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2019年08月01日

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ

トヨタ生産方式について、その生い立ちから考え方を解説しています。特に無駄を徹底して省いた効率主義だけではなく、問題発生時に作業を止めて知恵を絞って解決するなど重要なことは人の手で解決するトヨタ生産方式の考え方に、再度注目が集まっています。

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ

トヨタ生産方式とは

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ
トヨタ生産方式には2つの柱があります。

トヨタ自動車は日本人なら誰もが知る、日本を代表するモノづくり企業ですが、トヨタ生産方式という言葉を御存知の方がどの位いるかは未知数です。今回はこのトヨタ生産方式について説明していきます。

トヨタ生産方式には大きく分けて、自動化とジャストインタイムという方式が採用されています。項目ごとに順を追って説明していくので、参考にしてください。

必要な分だけ生産

必要な分だけ生産する仕組みは、ジャストインタイムと言われています。

トヨタ生産方式の一つ目の柱が、ジャストインタイムです。これは必要な分を必要な時だけ生産するという方式で、トヨタの創業者である豊田喜一郎氏により発表されました。

必要なものを必要な時に必要な分だけ生産するというこの方式は、生産効率が上がるという考えに基づいています。現在でもトヨタ社内に脈々と受け継がれており、トヨタの礎を築きました。

不良品を作らない自動化

自動化は、トヨタ自動車の始祖である豊田佐吉氏が考案しました。

自動化とは、不良品を作らないという理念です。トヨタ自動車の始祖である豊田佐吉氏が考案し、トヨタ生産方式の基礎を築いた大野耐一氏が発案した造語と言われています。

内容としては、単純な機械化作業とは区別して人間の知恵を付与することで、不良品を作らない仕組みということに集約されています。

トヨタ生産方式の本質2つ

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ
トヨタ生産方式は、効率化という言葉に集約されます。

トヨタ生産方式は、一言でいうと無駄を作らない効率化を追求した方式であると言えます。現在のモノづくり企業の教科書のような存在とされています。

ここでは、フォード大量生産方式との比較や、不良品は生産段階で作らないといった項目に分けて順に説明していくので、トヨタの方式を知りたい方や就職や転職を希望する方は参考にしてください。

トヨタ生産方式の本質1:フォード大量生産方式とは異なる

トヨタ生産方式は、フォード大量生産方式とは明確な違いがあります。

フォード大量生産方式は、アメリカの大手自動車会社フォードモーターが開発した仕組みで製造ラインを使い大量に商品を生産する方式で一時代を築きました。しかし大量の在庫を抱え、不良品も発生するなど問題も発生しました。

これに対しトヨタ生産方式は、これと真逆な生産方式でジャストインタイムや自動化という柱を基に無駄を極力省いた生産方式と言えます。

トヨタ生産方式の本質2:不良品は生産段階で作らない

不良品を生産段階から作らない方針は、トヨタの創業時に遡ります。

トヨタ自動車の前進であるトヨタ自動織機では、織機の経糸や横糸が切れてなくなった時に機械が自動で止まって、不良品を生産段階から作らない機能が組み込まれていました。

大野氏はこれにヒントを得て、トヨタで使う機械だけでなく生産ラインにも導入して問題があれば機械を止めて原因を究明して改善するとし、生産段階で不良品を作らない様にしました。

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ
トヨタ生産方式の重要メソッドは、トヨタ創業時に遡ります。

トヨタは無駄を徹底的に省き、効率化を追求することで日本のみならず、世界を代表する自動車生産企業です。トヨタ生産方式の重要メソッドは、創業時の作業に遡り、当時の考えを参考にして作られています。

項目ごとに順を追って説明していきます。特にモノ作り企業に携わる方全てに参考になるので、一緒に考えてみましょう。

トヨタ生産方式の重要メソッド1:高品質をより安く・速く提供するシステムの構築

トヨタ生産方式のシステムの構築は、長い期間かけて築かれてきました。

高品質をより安く、早く提供するシステムの構築は、トヨタ生産方式の中に息づいています。徹底した無駄の排除により、このシステムを構築することに成功したと言っても過言ではありません。

トヨタ生産方式の2つの柱である、自動化とジャストインタイムが長い期間かけて改善されて行きました。そのことで高品質をより安く、速く提供するシステムを構築しました。

トヨタ生産方式の重要メソッド2:コストよりも人間の知恵を使って解決策を見出す

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ
トヨタ生産方式は、問題を隠すのではなく見えるようにすることが大切と考えています。

見える化という考えは、トヨタ生産方式の基幹を成す考え方です。問題を隠すのではなく見えるようにして皆で知恵を出し合い解決に導くという仕組みです。問題があれば機械を止めるのもその為です。

見える化は現場だけでなく、原価や能力、進捗状況にもこの考え方が浸透しています。いずれも人間が知恵を出し合って解決するという仕組みです。

トヨタ生産方式の重要メソッド3:解決すべき問題を見えるようにする

解決すべき問題は、現場だけではありません。

業務の効率化は、どの企業でも採用している考え方ですが、トヨタは先に述べた見える化を現場だけではなく、全てにおいて適用している点が大きな特徴です。問題が起きるのは避けられませんがその解決方法に重点を置いています。

例えば、コストや原価などの経費、進捗状況や働く人の能力など生産工程に関わることを全て見える化することにより、多くの人の知恵で解決に導く考え方です。

トヨタ生産方式の重要メソッド4:「なぜ」は5回繰り返す

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ
トヨタ生産方式では、問題が起きた時の責任追及よりも原因究明を重視します。

