なぜ仕事の持ち帰りが多くなるのか
家に帰って来たらすぐに簡単な着替えだけ済ませ、何やらごそごそ仕事をしている人はいませんか。ご飯ができているのに子供も奥さんもほったらかしで仕事をし、何度目かの呼びかけでやっとご飯を食べに来たけれど、まだ何かを読んでいたり話しかけても上の空だったりという人がいます。
仕事が多いのはわかるけど、何とかならないのという不満の声もあがってしまいます。どうして仕事の持ち帰りが多くなってしまうのでしょうか。
業務効率が悪いから
仕事を持ち帰る人に多いのが、業務効率が悪いという事です。職場でどんな仕事をしているのか定かではありませんが、メリハリもなくだらだらと仕事をしていては終わるものも終わりません。家に持ち帰りをしてやればいいやという軽い考えがある人が多い職場である可能性もあります。
持ち帰りはしないという強い意志を持って仕事に臨めば、自然とメリハリがついてくる場合もあります。職場の意識を変えることから始めましょう。
予想外の業務が増えるから
仕事ができる人でも今やっている仕事の10倍の仕事を与えられたら、持ち帰りせざるを得ないどころか、会社に寝泊まりしなければいかなくなる可能性があります。また職場によっては、帰宅しようとしたら新しい仕事を持ってくる上司や先輩がいる場合もあります。
帰宅モードになっているのに仕事したくない時は、持ち帰りせざるを得ないこともあり、そんな仕事に限って持ち帰って翌日には終わらせないといけない場合もあります。
事務作業が日中にできないから
外回りが多い会社によくありますが、事務仕事を専門でするスタッフがいないため事務作業が全く終わっていないことがあります。事務作業のほとんどが当日中に報告書などを提出しなければいけない場合もあり、持ち帰りせざるを得ないと言う人もいます。
会社のシステム自体がおかしい場合もありますので、持ち帰りをしなくていいように交代で事務作業の担当者を決める事を提案するなどの方法があります。
会議が長いから
業績の良い会社は、会議も短時間でサッと終わる傾向があります。何のための会議かわからないけどいつの間にか半日以上時間を取られていたという場合もあります。サッと終わる会議であれば問題ありませんが、長引く会議になってしまった場合、本来やるべき仕事ができなくなってしまいます。結果、仕事を持ち帰りすることになってしまいます。
外出が多いから
外出の仕事として取引先の人と会ったり、仕事ではなく休憩や息抜きもかねて外出し時間をつぶす場合などがあります。本来なら休憩や息抜きしている人に仕事が来ることは少ないのですが、その人しかできない仕事であった場合など時間によっては仕事を持ち帰りせざるを得なくなります。
仕事によっては内勤業務の人が外出や出張が多く、たまたまその日に内勤の仕事が多かったので持ち帰りをする場合もあります。
IT環境が整っていないから
アナログとデジタルでは情報処理のスピードが違います。しかし、会社によっては今だにアナログで情報処理をしている場合もあります。IT環境が整う事でいままで持ち帰りで作業していたことが仕事の時間内で終わることもあります。また、アナログの会社でIT設備を整えたけれど使い方がわからず、マニュアルを持ち帰りで勉強する人もいます。
仕事の持ち帰りがダメな理由5つ
仕事を持ち帰りすると、自分が仕事をしていると考える人もいます。実際に仕事を持ち帰りした場合、仕事の効率はどうなのでしょうか。
本来であれば、仕事は就業時間にきちんと終わらせなければいけません。それが終わらないから持ち帰りをしていると言うならば、仕事ができていないという事になります。こちらでは仕事の持ち帰りがダメな理由を5つご紹介します。
仕事の持ち帰りがダメな理由1:効率が落ちる
仕事の持ち帰りがダメな理由の1つ目として、仕事の効率が落ちます。人間の集中時間はかなり短く、普通の就業時間内でも何度か休憩を入れなければ集中できないほどです。
持ち帰りをしてしまうと、自宅で仕事をするという事になりテレビや漫画など誘惑されることがいっぱいです。家庭を持っている場合は、子供の相手をしなければいけない事もあります。職場以上に集中力がなくなってしまいます。
