定性目標を理解する4つの具体例|定性目標を決める上でのポイント5つ

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定性目標とは

ビジネスにおいて「目標を立てる」ことが必要になったとき、目標に対する成果や結果を「数値」で表し、判断できるものとするか、数値では測れないものとするかによって、「提要目標」と「定性目標」という言葉を使い分けます。

定性目標は、数値化が難しい質的な目標のことで、成果に至るまでの過程に着目して、行動の価値を測るための目標を立てます。

行動目標とも呼ばれる

定性目標は、「成果に至るまでの過程に着目して、行動の価値を測るための目標」を指していることから、「行動目標」と呼ばれることもあります。いずれの呼び方を使っても目標の内容(位置づけ)は同じものです。

定量目標との違い

定量目標は、目標の過程や結果を数値化することで、達成度を評価しやすくしている目標です。数値目標とも呼ばれます。目標に具体的な数値を設定しておくことで、目標の達成率や達成状況が判断しやすくなります。

それに対して、定性目標は、数値では測れない、企業や経営の社会的な価値を明確にすることができます。

定性目標を決める上でのポイント5つ

定性目標は、具体的な数値を盛り込むこともないため、目標を立てる人によっては子供のような稚拙な内容になったり、実現が厳しい夢のような目標になったりする危険性があります。

ビジネスマンとして、「目標」として成り立つ定性目標をきちんと立てるためには、いくつかのポイントを押さえておくとよいでしょう。ここでは、定性目標を決めるうえでのポイントをご紹介します。

定性目標を決める上でのポイント1:成果に至るまでの過程に注目

定性目標では、定量目標と異なり、目標達成過程の達成度を数値では測れない目標になります。数値化はできなくても、定量目標の場合と同じように、目標達成過程を判断できるように、目標を決めましょう。

目標達成までには、どのような過程を経るのかなどを、具体例として挙げておくことで、数値目標と同じように過程の進捗率・達成率の判断ができるようになります。

定性目標を決める上でのポイント2:定量目標がある場合はバランスを重視

目標の中には、定性目標と定量目標をほどよく混ぜるようにしましょう。定量目標ばかりでは、数字ばかりを追いかけている温かみの感じられない目標になってしまいます。

企業で期末や半期末などに行われる「目標設定・評価」では、6~8割を定量目標で掲げ、残りを定性目標で掲げるのが一般的です。定量目標で業績の評価をきっちりとしてもらえるようにしておき、定性目標で社会人としての資質などを掲げるようにします。

定性目標を決める上でのポイント3:中長期目標と短期目標を分ける

定性目標を決める際は、最終到達点となる目標を「中長期目標」として掲げ、その達成過程として、短期目標を掲げるようにします。中長期目標は定性目標とし、短期目標には具体例を盛り込んだ定性目標とすることも、数値を盛り込んだ定量目標とすることもできます。

定性目標を決める上でのポイント4:これからできるようになることと改善すべきことを分けて考える

目標には、現状を改善してよりよい状態にしようという目標と、新たに何かを始めようとする目標があります。定性目標を決めるうえでは、目的の異なる目標をきちんと分け、別物として検討しましょう。

いずれの場合も、定性目標として掲げるうえでは、目標達成過程の具体例を盛り込むことで、目標の達成具合の判断ができるようになります。

定性目標を決める上でのポイント5:フィードバック期間の制定

定性目標に限りませんが、目標設定の評価を行ったら、目標に対しフィードバックをかける期間を設定しておきましょう。評価しただけで終わってしまっては、目標がブラッシュアップされることもなく、せっかくの評価が無駄になってしまいます。

フィードバックを行うことで、定性目標として立てた中長期目標などは、より実現性の高い目標や実現性を高くするための具体例に書き換えられていきます。

企業で掲げられる定性目標の具体例4つ

企業の中で立てられる目標の中で、「定性目標」として立てられる目標の代表的な具体例をご紹介します。

代表的な具体例なだけに、ビジネスマンとしてこれから先、同じ目標を掲げる可能性もあります。企業ではどのように定性目標が使われているのか、目標設定の参考にしてください。

