フィッシュ哲学の4つのマインド|フィッシュ哲学の具体例を徹底解説!

マネジメント

フィッシュ哲学とは

フィッシュ哲学とは、アメリカにあるパイクプレイス魚市場から誕生した組織を活性化するためのマネジメント手法を言います。

パイクプレイス魚市場はもともとさびれた魚市場でしたが、そこで働く従業員が市場に活気を取り戻そうと、仕事に対して遊ぶことや楽しませること、注意を向けることや態度を選ぶことを大切に仕事に取り組んだことで、みごと魚市場の活気が蘇りました。

このことがきっかけでフィッシュ哲学は誕生しました。

フィッシュ哲学とは、アメリカにあるパイクプレイス魚市場から誕生した組織を活性化するためのマネジメント手法を言います。

http://www.n-seisyukai.jp/introduction/fish.html

フィッシュ哲学がもたらす効果

フィッシュ哲学を行うことで、もたらされる効果とはどのようなものがあるのでしょうか。

フィッシュ哲学によってもたらされる効果は、離職率の低下・従業員満足度の向上・顧客満足度の向上・職場の人間関係の改善・目標の達成の5つがあります。

フィッシュ哲学の4つのマインド

フィッシュ哲学は4つのマインドで作られています。その4つのマインドとは、注意を向ける(Be There)・遊ぶ(Play)・喜ばせる(Make Their Day)・態度を選ぶ(Choose Your Attitude)です。

この4つのマインドを持ち仕事を行うことで、職場が活性化することが可能です。ここからは、4つのマインドについて、それぞれの考え方についてご紹介していきます。

フィッシュ哲学のマインド1:注意を向ける(Be There)

マインドの1つ目は、注意を向ける(Be There)です。

大切なポイントとして、身近で自分を必要としてくれる人に注意を向けることです。身近な人には、お客さまだけではなく、もちろん一緒に働く仲間も含まれます。

Be Thereは、日本語にすると「そこにいる」になります。フィッシュ哲学では、今そこにいる人へ注意を向けることをとても重要としています。

フィッシュ哲学のマインド2:遊ぶ(Play)

マインドの2つ目は、遊ぶ(Play)です。

フィッシュ哲学の誕生のきっかけになった魚市場では、魚を投げるパフォーマンスが注目され世界で最も有名な魚市場となりました。この魚を投げるパフォーマンスは従業員のアイデアから誕生しました。

働く人が、好奇心や冒険心を持って創造することで、楽しむことができます。そのような職場環境を作るためには、従業員が各々で新しいアイデアで遊ぶというマインドを持つことが大切です。

フィッシュ哲学のマインド3:喜ばせる(Make Their Day)

マインドの3つ目は、喜ばせる(Make Their Day)です。

人は少なからず、誰かにほめられたり、認められたいという欲求があります。その欲求を満たしてあげることはとても簡単なことです。例えば、心を込めた言葉や動作をするだけで、相手の欲求を満たすことができます。

このマインドで大切なのは、相手に見返りを求めて喜ばせることではなく、ただ相手を喜ばせることが好きだから、相手のために行動するということです。

フィッシュ哲学のマインド4:態度を選ぶ(Choose Your Attitude)

マインドの4つ目は、態度を選ぶ(Choose Your Attitude)です。

フィッシュ哲学は、周囲の環境や人に影響されるのではなく自分自身が周囲にどのような影響を与えたいのかを大切にしています。

自分の態度を選択できるようになるためには、自分の態度を日々意識し気づくことがスタートになります。そこから、どんどん自分の理想を明確化させることで、態度を自分で選択することも可能になると言います。

フィッシュ哲学の具体例4選

ここまで、フィッシュ哲学の4つのマインドをご紹介してきました。

では、フィッシュ哲学の4つのマインドを行うためには具体的にどのようにすると良いのでしょうか。ここからは、4つのマインドを実際に行うための具体例を各マインドごとにご紹介していきます。

フィッシュ哲学の具体例1:注意を向ける(Be There)

注意を向ける(Be There)を行うための具体例は3つあります。

1つ目は、同僚やお客様などの周囲の人間が何を求めているのかに注目することです。

2つ目は、スマホなど電子機器の使用を意識的に減らすことで、注意を向けたい人間から、注意がそれてしまわないようにします。

3つ目は、周囲の人間が何を求めているかわからない場合は、相手と会話することで相手が求めていることを理解しましょう。

フィッシュ哲学の具体例2:遊ぶ(Play)

