ビジネスでも使えるアイスブレイクゲーム22選|ポイント4つ

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アイスブレイクゲームとは

アイスブレイクゲームとは、会議や研修などの人が集まる場で、緊張した硬い空気を解きほぐすために行うゲームです。場の雰囲気を和ませ、集まった人同士のコミュニケーションを促進する効果があり、会議やプレゼンで潤滑油のような役割を果たしてくれます。

アイスブレイクゲームを上手く活用すれば、社内外の人と良好なコミュニケーションを築くこともでき、近年ビジネスマンの間で話題になっています。

アイスブレイクゲームを活用できる場面とは?

アイスブレイクゲームは、会議や研修など、初対面同士の人が集まるさまざまな場面で活用できます。参加者全員でアイスブレイクゲームを行うことで、参加者の緊張をときほぐし、その後のプログラムをスムーズに進めることができます。

アイスブレイクゲームは、営業活動やプレゼンの場面でも効果的で、相手に話を肯定的に聞いてもらいやすくなります。

ビジネスでも使える!アイスブレイクゲーム22選

アイスブレイクゲームは、状況や参加者の年代によって、ゲームの種類を変える必要があります。ビジネスシーンでのアイスブレイクゲームは、その場の空気がほぐれれば十分なので、自己紹介系などの簡単にできるゲームがおすすめです。

今回は、ビジネスでも使える、おすすめのアイスブレイクゲーム22選を紹介します。

1:積木自己紹介

「積木自己紹介」は、自分の前に自己紹介をした人の名前を、全て言ってから自己紹介するゲームです。最初の人が自己紹介をし、2番目の人は、1番目の人の名前を言ってから自己紹介をします。3番目の人は、1番目と2番目の人の名前を言ってから自己紹介をします。

初対面同士で名前を覚えるのに効果的なアイスブレイクゲームで、普通に名前を覚えるよりも、より確実に相手の名前を記憶することができます。

2:他己紹介

「他己紹介」は、自己紹介とは異なり、他人のことを紹介するゲームです。まず、2人でペアを組み、互いにインタビューし合います。その後、参加者全員の前で、インタビューした人のことを紹介します。

インタビューでは、質問された相手が答えやすいよう、当たり障りのない質問から始めるのがおすすめです。相手から話し出さない限り、マイナスの質問は避け、なるべくプラスの質問をするようにしましょう。

3:実は自己紹介

「実は自己紹介」は、顔見知りの相手との距離を縮めたいときにおすすめのアイスブレイクゲームです。ゲーム内容はとても簡単で、参加者に普通に自己紹介をしてもらい、自己紹介の中で「実は…」で始まる一言を入れてもらいます。

普通に自己紹介をするよりも、参加者の集中度が高まりやすくなり、意外な自己紹介が飛び出すなど、笑いも起こりやすくなります。

4:サイコロ自己紹介

「サイコロ自己紹介」は、サイコロを降って順番に自己紹介をしていくゲームです。はじめに簡単な自己紹介をし、自己紹介が終わったらサイコロを振ります。

サイコロには質問が書いてあり、出た目の質問に答えます。質問の内容は自由に決めることができ、恥ずかしい話や恋愛の話など、いろいろな話を聞くことができます。

5:肩上げて下げて

「肩上げて下げて」は、参加者の1人が声をかける役に回り、その人の掛け声に合わせて肩を上げ下げするゲームです。掛け声に引っかけや、難易度の高い指示を入れるなど、旗揚げゲームと同じ感覚で遊ぶことができます。

参加者の緊張をほぐす効果があり、実地のタイミングを選びやすいアイスブレイクゲームです。

6:足じゃんけん

「足じゃんけん」は、その名のとおり、足でじゃんけんをするゲームです。掛け声にあわせて、足先で「ぐー」「ちょき」「ぱー」を表してじゃんけんを行います。会議や研究会で、発表の順番を決める際などに役立ちます。

普通のじゃんけんとは違い、身体を動かすことができるので、運動不足が気になる人にはおすすめのアイスブレイクゲームです。

7:後出しじゃんけん

「後出しじゃんけん」は、最初に普通のじゃんけんを行い、その後の後出しじゃんけんでわざと負けてもらうルールのゲームです。2人組になって行う場合は、先攻と後攻を決め、後攻の人が3回連続で負けることができたら交代します。

