金銭感覚のチェック方法
あなたや友達、彼氏、旦那さんの金銭感覚は大丈夫でしょうか?「自分は大丈夫」「自分は普通の金銭感覚だ」と思っていても、実際は他人からは「その金銭感覚はおかしい」と思われていることがあります。自分が金銭感覚がおかしい人に当てはまらないかチェックしてみましょう。
・歩いて行けるのにタクシーを使う
・いつもランチに千円以上かけてしまう
・高い化粧品でも洋服でも買ってしまう
・欲しいものはとにかくその場で買う
・趣味以外のことにお金をかけたくない
・気がついたら給料日まで口座にお金がない
・お金はいつまでもあるものだと思っている
上記に少しでも当てはまるなら、あなたは金銭感覚がおかしい人だと思われても仕方がありません。確かにお金をどこにかけるのかは人の自由ではありますが、おかしいといっても、ちょっと変わった人だなと思われることが多いかもしれません。特に3~5個当てはまった人で、セレブでも何でもない、普通の会社員、ニート、主婦なら金銭感覚がおかしい可能性があるので、危険信号をだしておきます。
金銭感覚がおかしいと思われる行動
さて、金銭感覚のチェックはいかがでしょうか。あなたは何個当てはまりましたか?上記のようなお金の使い方をする人は金銭感覚がおかしいと思われる行動なんです。では、その行動がどのようにおかしいのか。普通の人はどうしているのかをみていきましょう。
歩いて行ける距離にタクシーを使う
タクシーはとても便利ですよね。行きたい場所か住所を言えばすぐに送り届けてくれる便利な乗り物です。
最近は初乗り運賃が410円と下がったことからタクシーは利用しやすくなりましたが、裏を返せば気軽に使って欲しいというタクシー業界の目論見でもあります。
普通の人ならば、歩いていける距離なら歩いてしまうのが普通です。なぜなら、歩いたほうが健康に良いとか、運動になっていいとか。ケガをしてもいないのにタクシーをすぐに使う人は、お金持ちなのかなと思ってしまいます。
しかし、残念なことにこういった人は、そんなにお金持ちでないことが多いです。もし、本当にお金持ちならば自家用車を買い、ドライバーでも雇ってドライバーに運転させてたほうがお金もそんなにかからないですし、楽だからです。そもそも、普通の人の金銭感覚でいうなれば、タクシーを使うくらいなら歩いたほうが良いと考えています。わざわざ歩いて行ける距離なのにお金がもったいないと考えてしまいます。
もし本当にタクシーにお金を使うのなら、急いでいる時が一番の使いどころだと思います。例えば、大事な会議なのに遅れそうとか、大切な人との待ち合わせに間に合わないとか、緊急性を感じるのなら、タクシーは時々使ってもいいのです。
しかし、日常的にしかも歩いて行ける距離なのに毎日のようにタクシーを使う人はどこか金銭感覚がおかしい、ズレていると思われてしまいます。タクシーを使うことは悪くはありませんが、常用している人は気をつけたほうが良いでしょう。いつかお金がなくて困ったときにタクシーを使うことがつらくなってしまいます。
いつも食事に千円以上かけている
女性にみられる傾向なのですが、ランチに千円以上かけられる人は多いといわれています。確かに女性に人気のカフェとかレストランのランチセットって千円以上するものが多いですよね。特にデザート付きのランチセットなんかは例え千円超えしていても、女性は頼んでしまう人が多いのです。
たしかにメインのご飯に副菜、スープ、デザート、ドリンク付きなら「これはオトクかも」と思って千円以上していても頼んでしまいます。しかし、某ファミレスの500円ランチのほうが、スープとサラダとメインセットなので、安くてオトクだなと思う方も多いでしょう。
お金持ちの奥さんでそれなりに金銭感覚も同じような人たちならランチに毎回千円以上かけていても、不思議には思われませんが…。何の変哲もない普通の奥さんなら、自宅で家にあるものを使ってランチを作って食べます。しかも、そのランチは高くても500円くらい。もしくは300円ほどでできてしまいます。
特に金銭感覚の普通な男性は、毎日500円、もしくは500円以下のおいしくて満足できるランチを探し求め、いかに自分のお小遣いを増やせるか日々で悩んでいます。もはやサラリーマンの宿命といいますか。残り物でいいなら、毎朝お弁当を作って持っていく人もいますね。
