ワークショップでゲームをする意義
ワークショップでゲームという形式を使う事によって楽しく交流を深めることが出来ます。
業務の効率化を重視すると、一方でチームメンバー同士のコミュニケーションが希薄になってしまうのは珍しくありません。
しかし、ゲームは楽しみながら共通の目的を持ち、協力しながら取り組むことが出来ます。
ワークショップでのゲームをきっかけにコミュニケーションを取りやすい関係性を築き、よりよいチームワークを発揮させましょう。
おすすめなワークショップゲーム10選
今回は社内の雰囲気をよくするのに適した、ワークショップゲームを紹介します。
協力型のものや、自己や他者への尊重を目的としたものなど、様々な目的のゲームがあるので、チームメンバーに必要なゲームを探してみましょう。
おすすめなワークショップゲーム1:ピンポン玉リレー
リレー形式でスプーンなどでピンポン玉を運ぶシンプルなワークショップゲームです。
折り返し地点を設けて1周するコースを作っておき、最初にチーム全員がピンポン球を受け渡しゴールで勝利です。
スプーンやお箸の形状が異なるものを数種類用意しておくと難易度が調節出来ます。
速さを意識しながら慎重にピンポン玉の受け渡しを行う、協調性が必要なゲームなので、チーム内での応援がしやすいため、盛り上がりも期待できます。
おすすめなワークショップゲーム2:十人十色ゲーム
十人十色ゲームは他者の視座に意識を向けるきっかけとなるゲームです。
ルールはシンプルで「他人の好みの食べ物を予想する」だけです。各チームから回答者を一人選びます。回答者が食に関する3択の質問から自分の好みの回答を選び、それを同じチーム全員で予測します。
答え合わせをして正解ならば1点獲得です。この流れを繰り返し、最終的にチームの総合得点を競います。このゲームは相手に意識を向けるきっかけとなるはずです。
おすすめなワークショップゲーム3:野球のポジション当てゲーム
4〜6人が1チームとなり、各自3〜4枚の情報カードが配られます。カードには野球のポジションとメンバーの情報が記載されています。他人にカードを見せることは禁止されています。
30分の制限時間内に口頭で答えを導き出し、各チームの正解を発表し正誤を確認しながら振り返りを行います。
全員が参加し、情報を共有、整理することが必然となるので、「報・連・相」の重要さの再確認にも繋がります。
おすすめなワークショップゲーム4:ドミノゲーム
各チームに100個のドミノを配布し、5分間の作戦会議の後、7分間で多くドミノを並べていき、最も長い時間ドミノが倒れ続けたチームが勝利となります。
「作戦会議・ドミノ並べ・ドミノ倒し・結果発表」の流れを計3回実施し、最終ゲームの勝者が勝利となります。
作戦会議が都度あることでチームワークやPDCAサイクルの理解を促しやすく、2回目、3回目の会議ではより良い戦略を考えられるようになるでしょう。
おすすめなワークショップゲーム5:謎解きゲーム
与えられた資料やヒントをもとに5〜8人のチームで、制限時間内に謎を解くゲームです。制限時間内に全ての謎を解ければ成功、出来なければ失敗となります。
思考の柔軟性や発想力が問われるほか、謎を解くために情報共有や、推理を円滑に行うため役割分担が必要とされます。
またこのゲームは必ずしも全員がクリアできる訳ではありません。謎が解けたときの達成感はもちろん、失敗してしまった時の悔しさも良い経験となるでしょう。
おすすめなワークショップゲーム6:レゴシリアスプレイ
こちらはレゴ®社が開発した、LEGO®SERIOUS PLAY®の略称で、レゴブロックを用いたゲームです。
お題をもとに、参加者全員がレゴブロックで形を作ります。ポイントは考えずに、まず手を動かすことです。次に各自が作った作品をもとに、グループの中で意見交換をします。
意識せず作り上げたものと向き合うことで新たな発見をし、また言語化することにより、価値観の違いを認識することができるでしょう。
おすすめなワークショップゲーム7:共通点探しゲーム
二人一組になり、5分間でお互いの共通点をできるだけ多く見つけ、一番多く見つけたチームの勝ちです。
最後は勝利ペアにインタビューし、コツを共有しましょう。ペアを組み替え繰り返してゲームを行うことで、より効果的な方法が見つけることができます。
共通点を見つけることで親近感が湧き、相互理解につながるため他者と距離を縮めたいときに効果的に使えるワークショップゲームと言えるでしょう。
おすすめなワークショップゲーム8:クッキング
