現代の20代について
昔の20代と現代の20代とでは、同じ年齢であっても社会的な責任や位置づけが全くことなるでしょう。モラトリアム期間が長い現代において、20代は子供でもなければ完全な大人でもない、その中間的な存在です。
20代とは親や社会から保護される立場を卒業し、一人前の大人へと脱皮する時期だからこそ、よりよく成長を遂げるためにやるべきことが多くあると言えるでしょう。
20代のうちにやるべきことが分からない
よりよい将来を手に入れるために努力しなければならないということは分かっているものの、20代のうちにやるべきことが具体的に想像できないという人も少なくないことでしょう。
この記事では、20代のうちにやるべきことを徹底解説しているので、よりよい20代を過ごし素敵な大人へと成長するために、ぜひ参考になさってみてください。
20代は人生の土台を作る!
20代にやるべきことをやれたかどうかによって、その後の人生は大きく変わってくることでしょう。
子供と大人の中間に位置する20代と違い、30代にもなると社会的な責任が生じますし、家庭をもち親になる人も多くなります。30代以降によりよい人生を歩めるように、20代のうちにやるべきことをきちんとやり、人生の土台を作っていきましょう。
20代のうちにやるべきこと15選
20代は人生の中で最もエネルギッシュであり、可能性が無限大の時期でもあります。適切な選択をし、努力を重ねていけば自分の望む人生を築き上げることもできるでしょう。
では、理想の人生を手に入れるために20代のうちにやるべきこととして、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
ここからは20代のうちにやるべきことを15選ご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
1:語学の勉強をする
20代のうちにやるべきこととしてまず挙げられるのが、語学の勉強です。頭が柔軟な20代のうちに語学を勉強しておけば短期間で自分のものにしやすく、また語学力を仕事や趣味、人付き合いに大きく活かすことができるでしょう。
30代以降に語学に取り組んでも若い頃のように吸収するのは難しいので、吸収率の高い20代のうちに語学の勉強をやるべきことのリストに加えてみてください。
2:教養を身につける
お金や地位は簡単に人に奪われてしまいますが、一度身につけた教養や知識は誰にも奪われることはありません。一生自分の肉となり力となってくれるでしょう。
また、教養のある人物は社会的な信頼を得やすく、多くの人を魅了することができます。20代のうちにやるべきこととして、積極的にさまざまなものを学び、教養を身につけるということも大切でしょう。
3:資格を取得する
資格を取得するということも、20代のうちにやるべきことのひとつです。頭が柔らかく物覚えのよい20代だからこそ、将来のためになる資格を取得し、スキルアップにつなげていきましょう。
まずは自分が望むキャリアプランを明確にし、それを達成するために必要な資格をリストアップして、必要なものからコツコツと勉強をし、取得するのが20代にやるべきことだと言えます。
4:挑戦し行動する
20代のうちにやるべきことのひとつに、挑戦し行動するということも挙げられるでしょう。年を取れば取るほど挑戦する気力がなくなり、挑戦に対して恐れや不安を抱くようになるので、恐れを知らない20代だからこそ何事にも積極的にチャレンジしていくことが大切です。
挑戦し行動する癖をつけておけば、得難い経験を得ることができるはずです。
5:チャレンジしてたくさん失敗をしておく
チャレンジをすれば時には失敗することもあるでしょう。長い目で見ると、失敗を経験することは人生を豊かにするために必要不可欠なことでもあります。
多くの挑戦をし、多くの失敗をするというのも20代のうちにやるべきことです。20代ならばいくらでも傷を癒し、失敗から多くを学ぶことができるでしょう。
6:人脈を広げておく
20代のうちにやるべきことのひとつに、人脈を広げておくということも含まれます。アクティブでエネルギッシュな20代だからこそどんどん人間関係の輪を広げていくことができますし、若い頃に築いた人脈はその後の人生の中でさまざまな形で役に立つことでしょう。
なお、ただ浅い関係を広げても肝心な時にそれを活用することができないので、時間が経っても交流が続くような関係を構築することを意識することも大切です。
7:大人の付き合いを学んでおく
大人の付き合い方を学ぶということも、20代のうちにやるべきことのひとつです。学生時代のノリは卒業して、職場の上司や先輩から大人としてのあるべき振る舞い方を学び、そつのない人付き合いの方法をマスターしましょう。
