ログ管理ツールとは?おすすめサービス11選とメリットをご紹介!

情報管理

ログ管理ツールとは?

ログ管理ツールは、コンピュータの利用状況やデータ通信などの情報を記録として残し、管理するツールです。ログ管理ツールを利用して、ネットワーク内のアクセスログや、サーバやクライアントの利用状況、操作ログを収集し、監視することができます。

ログを管理し監視することで、不正利用の防止にもなり、問題発生時には原因特定に役立てることができます。

ログ管理ツールサービス11選

ログ管理ツールには多くの製品があり、クラウド版やオンプレミス版といったシステム構成の違いで分類することも、ログ管理ツールとして収集するログの種類や機能によって分類することもできます。

ログ管理ツール製品の導入を検討する際には、漠然と「ログ管理ツール」を探すのではなく、自社導入に適した機能を持つツールをしっかりと検討しましょう。

1:Logstorage(ログストレージ)

Logstorageは、インフォサイエンス株式会社のクラウド型ログ管理ツールです。システム規模を選ばず対応できるので、ログ管理ツールを導入し、業務の効率化を図ろうと考えている企業であれば即導入検討可能です。

Logstorageは、内部統制の目的での導入も、情報漏えい対策を目的とした導入でも活用可能です。

2:ITシステム変更管理ソフトウェア Netwrix Auditor

Netwrix Auditorは、サーバーの変更ログをエージェントレスで収集し、一元管理が行えます。レポートも自動生成することができます。

Netwrix Auditorを導入することで、システム管理者の作業負荷を減らしながらも、コンプライアンス対応やセキュリティ監視体制の強化を図ることができます。

3:クライアント操作ログ管理 「MylogStar(マイログスター)」

MylogStar3は、管理サーバ不要で専用ソフトを対象のパソコンにインストールするだけでログ管理が行えます。操作ログを漏れなく収集するため、証跡管理が可能です

MylogStarには、ファイルサーバ専用のMylogStar FileServerもあります。MylogStar FileServerは、ファイルサーバ専用のログ管理ツールであり、アクセスログの収集と監視を行えます。

4:SaaS型運用イベント分析プラットフォーム 「千里眼SaaS」

千里眼SaaSは、統合システム運用管理ソフトウェアJP1の、ログやイベントを取り込める、SaaS型運用イベント分析プラットフォームです。

千里眼SaaSでは、AWS上に構築したQlik Senseを分析エンジンとして採用しています。そのため、システム運用の際に発生するイベントを多角的に分析することが可能になっています。イベントの出力状況を可視化でき、重大なイベントが発生した際も見落さずにすみます。

5:UTM/Firewall/Proxyログ一括管理 ManageEngine Firewall Analyzer

ManageEngine Firewall Analyzerは、マルチベンダーのファイアウォールやUTM、プロキシなど運用周りのシステムログを一元管理できるログ管理ツールです。

ManageEngine Firewall Analyzerのアラート通知機能により、異常時には管理者へ自動通知されます。運用システムの機器に設定されているポリシーを解析することで、ポリシーの整理をし直すことができます。

6:統合ログ管理ツール ManageEngine EventLog Analyzer

ManageEngine EventLog Analyzerは、イベントログ・syslogに対応でき、簡単・低コストで導入可能なログ管理ツールです。

ManageEngine EventLog Analyzerでは、あらゆるログを一元管理することができ、迅速な検索が可能です。エージェント不要のログ管理ツールなので、導入しやすいというのも特長です。

7:Active Directory 監査ツール ManageEngine ADAudit Plus

ManageEngine ADAudit Plusは、Active Directoryを監査するレポートツールです。ADAudit Plusでは、リソースおよびオブジェクト情報から、「簡単に」かつ「見やすい」監査レポートを生成できます。