相手との距離を縮めたい時や、場を盛り上げたい時に効果的なアイスブレイクゲームで、思考力や発想力のトレーニングにもなります。

8:バースデーライン

「バースデーライン」は、自分の誕生日を、言葉を発さずに身振り手振りで伝えるゲームです。誕生日を伝えたら、参加者全員で誕生日の早い順に並び、最期尾の人から順番に誕生日を言ってもらいます。

言葉を使わずにコミュニケーションをとるので、参加者同士に親近感や一体感が生まれ、相手の緊張をほぐすことができます。

9:指体操

「指体操」は、左右の手で指体操を行うゲームです。握った両手を前に出し、一方の手で親指を立て、もう一方の手で小指を出します。

その後、リズムをつけて、左右交互に親指と小指を、同じタイミングで出したり引っこめたりします。会議の前のウォーミングアップに効果的なゲームで、アイスブレイクと脳の運動を同時に行うことができます。

10:聖徳太子ゲーム

「聖徳太子ゲーム」は、聖徳太子のように、同時に複数人の人の言葉を聞き分けるゲームです。ゲームでは聖徳太子役を1人決め、聖徳太子以外の人は同じ文字数の違う言葉を、同時に発言します。

聖徳太子役の人は、一斉に発言された言葉を聞き取り、それぞれ何を言ったかを当てます。場の空気を盛り上げるのに効果的なアイスブレイクゲームで、研修など大勢の参加者が集まるシーンににおすすめです。

11:嘘はどれでしょうゲーム

「嘘はどれでしょうゲーム」は、自分についての4つの情報の中に、1つの嘘を入れて自己紹介し、聞き手に4つのうちどれが嘘の情報かを当ててもらうゲームです。

聞き手は自己紹介のなかで、どれが嘘の情報なのかを考えるので、相手のプロフィールが経験的な記憶として、記憶に残りやすくなります。

12:GOOD&NEW

「GOOD&NEW」は、24時間以内にあった「よかったこと」や「新しい発見」について、1人ずつ話していくゲームです。米国の教育学者であるピーター・クラインが提唱したアイスブレイクで、ポジティブな思考を促し、会議などの活性化につながる効果があります。

アイスブレイクだけでなく、組織やチームの活性化手法としてもおすすめです。

13:ヒーローインタビュー

「ヒーローインタビュー」は、2人でペアを作り、聞き手が話し手に「自分が一番活躍したとき」のことをインタビューするゲームです。聞き手側は、MVPへのヒーローインタビューのように、話をどんどん盛り上げて、相手から成功体験を聞き出します。

ひととおりインタビューしたら、聞き手と話し手を交代し、同じようにインタビューします。場の空気を盛り上げるのに効果的で、相手の緊張をほぐすことができます。

14:部屋の四隅

「部屋の四隅」は、部屋の四隅に「はい」「いいえ」「ときどき」「わからない」の紙を貼っておき、質問に対して自分が思う場所に移動するゲームです。全員が移動し終えたら、各コーナーの人になぜそう思うのか意見を聞き、これを複数回繰り返します。

このアイスブレイクゲームでは、お互いの共通点や、考え方の特徴に気づくことができ、その後に続く議論への導入として使うこともできます。

15:人間知恵の輪

「人間知恵の輪」は、参加者全員で手をつないで、大きな知恵の輪を作り、それを自分たちで手を離さないようにほどいていくゲームです。

手を離さずに、知恵の輪をほどいていくためには、参加者全員が協力する必要があり、自然に相手との会話が生まれます。また、手をつないで行うアイスブレイクゲームなので、参加者同士の距離が自然と近くなります。

16:もし○○だったら?

「もし○○だったら?」は、「もし〇〇だったらどうするか」というテーマに対し、参加者が真剣に考えるゲームです。テーマの内容は自由に設定でき、「もし地球が明日で滅びたら」や「もし宝くじが当たったら」など、現実離れしたシチュエーションのテーマを出すこともできます。

17:1分時計

「1分時計」は、参加者に目をつぶってもらい、1分を数えてもらうゲームです。最初に進行役が10秒数え、進行役の合図以降は、参加者に心の中で1分を数えてもらいます。進行役は、1分経過した時点でそれを参加者に伝え、参加者全員に目を開けてもらいます。

人の時間間隔を見ることができるアイスブレイクゲームで、参加者に時間管理について意識させることもできます。

18:はんぺん

「はんぺん」は、2人でペアを作り、1人が右手、1人が左手でペンを支えながら、落とさないようにひっくり返すゲームです。ペン1つで簡単にできるアイスブレイクゲームで、大人数で円になってやると、より場を盛り上げることができます。