人に不快感を与えない適度な距離感のあるコミュニケーションの取り方を学ぶということも、20代でやるべきことのリストに加えてみてください。
8:沢山本を読む
多くの本を読み、そこからどん欲に知識を得るということも20代のうちにやるべきことです。ただ適当に本を読めばいいというものではなく、ジャンルを問わずに名著として定評のある本を厳選し、それらを多く読んでいきましょう。
また、だた本を読むだけでは知識を十分に得ることはできないので、簡単な自分用の読書カードを作り、その本を読んで感じたことや勉強になったことを記入し、時々それを振り返って見るとよいでしょう。
9:日記を書く
20代のうちにやるべきこととして、日記をつけるということも挙げられます。日記をつけることで、日々の自分の言動を振り返るよいきっかけになるでしょう。
目標を設定し、それに関する自分の行動や反省点を日記につけるのもおすすめです。また、日記をつければ年を取った時に大切な思い出になることでしょう。
10:健康的な生活をおくる
健康的な生活を習慣にするということも、20代のうちにやるべきことのひとつです。健康はお金よりも価値があり、一度それを損ねてしまうと取り戻すのが大変なので、若さに胡坐をかかず、健康的な生活習慣を身につけるようにしましょう。
運動習慣を身につけること、健康によいバランスの取れた食事を自分で作れるようになることも、20代のうちにやるべきことです。
11:体を鍛える
20代のうちにやるべきこととして、体を鍛えるということも挙げられるでしょう。体を鍛えることで心身を強く健康にすることができますし、年を取っても疲れにくく若々しい肉体を維持することができます。
また、体を鍛えることを通じて仕事や人間関係で蓄積したストレスを発散することも可能です。ジムに通ったり、自分にあった方法で体のケアとメンテナンスをするというのも若いうちにやるべきことでしょう。
12:良い影響を与えない友人とは距離を置く
悪い影響を及ぼす友人とは思い切って距離を置くということも、20代のうちにやるべきことです。悪友とつるんでいても自分の将来にとって何のプラスにもならないどころかマイナスだらけですので、惰性で付き合いを続けるのではなく、きっぱりと距離を置くようにしましょう。
また、「お前はダメだ」「きっと失敗する」などとネガティブなことを言ってくる人との関係も切るべきです。
13:たくさん旅行をして視野を広げる
20代のうちにやるべきこととして、たくさん旅行をして経験をするということも含まれるでしょう。
時間に余裕があり貧乏旅行ができる若いうちだからこそ、さまざまな場所や国に旅行をし、非日常的な空間でしかできない経験を得て、人間的に成長することが大切です。
ツアー旅行ではなく一人旅をするようにすれば、より成長の機会が得られるでしょう。
14:今まで触れたことがない音楽や芸術にふれる
食わず嫌いを直して、今まで振れたことのない音楽や芸術に触れるということも、20代のうちにやるべきことのひとつです。
音楽や芸術を通じて教養を身につけることができるのであり、今まであまり関心のなかったジャンルのものでも、好き嫌いをせずに積極的に鑑賞するようにしてみてください。
そうすることで教養が身につくだけでなく、心の栄養を得ることもできるでしょう。
15:自分が得意なことをみつける
20代のうちにやるべきこととして、自分が得意なことを見つけるというのも大切です。自分が好きなことや得意なこと、熱心に取り組めることを見つけることができれば、自分にピッタリの天職を見つけることができます。
また、自分の強みを客観的に知ることができていれば、転職活動もスムーズに運び、新しい働き口を手に入れることができるでしょう。
20代におすすめの自己啓発本5選
以上で述べたように、20代のうちは多くの名著と出会い、そこからさまざまな知識を吸収することが大切です。
ここからは20代にぜひ読んでもらいたいおすすめの自己啓発本を5冊ご紹介していきますので、ぜひ手に取ってみてください。
1:20代にしておきたい17のこと
おすすめの自己啓発本としてまず挙げられるのが、「20代にしておきたい17のこと」です。20代を漫然と過ごさず、それ以降の人生の土台作りとするためにすべきことが、シンプルかつわかりやすく説明されています。
仕事面だけでなく、恋愛面や対人面などさまざまな側面でやるべきことを解説してくれているので、きっと参考になることでしょう。
自分自身20代も後半に差し掛かり、やり残したことはないかも含めて購入しました。本田健さんの本は、他にも沢山読ませていただいており、ファンのため大変興味深いく読ませていただきました!大変オススメです!