遊ぶ(Play)を行うための具体例は3つあります。

1つ目は遊びの意識をもち、お互いのユーモアを受け入れ、発揮することで自然と遊びが生まれる職場を作ることが可能です。

2つ目は新しいアイディアを検証し積極的に楽しんで実験することです。

3つ目は実験が失敗しても、勉強になったと捉えることです。

フィッシュ哲学の具体例3:喜ばせる(Make Their Day)

喜ばせる(Make Their Day)を行うための具体例は3つあります。

1つ目は、同僚の良い行動や良い点を意識して注目することです。

2つ目は、気づいた良い行動や良い点を積極的に相手に伝えることです。

3つ目は、お客様の期待を超えたサービスを行うことです。ですが、お客様が望まないことは行わないことも大切です。

フィッシュ哲学の具体例4:態度を選ぶ(Choose Your Attitude)

態度を選ぶ(Choose Your Attitude)を行うための具体例は3つあります。

1つ目は、自分が理想とする態度を選択するために、色々なシーンに応じた自分の態度を明確化しておくことです。

2つ目は、明確化した自分の態度を、実際行えたか1日を振り返ることです。

3つ目は、自分の理想の態度がわからない場合は、周囲の人間でお手本を探すことです。

あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?

名刺が多すぎて管理できない、社員が個人で管理していて有効活用ができていない、そんな悩みは「連絡とれるくん」で解決しましょう。まずはこちらからお気軽に資料請求してみてください。

フィッシュ哲学の導入におすすめの書籍3選!

ここまで、フィッシュ哲学の4つのマインドについてご紹介してきました。

もっと詳しくフィッシュ哲学について知って、実際に職場で導入したいと考えている人に、おすすめの書籍を3つご紹介します。おすすめの書籍を読んで職場を活性化させましょう。

フィッシュ哲学の導入1:フィッシュ!—鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方

フィッシュ哲学の導入におすすめの1冊目の書籍は、「フィッシュ!—鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方」です。

この書籍の内容は、つまらないと感じて働いていた毎日を、心のあり方ひとつで楽しむことができる方法を、具体的に132ページで教えてくれます。

それは、フィッシュ哲学が誕生した魚市場のノウハウを社員教育用のビデオとして作成し、大ヒットした教育用ビデオのノベライズ本だからです。

自分が統括する部署について、部下のモチベーションの低さを嘆いていましたが、それを変えようと率先しない自分に一番問題があることを気づかされました。ストーリー形式で読みやすく、頭にスッと入って、しかも腹落ちしました。あとは自分の職場にあったやり方を考え、実行に移せるかがカギになりそう

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%8…

フィッシュ哲学の導入2:フィッシュ!の導入と実践ガイド—看護組織の活性化と変革へ

フィッシュ哲学の導入におすすめの2冊目の書籍は、「フィッシュ!の導入と実践ガイド—看護組織の活性化と変革へ」です。

この書籍の内容は、2年間にかけて、医療機関や一般企業などに向けて200回以上の講演を行ってきた東京慈恵会医科大学付属病院看護部のフィッシュ哲学の導入をしてから定着するまでのノウハウをご紹介しています。

日本の環境にあった内容なのでフィッシュ哲学を導入しやすいでしょう。

現在とても興味のある「フィッシュ!哲学」をいち早く取り入れ、職場で実践してきた様子がよくわかり感動しました。私の会社でも参考にしたいと思いました。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%8…

フィッシュ哲学の導入3:フィッシュ!おかわり—オフィスをもっとぴちぴちにする3つの秘訣

フィッシュ哲学の導入におすすめの3冊目の書籍は、「フィッシュ!おかわり—オフィスをもっとぴちぴちにする3つの秘訣」です。

この書籍は、1冊目でご紹介した本の続編です。内容はフィッシュ哲学を導入し一度は成功した職場が、時間の経過とともに活気が失われてしまい、職場の雰囲気に悩んだ上司の物語です。

さらなるフィッシュ哲学の秘訣を3つ教えてくれます。舞台は病院ですが、企業などでも応用することはできます。

職場の上司がこのシリーズ本に感銘を受け、実践する事を心がけており、入社直後会議で勧められ読みました。なるほどと思うことが多々あり組織で働いている人、特に管理職の方に読んでほしいシリーズ本です。

https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RKRWA7H616Z9…

フィッシュ哲学を導入しオフィスを活性化させましょう!

ここまで、フィッシュ哲学についてご紹介してきました。現在、職場の雰囲気に悩まれている人も多いのではないでしょうか。フィッシュ哲学は4つのマインドを大切にすることで、変えることができます。

すぐに劇的な変化をもたらすことはできませんが、4つのマインドを意識して取り組むことで少しずつ自分や相手も変わることも可能でしょう。あなたが所属している組織でも、フィッシュ哲学を導入しオフィスを活性化させましょう。

タイトルとURLをコピーしました