19:一筆リレー

「一筆リレー」は、テーマの絵をリレー方式で、一筆書きしてもらうゲームです。

参加者に4人以上のチームを作ってもらい、1列に並んでもらったら、列の一番後ろ以外の人にテーマを見せます。テーマを見た人は、1番前から順番に、一筆書きでテーマの絵を描けるところまで描き、後ろの人にパスしていきます。

列の最後の人は、なんのテーマの絵なのかを当てます。参加者同士で一体感を得ることができ、場がかなり盛り上がります。

20:連想ゲーム

「連想ゲーム」は、マジカルバナナのように、キーワードからどんどん連想していくゲームです。最初のキーワードが「バナナ」だった場合、「バナナは黄色い」「黄色いはレモン」「レモンは…」というように連想していきます。

キーワードに縛りを追加したルールなどに変更すれば、よりゲームの楽しみ方を広げることができます。

21:爆弾ゲーム

「爆弾ゲーム」は、隣の人とじゃんけんをし、じゃんけんに勝った相手に爆弾を渡していくゲームです。

ゲームではまず、参加者に内向きの円になって座ってもらいます。その後、参加者の2人に爆弾を渡し、爆弾を渡された人は隣の人の肩を叩いて、自分が勝つまで隣の人とじゃんけんします。

じゃんけんに負けた人は、勝った人から爆弾をもらいます。これを続けて行い、爆弾が2つ揃った人が負けになります。

22:ペーパータワー

「ペーパータワー」は、チーム対抗でなるべく高く紙のタワーを作るゲームです。1チーム2名以上で行い、1チームに付き30枚のA4用紙を配布します。5分間のシンキングタイムの後、制限時間内に紙以外の道具を使わずにタワーを作ります。

最も高いタワーを作ったチームが勝利となり、ゲーム後はチームで反省点を振り返ります。初対面同士のコミュニケーションを促すゲームで、ゲームを通して相手と打ち解けることができます。

アイスブレイクゲームをするときのポイント4つ

アイスブレイクゲームをビジネスで試してみたいけれど、導入することに不安を感じるという人も多いのではないでしょうか。

アイスブレイクゲームを成功させるには、事前準備や人間関係の配慮、アイスブレイクゲームを行う目的を明確にするなど、いくつかのポイントを抑える必要があります。今回は、アイスブレイクゲームをするときのポイント4つを紹介します。

1:アイスブレイクゲームを目的にしない

アイスブレイクゲームの役割は、会議や研修などをスムーズに行えるようにすることです。アイスブレイクゲームを行うことが目的になってしまうと、本題である会議や研修から逸れてしまいます。

アイスブレイクゲームが、ただの雑談目的やお遊びにならないように、アイスブレイクゲームを行う意図を理解しておく必要があります。

2:アイスブレイクゲームの進行は平等に

アイスブレイクゲームで空気を和ませるには、司会役のリードの仕方が重要になってきます。アイスブレイクゲームで誰かを無視したり、話を遮ったりしてしまうと、場の空気をかえって悪くしてしまいます。

アイスブレイクゲームを進行する際は、参加者全員の発言を平等に聞き取り、皆で楽しめる雰囲気を心がけることが必要です。

3:アイスブレイクゲームが失敗した時のことを考えておく

アイスブレイクゲームは、一般的には失敗が少なく、多かれ少なかれ場の空気を和らげることができます。しかし、集まっている人や、ゲームの展開によっては、アイスブレイクが失敗し、かえって場の空気が悪くなってしまう可能性もあります。

アイスブレイクゲームをやる時は、別のアイスブレイクも用意しておくなど、アイスブレイクゲームが失敗した時の対策を考えておくのがおすすめです。

4:参加者の人数を把握しておく

アイスブレイクゲームは、参加者の人数によって向き不向きがあります。少人数のときは、自己紹介やトーク系のアイスブレイクゲームが向いています。

大人数のときなら、ゲーム性があって、一体感が生まれやすいアイスブレイクゲームが向いています。アイスブレイクゲームを行うときは、事前に参加者の人数を把握し、その人数に合ったゲームを選ぶのがおすすめです。

アイスブレイクゲームでコミュニケーションを円滑に

アイスブレイクゲームは、会議や研修の潤滑剤など、ビジネスにおいてとても重要な役割を果たしてくれます。アイスブレイクゲームを上手く活用できれば、良好な人間関係を形成するのにも役立ち、会議の招集や調整役などもスムーズに進めることができます。

ビジネスのシーンで、人とのコミュニケーションを円滑にしたいときは、アイスブレイクゲームを積極的に取り入れるのがおすすめです。

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