欲しいものはとにかくその場で買ってしまう
欲しいものがあるとすぐに買ってしまう人っていますよね。例えそれが高くても、お金がなくてもついつい買ってしまうという…。あれもこれもと、思いつく限りの欲しいものをバンバン買ってしまう人は一時的な我慢ができない人が多いのです。
多くの人はお金がないときは『今はお金がないから我慢しよう』『安くなったらでいいか』『ほしいけど、今はお金がないから中古でも良い』と考えて脚力お金を使わないように心がけています。
本当にほしいものが欲しいという気持ちは、3ヶ月、半年、一年続くのであればいいのですが、 すぐに欲しいもののほとんどが気持ちとしては、すぐに消えていくと思います。 本当に1年後でも自分が望むものがほしいと思っているのなら、今すぐ買っても良いと思います。
本当に今必要なものであるのか。本当に今の今手に入れなければならないのか?よく考えてみましょう。限定物だと『ここでしか今買えない』と思ってついつい買ってしまうのですが、もし、ヤフオクなどのオークション系やフリーマーケット系のメルカリなどに出回りそうな物であれば、今すぐに買う必要はないと思います。
ただし、あとからヤフオクやメルカリなどで買おうと考えている場合、人気ですぐに売り切れてしまう貴重な物などは、それなりに値が上がるので覚悟が必要です。
趣味以外のことにお金をかけたくない
趣味があるというのは大変素晴らしいことだと思います。何もすることがない、無趣味で毎日がつまらない…というのに比べればまだいいです。しかし、金銭感覚がおかしい人の中には、趣味以外にはお金をかけたくないという人もいるのです。確かに趣味にお金をかけるのは、その人がその趣味を最大限に楽しみたい、もっと楽しみたいと思ってお金をかけます。
趣味にお金をかけることは悪いことではありませんが、さすがに趣味だけにというのは普通の人にとっての金銭感覚には理解ができないことがほとんどです。金銭感覚がおかしい人にとっては、趣味が最優先であることが多いので、食費や日常生活で使うものにはお金をかけたくはありません。何故なら食費や日用雑貨に対するお金を減らせば趣味に使えるお金が増えるからです。
お金をどう使おうが人の自由といいますが、金銭感覚がおかしい人や金銭感覚のおかしい行動をとると、やはり人間関係では悪影響を及ぼす場合がありますし、万が一病気やケガをした時にお金がなくて治療ができないなんてことになってしまったら大変ですよね。節約できる趣味や0円でできる趣味もありますので、もし趣味がなくて楽しみたい人は、なるべくお金のかからない趣味を探してみてはいかがでしょうか。
衣服、美容にお金をかけてしまう
身だしなみに気を使っている人は、衣服や美容にこだわりを持つ人が多いです。なぜなら、人からよく観てほしいという気持ちがあるからです。さらには、使うなら高いものを使ったほうが良いと思って、高い化粧品など手をだして使い続けてしまいます。
特に衣服などは、普通に買うとなると5000円か1万以上はしてしまいます。ですので、服はボーナスが入った時に買うとか、給料日に気になってた値下がりの服を買うとかすると大きな出費は回避できるでしょう。
金銭感覚が合わない人との付き合い方
友達や恋人など、金銭感覚がどうしても合わないという時ってありますよね。自分が相手に合わせるべきなのか、それともそういう人とはは付き合わないほうがいいのか。色々悩みどころではあります。では、どのように付き合っていったらいいのかいくつかポイントがありますので、みていきましょう。
深い付き合いは無理にしなくても良い
金銭感覚がこの人とは合わないなと思ったら、無理に深く付き合う必要はありません。金銭感覚の違いとは価値そのものの違いなのです。そもそも、お互いのお金という物の価値観、感覚が違うので、値もどちらにも一致しないので、あなたがこのような友達を作り続けるとしても、お互いに疲れてしまいます。
あなたがこのまま金銭感覚のおかしい人とデートや遊びを続けると、価値の違いによって大きなケンカになる可能性があるので、浅い付き合い、またはフェードアウトしてしまいましょう。自分にとってその人がどうしても付き合いたいという人なら、無理をしない程度に合わせることも大切です。
なるべく大勢で会うようにしましょう
金銭感覚がおかしい友人と二人きりで遊ぶよりも、3人、または4人と大勢で遊ぶことがおすすめです。
