名刺の情報量
会社勤めやビジネスをしている多くの方が名刺を持ち、取引先と交換する機会も多いでしょう。
一般的に名刺には氏名や役職に加え、電話やメールなどの連絡先、住所、会社のWebサイトやロゴ、キャッチコピーなどが記載されています。
本記事においては、これらの情報を含むQRコードを活用した名刺について紹介します。QRコードを名刺に取り入れる上でのメリットや注意点などを取り上げるのでぜひ参考にしてみてください。
QRコードとは?
QRコードとはデンソーウェーブ社が1994年に開発したコードであり、文字情報に加え画像や音声なども扱えます。
二次元バーコードと呼ばれることもある正方形もしくは長方形の独特の形状のコードを目にしたことがある方も多いでしょう。QRコードは従来のバーコードと比較すると小さな領域で多くの情報を有します。
専用のツールをQRコードにかざして読み込むだけで、含まれている情報を簡単に確認することができます。
QRコードの可能性
QRコードに含まれる情報を読み込むには専用のツールが必要ですが、携帯電話の機能として読み込みツールが備わっていることも多くなっており、含まれている情報を簡単に確認できるようになってきています。
QRコードはビジネスの領域でも物流や医療など非常に多岐にわたる領域で用いられている上、私たちの日常生活においても目にする機会は増えており、今後はより一層身近かつ不可欠なものになっていくでしょう。
名刺にQRコードを活用するメリット8つ
QRコードについては知っているけど、自分の名刺に活用するには敷居が高い、と感じている方もいらっしゃるでしょう。
QRコードを名刺に取り入れると多くのメリットがありますが、ここからは具体的な8つのメリットを紹介します。
QRコードが活用されている名刺は現時点では少ないですが、多くのメリットがあるので積極的に導入を検討してみてください。
1:QRコードを使用することで情報量を増やせる
先に触れたとおり、QRコードは従来のバーコードなどよりも小さな面積で多くの情報を有します。
QRコードを名刺に使用することで、文字にすると大きなエリアが必要な情報であっても小さく表示することが可能です。文字が少なく簡潔で見やすい名刺にも関わらず、多くの情報が含まれた名刺の作成が可能です。
2:QRコードは無料
QRコードを導入するにあたり、どの程度の費用が発生するのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、QRコードには手数料などは存在せず、無料で使うことができます。
日本の国家規格であるJIS(日本工業規格)にてコードの仕様が公開されており、それに従えば誰でも自由に使用することが可能です。
3:QRコードの作成は簡単
QRコードはどのように作ればよいのか、無料なのは理解したが作成に手間がかかるのでは、と考える方もいらっしゃるでしょう。
実は、QRコードは簡単に作ることができます。作成には専用のソフトウェアが必要ですが、インターネット上で無料で公開されているものや、作成のサービスを提供しているページもあります。
経験が無くても手間をかけずに作ることができるので、手間や時間の心配をする必要はありません。
QRコードの作成ツール
QRコードを作成する上で有用なツール『QRコードメーカー』を紹介しましょう。
このツールは、QRコードを開発したデンソーウェーブ社公式のソフトなので、他のソフトと比べ安心して使うことができます。パソコンにソフトをインストールするだけですぐに使える上、作成したQRコードが何回読み込まれたのかなどの分析をするサービスも提供されているので、非常に便利です。
4:名刺のデザインが良くなる
QRコードを使用することで、簡潔なスッキリとした名刺を作成することができます。
名刺には多くの情報を載せたいけれど、文字が多すぎる名刺は見にくい上にデザインが悪くなると、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。QRコードは小さなサイズで多くの情報を有するので、名刺のデザインの点でも優れています。
5:長いURLを載せなくてよい
インターネット上のサイトのURLを文字にすると長くなることが多いので、名刺に載せることをためらう方も多いでしょう。名刺のデザインが悪くなる上、大きな面積が必要です。
QRコードにURL情報を持たせると、小さなコードの表示のみですみます。
サイトを閲覧するためにURLのコピーや手で打ち込むという作業も発生しないので、読み込む側としても少ない手間でサイトを訪問することが可能になります。
6:URLよりもQRコードの方が見てもらいやすい
URLを記載するよりもQRコードにURL情報を含めた方が、インターネット上の対象サイトを訪問してもらいやすくなります。
先に触れたとおり、URLのコピーや手で入力という作業が発生せず、QRコードを読み込むだけでサイトを閲覧できるからです。
7:名刺管理アプリとの連携で便利に
スマートフォン上で使う名刺管理アプリがありますが、QRコードに含まれる情報をアプリに登録することで、より便利に名刺情報を管理することができます。
QRコードを読み込むスマートフォンに名刺管理アプリを導入しておけば、読み込んだ情報をメモしたり、他の端末に入力するなどの手間は発生しません。また、氏名や会社名、連絡先などの情報を名刺管理アプリに登録しておけば、必要な時に簡単に確認することができます。
8:クラウド名刺で名刺切れなし
取引先との名刺交換の場で名刺を切らしていて恥ずかしい思いをした、という経験がある方も多いでしょう。QRコードを名刺に活用することで、名刺を切らすことも無くすことができます。
名刺切れが心配な方は、名刺情報を含むQRコードをスマートフォンに有させ、名刺交換の場でそれを取引先の方に読み込んでもらえばよいでしょう。スマートフォンの中に名刺情報が入っているので、名刺を切らすことはありません。
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名刺にQRコードを活用する際の注意点2つ
QRコードを名刺に活用するメリットを紹介してきましたが、デメリットや不安な点もあるのでは、と感じている方もいらっしゃるでしょう。
QRコードも完璧ではなく、活用する上で気を付けなければならない点もあるので、ここからは2つの注意点を紹介しましょう。
1:情報漏洩に注意
QRコードを使用する上での注意点の1つ目は情報漏洩です。
QRコードを読み取った側の情報がコードの作成者に漏れたり、QRコードを読み取ったスマートフォンが不正プログラムにのっとられるといった事例が発生しています。
悪意のある情報を含むQRコードを作成しないことはもちろん、QRコードを読み込むことで情報が洩れることがあるということは頭に入れておきましょう。
2:QRコードがきちんと読み取れるか確認
注意点の2つ目は、QRコードは読み取れないケースがあることです。
QRコードが折れ曲がったり、コードの周囲に何らかの模様がある場合など、複数の原因が考えられますが、QRコードはツールで読み取って初めて含まれている内容が確認できます。読み取れない場合は、どういった情報が含まれているか全くわからない、という点は覚えておきましょう。
名刺にQRコードを活用しよう!
QRコードを名刺に活用するにあたり、QRコードとは何か、メリットや注意点などを取り上げてきましたが、いかがでしたか。多くの情報を持つことができるコードであり、使い勝手もよさそうだ、と感じてくださった方も多いでしょう。
QRコードが活用された名刺はまだ少数ですが、従来の名刺管理と比べ皆さんの手間の軽減が確実に見込めるので、本記事を機会に皆さんも積極的に取り入れてみてください。