少し変わったワークショップを行いたいときにオススメのゲームです。
チームごとに実際に料理を作り、完成後実食しながら振り返り、作業工程のポイントを確認し、今後の仕事への活用方法を考えます。
料理には下準備が欠かせない為、打ち合わせや作業進行の計画を行うことが重要となります。
チームメンバーとともに料理を作ることで、業務進行の基本を再確認しながら、賑やかに互いを理解するきっかけになるのではないでしょうか。
おすすめなワークショップゲーム9:陰褒め
陰口ならぬ、影褒めはその名の通り人を褒め合うワークショップゲームです。このゲームでは当人がいないと仮定して、その人長所や魅力をあげていきます。
チームで内向きの円を作り、一人だけ外側を向きます。外側を向いた人の長所を2分間話します。
そしてローテーションで外向きの人を回して行くことで、チーム全員の相互理解を深めることができます。
互いが思う魅力を知ることができ、チームワークを強めることができるでしょう。
おすすめなワークショップゲーム10:ストロータワー
ストローとハサミがあれば実施できるゲームです。4〜6人でチーム分けし、各チームに曲がるストロー12本とハサミ一丁を配ります。
制限時間内に一番タワーを高く建てたチームが勝利となります。どのように組み立てるかを開始前に作戦会議を行うことがポイントとなってきます。
終了後は振り返りを行い、進行の中で得た気づきを仕事でどのように活用できるか考えることで、PDCAサイクルの理解を深めることが出来るでしょう。
ワークショップでゲームをするメリット4つ
座学形式でなく体験型のワークショップの需要が増えてきました。またその中でもワークショップゲームを行うメリットとはなんでしょうか。
まず単純にワークショップでゲームという手法を用いることで、参加者が楽しんで学ぶことが出来るという点があげられます。
またげワークショプゲームを通し、得られる最たるメリット4つをあげていきましょう。
ワークショップでゲームをするメリット1:コミュニケーション
非日常的なゲームを行うことで、既成概念を取っ払い、改めてチームメイトと向かい合うことができます。
楽しむことが前提のため、批判される、褒められないという状況にはなりづらく、自然とポジティブなコミュニケーションが多くなるでしょう。
チームワークを発揮するためには「コミュニケーションが取りやすい関係性」が必要です。
ゲームを通し楽しくコミュニケーションをとることができ、チームの仲を深めるきっかけとなります。
ワークショップでゲームをするメリット2:目標を互いに共有する
ゲームには勝敗が付き物です。各チームで「ゲームに勝つ」という共通の目的が存在します。チームを勝利へ導くためにはメンバー同士で目標を互いに共有し、協力することがとても重要です。
通常業務の中でも売上目標などの目標があり、それに向かうことが基本ですが、チーム内でも意識の違いや個人的な目標を持ち、協力性を感じられない状況もあるでしょう。
しかし、ゲームは目標がシンプルなため、互いに共有しやすいのです。
ワークショップでゲームをするメリット3:他人を尊重できる雰囲気を作る
ワークショップで使われるゲームには、目的を達成するためにチームで協力することが必要なため、自身の考えのみに固執することなく、他人の立場や気持ちを考えざる得ない状況になります。
ワークショップゲームを通すことで、自然と相互理解を深める雰囲気づくりをすることができるでしょう。
ワークショップでゲームをするメリット4:自己の意見を持つことの重要性を知る
ワークショップゲームでは、チームメンバーが互いに協力することが大切ですが、そのため全員が何かの役割をもち行動することが重要です。
ゲームで勝利≒目的を達成するために、様々な課題を解決していかねばなりません。自己の意見を確立させ、お互いの意思疎通を図ることで、チームメンバーと円滑にすることが出来ます。
また自己意識をはっきりさせることで、個人の強みや長所の発見の手がかりにもなるでしょう。
ワークショップのゲームでコミュニケーションをとろう!
より良いチームを作りためにはコミュニケーションが必要不可欠ですが、中々そのための時間を取ることが難しい状況が多くあります。
短時間でできるゲームをワークショップとして行うことで、アイスブレイクにもなりますし、自然とコミュニケーションが取れることで互いの距離縮まることでしょう。
目的にあったワークショップゲームを選んで、互いを尊重し協力しながら、楽しくコミュニケーションをとっていきましょう。