何故なら、常識の範囲でお金を使う量を抑えることができるので、誰もが楽しく遊ぶことができるのです。
特に今まであまりにも多くのお金を使っていた友人の場合、大勢で集まることを通じて「私のお金の感覚は少し違っていた」と気付いてくれました。この方法は、周りのお金の使い方がバラバラにならず、金銭感覚がない人でもなんとなく合わせようとしてくれます。全員がお互いに気持ちよく付き合えるのです。
この人とずっと良好関係でいたい時は素直に言ってみよう
金銭感覚以外の気が合う人は、必ずどこかで会えるかもしれません。しかし、すぐにこの人とは合わないと思うのではなく、自分の意見を言うことも必要です。せっかく気の合う人、出会えた友達なのですから、すぐに関係を壊さずに大切にしたいものです。
例えば高そうなランチやレストランを前にして「ここにしよう」と言われた時、「ごめんね、ここのお店はちょっと高いから他の所がいいな」とか「安くても、とってもおいしいお店があるからそっちに行ってみない?」など、やんわりとで良いので相手に無理に金銭感覚を合わせないようにしてみましょう。間違っても「キミの金銭感覚はおかしいよ」とケンカ腰で言わないことです。
そうすることによって、あなたと合わせる気がある優しい友人はきっとあなたの意見を受け入れてくれるでしょう。ケンカになるかもしれないと恐れるのもかまいませんが、勇気を出して言ってみることも大切なのです。無理に合わせてあなたが散財してしまったら元も子もありません。
金銭感覚が合わない人はお金の貸し借りは危険
金銭感覚の合わない友人との食事で、3000円とかする高いレストランに行きそうになった時、先程もお話しましたが、無理なら断ることも大切です。もし、友人が「それぐらいおごってあげるよ」とか、「貸してあげるよ」と言われても絶対に断ったほうがいいと思います。
なぜなら、他のことでケンカした時に「あの時貸したから、返して」とか「おごった分返せ」などトラブルになりかねないからです。確実にとはいいませんが、危険であることを意識しておきましょう。
金銭感覚がない人の改善方法
金銭感覚がない人は自覚していないことが多いです。少しでも金銭感覚がないなと思ったら、直してみるのを試みるのも大切です。金銭感覚がないと言われ、直したいけれども分からない、どうしたらいいのかという人は、いくつか改善方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
自分で働いてみて、お金がいかに大切か金銭感覚を学ぶ
金銭感覚がない人のほとんどは、働いていない人が多いです。働いてないとなると、どのようにお金がもらえるのか分かりませんし、お金がいかに大切かを分かっておらず、金銭的な苦労をしていないことがほとんどです。
まず、何時間働いてこのお金がもらえるのか。苦労した分、頑張った分お金がもらえることを知ることから、金銭感覚は身につきます。誰かからもらうお金ではなく、自分で働いて稼いだお金で生活するというのはとても大変なことです。
何もしなくてもお金が入ってきて好きなように使えるのは、社長か石油王か生まれつきのセレブくらいです。できれば私もそのような家庭に生まれたかったですね…。しかし、現実はとてもつらいです。
お金が好きなように使えるなら、みんな本当はそうしたいのです。だからそれを早く実現したくて、夢見て宝くじを買ったり、競馬などのギャンブルをしたりするのです。しかし、突然の巨額の富を得た人で金銭的がない人は、破産する人が多いのだとか。確かに、外国の宝くじを当てて優雅な生活をした人って、何故かみなさん不幸になってますよね…。つまり、お金の使い方を間違っていたのですね。
金銭感覚がない人は、自分で働き、お金を得ることによって自分で働いたお金でご飯がこれだけしか食べられないんだ。これだけしか趣味に使えないんだ。そう思うことで、お金を大切にしようとします。つまり、金銭感覚がない人は『自分で働いたお金で生活する』ということを知る必要があるのです。
今それは本当に必要なのかを考える
今目の前に買おうと思っている物があります。しかし、それは『本当に今必要なのか?』といったん考えることです。もしそれが『ないと生きていけない、死んでしまう、生活できない』と考えるならその物は買ってもいいでしょう。特に生活必需品に関しては、ですね。
