リモートワークとは
リモートワークとは、会社に出社せずに自宅やコワーキングスペースで仕事を行うことです。
インターネットの普及は、企業で働く従業員の仕事の方法を大きく変えようとしています。その1つがリモートワークです。コンピューターのみで業務を行う従業員は、時としてわざわざ会社に出社せずとも自宅で各自の業務を終わらせることができます。
自宅・在宅勤務
リモートワークでは、在宅勤務が可能になります。
リモートワークは、業務環境が備わっていれば、場所を選ばず業務をこなすことができるので、自宅・在宅勤務が可能になります。
一例としては、子供の急な病気で出社できないという場合でも休暇扱いにせず、自宅からコンピューターを利用してその日の業務を終わらすことで、生活と仕事のバランスを保つことが可能になります。
フルリモートワーク
フルリモートワークとは、完全に会社に出社しない働き方です。
リモートワークは、さまざまな方法があり定期的に事務所に顔を出すことが必要な場合や、やむ負えない理由がある場合のみリモートワークを許可している企業があります。
しかし、フルリモートワークは、企業に所属しているいないに関わらず、会社に出社することなく業務を終わらせることを可能にしている方法です。職種としてはITエンジニアなどが代表的な例です。
リモートワークの今後の需要
リモートワークの需要は、働き方改革の波に乗って今後ますます導入が進んで行くでしょう。
リモートワークは、女性や男性を問わず働き易い環境作りや育児・介護との両立、フレキシブル時間での業務遂行など、今までにはないワークライフバランスを保つ働き方として注目を集めています。
リモートワークを導入するメリット6つ
リモートワークを導入するメリットは、6つあります。
では、リモートワークを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。導入を検討されるに当たっては、6つのメリットがありますのでそれぞれ見ていきましょう。
リモートワークを導入するメリット1:業務の効率化
リモートワークでは、業務を行っている姿勢を見せることが不可能なため成果物が判断基準になります。
会社に出社していればとりあえず仕事をやっているとみなされますが、出社しない社員の勤務態度を判断するには、どのように判断すれば良いでしょうか。
その場合は、その社員の成果物を見て判断するしかありません。そのことから社員は、良い成果物を提出できるように出社している場合よりも効果的な働き方を行います。
リモートワークを導入するメリット2:コスト削減
リモートワークで1番効果のあるコスト削減は、時間と交通費です。
営業職は、クライアントが会社から離れている場合、それだけで仕事の時間と交通費がかかるということは良くあります。リモートワークによって出社や帰社を省くことでその時間と交通費を削減できます。
また、会議はWEB会議を導入することにより、そのためにわざわざ出社する必要が無くなるなど業務の効率化を図ることができます。
リモートワークを導入するメリット3:勤務時間の削減
リモートワークを導入することで、従業員の通勤時間を省くことができます。
従業員は、自宅を1歩でたときから、その日の勤務が始まっています。都心に会社がある場合は、通勤時間だけでもかなりの時間を要し、ラッシュアワーの満員電車に揺られながらの移動ではかなりの労力を費やします。
リモートワークを導入することで、そのような労力を使う必要が無く、その分本業に集中できるというメリットがあります。
リモートワークを導入するメリット4:チームワーク・連携
リモートワークを導入することで、遠方からのコミュニケーションも取りやすくなります。
リモートワークには、さまざまなリモートワークツールを利用することにより、チームで行っているプロジェクト管理や連携がオフィスにいない従業員でも容易に行えるようになります。
それらのツールは多くの企業で開発が進んでおり、今後もさらに色々なツールが出てくることでリモートワーク導入を加速させていくことになります。
リモートワークを導入するメリット5:適材適所
リモートワークを導入することは、適材適所のナレッジワーカーに効率的に働いてもらうことができます。
ITエンジニアは、近年の新しいナレッジワーカー(Knowledge Worker)の代表となっています。
システム開発の上では、企業に出社することにこだわる必要がないことや、テレワークなど遠方でも業務が行えるリモートワークは、このようなITエンジニアを適材適所で採用できるメリットがあります。
リモートワークを導入するメリット6:多様な人材の確保
リモートワークは、近年の求人難を大きく緩和してくれます。
日本の高齢化、人口減少、求人難は、企業にとって大きな問題となっています。しかし、リモートワークによって、働き方の選択肢を増やしていくことは、今まで働くことが困難であった人々の就業を容易にする環境に整えて行くことで問題解決の糸口を見つけることができます。
リモートワークを導入するデメリット4つ
リモートワークのデメリットは、4点あります。
では、リモートワークのデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。1つずつ見ていきましょう。
リモートワークを導入するデメリット1:タイムラグできる
リモートワークでは、業務にタイムラグが生じる場合があります。
業務は、オフィスに居れば、問題や質問があれば担当者にその場で質問して回答を得ることができますが、リモートワークではそのような場合にすぐに回答が貰えないということがあります。
