クラウドとは?
クラウドとは、ユーザーがサービスを必要な時に必要な分だけ利用できるインターネットのシステムの総称です。
ハードウェアやソフトウェアなど、サービスの利用に必要となるプログラムのインストールをしなくても利用できるのが大きな特徴となっています。
ちなみにインターネット(雲)の向こう側のサービスを利用していることから、「クラウド」という名前が付けられるようになったという由来があります。
クラウドCRMとは?
クラウドが利用できるサービスのひとつとして、社名や所在地の基本情報、受注実績や売上金額など顧客情報を一元管理できるシステム「CRM」があります。
このCRMを導入することで、顧客に関する全ての細かい情報を一度に管理でき、必要な時にすぐに確認もできるため、業務が一気にスムーズとなります。
そして、そのクラウドCRMは、インターネットを使うことができる環境であれば導入することができます。
オンプレミス型とクラウドCRMの違い
クラウドCRMと似たタイプとしてオンプレミス型CRMがあり、こちらは物理的なサーバーを自社で購入・設置・管理して利用するものとなっています。
クラウドCRMに比べると導入にあたっての費用や期間が多く必要となりますが、サーバーを購入して導入することでカスタマイズ性が高いという利点があります。
しかし最近ではセキュリティの向上や企業の活動方針の変化などで、クラウドCRMが主流となりつつあります。
特徴や利用料金を知ろう!クラウドCRM10選
こちらに紹介するクラウドCRMは、数あるものの中でもおすすめできる10個を厳選しています。
その10個のクラウドCRMごとの特徴や利用料金についても紹介していますので、何を選べばいいかわからないでいる方は、参考として役立ててください。
クラウドCRM1:Zoho CRM
全世界で5万社に利用されているクラウドCRMで、人工知能による対話型の業務サポートが有名となっています。
音声会話やチャットで確認したい内容がAIによって記録され、即座に返答されるので、確認などに時間を割くことなくスムーズに営業活動を進められます。
そして料金は月額1440円から2400円と非常に安く、誰にでもおすすめできる値段となっています
クラウドCRM2:Microsoft Dynamics CRM
情報を1箇所にまとめ、時と場所を選ばずにその情報を顧客に提供することを目的に掲げているクラウドCRMです。
そして7つの機能別のアプリを連携することで、長期間に渡ってより多くの顧客に向けたサービスを展開し、従業員もより効率的な業務を行えるようになっています。
さらに料金も月額4600円と比較的安い部類であり、利用料金を抑えて効率化を図りたい方にはおすすめできます。
クラウドCRM3:Sales Force Assistant
顧客情報や商談履歴を管理し、なおかつ支店や本社など複数ある会社の情報を紐付けて登録して提供することを主としたクラウドCRMです。
名刺情報もデータ化して管理し、社内での情報共有を促進することで、最適なマーケティング活動やタイムリーな営業広告を実現できるようにしてくれます。
料金は月額で9000円から18000円前後とやや高めですが、効率化を図るにはあえて受け入れるのも手でしょう。
クラウドCRM4:ネクストSFA
営業の場面での使いやすさにこだわりを持つクラウドCRMで、案件カードによる直感的な操作、細かい情報を入れやすいアプローチリストや対応履歴が特徴となっています。
こうした操作のしやすさで個人の業務はもちろん、他部署との情報共有などもスムーズに行えるのが魅力です。
そして基本利用料は月に5万円で、ユーザーの場合は月に4000円となっており、こちらに余裕があるならぜひとも導入したいものとなっています。
クラウドCRM5:ちきゅう
中小企業向けに開発されたクラウドCRMで、必要な機能が揃っているのが特徴であり魅力となっています。
画面と基本操作はとことんシンプルで、クラウドCRMも含めたシステム初心者でも使いやすく、システム専任担当者を用意する必要もありません。
さらに価格も月に1480円とかなりの低価格で、クラウドCRMで迷ったらまずこちらにしても問題はありません。
クラウドCRM6:FlexCRM
機能の数が豊富で、その中から必要なものだけを選んでカスタマイズし、利用することができるクラウドCRMです。
さらにテンプレートとして、既にカスタマイズされたものも業種ごとに用意されているのも便利な点です。
こうした使いやすさだけでなく、料金も月額で1ユーザーにつき1500円と安価なので、全体的におすすめできるクラウドCRMと言えます。
クラウドCRM7:JUST.SFA
「営業組織を強くする」ことを方針に掲げ、営業における見込み状況の集計や月の着地予測の算出などの支援を主な目的として機能し続けているクラウドCRMです。
