スメルハラスメントは増えている?起こる原因や対処法6つを紹介!

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スメルハラスメントの意味

近年、セクシャルハラスメントやパワーハラスメントなどの「ハラスメント」が問題になっています。その中のひとつに「スメルハラスメント」があります。スメルハラスメントは「スメハラ」と呼ばれていて、臭いによる嫌がらせのことになります。

基本としては職場でのハラスメントで、体臭や口臭などの「匂い」だけではなく、香水、さらに柔軟剤などの強い「香り」によって周りの人を不快な状態にしてしまっていることを「スメルハラスメント(スメハラ)」と呼んでいます。

スメルハラスメントの現状

スメルハラスメントの現状として言えるのは、臭いのハラスメントといっても体臭や口臭だけではないということです。本人は良い香りだと感じている「臭い」が、ほかの人には不快な「臭い」だと思われているケースがかなりあるということです。

たとえば、香水や化粧品、芳香剤、柔軟剤なども会社では不快な臭いとして報告されています。

体から発する臭い

「スメルハラスメント」の中で、最も気になる臭いとなっているのが体から発する臭い「体臭」や「口臭」です。自分の臭いには気づきにくく、知らない間に職場で「イヤな臭いを発している人」となってしまっている可能性があります。

中には体臭や口臭が気になって仕事にならないという訴えもあるくらいなので、自分の臭いが気になったときには友人や家族に確認してもらいましょう。

また、体から発する臭いが原因のスメハラの場合は、会社の上司や同僚なのでどうしても指摘しにくいということが特徴になっています。

タバコの臭い

タバコの臭いというのは、吸わない人からすると実はとても不快な臭いです。タバコの煙の臭いは当然ですが、衣類に染みこんでいるタバコの臭いもスメルハラスメントのひとつとなることを認識しておく必要があります。

また、副流煙という問題もありますし、副流煙によるタバコの臭いが髪の毛にこびりついてしまうのも不快なところです。

香水や化粧品の臭い

自分にとっては最高に良い香りだと感じている香水や化粧品の臭いが、周囲の人たちにとっては不快な臭いと認識されることもあるというのがスメルハラスメントの難しい点です。誰もが同じ香りを好きというわけではないということだけでも頭に入れておきましょう。

いくら気に入った香りであったとしても、香水や化粧水などはつけすぎないように注意してください。

柔軟剤の臭い

スメルハラスメントの原因で最近多いのが柔軟剤の臭いです。良い香りと感じる柔軟剤は使いすぎてしまう傾向にあります。しかし、使いすぎてしまったことが原因で周囲の人たちから嫌がられていることに気づかないというケースです。

少し前までは香水のつけすぎがスメルハラスメントの原因になることが多かったのですが、ここ数年では柔軟剤の香りが原因となっているケースが増えてきているということです。なお、強すぎる柔軟剤の香りが原因で体調を崩す人もいることから「香害」とも言われています。

スメルハラスメントが起こる原因

自分自身の臭いに気づきにくいというのがスメルハラスメントが起きやすい原因のひとつになっています。そして、個人の臭いについて周りの人たちも指摘しにくいということもあって、この問題が大きくなってきたという背景があります。

自分の臭いには気づきにくい

人間は、一般的に自分の臭いには気づきにくいというところがあります。スメルハラスメント加害者になっているのに、本人は気づいていないという可能性も考えられます。

また、最近はとくに清潔志向が強く、周りも体臭などに敏感になってきているので、しっかりとセルフケアはしておくようにしましょう。

相談・指摘が難しい

スメルハラスメントについては、どうしても相談したり指摘したりすることが難しい面があります。体臭などのデリケートなことを指摘するとき、言い方を間違えてしまうと職場の人間関係が悪くなってしまう危険性もあります。

うまく伝える方法をよく考えた上で、相談・指摘をするようにしてください。人権侵害となる可能性もある問題なので、会社全体でスメルハラスメント対策に取り組むことが理想的です。

自由にオシャレを楽しめる会社の増加

今は職場でもオシャレを楽しめるところが増えています。同時に、たとえば化粧品の香りと香水の香りなどが混ざり合って、本人は「良い臭い」と感じているのに周りの人たちからは不快に思われているというケースも増加しています。

職場では、できる限り「無臭」にしてくれるような商品を利用すると良いでしょう。

スメルハラスメントへの対処法6つ

周りの人たちに迷惑をかけないように自分自身でスメルハラスメント対策を実行しておくことが大切です。また、スメハラ加害者本人に直接指摘をするのはリスクを伴います。ここでは、スメルハラスメントへの対処法を6つご紹介します。

スメルハラスメントへの対処法1:増えている事例として周知する

職場でのスメルハラスメントがあるということをまずは知ってもらうことが必要です。たとえば、社内報などで取り上げてもらうというのも方法のひとつです。また、研修などで増えている事例として取り上げてもらうのも良い対処法です。

スメルハラスメントへの対処法2:ガムや消臭剤を会社に設置する

スメルハラスメントの問題を抱えている会社は増えていることが報告されています。問題がこれ以上大きくならないようにするためには会社全体で対処する必要があります。

たとえば、口臭対策としてガムを設置してもらったり、密閉された空間での臭い対策として消臭剤や芳香剤を設置してもらったりするのも良いでしょう。

スメルハラスメントへの対処法3:非喫煙者が得する規則を制定する

タバコの臭いはスメルハラスメントの原因のひとつです。直接スメハラとは関係ありませんが、タバコを吸う人の賞与を減額するといった規則を制定した会社があります。また、職場の規則を変更して、職場では喫煙することを限定したところもかなりあります。

スメルハラスメントへの対処法4:空調設備を充実させる

スメルハラスメントの問題は会社全体で取り組むことが求められています。臭い対策として会社内の空気を循環させることができれば、スメハラ被害は緩和されます。

会社としては設備に費用がかかることになりますが、空調設備を充実させてスメルハラスメントへの対処を実行してもらいましょう。

スメルハラスメントへの対処法5:相談窓口や担当者をつくる

何度も言いますが、スメルハラスメントはもう個人の問題ではなく、会社としての対策が必要な問題です。組織の取り組みのひとつとして、相談窓口を設けてもらい、担当者に相談できる環境を作りましょう。

スメハラ被害者が相談しやすい環境が整ったら、前に一歩進みます。

スメルハラスメントへの対処法6:定期的にアンケートなどを行う

会社に相談窓口や担当者がつくられたら、定期的にスメルハラスメントについてのアンケートをおこなってください。その結果を報告することで、より周知させることができるだけではなく、スメハラ加害者に間接的に対策を促すことが可能になります。

また、定期的にマナー講座などを実施するようにして、スメルハラスメントについて取り上げてもらうようにしてください。

ハラスメントが増えている背景

実は、スメルハラスメントはさまざまな現場で起きています。企業でも対応策に乗り出しているところが増えてきています。セクハラに始まりパワハラ、そして臭いによるハラスメント「スメハラ」も取り組みが必要な問題となっています。

スメルハラスメントの加害者は自覚がなかったり、被害者は分かってもらえず苦しんでいたりする現状を改善していく必要があります。

スメルハラスメントについて正しく理解し対処しよう

会社内の人間関係を変えてしまう可能性のある「スメルハラスメント」ですが、ハラスメントの中でも周りの人たちに相談することが難しく、指摘することもしにくい問題となっています。

ただし、対処する方法を知っていれば、人間関係に影響を及ぼさずに改善していくことができます。

自分の臭いには誰もが鈍感になってしまいがちです。しっかり「臭い」ケアをして、仕事に集中しましょう。

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