リマインダーとは?
パソコン・スマホを使ったことのある人なら、リマインダーという言葉を目にする機会多いでしょう。しかし、普段はリマインダーという言葉の意味を考える機会はあまりないのではないでしょうか。
リマインダーは「何かを思い出させる品物や事柄」というのが元々の意味のため、広義の意味では、手書きの買い物メモなどもリマインダーと言えそうですが、現在リマインダーという言葉は元々のリマインダーの意味から派生して、主にパソコンやスマホのソフトウェアやアプリにおける「通知を用いて予定などを知らせるリマインダー機能」の意味で使われることが一般的です。
パソコンやスマホには予定を管理する機能としてtodoリストやカレンダーの予定なども充実していますが、それらとリマインダー機能を使い分ける意味も確認していきましょう。
リマインダーというカタカナ語の意味は英語から
リマインダーは英語でreminderですが、既にその意味は日本でカタカナ語の「リマインダー」として定着しています。reminderの元々の意味には「思い出させる物」、「記念品」、「備忘」などの意味があります。英語のreminderもカタカナ語のリマインダー同様「予定を通知する機能やサービス」という意味で使うことができます。
リマインドとの意味の違いは?
リマインドはリマインダーの動詞形のため、その意味は「思い出させる」となります。パソコンやスマホの「リマインダー機能」に予定などを登録することを「リマインドする」といいます。
備忘のために使われるソフトウェアとしてのリマインダーの意味
パソコン・スマホで見かけるリマインダー機能は、例えば電話する約束をしていたのに忘れていた、買い物を頼まれていたのに買ってくるのを忘れた、などの日常生活やビジネスでよくありがちなミスを防ぐことができる便利な機能のことを意味します。
「リマインダー機能」は、パソコンやスマホに基本機能としてあらかじめ搭載されていることも多いですが、自分で気に入ったリマインダーのソフトウェアやアプリをダウンロードすることで使うこともできます。
リマインダー機能の基本
「リマインダー機能」は、パソコンやスマホで前もって、のちのち思い出さなければならないことを入力しておくことで、メールやアラームなどのさまざまな方法で予定を通知してくれる機能のことを意味します。アプリによっては音声入力によって予定内容を打ち込まずに登録もできます。
予定を通知するリマインダー
最もよく知られたリマインダーの役割は予定を通知することです。リマインダーを活用することはビジネスと日常生活で頭を切り替えることや、ルーチンワークを機械的に習慣化したいときなどに役に立ちます。たとえオフの日は仕事のことをきっぱり忘れても、リマインダーを設定しておけば仕事の時にすぐさま思い出すことができます。
パスワードリマインダーとはどんな意味?
リマインダーには「パスワードリマインダー」と呼ばれるものもあります。現在、多くのウェブサービスでIDやパスワードの入力が求められますが、パスワードをうっかり忘れてしまい困ったことはありませんか?そうした時に使う意味があるのがパスワードリマインダーです。
いわゆる「秘密の質問」などもこれにあたります。秘密の質問は万一パスワードを忘れてしまった時のために、あらかじめ利用者側が設定しておくものです。生年月日や電話番号などと併せてパスワードを忘れた際の本人確認によく使われます。秘密の質問は「母親の旧姓」、「好きな食べ物」など、できる限り利用者本人以外にはわかりづらい質問内容を設定します。
代表的なリマインダー・ブラウザ編
ビジネスで使うリマインダーはパソコンとスマホなど複数端末で同期できるリマインダーが便利です。リマインダーはいつでもどこでも登録できるということが非常に意味を持つ機能なので、パソコンのブラウザ上でも使え、パソコン・スマホで同期ができるリマインダーアプリをご紹介します。
当記事でご紹介するサービスはブラウザ上のサービスのため、スマホアプリと同期するためにはそれぞれのサイトでアカウント登録が必要になります。
Googleカレンダーのリマインダー
Googleカレンダーには予定のリマインダー機能があります。googleカレンダーは通常の予定に通知をつけることもできますが、あえてリマインダーを使う意味とはなんでしょうか。リマインダーは、予定よりもシンプルに通知内容、日時、繰り返しをさっと入力できるようになっているのが魅力です。