企業で掲げられる定性目標の具体例1:売上高の達成目標

売上高の達成目標は、定量目標として掲げられるのが一般的です。具体例としては、「年間予算〇億円の売上目標に対し、第一四半期で30%達成を目標とする」のように、全体値や目標値を具体的な数字で設定します。

売上目標を定性目標で掲げるのは、数値にできない特殊な目標の場合です。「期末までに、来期の内示をもらう」や「来期予算に対する、着手案件の候補を絞り込む」などが定性目標の具体例となります。

企業で掲げられる定性目標の具体例2:顧客満足度の向上目標

顧客満足度に関する目標は、定量目標で掲げるのが難しい目標です。アンケート結果などから「顧客満足度〇%」といった数値を掲げることも可能ですが、実際には満足度を測るのは難しいといえます。

顧客満足度の定性目標の具体例には、「顧客満足度をあげるため、社内の顧客対応マニュアルを改版し、サービス強化を図る」といった例があります。

企業で掲げられる定性目標の具体例3:新規市場の開拓や事業拡大計画

新規市場の開拓や事業拡大計画について目標設定する際は、定性目標として設定することが多くなります。

開拓に関しては「〇件」という定量目標を立てることもできますが、開拓や計画は、1件の開拓、1件の計画を完遂するまでの過程を目標に掲げることも多く、定性目標の方が立てやすくなります。

定性目標の具体例としては、「〇月〇日までに〇〇を完了させる」のように、数値化できない目標を「具体化」しておきます。

企業で掲げられる定性目標の具体例4:グループ課題の解決案の提出時

定性目標の中では、グループ課題の解決案を提出するタイミングなども具体化して記載します。「課題は、速やかに解決するため、各自解決案を持ち寄ることにする」といった目標では、目標の具体化がされたことになりません。

「この工程で摘出された課題については、次工程開始までに解決を図る。課題解決のために、工程間には、1週間程度の課題解決期間を設定する」という具体例のように、可能な限り時期を明記しましょう。

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定性目標を立てる理由3つ

企業が定性目標を定め、オープンにすると、経営の社会的な価値が公に対して明確になり、企業理念に共感した顧客との信頼が生まれることを期待できます。

定性目標を掲げることで、社会的な価値を顧客にアピールできる理由について、きちんと理解しておきましょう。ここでは、企業や個人が「定性目標」を立てることの理由をご紹介します。

定性目標を立てる理由1:正しい方向性がわかる

定性目標の書き方の具体例でも挙げられていますが、定性目標では、数値を使わなくても達成レベルがわかるように、状態や条件・期限などを明記します。

数値を使って表現しないとはいえ、精神論としての目標ではなく、きちんと目標達成か否かの判断ができる具体例を挙げているため、単に数値が掲げられている場合よりも、目標設定者が進もうとしている方向が見えやすくなります。

定性目標を立てる理由2:具体的な問題が浮かび上がる

定性目標の場合は、達成過程の具体例を挙げるため、目標達成のために「何をすべきか」がわかりやすくなります。

定量目標のように、最終目標が示されているだけでなく、定性目標では過程が考えられているため、目標設定レビューなどで第三者の目が入る際などに、問題点が発見できる可能性があります。

問題点が早期に発見できれば、目標へのフィードバッグにより、より実現可能性の高い目標を掲げることができます。

定性目標を立てる理由3:行動がブレず成功率が上がる

定性目標には、目標達成過程の具体例が示されます。具体例は目標達成へ向かって進むための、道しるべにもなります。数字だけを気にして行動していくよりも、達成過程となる具体例と現実を比較し、通るべきルートから外れないように行動していくことができます。

具体例を指針として行動することで、目標を立てた時点の考えからブレることも少なく、目標へ向かって一直線に進むことができます。

定性目標の具体例を知ろう

定性目標とか、定量目標といった目標分類の種類名を示されても、実際にどのような目標を立てれば良いのかピンとこないという人は多いでしょう。

どういった定性目標を立てれば、稚拙にならず、企業の目標・社会人の目標として認められるのか迷ったときには、定性目標の具体例として示されている目標を参考にしてみましょう。

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