リモートワークを導入するデメリット2:コミュニケーションがとりづらい
リモートワークでは、他の社員とコミュニケーションが取りづらいということがあります。
リモートワークは、他の社員と一緒に仕事をしていないので、相手が何を考えているのか表情を見て判断することができずコミュニケーションが困難になる場合があります。
業務では、コミュニケーションによって、他の社員との親睦を深めるという点においてはデメリットといえるでしょう。
リモートワークを導入するデメリット3:時間がかかる
リモートワークでは、勤務時間が決まっていません。
リモートワークの最大のメリットは、いつでもどこでも業務がこなせることですが、逆にいうと、業務時間が決まってないことで、企業からの業務時間の査定と実際の業務量が比例していないことが発生する可能性もあります。
リモートワークを利用した事のある人の中には「もうリモートワークは、ごめん」といった意見の人もいます。
リモートワークを導入するデメリット4:勤務管理が難しい
リモートワーク導入の不安には、社員の怠けを懸念する企業の声があります。
リモートワークは、従業員がそばにいないので、上司の目が行き届かないことの不安をあげる企業があります。また、極端な夜型の業務になる場合は、オフィスで業務をする人と時間のズレが生じ、それを懸念する企業もあります。
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リモートワークの効率化ツール8選
リモートワーク導入に際し、効果をあげるツールがあります。
多くのリモートワークは、コンピューターを利用したり、電話を利用したりして行われますが、その際リモートワークの効率を上げる最適なツールがあります。
WEB業界では、どの企業もしのぎを削って新しいツール開発を進めていますが、現在利用されている代表的なツールを8つご紹介します。
リモートワークの効率化ツール1:チャットワーク
リモートワークの便利なツールにチャットワークがあります。
ビジネスチャットサービスとしては、日本発で導入企業が110,000社を超えています。プロジェクトごとにグループを作成したり、タスクの設定で共有ドキュメントの閲覧、音声やビデオチャットなどもできます。
リモートワークの効率化ツール2:スラック
リモートワークの効率化には、スラックが便利です。
スラック(Slack)は、世界規模で、急速に利用者が増加しているビジネスチャットサービスです。マンツーマンの会話から、チームごとのプロジェクト専用会話など円滑なコミュニケーションを可能にしています。
スラックは、多くのITエンジニアに広く利用されていることもからも高い評価が想像できます。
リモートワークの効率化ツール3:INNOVERA PBX
リモートワークの効率化ツールとして、INNOVERA PBXが便利です。
PBXは 企業内にある構内交換機(Private Branch exchanger)や電話交換機のことです。
INNOVERA PBXは、スマートフォンから、企業の代表電話や内線電話の受発信ができるリモートワークに便利なクラウドPEXです。
個人のスマートフォン番号を利用せずに業務連絡ができるため、プライバシー保護にもなります。
リモートワークの効率化ツール4:ひかりクラウドPBX
リモートワークの効率化には、ひかりクラウドPBXが便利です。
ひかりクラウドPBXは、オフィスに通信設備を設置することなく利用できるクラウドPEXです。クラウド化によって、容易な導入と廃止を可能にすることで、短期の利用にも対応しています。
リモートワークの効率化ツール5:スカイプ
リモートワークの効率化には、スカイプが便利です。
スカイプは、無料通話ができるツールとしてお馴染ですが、業務用の有料プランがあります。無料版は、25名までしか会話をサポートしませんが、有料版は、1ユーザー220円で最大250人までサポートします。
リモートワークの効率化ツール6:ドロップボックス
リモートワークの効率化には、ドロップボックスが便利です。
ドロップボックスは、クラウドストーレッジサービスとして、グローバルに5億人以上の人に利用されています。
そして、企業ベースのニーズに合わせて作られたのが、ドロップボックスビジネスです。有料サービスで、セキュリティ対策が強化され、企業ベースの便利ツールも満載です。
リモートワークの効率化ツール7:ドコス
リモートワークの効率化には、ドコスが便利です。
ドコスは、VDI(Virtual Desktop Infrastructure 仮想デスク有数基盤)を用意することで、リモートコントロールでオフィス環境にアクセスできる、プラットフォームサービスです。
ドコスは、セキュリティ対策も万全で、ID管理などもコントロールパネルから一括で管理できます。
リモートワークの効率化ツール8:SplashtopBusiness
リモートワークの効率化には、SplashtopBusinessが便利です。
Splashtop Businessは、iPadなどのタブレットが、コンピューターのモニタ画面になるクラウド型リモートデスク有数サービスです。データは、タブレットにダウンロードできないためセキュリティ対策においても安心して利用できます。
リモートワークのメリットを知り実際に導入してみよう
働き方改革や少子化対策は、現在グローバル規模で取り組まなければならない問題になってきています。
日本は、少子高齢化が進み育児や介護など深刻な問題が山積みの中で、優秀な人材確保という問題に真剣に取り組む必要があります。リモートワークは、その解決策の手段として検討する価値のある1つではないでしょうか。