一人暮らしで栄養バランスをとる方法
毎日野菜を食べるように心がける
一人暮らしをすると、偏った食生活をしてしまう人が多いと思います。実家暮らしであれば、一人暮らしよりもバランスのとれた食事をすることができますし、バランスよく食事をしていれば、栄養失調になる心配もないでしょう。しかし、一人暮らしですと、食費の関係から二品、三品と追加するのが難しくなってしまいます。主食だけの食事をしてしまえば、栄養が不足してしまいますし、体にもよくありません。そこで、栄養不足にならないためには、毎日野菜を食べることが重要です。
野菜も、熱を通していない生野菜を食べるのが最もビタミンを吸収しやすいです。野菜ジュースなどで補ってもよいですが、同じ値段なら、コンビニのサラダのほうが効果的です。重要になってくるのは、普段の食生活の中で、毎日野菜を食べる習慣をつけるということです。社会人になれば特に、一人暮らしで野菜を食べるということが少なくなりますから、まずは習慣づけから行うとよいでしょう。
補えない栄養素はサプリで
一人暮らしをしていれば、どうしても偏った食生活になるのは当たり前ですし、野菜をいくら食べていたとしても、栄養失調になってしまうこともあります。これは、必要なビタミンなどを摂取できていないことが理由として挙げられるでしょう。そこで、どうしても栄養素を補えないと思うのなら、サプリで補うと言うのも一つの方法です。サプリで補う場合は、マルチビタミンなどが効果的です。自分でどの栄養素が不足しているのかということが分かっているなら、特定のビタミンサプリでもよいでしょう。
マルチビタミンに関しては、様々な栄養素が一つのサプリに凝縮しているので、非常に便利です。一つ服用するだけで、一日分の栄養素を補えるわけですから、とても便利なものですが、ただ、効果を期待したいからと言って、多く飲みすぎてしまうと、頭痛や吐き気などの副作用が発生してしまうので要注意です。
一人暮らしだと栄養失調になりやすい？
バランスの悪い食事から栄養失調に
一人暮らしをしていると、栄養失調になりやすいという話がありますが、これは近からず遠からずという感じであり、一概にはそういえません。というのも、バランスの悪い食事をしてしまうがゆえに、発生してしまうからです。栄養失調にかかりやすい人は、食事をとらず、絶食している人にありがちなのです。しかし、一人暮らしになれば、食事はしますが、偏った食生活をするようになります。
偏食をしてしまえば、確かに栄養失調にもなりますが、栄養過多になる可能性のほうが高くなり、脂肪分を取りすぎてしまえば、肥満体になってしまいます。ビタミンEやビタミンCなどを大量摂取してしまうと、栄養失調どころか、入院ものになってしまいます。ゆえに、一人暮らしをしたからと言って、栄養失調になるというのは少し的外れといってもよいでしょう。ですが、女性にありがちなのが、体重が増えて絶食し、栄養失調になってしまうということです。一人暮らしでは、自分で食べる量を調整することができますから、食べないということもできるのです。これはごく一部の人なので、一人暮らしをしたからと言ってというわけではないでしょう。
社会人の一人暮らしでなりやすい栄養失調
社会人の一人暮らしでは、栄養失調になる可能性も増えてきます。学生の頃は、授業が終われば自由な時間であり、バイトをしたり、家でゆっくりしたりすることができましたが、社会人の場合は、常に仕事に追われており、夜も仕事をすることがあります。仕事に没頭してしまうあまり、食事の時間さえも確保できないという状況に陥ってしまうのです。また、仕事から帰ったとしても、自炊をすることなく、そのまま就寝してしまうというケースもあります。気づけば、一日何も食べていないという状況にも陥ってしまい、そうなってしまったら最後、栄養失調の末路をたどってしまうというわけです。
栄養管理方法
アプリで管理する
栄養管理をしたいと思っているなら、栄養管理アプリを使用してみるとよいでしょう。栄養管理というのは、意外と難しいものであり、どの食品にどの栄養素が含まれているかはわかりませんが、特定の栄養管理アプリでは、食品に含まれている栄養素を一目で確認することができるのです。また、栄養失調のみならず、栄養過多にも使用することができます。普段の生活の中で、必要摂取カロリー以上のカロリーを摂取していると、肥満の原因になりますが、栄養管理アプリの中には、カロリー計算をすることができる機能も含まれているので非常に便利です。何よりも、BMI数値から、一日にどれくらいのカロリーを摂取すればいいかということを知れるのは、かなり良い点でしょう。栄養を取らないのもいけませんが、栄養を取りすぎてしまうのもいけないので、管理することが重要です。
週の献立表を計画する
栄養管理をしたいなら、週の献立表を計画してみるとよいでしょう。これは、大まかなものであり、料理の詳細を記載する必要はありません。例えば、月曜日は肉を食べて野菜を必ず食べるという計画を立てるのです。この献立表があれば、その計画に応じた食事をすることができます。衣食住は、無意識のうちに行っていることですが、それを意識することで、より重要性がわかってくるのです。食事に関しては、忙しければ忘れてしまうものですから、献立表を計画するのは非常に重要です。
少しでも頭の中に入れていれば、その食事をすればいいわけですから、何よりも実践することが大切になってきます。月間で献立を立ててもよいですが、あまりにも漠然としてしまうので、理想は週間で計画することです。
栄養不足への対処法
病院で診察するのも方法の一つ
仮にも、一人暮らしをしていて、栄養不足になってしまったというときは、病院に相談すべきです。栄養不足になってしまえば、仕事に支障をきたしてしまいますし、何よりも病気になってしまいますし、栄養不足のまま放置してしまえば、ビタミン欠乏症を発症してしまう可能性もあるのです。一大事になる前に、まず病院で診察して、どの栄養素が不足しているのかを確認することが重要です。栄養不足になってからではなく、不足しそうになってから行くのが理想です。病院で診察をすれば、サプリなどを紹介してくれる可能性もありますし、生活習慣を直すように、生活のプログラムを計画してくれることもあります。自分自身で実行することができないようであれば、病院に頼ってから実行するとよいというわけです。
栄養管理ができない場合は？
栄養不足になってしまい、それでも栄養管理ができないという場合は、宅配食を利用してみるとよいでしょう。これは月間で契約することによって、食事を届けてくれるというサービスです。自炊をするよりもかなり高くなってしまいますが、一人暮らしをしていて、お金に余裕があるなら利用してみるのも吉です。宅配食は、元々は介護が必要な人や糖尿病患者のために決められたメニューを宅配するというサービスですが、一人暮らしをしている人を対象にも行っている店舗もあるので、利用してみるとよいです。宅配食の良いところは、管理栄養士が監修のもと毎日献立を計画しているということであり、不足しがちな栄養素を補うことができる料理を、毎日宅配してくれますから、栄養不足も解消できます。
また、何よりも一人暮らしですと、料理を作るのが面倒になることもあります。そういう時に、宅配食があれば、栄養不足も解消できて、食事の悩みも解消できるわけです。一人暮らしで栄養不足に悩んでいる人は、少し宅配食にも視野を向けてみると良いかもしれません。
