人は先延ばしにしてしまう生き物
先延ばしは「後でやればいいや」という逃げの心理です。性格にもよりますが、人は先延ばしにしてしまう生き物です。ダイエットを決意しても、好物を目の前にしたら「明日から」と、先延ばしにしがちです。中には行動力があって、先延ばしをあまりしない人もいるでしょう。
人は先延ばしにするとき、どのような心理が働き、どのような行動を取るのでしょうか。先延ばしが癖になっている人は必見です。詳しく見ていきましょう。
先延ばしの心理に陥った時にする主な行動
先延ばしの心理に陥った時は、テレビを見たり、ゲームをしたり、漫画を読んだり、スマホやパソコンをいじったり、といった身近で手っ取り早くできる行動を取りがちです。これらは少し先延ばしにするときに見られ、やりたくないモヤモヤした思いを無意識に解消しようとしています。
何日も先延ばしにする場合は、猶予期間があるため、行動の変化はあまり見られないでしょう。
先延ばしにすることで起きるトラブルとは?
先延ばしにしてもそれほど問題が起こらないこともありますが、トラブルを招いてしまうこともあります。やるべきことには期限があったり、自分以外の人に影響が出る場合もあります。
安易に先延ばしにせず、先延ばしにしたらどのようなトラブルが起こりうるのか想像してみましょう。
期限に間に合わなくなる
先延ばしにするトラブルでは、期限に間に合わなくなることがあります。例えば、人気のあるチケットのネット申し込みを考えてみましょう。ずっと先延ばしにしていたら締め切り日当日を迎えてしまいます。
慌てて申し込みをしようとしても、締め切り間際のためアクセスが集中し過ぎてつながらず、結局タイムオーバーとなってしまいます。
土壇場で慌ててミスをする
先延ばしにすることで十分な準備ができず、土壇場でミスをしてしまうことがあります。仕事でプレゼンを控えている場合、なかなか資料の作成に取り掛からず、先延ばしにしていたらどうなるでしょうか。
時間が足りないため完成度は低く、話す内容もまとまらず、リハーサルもできないため、ぶっつけ本番になってしまいます。準備不足により土壇場で慌ててミスをして、プレゼンは失敗に終わることでしょう。
先延ばしにする人の心理状態4つ
先延ばしにする人には共通の心理状態があります。先延ばしにする人の心理状態を4つご紹介しますので、当てはまるところがないか、チェックしてみましょう。以下の心理状態に当てはまっていても、先延ばしにせずに、何とか乗り越えられる人もいます。
先延ばしにする人の心理状態1:違うことが気になる
先延ばしにする人の心理状態では、目的以外の「違うこと」が気になってしまうというのがあります。本来やらなければならないことに気持ちが向かず、他のものに気を取られたり、別の事を考えてしまうため、先延ばしにしてしまいます。
例えばそろそろ出掛けなければならないのに、テレビドラマにくぎ付けになって途中でやめることができずに、出掛ける準備を先延ばしにしてしまうケースです。
先延ばしにする人の心理状態2:今すぐやる必要性が理解できていない
先延ばしにする心理状態で、今すぐやる必要性が理解できていない場合があります。後でもできることを何も今やらなくても、という心理が働きます。
虫歯で歯が痛い場合、今すぐ治療する必要性を理解できずに、放置しておいたらどうなるでしょうか。いずれ痛みは激痛に変わり、夜は眠れず、慌てて歯医者に駆け込むことになるでしょう。今すぐ治療に行くことが理解できていれば、防げたことです。
先延ばしにする人の心理状態3:終わる目途が立たず諦めてしまう
先延ばしにする心理状態で、終わる目途が立たずに諦めてしまうケースがあります。一応手は付けたものの思ったより手強く、先が見えないため嫌になり、先延ばしにして結局は諦めてしまうということです。
大掃除を始めたものの、なかなか汚れが落ちず、物も片付かないと、次第にやる気がなくなります。後で続きをやろうと思っても、終わる目途が立たないため、中途半端な段階で諦めてしまします。
先延ばしにする人の心理状態4:面倒くさい
先延ばしにする人の心理状態で多いのは、面倒に思う気持ちです。やるべきことを面倒に感じると、先延ばしにしてしまいがちです。やるべきことが複雑だったり、量が多かったり、苦手だったりと、何かしら面倒な理由があります。
食器洗いがたまってしまうケースはどうでしょう。面倒に思うところを挙げると、油汚れを落とすこと、水切りカゴに並べること、布巾で拭くことがあります。面倒なことを可視化してみましょう。
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先延ばしの心理を解消するメリット
先延ばしの心理を解消するメリットは「すぐやる」心理が身に付くことです。今まで先延ばしにしていたことで、どれだけチャンスを逃し、損をして、時間を無駄にしていたか理解することができるでしょう。
先延ばしの心理を解消する方法3つ
先延ばしの心理は、どうしたら抜け出せるでしょうか。先延ばしが癖になってなかなか抜け出せない人のために、先延ばしの心理を解消できる方法を3つご紹介します。どの方法も関連していますので、3つセットで行いましょう。
先延ばしの心理を解消する方法1:チャンクダウン
先延ばしの心理の解消には「チャンクダウン」という方法があります。やるべきことを細かく具体的に分ける方法で、何をやればいいのか明確になり、行動しやすくなります。
部屋の掃除では、窓開け、ほこりはらい、掃除機かけ、雑巾がけに分割できまます。チャンクダウンでやるべきことを細かくリストアップしてみましょう。
先延ばしの心理を解消する方法2:ベビーステップ
先延ばしの心理を解消する次の段階は、ベビーステップです。赤ちゃんの歩みのように、小さな一歩ずつでも、まずは踏み出してみようという方法です。
チャンクダウンによって分割された1つを、まずは5分や10分と時間を決めて、やってみることが大切です。
勉強では、教科書を読む、参考書で調べる、重要箇所にラインを引く、問題集を解く、の最初の工程「教科書を読む」をやってみましょう。調子が乗ってきたらそのまま続けます。
先延ばしの心理を解消する方法3:徹底管理
チャンクダウンされたものをベビーステップでできるようになっても、そこで終わりではありません。途中で面倒になって先延ばしにしたり、やり忘れる恐れもあるため、徹底管理することが大切です。
スマホのTODOアプリを利用し、チャンクダウンした項目を管理しましょう。さまざまなTODOアプリの中から自分に合ったものも選びます。通知を受け取るようにすれば安心です。メモや手帖に書いて常に見返すのも良いでしょう。
先延ばしにしてしまう心理について理解しよう
先延ばしにしてしまう心理について、ご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
先延ばしの心理を解消する方法をしっかりとマスターして、これからは先延ばしせずに「すぐやる」習慣を身に付けていきましょう。