ヘリウムリングとは
ヘリウムリングとは、チームビルディングゲームのひとつです。
チームビルディングゲームとは、チームを構築するために行うゲームです。ヘリウムリングを通じて皆の心が一体となり、チームワークが構築されます。
ヘリウムリングとはたいへん有名なチームビルディングゲームで、利き手の第一関節でフラフープを皆で持ち上げ、地面に置くゲームです。皆で一つのことを達成することで連帯感を高め、チームワークを培うことができます。
ヘリウムリングのルール
ヘリウムリングのルールは簡単です。
ヘリウムリングは1チーム6〜10名で行ないます。少人数の方が簡単なゲームです。1つのチームで1つのフラフープを囲み、皆の利き手の人差し指の第一関節に乗せます。フラフープを皆で地面に置くことができたらヘリウムリングは終わりです。
ヘリウムリングは5分以内にやり終えるのがルールです。誰かの指が離れるもしくは誰かの第一関節がフラフープを離れたら、同じ高さからやり直します。
ヘリウムリングから得られること
ヘリウムリングから得られることは連帯感から生まれるチームワークです。
ヘリウムリングは背の高さが違う人間同士が力を合わせてフラフープを下まで下ろすゲームです。思いやりや力加減など簡単ですがチームワークが必要なゲームです。ヘリウムリングをくりかえすことで人々が連帯感と他人への思いやりの心を学んでいきます。
ヘリウムリングを行う内に自然にリーダー・サブリーダーが現れ、チームを混乱から統一へと結びつけます。
タックマンモデルという理論を現実にする
ヘリウムリングは、タックマンモデルという理論を現実にします。
タックマンモデルとは、タックマンという心理学者が作成したモデルで、組織の進化を5コに分けていることが特徴です。タックマンモデルの5コの進化の過程をご紹介していきます。
1:形成期
タックマンモデルの形成期とは、メンバーが決定したばかりで、お互いのことをまだ知らない状態のときです。
チームとしての自覚がまだなく、共通の目的も定まらない状態です。この時期にチームが協力して行う、ヘリウムリングのような短時間でできるゲームを行うと団結力が増していきます。
2:混乱期
タックマンモデルの混乱期は、チームの目的や目標に対する意見の食い違いや、人間関係や具体的な業務の進め方について対立が生まれるてチーム内が混乱している時期です。
団結力のあるチーム作りを進めていく上で、対立や混乱は避けられません。また、成果が出せるチームを形成していくためには、混乱期が必要であると考えられています。
この時期に不満や意見を吐露しておかないと、後に本当のチームワークは得られません。
3:統一期
タックマンモデルの統一期 とは、チームの目的や業務の進め方、メンバーの役割が統一・共有されている状態のときです。
タックマンモデルの統一期にはリーダーが現れます。混乱しているチーム内でさまざまな人々の意見を聞き入れ、統一して目標・目的を正しく定めていく取りまとめ役です。業務の進め方の統一、役割分担の明確化などがリーダーにより行われていきます。
統一期は、チームワークよりもリーダーシップが重要です。
4:機能期
タックマンモデルの機能期とは、チームに結束力や連動性が生まれはじめて互いにサポートができるようになり、チームとしての成果が出始める時期です 。
タックマンモデルの機能期は、各自が役割分担をきちんと果たすことができるようになります。情報を共有して、自然に相互サポートが形成されていく時期でもあります。
チームワークを維持するために、ヘリウムリングなどのチームビルディングゲームなどがおすすめです。
5:散会期
タックマンモデルの散会期とは、プロジェクトの終了やメンバーの異動・退職などが起こりチーム関係が終結する時期です。
タックマンモデルの散会期とは、メンバーにそれぞれの目標ができ始めて、チーム内のやりたいことにずれが生じる時期です。メンバーが個々にチームを持つなどの、独立が決行される時期でもあります。
メンバーがそれぞれに成長をしてチームから巣立っていく、別れの時期でもあります。
あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
名刺が多すぎて管理できない…社員が個人で管理していて有効活用ができていない…そんな悩みは「連絡とれるくん」で解決しましょう!まずはこちらからお気軽に資料請求してみてください。
その他おすすめのチームビルディングゲーム5選
ヘリウムリング以外のおすすめのチームビルディングゲーム5選をご紹介していきます。
企業研修や、組合、一般社団法人などでの研修会では、チームビルディングゲームの実施がよく行なわれています。アクティブにチームで行動することにより、団結力が生まれることを目的としています。
それでは、いろいろなチームビルディングゲームのやり方を詳しく見ていきましょう。
1:アイスブレーキング
アイスブレーキングとは氷を壊すという意味で、決まったルールややり方はありません。
アイスブレーキングが効果的に使われているのは、ミーティングや会議・プレゼンテーション・研修・セミナーなど、大勢の人々が集まって今後を決定する、大切な話し合いが行われるときです。
特に初対面同士の自己紹介などで、冗談などでアイスブレーキングを行うと、緊張がほぐれて一気に親しみが湧きます。
2:ワープスピード
おすすめのチームビルディングゲームにワープスピードがあります。
まずはみんなで輪を作り、スタートの人を決めてから用意したボールをみんなで渡し合うゲームです。スタートの人がボールを持ち、誰かに投げます。ボールを受け取った人は、今度は別の誰かにボールを渡します。同じ人にはボールを渡さないようにして、その動作を繰り返していきます。スタートの人にボールが戻ったらゲーム終了です。
3:フープリレー
フープリレーは、8から50人で、いかに早くフラフープをくぐれるのかを競うゲームです。
最終的に全員で参加して行うゲームで、チーム全体の達成感が得られるチームビルディングゲームです。
4:ディインヒビタイザー
ディインヒビタイザーとは、心のバリアを取る・安心感を育むゲームです。
ゲームの中で失敗したり恥ずかしい動作をすることで笑いが起こり、互いの緊張がほぐれてチーム間の距離が縮まって団結力が固まります。
5:トラストフォール
おすすめのチームビルディングゲームにトラストフォールがあります。
ペアになり倒れる人と支える人を決めて、倒れてくる人を支えて信頼感や連帯感を結んでいくゲームです。
ヘリウムリングにはメリットがたくさん!
ヘリウムリングにはメリットがたくさんあります。
ヘリウムリングは皆との連帯感を培うことができる、画期的なチームビルディングゲームです。研修やセミナーで取り入れて、仕事の活性化に役立てていきましょう。