つらい、辞めたい、逃げたい。仕事のプレッシャーの根源とは
社会人になると会社に就職して、上司や同期と実際に仕事を進めて行くわけですが、そのうえで誰もが悩む問題が仕事からくる「プレッシャー」です。
学生時代とは違って、たくさんの人々の生活に直接関わってくるようなことに携わる機会が急激に増えます。確かに、仕事からくるプレッシャーの要因としてはこのようなことが大きく関わってきますが、実はもっと身近なものが仕事からくるプレッシャーの大きな要因として考えられます。
では、その仕事からくるプレッシャーの要因にはどんなものがあり、それによりどんな影響があるのか。そしてその改善策としてはどんなものが考えられるのでしょうか?
今回は、仕事で感じるプレッシャーについて様々な観点から考察したうえで、その改善策をいくつかご紹介していきたいと思います。
仕事からくるプレッシャーの根源(1) ~上司からの期待~
それでは、まず仕事からくるプレッシャーの要因は何か考えてみましょう。
早速ですが、考えられる一つ目の要因としては「上司の期待」です。特に大学新卒者などの社会人一年目なんかは上司からすると新鮮味ある新人であり部下です。
そうなると、上司は新人部下がどんな特徴があって、どんな強みがあり、それらをどのように仕事に生かしていくのか、そしてどんな成果を上げてくるのか、とても興味を持っています。
こういった上司の軽い興味や期待が、特に経験の浅い新人部下にとっては大きなプレッシャーになってしまうのです。
仕事からくるプレッシャーの根源(2) ~自分への期待~
次に考えられるのは、「自分への期待」です。
今度は上司からではなく、自分へかけてしまう「無理な期待」です。
この「無理な期待」とは何なのかというと、例えば自分に何かしら仕事を任されたときに、「わざわざ自分にこの仕事を任したんだから自分に適任の仕事なんだ!」とか「これを機に同期と差をつけたい」なんて考えたり、自分の好きなことや得意なことに関するものだと根拠のない自信が湧いてきたりすることがありますよね。
そういった「無理な期待や願望」、「根拠のない自信」を糧に仕事に取りかかると、いざ自分の想定していなかったことや事態が起きたときに、モチベーションになっていた自分への「期待・願望・自信」が逆に「失敗したらどうしよう」という不安やプレッシャーの要因になってしまうのです。
仕事からくるプレッシャーの根源(3) ~仕事に対する責任感・不安~
最後に考えられるプレッシャーの要因は、「仕事に対する責任感」です。
会社に就職して働くというのは、実際に社会に影響を与えることに携わる機会が増えるので、やはり大学新卒者にとっては学生の時よりも仕事というものに対して責任感を抱きます。
また、大学新卒者ではなくある程度その会社で働いていて、慣れていて経験を積んでいる人にしても、仕事からのプレッシャーを感じることはあります。
今までにない新しい仕事を任されたときやより責任のある仕事を任されたとき。また、年齢が上がれば結婚して家庭を持っている人も多いと思います。そうなると、「仕事で失敗したらどうしよう」、「クビにされたらどうしよう」という不安からプレッシャーを感じてしまいます。
プレッシャーが原因で起こる欠点
ここからは仕事からくるプレッシャーが原因で発生する欠点を考えて行きましょう。
確かに何事も多少の緊張感やプレッシャーはより良い成果につながることが多いですが、過度な緊張やプレッシャーは様々な欠点につながることが多いんです。
プレッシャーと上手く付き合っていくには?
ここまで、仕事からくるプレッシャーの要因やそれによって起こりうるマイナス点について考察してきました。
しかし、どんな人でもなんのプレッシャーも感じないなんてことはないと思います。時には大きなプレッシャーを抱えてしまうという事態も起こるでしょう。
そんなときに、一体どんな対処をすれば良いのでしょうか?
次は、そんなプレッシャーを抱えてしまったときにプレッシャーと上手く付き合っていくにはどんな処置を取れば良いのかを考えて行きましょう。
プレッシャー克服する方法(1) ~自分の得意なこと・苦手なことを見極める~
では、早速プレッシャーを抱えたときに行うと良いプレッシャーへの対処の仕方を考えて行きましょう。
まず、周りからの期待や自分に対する無理な期待がプレッシャーの要因になってしまっている場合は、とりあえず今自分が自身をもってできると言い張ることと、ちょっと自信がなくて苦手だなと思うことを冷静に見極めることが大切です。
自分ができないことを周りから期待されたとしてもそれが急にできるようになるわけがありませんし、自分でできないとわかっているのにいきなりできるだろうと期待するのは無駄なことです。
例え周りから過度な期待を持たれたとしても、そうやってまずは冷静に自分のことを最初に考えて、逆に開き直って「どうにか周りの人からの期待に応えよう」とか「自分だったらこんなこともできるだろう」なんていう根拠のない期待は捨ててしまうことで、今自分が持っているベストを出すことができます。
そうすれば、プレッシャーを感じずに仕事に取り組むことができますし、自分の期待通りに全然上手く行かなくて落ち込むなんてことも避けることができます。
プレッシャーを克服する方法(2) ~小さな目標を立てる~
次に考えられる対策は、「小さな目標を立てる」です。
最初から大きな目標を立てるのではなく、少し努力すれば達成することのできるような小さな目標を継続的に立て続けることが重要です。
大きな目標を立ててしまうと、その目標を達成するまでに自分の苦手な部分を克服しなければいけないという場面がたくさん出てきます。それを一度に乗り越えるのは至難の業ですし、かなりの時間と精神力を必要とされます。
そうなってくると、プレッシャーはますます増えますし、長期間ストレスにさらされることになります。
そうではなく、今のままでは無理ではあるけれども、あと少しの努力と時間があれば達成できるような目標を継続的に立てることで、「これなら自分でもできるかもしれない」という期待や「これくらいは達成しないと」という多少の責任感から生まれるほど良いプレッシャーがモチベーションになって日頃の仕事への活力につながります。
さらに、小さな目標なので失敗することが少なく、日々確実にステップアップする自分を実感することができるので、ストレスなく仕事に励むことができるようになります。
プレッシャーを克服して仕事に上手くつなげよう
いかがでしたでしょうか?
今回は仕事からくるプレッシャーについて様々な観点から考察してみました。
日頃から避けることができないプレッシャーとどのようにして上手く付き合っていくを考えて仕事に取り組むことで、逆にプレッシャーを味方につけることができるようになりmす。
そして仕事へのより良い取り組み方を見つけ出す良い機会になることでしょう。