さらに次のアクションプランまでも計画してくれるので、業務を全体的にスムーズにしてくれるようになっています。
料金についても月に1500円から3000円と非常にお手頃なので、FlexCRMの次におすすめできるクラウドCRMと言えます。
クラウドCRM8:SanSan
99%の精度を誇る名刺データ化で有名なクラウドCRMで、中小規模から数千名規模の大企業まで6000社以上の導入実績を誇っています。
このCRMの大きな特徴は、専用端末による名刺のスキャンでの自動データ入力で、パソコンなどでのデータ入力の手間が不要という点です。
月額料金は5万円と高めですが、このデータ入力不要のクラウドCRMを導入すれば、顧客管理も含めた業務がより円滑に進むこと間違いないでしょう。
クラウドCRM9:AppSuite
紙、メール、Excelの3つで行われている業務処理を社内システム化できる作成ツール型のクラウドCRMです。
案件管理、問い合わせ管理、商談記録、契約書管理など顧客管理に必要な機能をシステム化し、アプリとして作成することで業務をスムーズに進められるようになります。
料金はクラウド版で1ユーザーにつき320円、パッケージ版で3万1000円の2種類がありますので、業務環境に応じて選ぶといいでしょう。
クラウドCRM10:Knowledge Suite
グループウェアや営業支援システムとも連携し、ワンパッケージとなったクラウドCRMで、あらゆる情報を紐付けて一元管理や共有ができます。
さらに名刺に直接手書きしたメモがデータ化されるという驚くべき特徴があり、これによって顧客情報を社内で共有でき、CRMの質が上がります。
月額料金は5万円から8万円と高いですが、余裕がありましたら導入を考えてみるべきでしょう。
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クラウドCRMを利用するメリット4つ
以上でおすすめのクラウドCRMを10選紹介しましたが、クラウドCRMを導入するとこのように4つのメリットを得られることがあります。
おすすめとして紹介した10選はもちろん、その他のクラウドCRMを導入し、利用するにあたってこれらのメリットは参考にできますので、ぜひ目を通しておいてください。
クラウドCRMを利用するメリット1:顧客情報を一元管理できる
営業担当者が個人で分散管理していた顧客情報を集約し、一元管理して会社で共有することができるのが、クラウドCRMの持つメリットです。
一元管理することで顧客ごとの状況が可視化され、営業活動の管理が効率化でき、より戦略的な営業やマーケティング活動が行えるようになります。
さらに商談に成功したベストプラクティス、顧客のサポートやクレーム処理まで共有できることで、より適切かつ迅速な行動も可能となります。
クラウドCRMを利用するメリット2:メンテナンスやバックアップの手間がない
クラウドCRMのシステム稼働に関わるインフラやプラットフォームなどの管理は基本的にサービス提供側が行っており、自社でのバックアップやメンテナンスの手間が一切ありません。
さらにコストも発生しないので、重要な顧客情報を守るためのインフラに投資する余裕のない会社や企業にとっては非常に大きいメリットとなります。
クラウドCRMを利用するメリット3:無料トライアルで試せる
クラウドCRMは種類ごとの差こそありますが、基本的に導入コストが安いという大きなメリットがあります。
さらに月額で利用料金も発生するCRMもありますが、初月は無料としている場合も多く、その無料トライアルで試せるものも複数存在します。
ただし、月額利用料の料金体系によっては月々かかる費用が大きくかさんでくる可能性もあるため、予算と相談しつつ慎重に検討していきましょう。
クラウドCRMを利用するメリット4:外出先からも利用できる
クラウドCRMは営業としての外回りの多い社員が、職場はもちろん外出先からも利用することを考慮して、基本的にマルチデバイス対応をしています。
そのため、外出先でもスマホやタブレットさえあれば、いつでもアクセスすることができるのもクラウドCRMの大きなメリットです。
なかなか会社に戻れない営業でも、外出先からアクセスして顧客情報を確認、入手することで、より素早いアクションが取れるようになります。
クラウドCRMを活用しよう!
いかがでしたでしょうか。この記事では、クラウドCRMのおすすめ10選と、クラウドCRMの特徴と利用するメリットについて解説しました。
情報の一元管理ができるクラウドCRMは、情報を取り扱う仕事において非常に重宝されるもので、導入すれば仕事が効率良く進むこと間違いないでしょう。
自社の環境と仕事の内容も考慮して、それに合ったクラウドCRMを導入し、活用していくようにしましょう。