2:20歳のときに知っておきたかったこと
「20際のとき知っておきたかったこと」も、おすすめの自己啓発本として挙げられるでしょう。スタンフォード大学の集中講義をもとにした本で、「何歳になっても人生は変えられる」をテーマに、よりよい人生を歩むために知っておくべきことをユーモラスかつ知的に説明してくれています。
自分自身が自分に対してルールをつけていたことに気づかされた。振り返ってみると、私は何かを始めようとするとき無意識に自分に対して勝手に限界を決めてしまうことが多々あったように思う。そのため、「成功を阻む最大の壁は自己規制」という言葉は心にきた。また、人との縁を大切にするべきだと痛感した。
3:20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い
おすすめの自己啓発本の一冊として、「20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い」をご紹介します。
同期とは違う頭抜けた社員になりたいというビジネスパーソンのために、どうすればより仕事ができ、信頼される社員になれるのかを詳細かつ明快に解説した一冊です。
これから働き始める新社会人の20代にぜひ手に取ってもらいたい一冊だと言えるでしょう。
人間の行動の95%が習慣の力である。だから新人から3年間徹底的に働くことで、自身の仕事への当たり前基準が高まる。このマインドは入社して研修などを行うなかで、大きなモチベーションになりました。くだらないと思えた研修でも、熱意をもってやると新鮮な経験が身につくし、新たな視点も身につきました。
4:どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力
「どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力」も、おすすめの自己啓発本として挙げられます。
どの分野・業界でも瞬く間に頭角を現し、有数へと君臨する人に共通する特徴や思考・行動パターンについて学べる本です。成功例やモデルケースを知ることで、それを参考にしながら自分磨きができるでしょう。
仕事に対する姿勢・理念について書かれた書籍はこれまで何冊も読んできましたが、多くは先達経営者たちの語る言葉でありました。現代の時代に実践経営している著者は、私より一回り近くも若く、年齢とともに無意識に保守的になる自分を改めてリセットでき、今あるチャレンジ目標に改めて真摯に向き合うことができた次第です。
5:伝える力
20代におすすめの本として、「伝える力」をご紹介します。テレビでおなじみの池上彰さんの著書で、どのようにすれば自分の考えをより正確に、より理解しやすく人に伝えられるかの極意が学べる本です。
話し方や説明の仕方だけでなく、学び方、人の話の聞き方についても多くの知見が得られるので、20代に限らずあらゆる世代の人に読んでもらいたい良著だと言えるでしょう。
卓越した「伝える力」を持つ池上氏の代表書籍。あえて易しく書かれているのか、日常からビジネスにも活かせる大衆向けの内容。これから社会に旅立つ人には、ぜひ読んでほしい。
20代のうちにやるべきことを知って人生を充実させよう!
今回は20代のうちにやるべきことについて特集してきました。よりよい人生を歩むためにも、若くてエネルギッシュな20代のうちにやるべきことを知っておき、それらに積極的にチャレンジしてみてください。