監査に必要な手順は「ドメインコントローラー」の登録をするだけ、という手軽さが評価されています。

8:内部ネットワーク監視ソリューション「VISUACT」

VISUACTシリーズは、Windowsネットワークの各種ログに特化したログ管理ツールです。共有プロトコルとしてSMB(CIFS)が利用できるシステムであれば、ネットワーク構成を変更することなく、さまざまなサーバのログ管理に対応できます。

クライアントPCも、共有プロトコルとしてSMB(CIFS)が利用されていれば、 あらゆるOSやアプリケーションのログ管理に対応できます。

9:画面操作録画ソフトウェア iDoperation SC

iDoperation SCは、ユーザのパソコン操作を全て録画し、証跡として残すことができるソフトウェアです。パソコン操作は、通常ログという「文字列」を残し証跡としますが、本製品は録画という形の画像で証跡が残ります。

マイナンバーを含む、個人情報を扱うユーザに対する抑止効果のため導入が増えています。情報漏洩対策としての証跡管理ツールとして主に用いられています。

10:ログ管理ツール『ALog SMASH』

ALog SMASHは、サーバに保存されている重要データにアクセスしたユーザと、操作内容を記録するサーバアクセスログ管理ツールです。

監視対象となるサーバにインストールして使用し、別のログサーバを立てる必要はありません。ログ管理ツール用のデータベース構築や、クライアントPCへのエージェントインストールも不要です。

11:印刷イメージログ監視システム 「PrintInsight」

PrintInsightは、電子データが印刷されることによって発生する、情報漏えいの対策に特化したセキュリティ製品です。

PrintInsightでは、印刷ログの管理および、印刷した内容をそまま保存・管理することで、印刷物を把握・管理し、監視することができます。紙媒体からの情報漏えいに対する抑止効果も期待できます。

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ログ管理をする3つのメリット

ログ管理は、システムを抱える企業にとっては必要不可欠の業務といえます。ログ管理は、サーバやパソコンの、システム操作や変更履歴の管理を意味します。

ログ管理により履歴を把握することで、システムに何が起きていたのかを知ることができます。ここでは、ログ管理のメリットをご紹介します。

メリット1:個人情報の保護

ログ管理は個人情報の保護を含め、情報漏えい対策になります。情報漏えいは、ネットワークを介して行われるサイバー攻撃など外部要因による場合と、企業で働く社員の不正アクセスなど内部要因による場合があります。

ログ管理ツールなどを用いて、ログ分析を行えば、不正アクセスの早期発見が可能になります。万が一被害が発生した場合も、被害範囲の特定に役立ちます。ログ管理は内外いずれの要因に対しても効果があります。

メリット2:サイバーセキュリティの強化

ログ管理を適切に行うことで、外部からの不正アクセスの早期発見が可能になります。不正アクセスの発見によりセキュリティ強化の施策を行え、また不正アクセス元を特定するためにもログ分析が役に立ちます。

ログを蓄積するだけでは、直接セキュリティ効果を上げることはできませんが、ログ管理ツールなどを用いて、監視・分析することで、セキュリティ強化につなげることができます。

メリット3:アクセス解析によるマーケティング改善

ログ管理ツールなどを用いて、ログのアクセス分析することは、不正アクセスを発見するという目的だけでなく、どのようなユーザがアクセスしてきているか、というマーケティングの観点でも役立ちます。

Webサイトなどでは、アクセス解析によりユーザ層を絞り込むことで、アクセスユーザの興味のある内容を強化し、さらにユーザ数やアクセス回数を増やすことができます。

ビジネスを効率的に進めましょう

システムが蓄積するログは、何もしなければただ溜まる一方の無用なものとなってしまいますが、ログ管理ツールを使って分析に用いたり、監視に用いることで、ビジネスに大変メリットをもたらす情報に変わります。

システムが蓄積する「ログ」に含まれる情報に目を向け、ビジネスを効率的に進めるための情報のひとつとして、有効に使いましょう。

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