多くの企業では、問題が発生した時の責任追及がなされ、該当者は降格や左遷といった人事があることでしょう。トヨタ生産方式では、責任追及よりも原因究明を優先し、重要視しています。

追及が甘いと再び同じ問題が発生する恐れがある為、本当の原因を追究すべく、なぜを5回繰り返す考え方が浸透しています。

トヨタ生産方式の重要メソッド5:付加価値を生まない作業の排除

トヨタ生産方式では、付加価値を生まない作業はムダどりと呼び排除します。

無駄な作業というのは、何処にでもありますがトヨタではムダどりと呼んでこの業務を排除する考え方が徹底されており、生産効率を上げる考えが浸透しています。

ムダな作業というのは、現場では付加価値を生まない作業で他の部門ではお客様の役に立たない作業を指し、これらを排除することで正味作業の比率を高める考え方が浸透しています。

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トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ
トヨタ生産方式では、付加価値を生まない作業を無駄と定義します。

モノ作り企業において重要なことの一つは、効率化を図るための無駄な作業を排除することだと考えられます。トヨタ生産方式ではこの無駄を排除する仕組みが徹底しています。

項目ごとに順を追って説明していくので、モノ作り企業に携わる方や、転職を考えている方は参考にし、現在置かれている作業現場と比較検討されることをおすすめします。

トヨタ生産方式で無駄とされる要素1:加工

トヨタ生産方式での加工の無駄とは、必要以上の作業です。

加工と言えば、自動車業界では必須の作業で各社ともより良い商品を作ろうと工夫していますが、トヨタでは必要以上の加工作業を無駄と定義し、排除しています。

主に加工とは、機械加工と溶接、検査、仕上げの各作業ですが、本来決まった作業以上のことを無駄と考え、従来から行っているからと鵜呑みにせず、必要があれば検討しています。

トヨタ生産方式で無駄とされる要素2:在庫

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ
トヨタ生産方式での在庫での無駄とは、完成品を含む全てが該当します。

在庫とは、完成品を含む材料、部品、仕掛け品など車の製造に必要なパーツ全てを指し、ここでも無駄がないかを常にチェックしています。在庫により問題が隠れてしまう恐れがあるため注意が必要です。

在庫には、今ここにある理由や目的が必要であり、それを説明できない在庫は全て無駄という徹底した考え方がトヨタ生産方式の特徴です。

トヨタ生産方式で無駄とされる要素3:作りすぎ

トヨタ生産方式では、作りすぎの無駄が最も悪いと考えています。

作りすぎによる無駄は、在庫、動作、運搬など全ての無駄につながるため、トヨタ生産方式では一番悪い考えらており、それが浸透しています。原因として市場調査や管理の詰めの甘さが原因と言われます。

トヨタ生産方式で無駄とされる要素4:手持ち

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ
トヨタ生産方式で無駄とされる要素の4つ目として、手持ちの無駄があります。

手持ちの無駄という言葉は聞きなれない方が多いことでしょうが、これは、従業員が作業することがなく、手持無沙汰の状態つまり手待ちの状態であることを言います。当然ですが、手持ち状態では付加価値を生むことはできない為無駄とされます。

注意すべきは、手待ちの発生状況で従業員が作業のスピードを調整することにより簡単に発生することができる為注意が必要です。

トヨタ生産方式で無駄とされる要素5:動作

トヨタ生産方式での動作の無駄とは、人の動きの一部です。

動作の無駄とは、従業員が作業をする時、物を探したりしゃがんだり、工具を持ち換えたりすることを指し、これらは標準作業以外の作業となり無駄と認識されています。これは従業員の標準作業への理解不足や訓練不足により発生すると考えられます。

これを防ぐには、日頃から従業員の作業を観察し、無駄がないかをチェックしある場合は指導や再訓練等の措置が必要です。

トヨタ生産方式で無駄とされる要素6:運搬

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ
トヨタ生産方式での運搬の無駄とは、付加価値を生まない運搬作業です。

運搬の無駄というと、完成車の輸送と考える人もいることでしょう。しかしここでは現場における運搬の無駄について説明します。これは、作り過ぎや作業工程が崩れている時に発生する事象です。

つまり、必要以上の物の移動、仮置き、積み替えなど付加価値を生まない、本来必要としない作業全般のことを指します。

トヨタ生産方式で無駄とされる要素7:不良品

トヨタ生産方式での不良品の無駄とは、不良品を発生させる事象とそれに付随する作業です。

トヨタ生産方式では、不良品を生産段階から発生させない仕組みが徹底されていますが、それでも作業工程が崩れていたり、品質管理が甘いことなどが原因で不良品は発生します。

これは、不良品を廃棄、手直し、作り直しする際に発生する付加価値を生まない工程で無駄とされ、これを防ぐには自工程を完結させる意思が必要です。

トヨタ生産方式について理解しよう

トヨタ生産方式の重要メソッド5つ|トヨタ生産方式で無駄とされる要素7つ
トヨタ生産方式は、製造業における重要な要素が詰まっています。

ここまで、トヨタ生産方式について説明してきました。徹底した無駄の排除や合理化に目がいきがちですが、大事なことは問題を隠すことなく見える化することで知恵を出し合い解決することです。

そうすることで、現場で一体感が生まれ人間関係が向上することでさらに効率化が進むと考えられます。トヨタ生産方式は全ての製造業の教科書的存在です。

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