仕事の持ち帰りがダメな理由2:会社での効率も落ちる
仕事を持ち帰りすることを前提にしてしまうと、会社でここまでやっておけばいいという考え方になり、本来終わらせなければいけない事まで終わっていないということがあります。持ち帰りをして終わればなんとかなるでしょうが、自宅でも終わらない場合には悪循環になり、翌日の会社での効率も悪くなってしまいます。
仕事の持ち帰りがダメな理由3:ミスが多くなる
仕事の持ち帰りをするという事は、仕事に従事する時間が長くなるという事です。好きな仕事をしていたり、空気を吸うような感覚で仕事をしている人なら別として、普通に仕事をしている人であれば長時間勤務を続ければどこかでミスを起こしてしまいます。さらに疲労もたまりますので、ミスがミスを呼んでしまいます。
仕事の持ち帰りがダメな理由4:機密情報が漏れるリスクが高まる
仕事によってはですが、機密情報を持っている場合があります。また、そういう仕事ほど時間がかかり担当者も自宅に持ち帰っていろいろと考察したくなります。しかし、持ち帰りをしてしまうと気分転換で立ち寄った場所に重要な機密情報を忘れてしまうことや、ついどこかでお酒を飲んで喋ってしまうということがないとは言えません。
会社の機密情報は会社内で管理するようにした方が、情報漏洩のリスクが少なくなります。
仕事の持ち帰りがダメな理由5:会社によっては社内規定違反になる場合も
そもそも会社自体は仕事の持ち帰りを禁止しているのに、自分が納得いかないからと自宅に持ち帰りをする人もいます。持ち帰りをしてでも、仕事をきちんと終わらせるようにという厳しい会社もあります。しかし、こればかりは会社次第です。会社うんぬんもありますが、まずは持ち帰りをせずにすむ仕事プランを立ててみましょう。
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仕事の持ち帰りがなくなってできること
仕事を持ち帰らなければ終わらないと考えてしまう人もいますが、持ち帰りをしないことでできるようになることもあります。仕事をおろそかにするのはいけませんが、持ち帰りをしてまでしなければいけない仕事には何らかの原因があります。持ち帰りをしてなんとか終わらせるのではなく、仕事そのものの改善を視野に入れてみるのも1つの方法です。
家族との時間の確保
仕事の持ち帰りをしなくなれば、家族との時間を確保できるようになります。亭主元気で留守がいいと言う言葉があるように、いきなり仕事を持ち帰らなくなっても家族が戸惑う場合もあります。しかし、少しづつ歩み寄ることで家族とのコミュニケーションが取れる可能性があります。
趣味の時間の確保
仕事の持ち帰りをしないことで、趣味の時間を確保できます。いままでやってみたかったけど持ち帰りで仕事をしていたためにできなかったことや、これからやろうとしていることに対して、前向きな気持ちを持つことができるようになります。
スキルアップ
いままで持ち帰りで仕事をしていたのが、持ち帰らないでも会社で終わらせることができるようになった場合、それは間違いなくスキルアップです。自分の仕事に対する向き合い方が変わり、効率が良くなったという証拠でもあります。
心に余裕を持てる
持ち帰りをしなくても仕事を終わらせられるようになれば、心に余裕ができます。いままでは仕事に追われて、それでも終わらなかったため持ち帰っていたのが仕事時間内で終わるようになります。効率も良くなっていますし流れもつかめてきますので、仕事そのものにも余裕ができます。
食事をゆったり取れる
仕事を持ち帰りしなければ、自宅に帰って仕事をする必要がありません。ゆったりと食事することができます。場合によっては、いままでできなかった手の込んだ料理に挑戦することもできます。
仕事の持ち帰りはやめよう
仕事を持ち帰ってしまうと、自宅にいてもずっと仕事をしている気分になりストレスが溜まってしまいます。発散できれば良いですが、持ち帰るほどの仕事ですからそんな余裕もなくなってしまいます。
思い切って持ち帰りそのものをやめてしまいましょう。仕事を終わらせなければいけないと追い詰められるのではなく、明日会社に行けばなんとかなるという軽い気持ちを持つことも大切です。