その結果として、自分にとってマイナスになってしまう出来事に加担し、苦労をする羽目になってしまうというわけです。はっきり断ることが出来ず、何からの保証人になってしまった、プラスがあまり期待出来ない役員を任されてしまったなどのケースは、よく耳にするバターンだと言えるでしょう。「本当はこうしたいと思っていた」という意見を伝えられないばかりに、自分が理想とする道を選択することが出来ず、進みたかった方面への進出を諦める結果になってしまう人も少なくありません。

苦労人の芸能人や偉人は誰?

カーネル・サンダース

「ケンチッキー・フライドチキン」の創業者。世界的な知名度を誇り、KFCコーポレーションの礎を築いた偉人ですが、実はこの成功を手にするまで、彼は40以上の仕事を転々として来た経歴を持っています。転職に転職を繰り返し、時にはガソリンスタンドの経営を担当し、倒産の目に遭ったこともありました。うつ病にかかりながらも、必死の思いでオープンさせたレストランは火災で焼失。どうにかレストランを再建したものの、道路事情が変わったことで来客数が激減し、巨額の借金を背負うことにまでなってしまいます。その後開発したフライドチキンのレシピを売るためにアメリカ中を走り回りますが、1000回以上断られるという辛酸を味わってきた苦労人です。

沢村一樹

端正な外見から多くのファンを獲得している俳優であり、タレントとしての活躍も著しいですが、幼いころに両親が離婚し、寂しい少年時代を送っていました。父親が作った借金を返済するため、母親が大変な苦労をして働いていたため、実家は貧しく、一大決心をして故郷から東京に出たものの、所持金は非常に少なく、成功して実家に帰るまでは6年もの月日を要したそうです。

苦労人が成功するコツとは?

何事にも「イエス」と言うことを止める

カルフォルニア大学サンフランシスコ校が行った研究では、「ノー」と答えることが出来ない人ほど、ストレスやうつ病を経験しやすい傾向にあるそうです。何に対しても「イエス」と言ってしまう人ほど、苦労をしやすいということに繋がります。苦労人が成功を掴むためには、何でもまず「イエス」というのはやめて、気が進まないことや、自分にとって明らかに損になってしまう物事に対して、きちんと断る力を身に着けることが重要なのです。

ダメだと思ったことを続けない

苦労人になりやすい人は、マイナスの結果を手にしたあとも、すぐにその物事空手を引けないことが少なくありません。ダメだと分かっている物事に対して、いつまでも執着してしまったり、「もしかしたら次は良い結果に繋がるかもしれない」と思って続けてしまったりすることがあります。しかし、成功を掴むためには、時に勇気を出して引き上げることも重要です。同じことばかりをしていて、違う結果を手にするというのは、かなり難しいもの。失敗を怖がって同じところにいたのでは、いつまで経っても同じ問題から抜け出すことは出来ません。止めることでスキルアップが出来ることも多いと考えましょう。

苦労人が成功するために

いかがでしたか?苦労人は損をすることも多いですが、大きな成功を手にすることも可能です。苦労をしてきた有名人の経歴や詳細を参考にしながら、自分が歩むべき道を決定し、コツを意識して日々を過ごすようにしてみてください。

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