管理職は自分のあるべき姿を理解することが重要である
今管理職についているという方は、自分が部下から慕われていると自信をもって言うことができるでしょうか。
管理職に就く人間は、部下のお手本となるような尊敬できる存在であるべきです。人望のある管理職になるためには、まずは自分のあるべき姿を理解し、そのあるべき姿に向かって努力を重ねていくことが必要だと言えるでしょう。
この記事では管理職のあるべき姿について解説をしているので、管理職の方はぜひご覧ください。
管理職のあるべき姿10コ
そもそも、管理職のあるべき姿とはどのようなものなのでしょうか。お手本となる上司がおらず、管理職に就いたものの、どのような上司であるべきか人知れず悩んでいるという方も少なくないことでしょう。
ここからは、管理職のあるべき姿を詳しく解説していきますので、今管理職に就いている方は、ぜひこのあるべき姿を目標として自己鍛錬をしてみてください。
その1:頭がキレる
管理職のあるべき姿としてまず挙げ得られるのが、頭脳明晰であるということです。管理職とは、部下を統率し、包括的かつ複眼的な視点になって仕事を進める能力を持っているべきです。
頭がキレて冷静沈着であり、どんな時であっても状況を正確に把握し、部下に的確に指示ができる管理職こそ、部下が望む理想の上司だと言えるでしょう。
合理的な判断ができ、時間を置くことなしに適切な判断が下せるのが、管理職のあるべき姿です。
その2:態度とコミュニケーションが簡潔
態度とコミュニケーションが簡潔であり、接しやすいということも、管理職のあるべき姿でしょう。
気難しく何を考えているのかわからない管理職だと、部下は恐れて上司に近づこうとしないため円滑なコミュニケーションが取れず、仕事に大きな支障をきたしてしまいます。
このような事態にならないためにも、部下がコミュニケーションを取りやすい雰囲気や態度をしていることが望ましいと言えるでしょう。
その3:熱い思いを持っている
管理職のあるべき姿として、仕事に対して情熱を持っているということも大切です。
熱い思いを持っているからこそ、仕事をただ単に機械的にこなすことなく意欲をもって積極的に取り組むことができるのであり、そのような姿は部下たちのお手本となるでしょう。
熱い思い入れを持って仕事に取り組んでいる管理職の姿は、部下たちを刺激し、そのモチベーションアップにつながるはずです。
その4:大胆不敵である
大胆不敵であるということも、管理職のあるべき姿のひとつとして挙げられるでしょう。
管理職は多くの部下たちを統率する立場にあるので、度胸があり、どんな時でもどっしりと構えているべきです。
本音では不安を感じていたとしても、それを表には出さず、部下たちが安心して仕事に取り組めるように堂々としているのが、管理職のあるべき姿だと言えるでしょう。
そのような上司のもとならば、安心して働くことができます。
その5:逆境に強い
管理職のあるべき姿として、逆境に強いということも欠かせません。想定外のトラブルが起きた時でも慌てず騒がず、落ち着いて物事に対処し、くじけることなく打開策を講ずることが求められるのが、管理職です。
ポジティブ思考であること、挫折の経験があること、また逆境を乗り越えられる精神的な強さを持っていることも、管理職のあるべき姿として挙げられるでしょう。
その6:オンリーワンの能力がある
管理職のあるべき姿として、オンリーワンの能力を持っているということも重要です。
多くの部下を束ねる存在だからこそ、平社員とは違う抜きんでた才能や人望を持っているべきでしょう。
平凡で見習うべき点や尊敬できるところのない管理職に、部下はついていきません。「この人についていきたい」と思わせるほどの能力を持ち、リーダーとして周囲を認めさせることができるのが、管理職のあるべき姿です。
その7:考えにブレがない
管理職は、場合によっては社運を左右する重大な決断を下さねばならない時もあるでしょう。そんな時に考えがブレてしまっては、大きな損害を出してしまいます。
考えにブレがなく、首尾一貫していることも、管理職のあるべき姿として欠かせません。
言動が首尾一貫していれば、部下は不安や疑念を抱かずに安心して上司についていくことができます。
その8:マルチタスクが得意である
マルチタスクが得意であるということも、管理職として目指すべき姿として挙げられるでしょう。
自分の仕事だけしていればよい平社員と違い、管理職になったならば自分の仕事に加えて、部下の指導やプロジェクトの統率、取引先とのコミュニケーションや重要事項の決定など、しなければならないことが山盛りです。
常に複数の案件を抱えているのが管理職ですので、マルチタスクが得意でなければ務まらないと言えるでしょう。
その9:企業の分野に精通している
管理職は、企業の分野に精通しているべきです。管理職の意向や決定は社運を大きく左右するものですので、常に正確で適切な判断が下せるように、企業の分野に精通していなければなりません。
また、そのためには常に情報収集を怠らない勤勉さと、有益な情報を手に入れられるだけの情報収集能力も必要です。加えて、経験豊富であることも必須の条件だと言えるでしょう。
その10:マネジメント力が高い
有能な管理職になりたいならば、マネージメント力を身につけましょう。短期的・中期的・長期的目標をそれぞれ設定し、それを達成するためにどのようなプロセスを歩めばよいのかを考え、各人に適切な業務を割り振り、監督することが管理職に求められます。
管理職は、部下を指導・育成し、またチームを統率して目標達成のためにけん引しなければなりませんので、マネージメント力が必須です。
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嫌われる上司の特徴3つ
以上では、管理職のあるべき姿について具体例を挙げながらご紹介してきました。では、反対に部下から嫌われるのはどのような上司なのでしょうか。
ここからは嫌われる上司の特徴を3つピックアップしてご紹介していきますので、管理職のみなさんは、ぜひ反面教師としてご覧ください。
特徴1:保身しか考えていない
嫌われる上司の特徴としてまず挙げられるのが、保身しか考えていないということです。
上司は部下の責任を取る義務があり、だからこそ大きな権限と良いポジション・給料を得ているのですが、恩恵だけ受け取ってその義務を果たそうとせず、トラブルが起きた時には部下にその責任をなすりつける上司は、間違いなく嫌われます。
反感を募らせた部下が結束して異議申し立てを行い、その結果左遷されてしまうこともありえます。
特徴2:自分の好みで部下をえこひいきする
職場に個人的な感情を持ち込み、自分の好みで部下をえこひいきするということも、嫌われる上司によくある特徴です。
仕事ができる・できないといった客観的かつ合理的な判断ではなく、自分が好きか・嫌いかといった個人的な感情で部下の扱いを大きく変える上司は、嫌われて当然でしょう。
部下をひいきすることで、部下同士の妬みや対立を招き、職場の人間関係が全体的に悪化してしまうことにもつながります。
特徴3:言うことがころころ変わる
管理職にある人間は、言うこと為すことが一貫しているべきです。だからこそ、言うことがころころ変わる上司は嫌われるでしょう。
自分が言ったことを覚えていなかったり、その時の気分次第で指示をコロコロ変えるため、部下は常に振り回され、大きなストレスを感じてしまいます。
このような上司は、自分の指示通り行動した部下を「そんなことは指示していない」と難癖をつけ、理不尽に部下を叱責しがちです。
管理職のあるべき姿を把握しましょう
今回は管理職のあるべき姿について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。管理職の良し悪しで職場の雰囲気も社員のやる気も大きく変わってくるものですので、常に自分の言動を省みることを忘れず、自己鍛錬を重ねて部下のお手本となるような管理職を目指しましょう。