いつまでに出せば良い?エントリーシートの締め切り事情
就職活動において、エントリーシートは重要なステップになりつつあります。エントリーシートを提出しなければ、次の採用選考に進めないケースも多く、「選考への応募=エントリーシートの提出」となっている場合もほとんどです。
このように、エントリーシートは就職活動における重要な存在となりつつありますが、複数の企業へ提出する場合、締め切りを意識して計画的に作成・提出する必要があります。
今回は、「エントリーシートの締め切り」をテーマにして、エントリーシートの締め切りに関する関連情報をご紹介していきます。締め切りギリギリに提出する際の注意点や、締め切りに間に合わなかった場合の対処法などをご紹介してくので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
締め切りギリギリにエントリーシートを提出する際の注意点
エントリーシートに限らず、どのような提出物にも言えることですが、締め切りが設けられている場合、できれば余裕を持って提出したいものですよね。
しかし、エントリーシートの場合は、複数の企業の締め切りが重なる可能性もあり、何社も提出したい場合、締め切りギリギリの提出になってしまうケースも、少なくありません。
締め切りギリギリの提出になってしまうことは、仕方がないことかもしれませんが、締め切りギリギリで提出する場合、いくつか注意しておきたいポイントがあります。まずは、エントリーシートを締め切りギリギリに提出する場合、どういった点に注意するべきかご紹介していきたいと思います。
締め切りギリギリの場合の注意点【1】:締め切りの種類
エントリーシートを提出する際、締め切りの日付に注目する人は多いと思いますが、締め切りの種類までチェックする方は、案外少ないかもしれませんね。エントリーシートに限らず、郵送で書類などを提出する場合は、2種類の締め切りが存在するので、締め切りを確認する際は、締め切りの種類までチェックしておくことが大切です。
1つ目の締め切りは、「必着」です。締め切りが、「○年○月○日必着」となっていた場合、記載されている日までにエントリーシートが企業の担当者の手元に届かなければなりません。その為、指定されている日時までにエントリーシートが担当者の元に届かなければ、例え自分がエントリーシートをポストに投函していても、締め切りに間に合わなかったことになります。
2つ目の締め切りは、「消印有効」です。「○年○月○日消印有効」となっている場合は、郵便物に押される消印が指定された日時までのものであれば、その日時にエントリーシートが担当者の手元に届いていなくても、締め切りに間に合ったことになります。ポストに投函しても、郵便物が回収されなければ消印は押されないので、その点には注意しましょう。郵便局の窓口に持っていき、いつの消印になるか、確認すると確実です。
締め切りギリギリの場合の注意点【2】:通過率が下がる可能性がある
企業の方針や状況にもよりますが、エントリーシートの提出が締め切りギリギリだと、次の選考への通過率が大幅に下がると言われています。
締め切りギリギリの提出となると、企業側は相手の熱意に疑問を持つケースが多いようです。
志望度が低いと受け取られたり、第一候補ではないと捉えられたりする可能性があります。
ですから、絶対に選考通過したい企業や、第一志望の企業ほど、締め切りに余裕を持って提出することが重要とされています。
締め切り当日に作成したエントリーシートを提出する方法
上記で、締め切りギリギリにエントリーシートを提出する場合の注意点をご紹介しましたが、締め切りの当日に滑り込みでエントリーシートが完成するケースも、時にはあるでしょう。せっかく、締め切り当日に何とか完成させることができたエントリーシートですので、可能な限り締め切りに間に合わせたいものですよね。
締め切り当日に作成したエントリーシートを、締め切りに間に合わせることは可能なのでしょうか?続いては、その方法について考えていきたいと思います。
締め切り当日に完成したエントリーシート【1】:集配局
エントリーシートの締め切りが、「消印有効」であった場合、完成したのが当日であっても、場合によっては締め切りに間に合うかもしれません。郵便局が閉まっている時間帯であっても、24時間営業している集配局であれば、何とか間に合う可能性があります。
24時間営業の集配局は、存在しない地域も多いようですが、連絡先や住所を検索して、窓口までエントリーシートを持っていきましょう。そして、消印が締め切り日中のものになるよう、お願いしましょう。
時間帯や状況にもよりますが、締め切り日の消印を貰うことができれば、締め切りに間に合ったことになるります。
締め切り当日に完成したエントリーシート【2】:新特急郵便
では、締め切りが「必着」だった場合は、どうすれば良いのでしょうか?締め切りが「必着」で、その当日にエントリーシートが完成した場合は、もう間に合わないのでしょうか?結論から言うと、状況としてはかなり厳しいですが、間に合わせることが不可能なわけではありません。「新特級郵便」という郵送方法があり、こちらを利用すれば、締め切りに間に合わせることができる可能性もあるようです。
しかし、新特急郵便は、利用する際に必要な金額が高額です。
また、その他にもいくつかの利用条件を満たす必要があるので、気軽に利用できるものではないことは、覚えておきましょう。
締め切り当日に完成したエントリーシート【3】:直接持ち込む
集配局や新特急郵便でも間に合いそうにない場合や利用できなかった場合は、最終手段として、企業に自分で持ち込む方法が考えられます。企業の本社などが自宅から直接行くことができる場所にある場合、完成したエントリーシートを持って、自分で直接届けにいくのです。
しかし、企業側の方針によっては、そのような提出物は受け取らない可能性も考えられます。また、もし受け取ってもらえたとしても、評価としてはかなり悪いものになってしまう可能性も。計画性がないと思われたり、時間にルーズな印象を与えてしまう危険性があります。
時間切れ!エントリーシートの締め切りに間に合わない時の対処法
どんなに頑張っても、エントリーシートの締め切りに間に合わない場合もあるでしょう。もし、締め切りに間に合わなかった場合は、諦めるしかないのでしょうか?まだ締め切り前ではあるものの、時間や郵送の問題で締め切りに間に合わないことが確定している場合は、事前に採用担当者などに電話をして、締め切り後にエントリーシートを提出しても良いか、許可を得るのも1つの方法です。
その時点ですっぱり断られてしまう可能性もありますが、中には締め切り後の提出を認めてもらえる場合もあるようです。印象が悪くなるのは間違いありませんが、取り敢えずエントリーシートを提出できる可能性はあるでしょう。また、締め切りが完全に過ぎてしまった場合も、企業に電話連絡をし、締め切り後にエントリーシートを提出することになってしまったことに対する謝罪が重要です。この場合も、断られたり注意されたりする可能性はありますが、時には提出を認めてもらえることもあるようです。
締め切りギリギリは不利!エントリーシートの提出は計画的に
いかがでしたでしょうか?今回は、「エントリーシートの締め切り」をテーマにして、締め切りギリギリの提出の注意点や、締め切り当日でも間に合わせる方法、締め切り後にエントリーシートを提出する方法などをご紹介しました。基本的には、エントリーシートは締め切りに余裕を持って提出するようにしましょう。
締め切りに間に合わなければ、そもそも選考の対象から外れてしまいますし、締め切りに余裕を持って提出した方が、好印象に繋がる為です。ですが、複数の企業に応募をしたり、体調不良や私生活の問題があったりすると、どうしても締め切りにギリギリになってしまうこともあるでしょう。締め切りギリギリのエントリーシートの提出は、印象が悪くなる可能性が高く、選考で不利になる場合もあります。
しかし、それでもどうしても提出したい場合は、郵送方法を工夫したり、企業側に謝罪をしたりするなど、行動を起こしてみましょう。熱意や誠意が認められ、エントリーシートの提出を認めてもらえるかもしれませんよ!