ブラウザ版のGoogleカレンダーはtodoリストとリマインダーのどちらの機能を使うか選べるようになっています。todoリストはいわゆる「やることリスト」で予定の未完了・完了を管理したい時に使うツールです。それに対してリマインダーは予定の始まりを管理することに特化しています。スマホ版Googleカレンダーはtodoリストに対応していないので、スマホと共有して使いたい場合はリマインダーを使いましょう。
リメンバーザミルク
リメンバーザミルクは無料で使える(一部追加有料機能あり)タスク管理サービスです。リマインダーなどさまざまな機能がついた高機能なtodoリストとして利用することができます。公式サイトは英語表記ですが、サービス自体は日本語対応しています。リメンバーザミルクのサイトから「今すぐ登録」をクリックすることで利用ができます。
ブラウザ版ではGoogleアカウントやfacebookのアカウントを使って簡単に登録ができます。無料版でもスマホとの共有はもちろん、優先度の設定や細かいリスト分けができるなど、リマインダーとしてもtodoリストとしても使える高機能なサービスになっています。
アラームアプリをリマインダーとして利用
高機能なアラームアプリなら、アラーム名に内容を入力することでリマインダーとして使うこともできます。アラームアプリをリマインダーとして使う利点は通知音を自分の好きな音楽に変えたり、通知音量を変更したりできることです。高機能なアプリはアラームごとにバイブのみの設定もできるので、電車内などで通知音をうっかり鳴らしたくない時にも便利です。
スマホ版Googleカレンダーにリマインダーを追加する方法
Androidスマホには初期状態でプリセット済みのGoogleカレンダーにリマインダーを追加する方法をご紹介していきます。
Googleカレンダーを開くと、右下に赤いプラスマークがあります。プラスマークをタップするとリマインダーという項目が表示されるので、さらにタップするとリマインダーの登録画面になります。
Androidスマホから音声入力することもできます。例えば、「リマインダーを設定する」と発音したあとに、「明日の10時に会議」とスマホに向かって発音するだけでリマインダーを設定することができます。打ち込まなくてもスムーズに設定でき登録が快適です。
OS別リマインダーアプリの特徴
リマインダーアプリはどのように使っていきたいかで適しているアプリが変わります。思いついた時にいつでもサクサク入力したい人には最低限の機能でシンプルなデザインのリマインダーを使うのをおすすめします。他の人とリマインダーを共有したり、大量に作成したリマインダーを細かく整理したいという人は高機能なリマインダーを使うとよいでしょう。
Androidのリマインダーアプリ
AndroidはPlayストアからさまざまなリマインダーアプリをダウンロードできます。キャラクター柄などデザインを重視したアプリや、習慣化に特化したアプリなど、使う人のニーズに合わせた特徴的なアプリが提供されているのがAndroidのリマインダーアプリの特徴です。リマインダーの内容をウィジェットとしてホーム画面に設置することができるのもAndroidスマホの特徴です。
iPhoneのリマインダーアプリ
iphoneにあらかじめ入っているリマインダーアプリもありますが、App Storeでアプリを追加することもできます。iPhoneの洗練されたインターフェースに合わせたアプリが多数あります。
基本機能として入っているリマインダーも優先度の設定や項目別にリスト分けができるなど、表示はあくまでシンプルながら意外と細かく設定できるようになっています。App Storeのリマインダーには基本機能のリマインダーと同期できるアプリもあるので、状況によって使い分けるのもおすすめです。
リマインダーを使いこなそう
リマインダーの意味や使い方の記事、いかがでしたでしょうか。リマインダーは通常の予定と違い、優先度やリストの入れ替えなどができるなどの機能を使いこなしてこそ、使う意味が生まれてきます。
リマインダーは日常生活での習慣化に役立ち、ビジネスでの仕事のもれを防ぐことができます。何かやることができ次第、都度リマインダーに入力するくせをつけておけば、頭の中に留めておかなくて済みますので、行動を効率化できます。ぜひ使ってみてください。