まず、買う前に一度『悩む』ことが大切だといえるでしょう。金銭感覚のない人は『悩む』ということをしてない人がほとんどです。何でもかんでも、衝動的に買ってしまうと実は、後から「あれ、これやっぱりいらないや」となったりすることもあるので、生活必需品以外の物は一旦本当に必要なのか考えましょう。
つまり、無駄な出費が減れば、普通の金銭感覚はある程度身につくと思います。
収入よりも支出を減らすことが大切
びっくりすることだと思いますが、実は収入を増やすよりも、支出を減らしたほうがお金は貯まっていきます。「お金を稼ぐ」と考えるのではなく、「お金を貯金する」と考えましょう。
ほとんどの場合、収入よりも節約するとお金を増やすことができます。支出を減らすことは、収入を増やすことよりも何倍も重要です。収入は簡単に管理することはできませんが、支出を少なくすることは今からでも管理することができます。
例えば、『今月はこの出費が無駄だったから控えよう』『ちょっと食費を使いすぎているな』など、努力と工夫しだいで、驚くほど節約と貯金を実現することができます。
家計簿をつけてみる
金銭感覚がない人は、自分がいつ何にどれぐらい使ったのかを覚えていません。そのため、ある時自分の口座にお金がなく、困ってしまったという人がいます。
ちょっと面倒かもしれませんが、毎日簡単でいいので家計簿を付けてみるといいです。最近の家計簿はアプリでレシートを読み込むと自動入力される物もあるので、面倒くさがりやな人でも、簡単に一日の出費を記録することができます。
いらない物を捨てるとお金の出費を抑えられる
物を少なくすると、実は、余分なお金が出るのを防ぐことができます。
冷蔵庫にたくさんの食べ物が詰まっていると、全体を冷やすために電気が増えます。
他にも電気器具が増えるほど、より多くの電気が必要になります。
また、女性であれば衣服がたくさんあると、ハンガー代や箪笥が増えます。
当然、クリーニングが必要な服に関してはお金もかかります。
洗う水の量も増え、洗濯機を回すお金もかかってしまいます。
つまり、何がいいたいのかといいますと、お金を増やしたい、節約したいのであれば、たくさんある中でいらないと思った物を捨てていくことも大切なことなのです。ただ単に捨てるだけではありません。もし、そのいらないと思った物が服や使えるものであるなら、売るということをすると、少なからずやお金は増やすことができます。
つまり、色々な物を整理していらないのであれば、フリーマーケットやオークションで売る。もしくは、人に譲るなどすることによって、今まで膨大にかかっていた電気代や水道代、クリーニング代を節約することができるのです。
自分の生活の中からいらない物、必要のなかったものを捨てていくと、生活が軽くなるだけでなく、お金も時間も節約できます。清掃よりも清掃よりも重要なことは、まずそれを捨てることです。物が少なければ少ないほど、面倒な清掃も整理も必要ではありません。
最近の流行りとして、必要最低限の物しか置かず、それで生活をしている人がいるそうです。必要最低限といえば、ベッド、テーブル、洋服箪笥、そして調理器具、冷蔵庫のみという、まさに生活に必要なだけの物を置いて生活しているのです。
お金を簡単に貸したり借りたいしないことも大切
これは金銭感覚とは違うかもしれませんが、お金を簡単に貸してしまう人、借りてしまう人はこの世の中には存在します。
特にお金を貸してしまう人は、注意が必要です。何故なら友達に貸したお金というのは
必ずといっていいほど、戻ってこないことが多いからです。仮に、貸したお金が少しでも戻ってきたのなら、その友達はいい友達といえるでしょう。
基本的には貸したお金は戻ってこない。お金を貸すというより、人にあげたという気持ちでなくてはなりません。しかし、お金が戻ってこないのなら、そのお金はその人の役に立ったかもしれません。でも、何だか損したような気分になりませんか?
金銭感覚はお金と上手く付き合っていくこと
いかがでしたでしょうか?金銭感覚とは、人間関係でも自分が生きていくうえでも大切なことです。お金は何でも買えて、何でもできて自分の望みを叶えられますが、生活する上では、限られたお金をうまく使うことも大切です。
正しい金銭感覚を身につけて、恋人、友達、夫などとうまく付き合っていきましょう。